R18の乙女ゲーに男として転生したら攻略者たちに好かれてしまいました

やの有麻

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高年期[一学期編]

クラスの反応は・・・

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・・・う~ん、昨日の夜、何か大切な夢を見た気がしたんだけど・・・朝起きたら涙が流れてて枕が湿っていた。


思い出そうとしても、何かもやがかかって思い出せない・・・何だったんだろう?











休み明け、早速朝礼で作った歌について話をする。・・・ちゃんと忠告しないとね。



「これは僕の知り合いから極秘で提供してもらった歌です。ですので詮索しないでください。・・・そして、今回限りにしてもらいますよ・・・クラス長?」

「ふふふ・・・こんなにも早く作ってもらえるとは!流石八乙女侯爵家!何事も手早いですね!素晴らしい!」





・・・褒めちぎっても何もでないよ?もう本当に今回限りにしてもらいますよ?2年も3年も絶対に関わらないからね?



・・・あーなんかフラグが立った気がしたが・・・うん、気にしない!




そして、歌詞をクラスに渡す。練習は防音室のみ。盗聴されて盗まれでもしたら大変だからだ。



ちなみに今日から音楽祭まで1時間、練習する授業が儲けられる。それを使い練習するらしい。放課後も練習したいクラスは早い者勝ちで職員室に行き防音室を使う申請をしないといけない。



そして今日は・・・最後の授業に音楽の授業が入った。・・・先生に頼みこの部屋を放課後も連続で使えるよう頼んでみると・・・有難い事に了承された。




そして2時間みっちり練習した。



まず、僕と陽南さんでお手本を。・・・うん、皆男女共に惚けてますよ?顔が赤いよ?大丈夫かな?あ、泣いてる子もいる。うん・・・感動するよね。僕も歌ってる間は内心号泣してましたよ~。



まぁとりあえずこの曲をクラスに受け入れられたようで一安心。歌詞も覚えやすいから1週間も練習すりゃ歌詞なしでも覚えられるだろう。



ピアノ弾ける令嬢が何人かいたので陽南さんがピアノの指導して、ピアノが3台あるので3つのグループに分かれて練習する。



僕は音程を教えながらグループの見回りをして指示している。陽南さんはピアノを練習しながら質問に応えている。



うん、一致団結して頑張ろう!




CDとかこの世にあれば自宅で練習できるのにねぇ~・・・この世界まだまだ「機械」が浸透してないみたいなんだよね・・・




ヘリやジェット機など乗り物とかは栄えてるけど携帯やカメラなど持ち歩く機械が何故か無い。・・・ほんと摩訶不思議ですわ。電波という物がないのかな?確かに電信柱は見当たらない。・・・不思議だねぇ~







それから練習は滞りなくやり、僕も少しアレンジしながら指示していく。アカペラのように(ピアノは使うけど)何グループか作って歌詞の間に「uh」や「hu」を付け加えて歌うのを推してみるとクラスの皆が了承してくれた。試しに僕が歌い陽南さんがuhーーと声を出してハモると斬新だとか絶賛する声が聞こえ、何故か朝倉先生は破格の笑顔でガッツポーズしてました。



あー小学校同様、優勝したクラスの先生には特別手当てとか貰えるのかな?うん、先生にはお世話になりっぱなしだから頑張るよ。




・・・指揮者を誰にしようかと話が出て、僕がやると言ったら『薫風くん(八乙女さん)は絶対に歌って!!!』と皆に気迫迫る勢いで言われた。・・・なんで?



後に紫音さんが「薫風さんの声は皆が聞き惚れる程素晴らしいのですよ。」と言われた。・・・へぇ~そうなの?





因みに流依兄さんのクラスや二階堂くん、子鷹狩くんのクラスは聞いたことのない歌だった。どこもピアノを使い、あるクラスはバイオリンも使ってるクラスもいた。・・・みんな工夫してるね。僕のクラスはアカペラで優勝狙います!






・・・夜、兄さんに今日も一人で寝るのと聞かれた。昨日は夢は見たが悪夢ではなかったので今日も一人で寝ると言ったらションボリしてた。・・・兄さん?何故そんなガッカリするの?



じゃあ一緒に寝ないならおやすみのキスをしようと言われ、戸惑ったが「兄弟なんだから」と言われ少し疑問に思いながら兄にせがまれ軽くキスして部屋に入る。




・・・スキンシップだよね?軽くキスしたはずがスキンシップにしては長く唇を合わせていたような・・・?ま、まぁ抜き合う仲なんだからキスくらいで・・・意識しちゃダメだよね・・・うん。顔が熱いけど自分大丈夫かな?




ベットに横になりながらゴロゴロして布団に抱き着きながら眠りに入った・・・







そして夢は何も見ずに朝を迎えた。



朝、兄さんと洗面所でばったり会い挨拶されたが条件反射で顔が熱くなり思わず顔を背けてしまった。でもちゃんと挨拶は返しましたよ。失礼になりますから。


兄さんはクスクス笑いながら僕の頭を撫でて洗面所を譲ってくれた。うう~・・・恥ずかしい。ナンダコレ?


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