3 / 44
第2話 前世の記憶は破滅を予知する
しおりを挟む
「ヘルミーナ!」
ヘルミーナの父親である男爵、ダミアン・ツヴァイクは、石材の床に靴音を鳴らしながらやって来た。
家族に対して普段から威圧感をばらまいている彼だが、怒鳴り散らすのは相当腹に据えかねたことが起きた時だ。
きつく撫でつけた、白いものが混じる赤銅色の髪はかき乱されたのか一部がほつれており、気難しそうな薄い眉の間に深い皺が寄っていた。
ヘルミーナはダミアンの手に良質な紙がぐしゃりと握られていることに、ゲーゼ伯爵の使いが到着したことを察したが、おくびにも出さないように努めた。でなければ、ゲオルクをあっさり帰宅させたと何時間でも責められるだろう。
「いかがいたしましたか、お父様」
ヘルミーナがこの家の「作法」通り礼を取ると、予想通りその頭に怒声が浴びせられた。
「お前は何も聞いていなかったのか!?」
「何かございましたか」
「ゲーゼ伯爵が一方的に婚約破棄を伝えてきた! さんざん待ってくれと何度も延期しておいて……どの面で!」
「……それは、また……」
ヘルミーナは言葉に詰まったふりをした。
この期に及んで何も知らされていなかったとまぬけ扱いされるだろうが、そちらの方が随分マシだ。
「はっ、婚約者のくせに蚊帳の外という訳だな! さっきまであいつが来ていたというのに何も聞いてない程度の……全く、あれだけドレスだの装飾品だだの金をかけさせておいて、男の一人も篭絡できない無能が!」
家の中のものは何でも、調度品からはじまって娘の装飾品はおろか、食事、ピン一本に至るまで自分が「不本意だが与えてやった」と思っている父である。
実態は最低限の体面を保てる程度のため、ヘルミーナや侍女のテレーゼが衣装のやりくりに苦労してきたことなど知らないだろう。
そして事実の訂正をしても叱責を延長するだけだ。
「面目ございません。どうもゲオルク様とは会話が弾まず……」
「演技くらいできないのか、あの女の娘らしいな!」
正式に迎えた妻を、ヘルミーナの亡き母親を侮辱され、彼女はさすがに唇をかんで悔しさをこらえた。頭を下げたままにくたびれたつま先を見つめてやり過ごそうとする。
母の死も、情勢を見誤って婚約破棄を招いたのも父のせいではないかと喉まで出かかった言葉を飲み込む。
(絶対に反論してはいけない)
ゲオルクとそこまで仲が悪くなかったなどと言っても、火に油を注ぐだけ。ましてやお金を貰ったなど、可能性すら想像させてはいけなかった。
あのお金は自分の切り札になるかもしれない――何度折れそうになっても、ヘルミーナは心の底でまで父親に屈してはいなかった。
「……お前に無駄金を払うならユリウスの教師に金を積んでおくべきだったな。まさかあいつが留学などと言い出す日が来るとは……」
「ユリウスが留学ですか」
5歳離れた弟の名前に、ヘルミーナは思わず顔を上げた。
今年15歳になるユリウスはツヴァイク家たった一人の男子であり、後継者である。
小さな頃はヘルミーナの後をついて回っていたのだが、彼女の婚約が決まり、またユリウスが幼児期を過ぎて嫡子としての教育を受けるようになってからは屋敷内の生活圏も離されてしまっていて、滅多に顔を合わせることはない。この前見かけたのももうひと月前になる。
母親に似た線の細い優し気な雰囲気は変わっていなかったが、会うたびに表情が暗くなっていることが気にかかっていた。
「外国で商売を学ぶのも人脈作りにはなるが、外国語の教師を探さなければな。……言っておくが、口は挟むな。家を出るお前には関係ない」
「……はい」
忌々し気な視線に見下ろされ、再度頭を下げる。
(家を出す、か……次の縁談はどうなるのだろう)
貴族社会で苦労したのか、成り上がりと呼ばれることを何より嫌う父親は、どうしても“ちゃんとした”貴族と縁続きになりたいと思っている。
負けた派閥の行き遅れを今更嫁がせることができるのは……どこかの後妻か評判の悪い放蕩者か。
あと一か月くらいは身の振り方を考える時間があるかもしれないと考える彼女だが、展開は予想よりずっと早かった。
「そうだ。お前の方は、今夜にでも婚約の打診する」
「……今夜……ですか?」
「忌々しいがあれだけ延期されていたのだからな、こうなった時の嫁ぎ先の目星は付けてある」
(……だからって今夜?)
