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第三章 そんなこんなで、魔族の皆さんからも聖女と讃えられるようになりました。
第27話 形に残る思い出ができました。
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夜のとばりが落ちてからも街から喧騒が去ることはありません。
人間には日中に活動し、夜中に身体を休めるという生活リズムが統一して刻まれていますが、魔族は多種多様で、日中休んで夜中に活動するという方もいるため、この街は朝から晩まで絶えず音と光にあふれています。
ファッションショーが大広場で催されたのは、街に集う方々の数が最高潮に達すると言われている宵の口でした。大きなライトがステージを照らし出しています。
マイクを握るトカゲの亜人さん……あぁいう方をリザードマンって呼ぶんですっけ? ……よし、以降はリザードマンさんとしますね。
リザードマンさんが大きく吸い込み言い放ちました。
「さぁさ今年もプラスタス主催のラスエルツァNo1のファッションガールを決めるこの日がやってきましたっ! 今年の参加者はなんと昨年の2倍っ! 実に10名もの美少女が登壇する予定だっ!」
「ぜんぜん少ないぞ~!」
「うるさいやいっ! これでも集まったほうなんだぞっ!」
野次に律儀に反応するリザードマンさんに皆さんゲラゲラと笑っています。私も釣られて笑ってしまいます。
確認したところ、このステージを見るために集まっているお客さんの数は453名だそうです。登壇者の数はともかく、お客さんの数は充分成功と言えるのではないでしょうか。
「進行がぐだぐだだぞ~」
「アンタらが話しかけてくるからでしょうが! ……んんっ、それじゃあ早速はじめていくぜ! まずはエントリーNo1! ミスチルちゃんからだぜっ!」
特大ライトの焦点が、リザードマンさんから暖簾に変わります。ややあって暖簾が開き、サキュバスのように妖艶な女性が姿を見せました。
「は、破廉恥ですっ」
私が顔を真っ赤にする一方で、男性参加者は大盛り上がりでした。うぅ人間でも魔族でも脳内が桃色なのは同じなんですね……。
その後も、ひとり、またひとりと垂れ幕の向こう側から目を見張るような美人さんがやってきます。自らエントリーしているだけあってどなたもさすがの美貌です。
そして、リザードマンさんが最後の参加者の名前を呼びあげました。
「最後にエントリーNo10! 皆さまご存知、人間と魔族の長きにわたる因縁に終止符を打った林檎の聖女プリオリ様の弟子であるふたりの少女! モカモカちゃんとギルティアちゃんの登場だ!」
「あはは、子どもも参加させるのかよ~」
「おい、そこのお前、子どもだからってバカにできるのも今だけだからな! マジですげぇかわいいからなふたりとも! けどまぁ子どもだからセクシー路線には期待しないでね!」
「言われなくてもわかってるっての~」
そんなやりとりがあった後、暖簾の向こうから私の可愛い弟子が姿を見せました。
「モカモカ~、ギルティア~!」
名前を叫びつつ、私はモカモカとギルティアと書かれた派手なうちわをパタパタと振ります。このうちわは先ほど魔法を駆使して爆速でつくりました。
弟子であり娘であるふたりの晴れ舞台なのです。そりゃ親ははしゃぎますとも。
「うぅ、お客さんいっぱいいるよお~……」
モカモカは緊張に身を縮こまらせています。
そんな彼女が纏うのは、英国お嬢様風の衣装です。
あぁ脳内で着せ替え人形にしていたよりもずっとずっと可愛いです。観客の皆さんも優しげな顔つきでモカモカを見つめています。
「しゃんとなさい。私たちが不甲斐ない立ち振る舞いをしたらプリオリ様の評価が下がってしまうわ」
モカモカが自信無げな一方、ギルティアは堂々としていました。
