『帰還勇者のRe:スクール(学園無双)』~リエナIf~異世界を救って帰還したら聖女がついてきたのでイチャコラ同棲して面倒をみようと思います。
マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫
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第3章 文化祭
第53話 舌戦バチバチ
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「ドラグレリア、こういうのはやめろ。それといきなりキレるなよな。カルシウム足りてないんじゃないのか? 小魚食えよ小魚」
「おっと言い忘れておったが、もちろん『本気』でやるのじゃぞ?」
はいはい、興味ない話題は安定のスルーっすね。
そして本気――つまりは勇者の力を使って腕相撲をしろってことか。
でも言われるまでもないぜ?
俺はもうそのつもりだ。
「分かってるさ。けどな?」
「なんじゃ?」
「本気の俺に負けてもキレて暴れるんじゃねえぞ?」
「くくく、言うのぅ。既に妾の強さをヒシヒシと感じとっておるじゃろうに、さすがは『絶対不敗の最強勇者』と言われるだけのことはあるのじゃ」
「なにせ勇者になって以来、俺は一度たりとも負けたことがないんでね。そしてこれからも負けるつもりはさらさらない」
今もなお余裕ぶっていやがるが、俺の方はもう完全に腹を据えているんだぞ。
今から腕相撲でこいつの偉そうな鼻っ柱をへし折ってやる、高慢ちきなドラゴンのプライドごと粉みじんにな。
ほえ面かかせてやるから覚悟しておけよ。
「よいぞよいぞ、妾も昂ってきたわ。偉大なる勇者シュウヘイ=オダよ、その力、余すところなく見せてみるがよいぞ!」
もう我慢できないといった様子のドラグレリアの身体から、獰猛な漆黒のオーラが立ち昇り始めた。
「女神アテナイよ、俺に邪悪を退けし勇者の力を――『女神の祝福』」
対して俺の身体は白銀の加護をまとうとともに、女神アテナイから授けられた強大な勇者の力が縦横無尽に駆け巡っていく。
同時に闘志が激しく燃え盛り、沸き立っていく――!
「さっきの勝負で、右手は疲れておるじゃろう?」
ドラグレリアが対戦台に左の肘をついた。
「なんだ、気を使ってくれるのか? 意外とお優しいんだな、ドラゴンってのは」
俺も対戦台に左の肘をつくと、ドラグレリアと左手のひらを組み合わせる。
女性らしい小さくて細い手だったが、見た目通りなわけはない。
もちろん俺が油断することもありはしない。
「なーに。連戦で疲れていて全力を出せなんだと、負けた後につまらぬ言い訳だけはされたくはないからのぅ」
「お前こそさっき右手で人を持ち上げてたよな? 左手は利き手じゃないんじゃねーのか? 利き手じゃなかったから負けたとか、後で言い訳するんじゃねえぞ?」
「その言葉、そっくりそのまま返してやるのじゃよ。お主も右利きなのじゃろう?」
「心配はいらないさ。あいにくとこの状態の俺は、右手も左手も全く変わらずに使えるんでね」
勇者の力を開放した俺は、女神アテナイの強力な加護のおかげで利き手でない左手も、利き手の右手と全く同じように使うことができるのだ。
完全にやる気スイッチが入って勇者モードになった俺と、俺のやる気を受けてウッキウキのやる気満々なドラグレリアがバチバチに舌戦をやりあっていると。
「えーと、2人の因縁がイマイチ把握できてないんだけど。とりあえずSランクのクマ先輩を倒した当校最強の織田勇者くんに、謎の美女ドラグレリアさんが飛び入りで挑戦するということでいいのかな?」
隠しきれない困惑顔で確認するように言った係の生徒に、
「ああ」
「うむ」
俺とドラグレリアは視線をバチバチに交わらせたままで同時に頷いた。
「じゃあ始めるね? 両名、準備はいいかな?」
「いつでもいいぜ」
「いい加減待ちわびておるのじゃ、はよせい」
「で、では! 我が高最強の腕自慢、織田勇者くんに謎の美女ドラグレリアさんが挑む突発エクストラ・マッチ! レディぃぃぃぃGO!」
最強最悪の皇竜の娘vs『絶対不敗の絶対勇者』。
獰猛な漆黒のオーラvs白銀の加護。
究極の腕相撲対決の幕がここに上がった――!