「私は婚約破棄されたばかりですから、次のことはまだ考えられそうにありません」
「お前の考えが何か関係あるのか」
遠回りに抵抗してみたが、にべもない。
「お待ちください、爵位のある方がどなたでも良いのなら、お会いしてから決めても遅くは……」
「当主はわたしだ」
別のことを考えているのか、父親はヘルミーナの顔をもう見てはいなかった。
頭ではわかっていたけれど、やはりつらい。
今までも、話せば意見を受け入れてくれるかもしれないとほんの少し期待をしてしまったときは、いつも裏切られてきた。
腹の中に冷たいものが満ちていくのを感じながら、少しでも情報を得ようと彼女は平静を装いつつ質問を続けた。
「……どちらの方でしょうか」
「ボルマン伯爵。奥方を亡くしてから独り身だ」
その声に、名に、ぞわりと肌が粟立った。
会ったこともない、その人の名も初耳であるはずだったのに、確かに聞き覚えがあった。
「お齢は」
「60になるが、お前は選り好みできる立場ではあるまい」
その名と年齢に、脳裏でぼんやりとモザイク画が浮かび上がる。
モザイク模様の大きなタイルが徐々に細かいものに変わり、それは複数の場面を配置した一枚絵を描いた。
中央にこの国の麦の穂そよぐ平原、そして若い男女の貴族やリュートを弾く吟遊詩人、旅人や労働者など市井の人々を描き、そして不正を行った老貴族の屋敷に騎士が踏み込む一場面もあった。
(「ボルマン伯爵ら、不正を働く貴族は裁きの場に引き出され、その地位を追われることとなった。かくしてシュトラーセは末永く栄え――」)
ヘルミーナの持つ少し特殊な“事情”が頭の中で囁いて、ありもしないモノローグを呼び起こす。
(まただわ)
強制的な記憶の喚起にヘルミーナは眉を寄せる。
胎児のときの記憶があるという子供がたまに見られるが、ヘルミーナのそれはもっと昔、前世ともいうべき別世界の記憶である。
婚約者が決まり、母親が他界したちょうど10歳頃から、時折記憶が蘇ることがあった。
それはここよりももっと文明が進んだ世界で暮らして事故死した女性のもので、彼女と一体化したというよりは、風景画や動く絵を見せられているようだった。
そしてかつての自分だか誰だかが、時折囁くような気がした。話しかけられているというよりは、まるで口うるさい母親や祖母に厳しくしつけられた時の言葉がふとした時に思い出されるのに近い――と言えばいいのだろうか。
そのせいでヘルミーナの考えは客観的、抑制的になりがちで、感情が薄く合理的な“出涸らし令嬢”であると言われる理由の一つでもあった。
しかし、今回はじめて脳裏に描かれる画像はひどくはっきりしていて、そして長く、具体的だった。
(これは――ゲーム……という遊戯の世界? シミュレーションゲーム『黒薔薇姫のシュトラーセ』のエンディング。そして私は)
思い出されるボルマン伯爵の老いた姿の側に後ろ姿だけ写る若い妻、自分と同じような背格好、その髪の色はまさしく今耳の前から軽く垂れているアッシュブラウンと同じ色だった。
(私は――このままでは、夫の不正に巻き込まれて没落する……!)
ヘルミーナの息が詰まる。
それは予知の類だった。未知の光景のはずなのに必ずこうなるという確信が彼女の中にある。
もちろん理性で考えれば、結婚したばかりの後妻が共に罰せられるとは限らない。
しかしそれも夫の保護や証言次第。不正に手を染め、後妻を欲しがる夫が彼女の身の保証をすると信じるなど分の悪い賭けだった。
「ヘルミーナ、何を呆けている!?」
怒声にはっとして瞬くと、怒りに満ちた瞳に見下ろされていた。
「上手くいくようなら、数日中にお前にはあちらの領地で顔合わせをしてもらう。荷物をまとめておけ」
言いたいことを言ってしまうと、父親は後を追ってきた家令に指示を出しつつ執務室に向けて足音を立てて去っていく。
ヘルミーナは悟った。
顔合わせと言いつつ、そのままボルマン伯爵に娘を押し付けて結婚させるつもりに違いないのだ、と。
ヘルミーナの父親である男爵、ダミアン・ツヴァイクは、石材の床に靴音を鳴らしながらやって来た。
家族に対して普段から威圧感をばらまいている彼だが、怒鳴り散らすのは相当腹に据えかねたことが起きた時だ。
きつく撫でつけた、白いものが混じる赤銅色の髪はかき乱されたのか一部がほつれており、気難しそうな薄い眉の間に深い皺が寄っていた。
ヘルミーナはダミアンの手に良質な紙がぐしゃりと握られていることに、ゲーゼ伯爵の使いが到着したことを察したが、おくびにも出さないように努めた。でなければ、ゲオルクをあっさり帰宅させたと何時間でも責められるだろう。
「いかがいたしましたか、お父様」
ヘルミーナがこの家の「作法」通り礼を取ると、予想通りその頭に怒声が浴びせられた。
「お前は何も聞いていなかったのか!?」
「何かございましたか」
「ゲーゼ伯爵が一方的に婚約破棄を伝えてきた! さんざん待ってくれと何度も延期しておいて……どの面で!」
「……それは、また……」
ヘルミーナは言葉に詰まったふりをした。
この期に及んで何も知らされていなかったとまぬけ扱いされるだろうが、そちらの方が随分マシだ。
「はっ、婚約者のくせに蚊帳の外という訳だな! さっきまであいつが来ていたというのに何も聞いてない程度の……全く、あれだけドレスだの装飾品だだの金をかけさせておいて、男の一人も篭絡できない無能が!」
家の中のものは何でも、調度品からはじまって娘の装飾品はおろか、食事、ピン一本に至るまで自分が「不本意だが与えてやった」と思っている父である。
実態は最低限の体面を保てる程度のため、ヘルミーナや侍女のテレーゼが衣装のやりくりに苦労してきたことなど知らないだろう。
そして事実の訂正をしても叱責を延長するだけだ。
「面目ございません。どうもゲオルク様とは会話が弾まず……」
「演技くらいできないのか、あの女の娘らしいな!」
正式に迎えた妻を、ヘルミーナの亡き母親を侮辱され、彼女はさすがに唇をかんで悔しさをこらえた。頭を下げたままにくたびれたつま先を見つめてやり過ごそうとする。
母の死も、情勢を見誤って婚約破棄を招いたのも父のせいではないかと喉まで出かかった言葉を飲み込む。
(絶対に反論してはいけない)
ゲオルクとそこまで仲が悪くなかったなどと言っても、火に油を注ぐだけ。ましてやお金を貰ったなど、可能性すら想像させてはいけなかった。
あのお金は自分の切り札になるかもしれない――何度折れそうになっても、ヘルミーナは心の底でまで父親に屈してはいなかった。
「……お前に無駄金を払うならユリウスの教師に金を積んでおくべきだったな。まさかあいつが留学などと言い出す日が来るとは……」
「ユリウスが留学ですか」
5歳離れた弟の名前に、ヘルミーナは思わず顔を上げた。
今年15歳になるユリウスはツヴァイク家たった一人の男子であり、後継者である。
小さな頃はヘルミーナの後をついて回っていたのだが、彼女の婚約が決まり、またユリウスが幼児期を過ぎて嫡子としての教育を受けるようになってからは屋敷内の生活圏も離されてしまっていて、滅多に顔を合わせることはない。この前見かけたのももうひと月前になる。
母親に似た線の細い優し気な雰囲気は変わっていなかったが、会うたびに表情が暗くなっていることが気にかかっていた。
「外国で商売を学ぶのも人脈作りにはなるが、外国語の教師を探さなければな。……言っておくが、口は挟むな。家を出るお前には関係ない」
「……はい」
忌々し気な視線に見下ろされ、再度頭を下げる。
(家を出す、か……次の縁談はどうなるのだろう)
貴族社会で苦労したのか、成り上がりと呼ばれることを何より嫌う父親は、どうしても“ちゃんとした”貴族と縁続きになりたいと思っている。
負けた派閥の行き遅れを今更嫁がせることができるのは……どこかの後妻か評判の悪い放蕩者か。
あと一か月くらいは身の振り方を考える時間があるかもしれないと考える彼女だが、展開は予想よりずっと早かった。
「そうだ。お前の方は、今夜にでも婚約の打診する」
「……今夜……ですか?」
「忌々しいがあれだけ延期されていたのだからな、こうなった時の嫁ぎ先の目星は付けてある」
(……だからって今夜?)