彼女の衣装もまた、英国お嬢様風の衣装です。違いがあるとすれば、モカモカの衣装は白が基調となり、ギルティアの衣装は黒が基調となっている点でしょう。
あぁ想像していたよりもずっといいです。姉妹コーデってすばらしい。ギルティアが手を引いている状況も相俟って本物の姉妹みたいです。
「それじゃあすべての参加者が登壇したところで軽く特技を披露してもらうぜ! まずはミスチルちゃんからどうぞ!」
「ファッションショーというよりミスコンの流れですねこれ」
思わず突っ込んでしまいました。
……なんだか懐かしい気持ちになります。大学生の頃、友人に頼まれてミスコン運営の裏方サポートしたなぁ。地獄みたいに忙しかったなぁ……。
ふたりを参加させた一番の目的はかわいい姿を見たかったからです。
ですが、同時にモカモカが緊張を克服する一助になればという狙いもあります。この出来事を経てモカモカが大勢の前でも堂々とできるようになれば一石二鳥です。
歌を披露したり、手品を披露したりと、登壇者の皆様はこの瞬間に備えてちゃんと準備をしていたようです。
しかし、私はファッションショーとしか知らされていなかったのでふたりになにも仕込んでいませんでした。
「次はモカモカ&ギルティアちゃんのアピールタイムだ! さぁてお嬢ちゃんふたりはどんなことをしてくれるのかっ!? おじさん期待しちゃうよっ!」
「おまわりさん、あのひとです」
「ん~、このイベントが終わるまでは猶予をくださいおまわりさぁぁん!」
リザードマンさんのテンション一生バグってますね……。人生楽しんでそう。
なんとか切り抜けてください。両手を合わせてふたりを応援していると、ギルティアは少し考える素振りを見せたのちに頷いて言いました。
「それじゃあ、私はプリオリ様に甘えるモカモカの真似をするわ。モカモカはプリオリ様に甘える私の真似をして頂戴」
「う、うん、わかったっ」
「それじゃあいくわね」
ひとつ大きく息を吸うと、ギルティアは視線の刺々しさの一切をそぎ落として、純真という言葉を溶かしたように無垢な瞳で言いました。
「お師匠様、あたしね、今日の夜はね、ぎゅ~ってして眠ってほしいの。だめ?」
「完璧すぎません?」
120点のトレースでした。会場の方々にしてみればただただギルティアが可愛いだけの時間でしかないんでしょうけど。
「あ、あたしそんな風に甘えてないもんっ」
「そう? 主観的には完璧な模倣だと思ったのだけれど。次、モカモカの番よ」
「うぅ~、やり返してやるぅ~」
涙目でギリギリと歯を鳴らすモカモカは、ひとつ息をつくと、すっと感情を消して言いました。
「そもそもファッションショーに一芸を披露する時間があることが謎なのだけれど」
「完璧じゃん」
120点のトレースでした。会場の方々にしてみればただただモカモカが可愛いだけの時間でしょうけど。
「失礼しちゃうわ。私、もっと愛想があると思うのだけれど」
「ギルティアはこんな感じだよ。ねー、みんな?」
「凄い似てたぞー!」
「あ、そうか。ギルティアは認知されてるからネタが通じるんですね」
そっくりだの可愛いだの会場の方は大はしゃぎです。ギルティアが提案した双方のモノマネ案は見事に観客のハートを射抜いているようでした。
こうして、ファッションショーは残すところ結果発表だけとなりました。
沈黙ののち、リザードマンさんが優勝者を高らかに発表します。
「優勝は――エントリーNo10! モカモカちゃんとギルティアちゃんだっ!」
ぱぁんとくす玉が弾け、広場が割れんばかりの拍手に包まれます。
正直なところ、いったいなにが基準になっているのかさっぱりでしたが、まぁ弟子の可愛さが多くの人に届けられたのでよしとしましょう。
モカモカとギルティアは手を取り合って喜んでいました。
「やったやったっ。優勝だってギルティア!」
「当然の結果よ。私が出場しているのだから」
「ふたりともよくがんばりました!」