「おっと言い忘れておったが、もちろん『本気』でやるのじゃぞ?」
はいはい、興味ない話題は安定のスルーっすね。
そして本気――つまりは勇者の力を使って腕相撲をしろってことか。
でも言われるまでもないぜ?
俺はもうそのつもりだ。
「分かってるさ。けどな?」
「なんじゃ?」
「本気の俺に負けてもキレて暴れるんじゃねえぞ?」
「くくく、言うのぅ。既に妾の強さをヒシヒシと感じとっておるじゃろうに、さすがは『絶対不敗の最強勇者』と言われるだけのことはあるのじゃ」
「なにせ勇者になって以来、俺は一度たりとも負けたことがないんでね。そしてこれからも負けるつもりはさらさらない」
今もなお余裕ぶっていやがるが、俺の方はもう完全に腹を据えているんだぞ。
今から腕相撲でこいつの偉そうな鼻っ柱をへし折ってやる、高慢ちきなドラゴンのプライドごと粉みじんにな。
ほえ面かかせてやるから覚悟しておけよ。
「よいぞよいぞ、妾も昂ってきたわ。偉大なる勇者シュウヘイ=オダよ、その力、余すところなく見せてみるがよいぞ!」
もう我慢できないといった様子のドラグレリアの身体から、獰猛な漆黒のオーラが立ち昇り始めた。
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対して俺の身体は白銀の加護をまとうとともに、女神アテナイから授けられた強大な勇者の力が縦横無尽に駆け巡っていく。
同時に闘志が激しく燃え盛り、沸き立っていく――!
「さっきの勝負で、右手は疲れておるじゃろう?」
ドラグレリアが対戦台に左の肘をついた。
「なんだ、気を使ってくれるのか? 意外とお優しいんだな、ドラゴンってのは」
俺も対戦台に左の肘をつくと、ドラグレリアと左手のひらを組み合わせる。
女性らしい小さくて細い手だったが、見た目通りなわけはない。
もちろん俺が油断することもありはしない。
「なーに。連戦で疲れていて全力を出せなんだと、負けた後につまらぬ言い訳だけはされたくはないからのぅ」
「お前こそさっき右手で人を持ち上げてたよな? 左手は利き手じゃないんじゃねーのか? 利き手じゃなかったから負けたとか、後で言い訳するんじゃねえぞ?」
「その言葉、そっくりそのまま返してやるのじゃよ。お主も右利きなのじゃろう?」
「心配はいらないさ。あいにくとこの状態の俺は、右手も左手も全く変わらずに使えるんでね」
勇者の力を開放した俺は、女神アテナイの強力な加護のおかげで利き手でない左手も、利き手の右手と全く同じように使うことができるのだ。
完全にやる気スイッチが入って勇者モードになった俺と、俺のやる気を受けてウッキウキのやる気満々なドラグレリアがバチバチに舌戦をやりあっていると。
「えーと、2人の因縁がイマイチ把握できてないんだけど。とりあえずSランクのクマ先輩を倒した当校最強の織田勇者くんに、謎の美女ドラグレリアさんが飛び入りで挑戦するということでいいのかな?」
隠しきれない困惑顔で確認するように言った係の生徒に、
「ああ」
「うむ」
俺とドラグレリアは視線をバチバチに交わらせたままで同時に頷いた。
「じゃあ始めるね? 両名、準備はいいかな?」
「いつでもいいぜ」
「いい加減待ちわびておるのじゃ、はよせい」
「で、では! 我が高最強の腕自慢、織田勇者くんに謎の美女ドラグレリアさんが挑む突発エクストラ・マッチ! レディぃぃぃぃGO!」
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究極の腕相撲対決の幕がここに上がった――!
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