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高年期[一学期編]
なんやかんや皆に心配される
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それからお昼になり流依兄さんがクラスに来てくれた。
「・・・おはよう薫風。・・・風間理事長の家にお世話になったんだってね。」
「おはよう兄さん。なんだか兄さんに会うのが久々な気がするよ。・・・うん、昨日まで風間先輩にお世話になったよ。銀徹さんもいたし。」
「そっか五十嵐秘書もいたんだね。・・・それより身体は大丈夫かい?詳しくは知らないけど動きがぎこちないよ?」
「あぁうん。大丈夫だよ。体育もないし無理はしてないから。」
「そう。・・・帰ったら詳しく聞かせてね。」
・・・流依兄さん、なんか笑顔が怖いっ!?
昼食を取り終わり談笑しているとふいに誰かに呼ばれた。・・・ん?誰?
「八乙女薫風くん?」
「あ、はい。」
「俺、1ーCの鳳克典。ああ、丁度流依義兄さんもいるね。・・・夢美義姉さん、もうすぐ臨月だから、いつ呼ばれても良いように準備しておけって。義兄さんにも伝えといて。」
「そっか、お腹大きかったもんね・・・。わかった、有難う鳳さん。」
「・・・克典でいい。俺も今度から薫風って呼ぶから。親戚になったんだから名字呼びは可笑しいだろ。」
「ああ、わかった。克典、有難う。」
へぇ~あれが可武伊義兄さんの弟くん。・・・うん、問題児と言ってたけど、至って普通の同い年の子じゃないかな?見た目は可武伊義兄さんを幼くした感じだね。・・・当たり前か。
「・・・あれが八乙女薫風か・・・噂通り可愛い顔をしていたな。成績は優秀、ね。あーやっと楽しい学園生活ができそうだ。」
・・・薫風には克典の呟きは届かず教室に戻った。
・・・そして放課後。
「やぁ薫風くん。・・・その後、体調はどうだい?」
「庭師さん。・・・ええ、少し周りの視線は気になりましたが大丈夫でした。」
「そっか~・・・よかったね。またジャスミンティー飲むかい?」
「あ、頂いて良いですか?」
今日は珍しく何人か花園に生徒がいた。愛翔さんはまだみたいだ。
庭師こと鬼龍院さんがニコニコ人の良さそうな笑顔で僕に話しかけてきた。うわぁ・・・なんか、いろいろと、大変ですね・・・。
ん?あの制服姿は・・・
「・・・蛭間さん。こんにちは。」
「お、薫風ちゃんやないか。なんや久々やな。ジャスミン飲みに来たんか?」
「あ、はい。庭師さんに勧められて。」
「そか!じゃあ準備したるから、ベンチに座って待っておれ。」
「有難うございます。」
なんやかんや蛭間さんって面倒見良いよね。
それからそそくさと準備をしてくれる蛭間さん。
・・・あ、あれ?茶葉、多くない!?
・・・ちょっと・・・ポットに葉を入れたのに何故カップにも葉を入れる?
・・・まさかのMASAKA!?
「あ、の・・・蛭間さん?そのカップの中に入ってる茶葉はどうするのですか?」
「ん?お湯を入れて飲むんやろ?」
「・・・蛭間さん、葉は飲めませんよ?・・・もしかして茶を入れた事は・・・?」
「おーもちろん無い!ただ茶を入れてお湯を注げば良いんちゃうん?」
「・・・僕がやります。」
よくお茶を入れる気になったな・・・でも茶を入れる位、誰でもできるような・・・?
とりあえず一から茶葉を入れ始める。そしてカップに注いだ時に鬼龍院さんも来て一緒に飲み始めた。
そして暫くして愛翔さん流依兄さんが花園へとやってきて談笑して兄さんと家へ帰った。
あー・・・なんだか濃い2日間を過ごしたせいか、我が家が久々な感じがする。
皆揃って夕飯をとった。両親にも心配されたが何とか明るく振る舞い会話を楽しんだ。うん、やっぱり家族が一番だなぁ~
そして風呂を済ませ部屋に帰ろうとした時、流依兄さんに引き留められた。
「薫風。・・・だいぶ疲れてるみたいだね。」
「あ・・・流依兄さん。うん、大丈夫だよ。心配してくれて有難う。」
「少し・・・話、できるかい?」
「うん。もう寝るだけだから良いよ。兄さんの部屋に行こうか?」
「そうだね。ついで、僕と一緒に寝よう?」
「わかった。準備してから行くね。」
久々に兄さんと寝るなぁ~。なんかソワソワする・・・
「・・・おはよう薫風。・・・風間理事長の家にお世話になったんだってね。」
「おはよう兄さん。なんだか兄さんに会うのが久々な気がするよ。・・・うん、昨日まで風間先輩にお世話になったよ。銀徹さんもいたし。」
「そっか五十嵐秘書もいたんだね。・・・それより身体は大丈夫かい?詳しくは知らないけど動きがぎこちないよ?」
「あぁうん。大丈夫だよ。体育もないし無理はしてないから。」
「そう。・・・帰ったら詳しく聞かせてね。」
・・・流依兄さん、なんか笑顔が怖いっ!?