私はステージに飛び込み、ふたりの弟子をぎゅっと抱き締めます。えへへと笑う声とふふふと笑う声が耳をくすぐってきます。
その後、なぜか私が優勝トロフィーを持ち、ふたりが腕に抱きつく姿が写真に収められました。
こうして、ラスエルツァで過ごしたという形に残る思い出ができたのでした。
人間には日中に活動し、夜中に身体を休めるという生活リズムが統一して刻まれていますが、魔族は多種多様で、日中休んで夜中に活動するという方もいるため、この街は朝から晩まで絶えず音と光にあふれています。
ファッションショーが大広場で催されたのは、街に集う方々の数が最高潮に達すると言われている宵の口でした。大きなライトがステージを照らし出しています。
マイクを握るトカゲの亜人さん……あぁいう方をリザードマンって呼ぶんですっけ? ……よし、以降はリザードマンさんとしますね。
リザードマンさんが大きく吸い込み言い放ちました。
「さぁさ今年もプラスタス主催のラスエルツァNo1のファッションガールを決めるこの日がやってきましたっ! 今年の参加者はなんと昨年の2倍っ! 実に10名もの美少女が登壇する予定だっ!」
「ぜんぜん少ないぞ~!」
「うるさいやいっ! これでも集まったほうなんだぞっ!」
野次に律儀に反応するリザードマンさんに皆さんゲラゲラと笑っています。私も釣られて笑ってしまいます。
確認したところ、このステージを見るために集まっているお客さんの数は453名だそうです。登壇者の数はともかく、お客さんの数は充分成功と言えるのではないでしょうか。
「進行がぐだぐだだぞ~」
「アンタらが話しかけてくるからでしょうが! ……んんっ、それじゃあ早速はじめていくぜ! まずはエントリーNo1! ミスチルちゃんからだぜっ!」
特大ライトの焦点が、リザードマンさんから暖簾に変わります。ややあって暖簾が開き、サキュバスのように妖艶な女性が姿を見せました。
「は、破廉恥ですっ」
私が顔を真っ赤にする一方で、男性参加者は大盛り上がりでした。うぅ人間でも魔族でも脳内が桃色なのは同じなんですね……。
その後も、ひとり、またひとりと垂れ幕の向こう側から目を見張るような美人さんがやってきます。自らエントリーしているだけあってどなたもさすがの美貌です。
そして、リザードマンさんが最後の参加者の名前を呼びあげました。
「最後にエントリーNo10! 皆さまご存知、人間と魔族の長きにわたる因縁に終止符を打った林檎の聖女プリオリ様の弟子であるふたりの少女! モカモカちゃんとギルティアちゃんの登場だ!」
「あはは、子どもも参加させるのかよ~」
「おい、そこのお前、子どもだからってバカにできるのも今だけだからな! マジですげぇかわいいからなふたりとも! けどまぁ子どもだからセクシー路線には期待しないでね!」
「言われなくてもわかってるっての~」
そんなやりとりがあった後、暖簾の向こうから私の可愛い弟子が姿を見せました。
「モカモカ~、ギルティア~!」
名前を叫びつつ、私はモカモカとギルティアと書かれた派手なうちわをパタパタと振ります。このうちわは先ほど魔法を駆使して爆速でつくりました。
弟子であり娘であるふたりの晴れ舞台なのです。そりゃ親ははしゃぎますとも。
「うぅ、お客さんいっぱいいるよお~……」
モカモカは緊張に身を縮こまらせています。
そんな彼女が纏うのは、英国お嬢様風の衣装です。
あぁ脳内で着せ替え人形にしていたよりもずっとずっと可愛いです。観客の皆さんも優しげな顔つきでモカモカを見つめています。
「しゃんとなさい。私たちが不甲斐ない立ち振る舞いをしたらプリオリ様の評価が下がってしまうわ」
モカモカが自信無げな一方、ギルティアは堂々としていました。
彼女の衣装もまた、英国お嬢様風の衣装です。違いがあるとすれば、モカモカの衣装は白が基調となり、ギルティアの衣装は黒が基調となっている点でしょう。
あぁ想像していたよりもずっといいです。姉妹コーデってすばらしい。ギルティアが手を引いている状況も相俟って本物の姉妹みたいです。
