20 / 58
第二章 悪女復活!?
17
しおりを挟む
しばらくは穏やかな日が続いた。メイドに変装して、こっそり街に出かけることも楽しくて。そうやって王都での暮らしにも慣れて来た頃、再び王城からの呼び出しがあった。
私は散々迷った末、今度はどちらの王子にも肩入れしていないリーゼを連れて行くことにした。前回同伴したハンナに苦情を言われ、疲れてしまったからだ。
幸いにもリーゼの言葉遣いは、だいぶまともになってきた。口を開かなければいいと思うし、失礼な言動をしないときっちり約束させてもいる。破ったら、夕食のデザート抜き――意外にもこれが、彼女には一番堪えるらしい。
今日も地味な服装で。私が着ているのは、紺色で首にレースの襟がついたおとなしいデザインのドレスだ。リーゼも紺色だけど金色の髪が服に映え、目にも鮮やか。みんなはきっと私ではなく、彼女に注目するだろう。
出掛ける直前、玄関ホールでヨルクに呼び止められた。
「ミレディア~、今回も私を置いて行くのかい?」
「ええ。余計なことを話さずに、一日でも早く契約したいもの」
「ミレディアは可愛いから、王子達に隙を見せてはダメだよ?」
「大丈夫よ。お二人には公爵令嬢がいらっしゃるでしょう? 確かエルゼ様」
「あ……う……」
兄よ、知っていたなら事前に教えてほしかった。そして、時間もないので邪魔はしないでほしい。今回はクラウス王子が会って下さるそうだ。王子をお待たせしてはならない。私とリーゼは急いで馬車に乗り込んだ。
おかげで城には余裕を持って到着した。王子を待っていたところ、リーゼが部屋を見回しながら、感慨深げに口を開く。
「まさか、オレ……私が城に来るなんてね? この前までは想像もしていなかったのに」
「ふふ。ねえリーゼ、賢い貴女にもう一度言っておくわ。私の侍女として紹介するのだから、ここではおとなしくしていてね」
「わかってるってば! いえ、かしこまりました。お嬢様」
澄ましたリーゼがおかしくて、私はクスクス笑う。今の口調はハンナにそっくりだ。口喧嘩しつつも最近二人は仲がいい。姉妹のようなハンナとリーゼを見守る私は、さしずめ保護者といったところかしら?
生活の術を身に着けてもらうため、私は普段リーゼを使用人として扱っている。けれど時々部屋に呼んでは、お菓子を一緒に食べたり話をしたりして、仲良くしていた。そんな私をハンナは甘いと言うけれど、可愛いは正義だ。リーゼの成長が楽しみな私としては、彼女の母親代わりを自認している。
今日のリーゼは少し緊張していた。十三歳になったばかりだし、本来なら城に来るのはまだ早い。けれど彼女には、早くからいろんな世界を見せてあげたかった。多くの知識を身につけて、自分を大事によりよく生きてほしいと願う。
親バカだと言われても、こればっかりは仕方がない。
「そうは言っても王子は気さくな方だから、構えなくてもいいわよ? ここだけの話、お好きな方もいらっしゃるんですって」
顔を寄せ声を潜めるついでに、自分自身にも言い聞かせた。想う相手がいるのなら、警戒しなくても大丈夫よね?