昼食を取り終わり談笑しているとふいに誰かに呼ばれた。・・・ん?誰?
「八乙女薫風くん?」
「あ、はい。」
「俺、1ーCの鳳克典。ああ、丁度流依義兄さんもいるね。・・・夢美義姉さん、もうすぐ臨月だから、いつ呼ばれても良いように準備しておけって。義兄さんにも伝えといて。」
「そっか、お腹大きかったもんね・・・。わかった、有難う鳳さん。」
「・・・克典でいい。俺も今度から薫風って呼ぶから。親戚になったんだから名字呼びは可笑しいだろ。」
「ああ、わかった。克典、有難う。」
へぇ~あれが可武伊義兄さんの弟くん。・・・うん、問題児と言ってたけど、至って普通の同い年の子じゃないかな?見た目は可武伊義兄さんを幼くした感じだね。・・・当たり前か。
「・・・あれが八乙女薫風か・・・噂通り可愛い顔をしていたな。成績は優秀、ね。あーやっと楽しい学園生活ができそうだ。」
・・・薫風には克典の呟きは届かず教室に戻った。
・・・そして放課後。
「やぁ薫風くん。・・・その後、体調はどうだい?」
「庭師さん。・・・ええ、少し周りの視線は気になりましたが大丈夫でした。」
「そっか~・・・よかったね。またジャスミンティー飲むかい?」
「あ、頂いて良いですか?」
今日は珍しく何人か花園に生徒がいた。愛翔さんはまだみたいだ。
庭師こと鬼龍院さんがニコニコ人の良さそうな笑顔で僕に話しかけてきた。うわぁ・・・なんか、いろいろと、大変ですね・・・。
ん?あの制服姿は・・・
「・・・蛭間さん。こんにちは。」
「お、薫風ちゃんやないか。なんや久々やな。ジャスミン飲みに来たんか?」
「あ、はい。庭師さんに勧められて。」
「そか!じゃあ準備したるから、ベンチに座って待っておれ。」
「有難うございます。」
なんやかんや蛭間さんって面倒見良いよね。
それからそそくさと準備をしてくれる蛭間さん。
・・・あ、あれ?茶葉、多くない!?
・・・ちょっと・・・ポットに葉を入れたのに何故カップにも葉を入れる?
・・・まさかのMASAKA!?
「あ、の・・・蛭間さん?そのカップの中に入ってる茶葉はどうするのですか?」
「ん?お湯を入れて飲むんやろ?」
「・・・蛭間さん、葉は飲めませんよ?・・・もしかして茶を入れた事は・・・?」
「おーもちろん無い!ただ茶を入れてお湯を注げば良いんちゃうん?」
「・・・僕がやります。」
よくお茶を入れる気になったな・・・でも茶を入れる位、誰でもできるような・・・?
とりあえず一から茶葉を入れ始める。そしてカップに注いだ時に鬼龍院さんも来て一緒に飲み始めた。
そして暫くして愛翔さん流依兄さんが花園へとやってきて談笑して兄さんと家へ帰った。
あー・・・なんだか濃い2日間を過ごしたせいか、我が家が久々な感じがする。
皆揃って夕飯をとった。両親にも心配されたが何とか明るく振る舞い会話を楽しんだ。うん、やっぱり家族が一番だなぁ~
そして風呂を済ませ部屋に帰ろうとした時、流依兄さんに引き留められた。
「薫風。・・・だいぶ疲れてるみたいだね。」
「あ・・・流依兄さん。うん、大丈夫だよ。心配してくれて有難う。」
「少し・・・話、できるかい?」
「うん。もう寝るだけだから良いよ。兄さんの部屋に行こうか?」
「そうだね。ついで、僕と一緒に寝よう?」
「わかった。準備してから行くね。」
久々に兄さんと寝るなぁ~。なんかソワソワする・・・
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