「それじゃあすべての参加者が登壇したところで軽く特技を披露してもらうぜ! まずはミスチルちゃんからどうぞ!」
「ファッションショーというよりミスコンの流れですねこれ」
思わず突っ込んでしまいました。
……なんだか懐かしい気持ちになります。大学生の頃、友人に頼まれてミスコン運営の裏方サポートしたなぁ。地獄みたいに忙しかったなぁ……。
ふたりを参加させた一番の目的はかわいい姿を見たかったからです。
ですが、同時にモカモカが緊張を克服する一助になればという狙いもあります。この出来事を経てモカモカが大勢の前でも堂々とできるようになれば一石二鳥です。
歌を披露したり、手品を披露したりと、登壇者の皆様はこの瞬間に備えてちゃんと準備をしていたようです。
しかし、私はファッションショーとしか知らされていなかったのでふたりになにも仕込んでいませんでした。
「次はモカモカ&ギルティアちゃんのアピールタイムだ! さぁてお嬢ちゃんふたりはどんなことをしてくれるのかっ!? おじさん期待しちゃうよっ!」
「おまわりさん、あのひとです」
「ん~、このイベントが終わるまでは猶予をくださいおまわりさぁぁん!」
リザードマンさんのテンション一生バグってますね……。人生楽しんでそう。
なんとか切り抜けてください。両手を合わせてふたりを応援していると、ギルティアは少し考える素振りを見せたのちに頷いて言いました。
「それじゃあ、私はプリオリ様に甘えるモカモカの真似をするわ。モカモカはプリオリ様に甘える私の真似をして頂戴」
「う、うん、わかったっ」
「それじゃあいくわね」
ひとつ大きく息を吸うと、ギルティアは視線の刺々しさの一切をそぎ落として、純真という言葉を溶かしたように無垢な瞳で言いました。
「お師匠様、あたしね、今日の夜はね、ぎゅ~ってして眠ってほしいの。だめ?」
「完璧すぎません?」
120点のトレースでした。会場の方々にしてみればただただギルティアが可愛いだけの時間でしかないんでしょうけど。
「あ、あたしそんな風に甘えてないもんっ」
「そう? 主観的には完璧な模倣だと思ったのだけれど。次、モカモカの番よ」
「うぅ~、やり返してやるぅ~」
涙目でギリギリと歯を鳴らすモカモカは、ひとつ息をつくと、すっと感情を消して言いました。
「そもそもファッションショーに一芸を披露する時間があることが謎なのだけれど」
「完璧じゃん」
120点のトレースでした。会場の方々にしてみればただただモカモカが可愛いだけの時間でしょうけど。
「失礼しちゃうわ。私、もっと愛想があると思うのだけれど」
「ギルティアはこんな感じだよ。ねー、みんな?」
「凄い似てたぞー!」
「あ、そうか。ギルティアは認知されてるからネタが通じるんですね」
そっくりだの可愛いだの会場の方は大はしゃぎです。ギルティアが提案した双方のモノマネ案は見事に観客のハートを射抜いているようでした。
こうして、ファッションショーは残すところ結果発表だけとなりました。
沈黙ののち、リザードマンさんが優勝者を高らかに発表します。
「優勝は――エントリーNo10! モカモカちゃんとギルティアちゃんだっ!」
ぱぁんとくす玉が弾け、広場が割れんばかりの拍手に包まれます。
正直なところ、いったいなにが基準になっているのかさっぱりでしたが、まぁ弟子の可愛さが多くの人に届けられたのでよしとしましょう。
モカモカとギルティアは手を取り合って喜んでいました。
「やったやったっ。優勝だってギルティア!」
「当然の結果よ。私が出場しているのだから」
「ふたりともよくがんばりました!」
私はステージに飛び込み、ふたりの弟子をぎゅっと抱き締めます。えへへと笑う声とふふふと笑う声が耳をくすぐってきます。
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