「なんだ残念」
リーゼの言葉にギョッとする。
「まさかリーゼ、玉の輿を狙っていたの?」
「違うよ。お嬢に……お嬢様の相手としてどうかと思っただけ。ミレディアが妃になれば、この国も変わるのに」
「バカね」
声を落としておいて良かった。城の誰かに聞かれでもしたら、不快感を与えてしまう。
それに私は妃どころか、誰かと想い合うことさえできない。ずっと一人でいなければならないというのが、私に与えられた罰だから。
「まあいいや。それより、お嬢……お嬢様が熱く語っていたお茶を見るのが楽しみだ」
「なんてことのない、普通の紅茶よ?」
顔を上げて答えた時、すぐ近くで声がする。
「残念だ。前回あんなに褒めてくれたのに」
「クラウス殿下!」
私は慌てて礼をした。
リーゼは教えた通り一歩下がり、前で手を組み頭を下げる。
クラウス王子は長い足で、音もなく歩くのが得意だ。以前に続き、またもや気配を感じなかった。
「では、違うお茶を出そうか?」
「いえ、その……お気を悪くされたのなら謝罪致します。見た目の話をしておりました」
「冗談だ。別に構わない。侍女と親しくしているようだが……随分若いな?」
リーゼを見たクラウス王子が、眉根を寄せる。精悍な顔立ちは、しかめていても絵になるわ……って、関係ないことを考えている場合じゃなかった。リーゼを紹介しなければ。
「ええ、我が家に新しく入りました。とてもいい子ですよ」
「そうか。ではよろしく」
クラウス王子がリーゼに向かって頷いた。リーゼが私に怯えたような視線を向ける。
「固くなっているのか? 主と一緒だな」
そう言って目を細めるクラウス王子は、笑うと優しい印象だ。
「恐れ入ります」
私が答えると、リーゼが首を小さく横に振る。エルゼ様のような可愛らしいタイプがお好みなので、リーゼは気に入られたのかもしれないわね? だからといって、置いて帰るつもりはないけれど。
「それで、あの……先日持参したワインのことですが……」
アウロス王子の時と同じ轍は踏まないよう、席に着くなり仕事の話を持ち出した。商談なので前髪をきちんと上げて。順調に合意に至れば、それだけ早く領地に戻れる。
「ああ、あれか。すまない、私はどうも……辛口は扱っていないのか?」
「いえ、念のため持参致しました」
「もう?」
アウロス王子にクラウス王子の感想を聞いた時、言葉を濁され、双子で意見が違うと言われた。美味しかったと称賛したなら、その場で伝えてくれるはず。違うということは……
また、お茶を飲んで感じたというのもある。すっきりした味わいが好みなら、辛口の方が合うかもしれない、と。契約を焦るわけではないけれど、来る回数は少ない方がいい。そう思って予め、辛口と極甘口の二つのワインを用意した。極甘口の貴腐ワインも、お土産に置いて帰ることにしよう。
二つのワインを並べて説明する。兄の知識には遠く及ばないけれど、必死に勉強してきたのだ。ここには遊びに来たわけでなく、商売の話をしに来ている。仕事には誠意を尽くす……それがこれまでの生を通して、私が学んできたことだ。
「エチケット(ラベル)のデザインにもご注目下さい。中央の絵は、領内の子供達が描いた中から選んだものです。お酒がまだ飲めなくても、既に関わり世の中の役に立っているのだと感じてほしくて」
「その発想はどこから?」
「私が提案したところ、父も兄もすぐに賛成しました」
警戒する必要がないのなら、本当のことを話しても大丈夫そうね。王子達を夢中にさせている公爵令嬢の存在がありがたい。私にとってはエルゼ様様だ。
「以前にも聞いたと思うが、多様な知識をどこで手に入れた?」
「どこでって……」
途端に私は身構える。王子には好きな人がいるからと、すっかり油断をしてしまった。
彼にとって好意と興味はそれぞれ別なのかもしれない。私の過去を――繰り返す転生を話すわけにもいかないし、どうしよう?
私は散々迷った末、今度はどちらの王子にも肩入れしていないリーゼを連れて行くことにした。前回同伴したハンナに苦情を言われ、疲れてしまったからだ。
幸いにもリーゼの言葉遣いは、だいぶまともになってきた。口を開かなければいいと思うし、失礼な言動をしないときっちり約束させてもいる。破ったら、夕食のデザート抜き――意外にもこれが、彼女には一番堪えるらしい。
今日も地味な服装で。私が着ているのは、紺色で首にレースの襟がついたおとなしいデザインのドレスだ。リーゼも紺色だけど金色の髪が服に映え、目にも鮮やか。みんなはきっと私ではなく、彼女に注目するだろう。
出掛ける直前、玄関ホールでヨルクに呼び止められた。
「ミレディア~、今回も私を置いて行くのかい?」
「ええ。余計なことを話さずに、一日でも早く契約したいもの」
「ミレディアは可愛いから、王子達に隙を見せてはダメだよ?」
「大丈夫よ。お二人には公爵令嬢がいらっしゃるでしょう? 確かエルゼ様」
「あ……う……」
兄よ、知っていたなら事前に教えてほしかった。そして、時間もないので邪魔はしないでほしい。今回はクラウス王子が会って下さるそうだ。王子をお待たせしてはならない。私とリーゼは急いで馬車に乗り込んだ。
おかげで城には余裕を持って到着した。王子を待っていたところ、リーゼが部屋を見回しながら、感慨深げに口を開く。
「まさか、オレ……私が城に来るなんてね? この前までは想像もしていなかったのに」
「ふふ。ねえリーゼ、賢い貴女にもう一度言っておくわ。私の侍女として紹介するのだから、ここではおとなしくしていてね」
「わかってるってば! いえ、かしこまりました。お嬢様」
澄ましたリーゼがおかしくて、私はクスクス笑う。今の口調はハンナにそっくりだ。口喧嘩しつつも最近二人は仲がいい。姉妹のようなハンナとリーゼを見守る私は、さしずめ保護者といったところかしら?
生活の術を身に着けてもらうため、私は普段リーゼを使用人として扱っている。けれど時々部屋に呼んでは、お菓子を一緒に食べたり話をしたりして、仲良くしていた。そんな私をハンナは甘いと言うけれど、可愛いは正義だ。リーゼの成長が楽しみな私としては、彼女の母親代わりを自認している。
今日のリーゼは少し緊張していた。十三歳になったばかりだし、本来なら城に来るのはまだ早い。けれど彼女には、早くからいろんな世界を見せてあげたかった。多くの知識を身につけて、自分を大事によりよく生きてほしいと願う。
親バカだと言われても、こればっかりは仕方がない。
「そうは言っても王子は気さくな方だから、構えなくてもいいわよ? ここだけの話、お好きな方もいらっしゃるんですって」
顔を寄せ声を潜めるついでに、自分自身にも言い聞かせた。想う相手がいるのなら、警戒しなくても大丈夫よね?
「なんだ残念」
リーゼの言葉にギョッとする。
「まさかリーゼ、玉の輿を狙っていたの?」
「違うよ。お嬢に……お嬢様の相手としてどうかと思っただけ。ミレディアが妃になれば、この国も変わるのに」
「バカね」
声を落としておいて良かった。城の誰かに聞かれでもしたら、不快感を与えてしまう。
それに私は妃どころか、誰かと想い合うことさえできない。ずっと一人でいなければならないというのが、私に与えられた罰だから。
「まあいいや。それより、お嬢……お嬢様が熱く語っていたお茶を見るのが楽しみだ」
「なんてことのない、普通の紅茶よ?」
顔を上げて答えた時、すぐ近くで声がする。
「残念だ。前回あんなに褒めてくれたのに」
「クラウス殿下!」
私は慌てて礼をした。
リーゼは教えた通り一歩下がり、前で手を組み頭を下げる。
クラウス王子は長い足で、音もなく歩くのが得意だ。以前に続き、またもや気配を感じなかった。
「では、違うお茶を出そうか?」
「いえ、その……お気を悪くされたのなら謝罪致します。見た目の話をしておりました」
「冗談だ。別に構わない。侍女と親しくしているようだが……随分若いな?」
リーゼを見たクラウス王子が、眉根を寄せる。精悍な顔立ちは、しかめていても絵になるわ……って、関係ないことを考えている場合じゃなかった。リーゼを紹介しなければ。
「ええ、我が家に新しく入りました。とてもいい子ですよ」
「そうか。ではよろしく」
クラウス王子がリーゼに向かって頷いた。リーゼが私に怯えたような視線を向ける。
「固くなっているのか? 主と一緒だな」
そう言って目を細めるクラウス王子は、笑うと優しい印象だ。
「恐れ入ります」
私が答えると、リーゼが首を小さく横に振る。エルゼ様のような可愛らしいタイプがお好みなので、リーゼは気に入られたのかもしれないわね? だからといって、置いて帰るつもりはないけれど。
「それで、あの……先日持参したワインのことですが……」
アウロス王子の時と同じ轍は踏まないよう、席に着くなり仕事の話を持ち出した。商談なので前髪をきちんと上げて。順調に合意に至れば、それだけ早く領地に戻れる。
「ああ、あれか。すまない、私はどうも……辛口は扱っていないのか?」
「いえ、念のため持参致しました」
「もう?」
アウロス王子にクラウス王子の感想を聞いた時、言葉を濁され、双子で意見が違うと言われた。美味しかったと称賛したなら、その場で伝えてくれるはず。違うということは……
また、お茶を飲んで感じたというのもある。すっきりした味わいが好みなら、辛口の方が合うかもしれない、と。契約を焦るわけではないけれど、来る回数は少ない方がいい。そう思って予め、辛口と極甘口の二つのワインを用意した。極甘口の貴腐ワインも、お土産に置いて帰ることにしよう。
二つのワインを並べて説明する。兄の知識には遠く及ばないけれど、必死に勉強してきたのだ。ここには遊びに来たわけでなく、商売の話をしに来ている。仕事には誠意を尽くす……それがこれまでの生を通して、私が学んできたことだ。
「エチケット(ラベル)のデザインにもご注目下さい。中央の絵は、領内の子供達が描いた中から選んだものです。お酒がまだ飲めなくても、既に関わり世の中の役に立っているのだと感じてほしくて」
「その発想はどこから?」
「私が提案したところ、父も兄もすぐに賛成しました」
警戒する必要がないのなら、本当のことを話しても大丈夫そうね。王子達を夢中にさせている公爵令嬢の存在がありがたい。私にとってはエルゼ様様だ。
「以前にも聞いたと思うが、多様な知識をどこで手に入れた?」
「どこでって……」
途端に私は身構える。王子には好きな人がいるからと、すっかり油断をしてしまった。
彼にとって好意と興味はそれぞれ別なのかもしれない。私の過去を――繰り返す転生を話すわけにもいかないし、どうしよう?
4
あなたにおすすめの小説
【完結】断頭台で処刑された悪役王妃の生き直し
有栖多于佳
恋愛
近代ヨーロッパの、ようなある大陸のある帝国王女の物語。
30才で断頭台にかけられた王妃が、次の瞬間3才の自分に戻った。
1度目の世界では盲目的に母を立派な女帝だと思っていたが、よくよく思い起こせば、兄妹間で格差をつけて、お気に入りの子だけ依怙贔屓する毒親だと気づいた。
だいたい帝国は男子継承と決まっていたのをねじ曲げて強欲にも女帝になり、初恋の父との恋も成就させた結果、継承戦争起こし帝国は二つに割ってしまう。王配になった父は人の良いだけで頼りなく、全く人を見る目のないので軍の幹部に登用した者は役に立たない。
そんな両親と早い段階で決別し今度こそ幸せな人生を過ごすのだと、決意を胸に生き直すマリアンナ。
史実に良く似た出来事もあるかもしれませんが、この物語はフィクションです。
世界史の人物と同名が出てきますが、別人です。
全くのフィクションですので、歴史考察はありません。
*あくまでも異世界ヒューマンドラマであり、恋愛あり、残業ありの娯楽小説です。
【完結】消された第二王女は隣国の王妃に熱望される
風子
恋愛
ブルボマーナ国の第二王女アリアンは絶世の美女だった。
しかし側妃の娘だと嫌われて、正妃とその娘の第一王女から虐げられていた。
そんな時、隣国から王太子がやって来た。
王太子ヴィルドルフは、アリアンの美しさに一目惚れをしてしまう。
すぐに婚約を結び、結婚の準備を進める為に帰国したヴィルドルフに、突然の婚約解消の連絡が入る。
アリアンが王宮を追放され、修道院に送られたと知らされた。
そして、新しい婚約者に第一王女のローズが決まったと聞かされるのである。
アリアンを諦めきれないヴィルドルフは、お忍びでアリアンを探しにブルボマーナに乗り込んだ。
そしてある夜、2人は運命の再会を果たすのである。
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない
朝日みらい
恋愛
エリーナは、伯爵家の6人目の娘として生まれましたが、幸せではありませんでした。彼女は両親からも兄姉からも無視されていました。それに才能も兄姉と比べると特に特別なところがなかったのです。そんな孤独な彼女の前に現れたのが、公爵家のヴィクトールでした。彼女のそばに支えて励ましてくれるのです。エリーナはヴィクトールに何かとほめられながら、自分の力を信じて幸せをつかむ物語です。
【完結】番である私の旦那様
桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族!
黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。
バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。
オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。
気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。
でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!)
大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです!
神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。
前半は転移する前の私生活から始まります。
【完結】どうやら時戻りをしました。
まるねこ
恋愛
ウルダード伯爵家は借金地獄に陥り、借金返済のため泣く泣く嫁いだ先は王家の闇を担う家。
辛い日々に耐えきれずモアは自らの命を断つ。
時戻りをした彼女は同じ轍を踏まないと心に誓う。
※前半激重です。ご注意下さい
Copyright©︎2023-まるねこ
【完結】地味な私と公爵様
ベル
恋愛
ラエル公爵。この学園でこの名を知らない人はいないでしょう。
端正な顔立ちに甘く低い声、時折見せる少年のような笑顔。誰もがその美しさに魅了され、女性なら誰もがラエル様との結婚を夢見てしまう。
そんな方が、平凡...いや、かなり地味で目立たない伯爵令嬢である私の婚約者だなんて一体誰が信じるでしょうか。
...正直私も信じていません。
ラエル様が、私を溺愛しているなんて。
きっと、きっと、夢に違いありません。
お読みいただきありがとうございます。短編のつもりで書き始めましたが、意外と話が増えて長編に変更し、無事完結しました(*´-`)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる