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第3話「貪り合う欲望の薔薇」
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貪り合う欲望の薔薇。
それは、束縛・監禁・強姦・複数人プレイ・・・と、年齢制限全開の展開が詰まった、超々大人向けBL小説。
お話は、ある公爵家に生まれた息子が、自身が同性愛者である事に悩んでいる所から始まる。
息子の名前は、ヘリオス・オルレイド。
公爵夫妻の下には男の子が二人産まれていて、ヘリオスはそのうちの一人で長男だった。
長男である彼は必然的に、公爵家の跡取りとして有力な候補者となり、次期公爵を狙う彼にとって、同性愛者というのは重大な問題だった。
それは、公爵家を継ぐ条件として現公爵が、貴族女性と結婚し子を設けることを提示したからだ。
そこでヘリオスは悩んだ末に、お見合い候補として何人か名の挙がっていた中から、一番早く婚姻を結べる女を妻として迎えた。
妻の名前は、アレシア・メインベイル。
伯爵家の令嬢で、容姿も礼儀作法も良く、公爵家の妻としては申し分なかった。
アレシアのおかげで弟よりも先に結婚出来たヘリオスは、父親から屋敷の権限を渡され、実質的に次期公爵として屋敷の管理を任されることになった。
一見すると順風満帆に見えるヘリオスだが、彼にはまだ最大の難関が残っていた。
それは、子作りだ。
アレシアは美人ではあったが、勝気で傲慢な性格であり、それはヘリオスの好みからは大きく外れていた。
それに、アレシアは女性だ。だから二人きりになっても全くそんな気分にはならない。
せめて自分が他の男と同じように恋愛対象が女性だったのなら、性格には目を瞑り、彼女の整った容姿だけを愛す事ができたかもしれないのに。
だけどこのまま子を成せずにいると、自分の弟にいずれ公爵家の座を取られてしまう可能性がある。
ヘリオスは嘆いていた。好きでもない女と夫婦でいる事が苦痛でしかなかった。
そんな時に、彼は運命の人に出会ってしまう。
それは、公爵家の立派な庭園を手入れするためにやってきた庭師だった。
公爵家の邸宅の横には、アレシアの命令で作られた薔薇園が有り、立派に成長した薔薇の剪定作業をするために来ていた庭師は、古くなった薔薇の枝を慎重に見極めながら切っていた。
ちょうどその時に薔薇園を横切ったヘリオスは、その庭師を目にした瞬間、衝撃が走った。
庭師はいつも年老いた男だったのだが、その日に来た庭師はその息子なのか、ヘリオスと同じくらい若い男だった。
陽に透かすと消えてしまいそうな程儚く柔らかい髪色に、その辺にいる女たちよりも透き通った白い肌。
そして、海のような青い色の瞳がヘリオスを捉えた時、ヘリオスは直感した。
自分は、この男と恋に落ちてしまうと。
庭師は平民だったが、優しい心の持ち主だった。名前はリチャードと名乗った。
リチャードが薔薇の手入れをしていると、必ずヘリオスは顔を出し、二人は薔薇園で関係を深める事になる。
リチャードはヘリオスの悩みを聞き、自分も同じく男しか愛せないと打ち明けた。
同じ悩みを持つ二人が、惹かれ合うのは時間の問題だった。
そんな二人を、薔薇園の薔薇だけが見守っていた。
しかしある日、そんな関係がアレシアにばれてしまう事になる。
薔薇を眺めようと薔薇園に足を運んだアレシアが、自分の夫が欲望に身をゆだねている姿をついに目にしてしまったのだ。
妻を一度も抱かない男が、見たこともない平民の男と結ばれている姿を。
激怒したアレシアは、ヘリオスの前でリチャードを蔑んだ。
「汚らわしい。あなたはあの魔性の男に操られているのです。今すぐあの男をこの屋敷から遠ざけるべきです。」
それを聞いてヘリオスはついに理性の糸がぷつりと切れた。
アレシアにリチャードを罵った言葉を撤回するまで謹慎を命じ、リチャードを自分に仕える者として正式に公爵家へ迎えた。
ヘリオスは思った。
自分たちは悪い事をしているわけではないのだから、もう薔薇園で密会するのではなく、堂々としていようと。
観念したアレシアがリチャードに謝罪の言葉を述べ、ようやく謹慎が解かれることになった頃には、実質的にリチャードが正妻のような扱いを受けていた。
愕然とするアレシアに、ヘリオスは言い放った。
『リチャードこそが私の生涯のパートナーであり、お前は単にお飾りの妻に過ぎないのだ、アレシア。
今日からお前には別邸で過ごしてもらう。お前が伯爵家の令嬢であった事を考慮して、侍女を一人だけ付けよう。
お前の今まで持っていた権限は、全てリチャードの物だ。』
【貪り合う欲望の薔薇 第1章より抜粋】
それは、束縛・監禁・強姦・複数人プレイ・・・と、年齢制限全開の展開が詰まった、超々大人向けBL小説。
お話は、ある公爵家に生まれた息子が、自身が同性愛者である事に悩んでいる所から始まる。
息子の名前は、ヘリオス・オルレイド。
公爵夫妻の下には男の子が二人産まれていて、ヘリオスはそのうちの一人で長男だった。
長男である彼は必然的に、公爵家の跡取りとして有力な候補者となり、次期公爵を狙う彼にとって、同性愛者というのは重大な問題だった。
それは、公爵家を継ぐ条件として現公爵が、貴族女性と結婚し子を設けることを提示したからだ。
そこでヘリオスは悩んだ末に、お見合い候補として何人か名の挙がっていた中から、一番早く婚姻を結べる女を妻として迎えた。
妻の名前は、アレシア・メインベイル。
伯爵家の令嬢で、容姿も礼儀作法も良く、公爵家の妻としては申し分なかった。
アレシアのおかげで弟よりも先に結婚出来たヘリオスは、父親から屋敷の権限を渡され、実質的に次期公爵として屋敷の管理を任されることになった。
一見すると順風満帆に見えるヘリオスだが、彼にはまだ最大の難関が残っていた。
それは、子作りだ。
アレシアは美人ではあったが、勝気で傲慢な性格であり、それはヘリオスの好みからは大きく外れていた。
それに、アレシアは女性だ。だから二人きりになっても全くそんな気分にはならない。
せめて自分が他の男と同じように恋愛対象が女性だったのなら、性格には目を瞑り、彼女の整った容姿だけを愛す事ができたかもしれないのに。
だけどこのまま子を成せずにいると、自分の弟にいずれ公爵家の座を取られてしまう可能性がある。
ヘリオスは嘆いていた。好きでもない女と夫婦でいる事が苦痛でしかなかった。
そんな時に、彼は運命の人に出会ってしまう。
それは、公爵家の立派な庭園を手入れするためにやってきた庭師だった。
公爵家の邸宅の横には、アレシアの命令で作られた薔薇園が有り、立派に成長した薔薇の剪定作業をするために来ていた庭師は、古くなった薔薇の枝を慎重に見極めながら切っていた。
ちょうどその時に薔薇園を横切ったヘリオスは、その庭師を目にした瞬間、衝撃が走った。
庭師はいつも年老いた男だったのだが、その日に来た庭師はその息子なのか、ヘリオスと同じくらい若い男だった。
陽に透かすと消えてしまいそうな程儚く柔らかい髪色に、その辺にいる女たちよりも透き通った白い肌。
そして、海のような青い色の瞳がヘリオスを捉えた時、ヘリオスは直感した。
自分は、この男と恋に落ちてしまうと。
庭師は平民だったが、優しい心の持ち主だった。名前はリチャードと名乗った。
リチャードが薔薇の手入れをしていると、必ずヘリオスは顔を出し、二人は薔薇園で関係を深める事になる。
リチャードはヘリオスの悩みを聞き、自分も同じく男しか愛せないと打ち明けた。
同じ悩みを持つ二人が、惹かれ合うのは時間の問題だった。
そんな二人を、薔薇園の薔薇だけが見守っていた。
しかしある日、そんな関係がアレシアにばれてしまう事になる。
薔薇を眺めようと薔薇園に足を運んだアレシアが、自分の夫が欲望に身をゆだねている姿をついに目にしてしまったのだ。
妻を一度も抱かない男が、見たこともない平民の男と結ばれている姿を。
激怒したアレシアは、ヘリオスの前でリチャードを蔑んだ。
「汚らわしい。あなたはあの魔性の男に操られているのです。今すぐあの男をこの屋敷から遠ざけるべきです。」
それを聞いてヘリオスはついに理性の糸がぷつりと切れた。
アレシアにリチャードを罵った言葉を撤回するまで謹慎を命じ、リチャードを自分に仕える者として正式に公爵家へ迎えた。
ヘリオスは思った。
自分たちは悪い事をしているわけではないのだから、もう薔薇園で密会するのではなく、堂々としていようと。
観念したアレシアがリチャードに謝罪の言葉を述べ、ようやく謹慎が解かれることになった頃には、実質的にリチャードが正妻のような扱いを受けていた。
愕然とするアレシアに、ヘリオスは言い放った。
『リチャードこそが私の生涯のパートナーであり、お前は単にお飾りの妻に過ぎないのだ、アレシア。
今日からお前には別邸で過ごしてもらう。お前が伯爵家の令嬢であった事を考慮して、侍女を一人だけ付けよう。
お前の今まで持っていた権限は、全てリチャードの物だ。』
【貪り合う欲望の薔薇 第1章より抜粋】
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