「私は婚約破棄されたばかりですから、次のことはまだ考えられそうにありません」
「お前の考えが何か関係あるのか」
遠回りに抵抗してみたが、にべもない。
「お待ちください、爵位のある方がどなたでも良いのなら、お会いしてから決めても遅くは……」
「当主はわたしだ」
別のことを考えているのか、父親はヘルミーナの顔をもう見てはいなかった。
頭ではわかっていたけれど、やはりつらい。
今までも、話せば意見を受け入れてくれるかもしれないとほんの少し期待をしてしまったときは、いつも裏切られてきた。
腹の中に冷たいものが満ちていくのを感じながら、少しでも情報を得ようと彼女は平静を装いつつ質問を続けた。
「……どちらの方でしょうか」
「ボルマン伯爵。奥方を亡くしてから独り身だ」
その声に、名に、ぞわりと肌が粟立った。
会ったこともない、その人の名も初耳であるはずだったのに、確かに聞き覚えがあった。
「お齢は」
「60になるが、お前は選り好みできる立場ではあるまい」
その名と年齢に、脳裏でぼんやりとモザイク画が浮かび上がる。
モザイク模様の大きなタイルが徐々に細かいものに変わり、それは複数の場面を配置した一枚絵を描いた。
中央にこの国の麦の穂そよぐ平原、そして若い男女の貴族やリュートを弾く吟遊詩人、旅人や労働者など市井の人々を描き、そして不正を行った老貴族の屋敷に騎士が踏み込む一場面もあった。
(「ボルマン伯爵ら、不正を働く貴族は裁きの場に引き出され、その地位を追われることとなった。かくしてシュトラーセは末永く栄え――」)
ヘルミーナの持つ少し特殊な“事情”が頭の中で囁いて、ありもしないモノローグを呼び起こす。
(まただわ)
強制的な記憶の喚起にヘルミーナは眉を寄せる。
胎児のときの記憶があるという子供がたまに見られるが、ヘルミーナのそれはもっと昔、前世ともいうべき別世界の記憶である。
婚約者が決まり、母親が他界したちょうど10歳頃から、時折記憶が蘇ることがあった。
それはここよりももっと文明が進んだ世界で暮らして事故死した女性のもので、彼女と一体化したというよりは、風景画や動く絵を見せられているようだった。
そしてかつての自分だか誰だかが、時折囁くような気がした。話しかけられているというよりは、まるで口うるさい母親や祖母に厳しくしつけられた時の言葉がふとした時に思い出されるのに近い――と言えばいいのだろうか。
そのせいでヘルミーナの考えは客観的、抑制的になりがちで、感情が薄く合理的な“出涸らし令嬢”であると言われる理由の一つでもあった。
しかし、今回はじめて脳裏に描かれる画像はひどくはっきりしていて、そして長く、具体的だった。
(これは――ゲーム……という遊戯の世界? シミュレーションゲーム『黒薔薇姫のシュトラーセ』のエンディング。そして私は)
思い出されるボルマン伯爵の老いた姿の側に後ろ姿だけ写る若い妻、自分と同じような背格好、その髪の色はまさしく今耳の前から軽く垂れているアッシュブラウンと同じ色だった。
(私は――このままでは、夫の不正に巻き込まれて没落する……!)
ヘルミーナの息が詰まる。
それは予知の類だった。未知の光景のはずなのに必ずこうなるという確信が彼女の中にある。
もちろん理性で考えれば、結婚したばかりの後妻が共に罰せられるとは限らない。
しかしそれも夫の保護や証言次第。不正に手を染め、後妻を欲しがる夫が彼女の身の保証をすると信じるなど分の悪い賭けだった。
「ヘルミーナ、何を呆けている!?」
怒声にはっとして瞬くと、怒りに満ちた瞳に見下ろされていた。
「上手くいくようなら、数日中にお前にはあちらの領地で顔合わせをしてもらう。荷物をまとめておけ」
言いたいことを言ってしまうと、父親は後を追ってきた家令に指示を出しつつ執務室に向けて足音を立てて去っていく。
ヘルミーナは悟った。
顔合わせと言いつつ、そのままボルマン伯爵に娘を押し付けて結婚させるつもりに違いないのだ、と。
10
あなたにおすすめの小説
転生令嬢シルヴィアはシナリオを知らない
潮海璃月
恋愛
片想い相手を卑怯な手段で同僚に奪われた、その日に転生していたらしい。――幼いある日、令嬢シルヴィア・ブランシャールは前世の傷心を思い出す。もともと営業職で男勝りな性格だったこともあり、シルヴィアは「ブランシャール家の奇娘」などと悪名を轟かせつつ、恋をしないで生きてきた。
そんなある日、王子の婚約者の座をシルヴィアと争ったアントワネットが相談にやってきた……「私、この世界では婚約破棄されて悪役令嬢として破滅を迎える危機にあるの」。さらに話を聞くと、アントワネットは前世の恋敵だと判明。
そんなアントワネットは破滅エンドを回避するため周囲も驚くほど心優しい令嬢になった――が、彼女の“推し”の隣国王子の出現を機に、その様子に変化が現れる。二世に渡る恋愛バトル勃発。
婚約破棄していただき、誠にありがとうございます!
風見ゆうみ
恋愛
「ミレニア・エンブル侯爵令嬢、貴様は自分が劣っているからといって、自分の姉であるレニスに意地悪をして彼女の心を傷付けた! そのような女はオレの婚約者としてふさわしくない!」
「……っ、ジーギス様ぁ」
キュルルンという音が聞こえてきそうなくらい、体をくねらせながら甘ったるい声を出したお姉様は。ジーギス殿下にぴったりと体を寄せた。
「貴様は姉をいじめた罰として、我が愚息のロードの婚約者とする!」
お姉様にメロメロな国王陛下はジーギス様を叱ることなく加勢した。
「ご、ごめんなさい、ミレニアぁ」
22歳になる姉はポロポロと涙を流し、口元に拳をあてて言った。
甘ったれた姉を注意してもう10年以上になり、諦めていた私は逆らうことなく、元第2王子であり現在は公爵の元へと向かう。
そこで待ってくれていたのは、婚約者と大型犬と小型犬!?
※過去作品の改稿版です。
※史実とは関係なく、設定もゆるく、ご都合主義です。
※独特の世界観です。
※法律、武器、食べ物など、その他諸々は現代風です。話を進めるにあたり、都合の良い世界観や話の流れとなっていますのでご了承ください。
※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。
【完結】悪役令嬢は何故か婚約破棄されない
miniko
恋愛
平凡な女子高生が乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまった。
断罪されて平民に落ちても困らない様に、しっかり手に職つけたり、自立の準備を進める。
家族の為を思うと、出来れば円満に婚約解消をしたいと考え、王子に度々提案するが、王子の反応は思っていたのと違って・・・。
いつの間にやら、王子と悪役令嬢の仲は深まっているみたい。
「僕の心は君だけの物だ」
あれ? どうしてこうなった!?
※物語が本格的に動き出すのは、乙女ゲーム開始後です。
※ご都合主義の展開があるかもです。
※感想欄はネタバレ有り/無しの振り分けをしておりません。本編未読の方はご注意下さい。
夫に捨てられた私は冷酷公爵と再婚しました
香木陽灯
恋愛
伯爵夫人のマリアーヌは「夜を共に過ごす気にならない」と突然夫に告げられ、わずか五ヶ月で離縁することとなる。
これまで女癖の悪い夫に何度も不倫されても、役立たずと貶されても、文句ひとつ言わず彼を支えてきた。だがその苦労は報われることはなかった。
実家に帰っても父から不当な扱いを受けるマリアーヌ。気分転換に繰り出した街で倒れていた貴族の男性と出会い、彼を助ける。
「離縁したばかり? それは相手の見る目がなかっただけだ。良かったじゃないか。君はもう自由だ」
「自由……」
もう自由なのだとマリアーヌが気づいた矢先、両親と元夫の策略によって再婚を強いられる。相手は婚約者が逃げ出すことで有名な冷酷公爵だった。
ところが冷酷公爵と会ってみると、以前助けた男性だったのだ。
再婚を受け入れたマリアーヌは、公爵と少しずつ仲良くなっていく。
ところが公爵は王命を受け内密に仕事をしているようで……。
一方の元夫は、財政難に陥っていた。
「頼む、助けてくれ! お前は俺に恩があるだろう?」
元夫の悲痛な叫びに、マリアーヌはにっこりと微笑んだ。
「なぜかしら? 貴方を助ける気になりませんの」
※ふんわり設定です
裏切られた令嬢は、30歳も年上の伯爵さまに嫁ぎましたが、白い結婚ですわ。
夏生 羽都
恋愛
王太子の婚約者で公爵令嬢でもあったローゼリアは敵対派閥の策略によって生家が没落してしまい、婚約も破棄されてしまう。家は子爵にまで落とされてしまうが、それは名ばかりの爵位で、実際には平民と変わらない生活を強いられていた。
辛い生活の中で母親のナタリーは体調を崩してしまい、ナタリーの実家がある隣国のエルランドへ行き、一家で亡命をしようと考えるのだが、安全に国を出るには貴族の身分を捨てなければいけない。しかし、ローゼリアを王太子の側妃にしたい国王が爵位を返す事を許さなかった。
側妃にはなりたくないが、自分がいては家族が国を出る事が出来ないと思ったローゼリアは、家族を出国させる為に30歳も年上である伯爵の元へ後妻として一人で嫁ぐ事を自分の意思で決めるのだった。
※作者独自の世界観によって創作された物語です。細かな設定やストーリー展開等が気になってしまうという方はブラウザバッグをお願い致します。
噂の悪女が妻になりました
はくまいキャベツ
恋愛
ミラ・イヴァンチスカ。
国王の右腕と言われている宰相を父に持つ彼女は見目麗しく気品溢れる容姿とは裏腹に、父の権力を良い事に贅沢を好み、自分と同等かそれ以上の人間としか付き合わないプライドの塊の様な女だという。
その名前は国中に知れ渡っており、田舎の貧乏貴族ローガン・ウィリアムズの耳にも届いていた。そんな彼に一通の手紙が届く。その手紙にはあの噂の悪女、ミラ・イヴァンチスカとの婚姻を勧める内容が書かれていた。
【本編完結】王子の寝た子を起こしたら、夢見る少女では居られなくなりました!
こさか りね
恋愛
私、フェアリエル・クリーヴランドは、ひょんな事から前世を思い出した。
そして、気付いたのだ。婚約者が私の事を良く思っていないという事に・・・。
婚約者の態度は前世を思い出した私には、とても耐え難いものだった。
・・・だったら、婚約解消すれば良くない?
それに、前世の私の夢は『のんびりと田舎暮らしがしたい!』と常々思っていたのだ。
結婚しないで済むのなら、それに越したことはない。
「ウィルフォード様、覚悟する事ね!婚約やめます。って言わせてみせるわ!!」
これは、婚約解消をする為に奮闘する少女と、本当は好きなのに、好きと気付いていない王子との攻防戦だ。
そして、覚醒した王子によって、嫌でも成長しなくてはいけなくなるヒロインのコメディ要素強めな恋愛サクセスストーリーが始まる。
※序盤は恋愛要素が少なめです。王子が覚醒してからになりますので、気長にお読みいただければ嬉しいです。
※本編完結しました。
※後日談を更新中です。
契約結婚の相手が優しすぎて困ります
みみぢあん
恋愛
ペルサル伯爵の婚外子リアンナは、学園に通い淑女の教育を受けているが、帰宅すれば使用人のような生活をおくっていた。 学園の卒業が近くなったある日、リアンナは父親と変わらない年齢の男爵との婚約が決まる。 そんなリアンナにフラッドリー公爵家の後継者アルベールと契約結婚をしないかと持ちかけられた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる