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第三章 偽の恋人
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身分制度は無視できない。料理人の女性の汚れを払っていた私は、慌てて立ち上がると丁寧に挨拶をした。
「お初にお目にかかります、公爵夫人。私はミレディアと申します」
「公爵夫人? あら、違うわよ。でも当たらずとも遠からず、といったところかしら。やっぱり貴女なのね?」
淡い金色の髪に水色の瞳のその人は、謎めいた言葉を呟くとクスクス笑う。誰かに似ている……? 惜しい、ということは公爵の親戚なのかもしれない。だったら滅多なことは言えない。
「大変失礼いたしました」
「いいのよ、気にしないで。それよりそれ、どうするの?」
その女性は料理人が拾い上げた白い塊を見て、問いかけた。よく見ると……パン生地では?
目の細い料理人は、その目を一層細めて困ったような顔をする。
「埃がついてしまいました。外の石窯で焼き上げる予定でしたが、こうなった以上どうすることもできません」
「そう、もったいないわね」
料理人の答えに、そのご婦人は残念そうな顔をした。今度は私に目を向けると、同じことを聞いて来る。
「ねえ、貴女ならどうする?」
もしかして、私がぶつかったせいで生地を無駄にしてしまったと思っているのでは? 優し気な表情の奥の真実は読み取れない。かといって、エルゼのように悪意があるようにも見えなかった。単に問題を出して楽しんでいるようにも見受けられる。
「そうですね。やはり下に落とした以上、破棄するしかないのかと。洗うわけにもいきませんし……」
言いかけてふと気づく。
そうか、洗えばいいのよ!
「私なら洗います。洗った後に残った物を蒸せば生麩に、焼けば焼き麩ができるので。麩まんじゅうや麩菓子に活用できるかと」
思いついた考えに我ながら嬉しくなった。老後の楽しみがまた一つ、増えた気がする。本当はこねたての生地を洗う方がいい。水に溶けずに残った物がお麩になるのだ。遠い昔、調理実習の時に家庭科の先生が何気なく教えてくれたことが、まさかここで役立つなんて!
「焼き麩? まんじゅう? 全く知らない言葉だわ。物知りというのは本当のようね」
「物知り、ですか? あの……」
誰からそれを、と聞き返そうとしたところ、向こうから近寄って来た人物に遮られてしまう。
「ディア! なかなか来ないと思ったら、こんな所にいたんだ。なっ、まさか……」
アウロス王子が私の前に立つ女性を見て、珍しく目を丸くしている。女性の方は落ち着いた態度で、自分の唇に人差し指を押し当てた。それ以上何も言うなということらしい。
アウロス王子は首肯し、黙り込む。どうやら知り合いらしいけど……
「ごめんなさいね、お邪魔して。アウロス、後で話を聞かせてちょうだい。じゃあまたね」
そう言って、彼女は優雅に去って行く。
彼よりだいぶ年上だけど、アウロス王子を名前で呼ぶから親しい仲のようだ。私にも好意的だったので、王子は私が偽の恋人だと打ち明けているのかもしれない。先ほどの物知りというのも、アウロス王子から聞いたのだろう。
エルゼより上品で、優しく美しい人。そうか、だからアウロス王子は特定の恋人を作らないのかもしれない。既婚者である彼女が本命なのね? ベルツで聞いた「その先を期待されても困る」との言葉の裏には、そんな意味があったのか。
アウロス王子、ストライクゾーンが広いと思っていたけど、まさかの年上好きだとは!
「それより貴女、大丈夫? もしパン生地のことで文句を言われたら、私がダメにしたってことでいいわよ? お陰で楽しみが増えたし」
「いえ、あの……」
私がそう告げると、目が細くおとなしそうな料理人の女性は、意味も分からず困惑しているようだった。
城に通うようになって一ヶ月ほどが過ぎた今日、私はアウロス王子と東屋で絶賛いちゃつき中。冬でも緑の多い遊歩道の先に高台となっている場所があり、階段を上るとクッションが敷き詰められた東屋に至る。
城の窓からは人影がぼんやりと見える位置で、いつもどこかで見ているというエルゼのために、アウロス王子がこの場所を選んだ。ちなみに王子と私の護衛は、東屋の外に控えている。
「嫌ですわ。アウロスったらもう、恥ずかしい」
「ディア、寒いの? それならもっと近くにおいで。綺麗な君を片時も話したくないという僕の気持ち、わかってくれるだろう?」
アウロス王子が調子に乗って肩を抱き、顔を寄せてくる。私の腿に手を置こうとしたので、遠慮なくつねった。かなり痛いはずなのに、それでも彼は涼しい顔。涼しいといえば、真冬に東屋でデートって……
外に出るとは思わなかったので、今日の私はエメラルドグリーンの薄手のドレスを着ている。スクエアカットで胸元が開いているため、コートを着ても我慢大会に近いものがあるような。
「ディアが側にいないと何もする気が起きないんだ。庭園に咲く冬薔薇でさえ、君の美しさには敵わない」
「そんな、とんでもございませんわ。でも、アウロスにそう言っていただけたら私……私」
――寒さと羞恥に耐えられないので、そろそろ中に入ってもよろしいでしょうか?
甘ったるい言葉の数々はもちろん演技。公爵令嬢エルゼに自分を諦めさせ、私に溺れているように見せかけるため、アウロス王子はかなり気合が入っている。道ならぬ恋の年上女性を引っ張り出すわけにもいかないので、必死なのだろう。
最近では私も慣れてきて、そこまで固くならずに恋人のフリができるようになった。だけどいくら芝居でも、この恰好は寒いし過剰な接触もそろそろ勘弁してほしい。
「あの、そろそろ中に……」
「ああごめん。早く二人で温まりたいんだね? もちろん喜んで」
いえ、その言い方だと何か誤解を招くような……あ、演技だからそれでいいのか。
偽の恋人役を演じて良いことの一つに、終わったら誰からも求婚されないという安心感がある。婚約もせず、いちゃいちゃする姿を周囲に見せつけているため、今の私は身持ちが悪いと評されていた。兄は嘆くけれど、私は別に構わない。
役目を終えた後は、アウロス王子に無事棄てられる予定。いわくつきの行き遅れの女を妻に迎えようだなんて、そんな奇特な男性はいないだろう。良くて側室や愛人だけど、私は笑ってこう言うつもり。
「アウロス王子の相手だった私が、普通の男性で満足するとでも?」
これでみな、引き下ってくれるはず。王太子がクラウス王子に決まれば、私はのんびりした隠居生活に入ることができる。
寒さに耐えて演技をしていたところ、こちらに近づく足音が……もしかして! ドキドキしながら目を向ける。けれど、そこに立っていたのは残念ながらアウロス王子の秘書官だった。
――バカね、あの人が来るはずないじゃない。
「アウロス様、そろそろお戻りを。目を通していただく書類が滞っております」
「なんだ、気が利かないな。もう少し二人でいたかったのに」
いえ、私は寒さで限界です。
冷たくなった手をさすりながら秘書官に感謝の笑みを浮かべる。でも彼は、嫌そうに顔を背けただけだった。それもそうよね? 秘書官から見た私はアウロス王子をたぶらかし(演技だけど)、仕事を妨げている(厳密に言えば彼が自主的にサボっている)んだもの。
秘書官に近づき小声で話していた王子が、私の方を振り向いた。
「ごめんねディア、どうも急ぎの用事らしい。悪いけど先に行く。ドレスを整えたら、後からゆっくりおいで?」
整えるも何も、全く乱れておりませんが……
念には念を入れ、秘書官の前でもしっかり演技をしろということかしら? もしかして彼も、デリウス公爵の息がかかっているのかもしれない。
「ええ、そうさせていただくわ。お仕事頑張ってね」
「ありがとう、適当に終わらせるから」
いやいや、それだとダメでしょう。ほら、秘書官が軽蔑した目で私を見ている。
元々頭が良いからなのか、アウロス王子は遊んでいてもあまり悪口を言われない。恨まれるのは専ら私。それでは困ると本人は言っていたけれど、培ってきた人気は伊達ではないようだ。
不本意ではあるけれど、こうなることも予想していたから大丈夫。足を引っかけられたりわざとぶつかられても避けられるようになったし、なんてことはない。
「お初にお目にかかります、公爵夫人。私はミレディアと申します」
「公爵夫人? あら、違うわよ。でも当たらずとも遠からず、といったところかしら。やっぱり貴女なのね?」
淡い金色の髪に水色の瞳のその人は、謎めいた言葉を呟くとクスクス笑う。誰かに似ている……? 惜しい、ということは公爵の親戚なのかもしれない。だったら滅多なことは言えない。
「大変失礼いたしました」
「いいのよ、気にしないで。それよりそれ、どうするの?」
その女性は料理人が拾い上げた白い塊を見て、問いかけた。よく見ると……パン生地では?
目の細い料理人は、その目を一層細めて困ったような顔をする。
「埃がついてしまいました。外の石窯で焼き上げる予定でしたが、こうなった以上どうすることもできません」
「そう、もったいないわね」
料理人の答えに、そのご婦人は残念そうな顔をした。今度は私に目を向けると、同じことを聞いて来る。
「ねえ、貴女ならどうする?」
もしかして、私がぶつかったせいで生地を無駄にしてしまったと思っているのでは? 優し気な表情の奥の真実は読み取れない。かといって、エルゼのように悪意があるようにも見えなかった。単に問題を出して楽しんでいるようにも見受けられる。
「そうですね。やはり下に落とした以上、破棄するしかないのかと。洗うわけにもいきませんし……」
言いかけてふと気づく。
そうか、洗えばいいのよ!
「私なら洗います。洗った後に残った物を蒸せば生麩に、焼けば焼き麩ができるので。麩まんじゅうや麩菓子に活用できるかと」
思いついた考えに我ながら嬉しくなった。老後の楽しみがまた一つ、増えた気がする。本当はこねたての生地を洗う方がいい。水に溶けずに残った物がお麩になるのだ。遠い昔、調理実習の時に家庭科の先生が何気なく教えてくれたことが、まさかここで役立つなんて!
「焼き麩? まんじゅう? 全く知らない言葉だわ。物知りというのは本当のようね」
「物知り、ですか? あの……」
誰からそれを、と聞き返そうとしたところ、向こうから近寄って来た人物に遮られてしまう。
「ディア! なかなか来ないと思ったら、こんな所にいたんだ。なっ、まさか……」
アウロス王子が私の前に立つ女性を見て、珍しく目を丸くしている。女性の方は落ち着いた態度で、自分の唇に人差し指を押し当てた。それ以上何も言うなということらしい。
アウロス王子は首肯し、黙り込む。どうやら知り合いらしいけど……
「ごめんなさいね、お邪魔して。アウロス、後で話を聞かせてちょうだい。じゃあまたね」
そう言って、彼女は優雅に去って行く。
彼よりだいぶ年上だけど、アウロス王子を名前で呼ぶから親しい仲のようだ。私にも好意的だったので、王子は私が偽の恋人だと打ち明けているのかもしれない。先ほどの物知りというのも、アウロス王子から聞いたのだろう。
エルゼより上品で、優しく美しい人。そうか、だからアウロス王子は特定の恋人を作らないのかもしれない。既婚者である彼女が本命なのね? ベルツで聞いた「その先を期待されても困る」との言葉の裏には、そんな意味があったのか。
アウロス王子、ストライクゾーンが広いと思っていたけど、まさかの年上好きだとは!
「それより貴女、大丈夫? もしパン生地のことで文句を言われたら、私がダメにしたってことでいいわよ? お陰で楽しみが増えたし」
「いえ、あの……」
私がそう告げると、目が細くおとなしそうな料理人の女性は、意味も分からず困惑しているようだった。
城に通うようになって一ヶ月ほどが過ぎた今日、私はアウロス王子と東屋で絶賛いちゃつき中。冬でも緑の多い遊歩道の先に高台となっている場所があり、階段を上るとクッションが敷き詰められた東屋に至る。
城の窓からは人影がぼんやりと見える位置で、いつもどこかで見ているというエルゼのために、アウロス王子がこの場所を選んだ。ちなみに王子と私の護衛は、東屋の外に控えている。
「嫌ですわ。アウロスったらもう、恥ずかしい」
「ディア、寒いの? それならもっと近くにおいで。綺麗な君を片時も話したくないという僕の気持ち、わかってくれるだろう?」
アウロス王子が調子に乗って肩を抱き、顔を寄せてくる。私の腿に手を置こうとしたので、遠慮なくつねった。かなり痛いはずなのに、それでも彼は涼しい顔。涼しいといえば、真冬に東屋でデートって……
外に出るとは思わなかったので、今日の私はエメラルドグリーンの薄手のドレスを着ている。スクエアカットで胸元が開いているため、コートを着ても我慢大会に近いものがあるような。
「ディアが側にいないと何もする気が起きないんだ。庭園に咲く冬薔薇でさえ、君の美しさには敵わない」
「そんな、とんでもございませんわ。でも、アウロスにそう言っていただけたら私……私」
――寒さと羞恥に耐えられないので、そろそろ中に入ってもよろしいでしょうか?
甘ったるい言葉の数々はもちろん演技。公爵令嬢エルゼに自分を諦めさせ、私に溺れているように見せかけるため、アウロス王子はかなり気合が入っている。道ならぬ恋の年上女性を引っ張り出すわけにもいかないので、必死なのだろう。
最近では私も慣れてきて、そこまで固くならずに恋人のフリができるようになった。だけどいくら芝居でも、この恰好は寒いし過剰な接触もそろそろ勘弁してほしい。
「あの、そろそろ中に……」
「ああごめん。早く二人で温まりたいんだね? もちろん喜んで」
いえ、その言い方だと何か誤解を招くような……あ、演技だからそれでいいのか。
偽の恋人役を演じて良いことの一つに、終わったら誰からも求婚されないという安心感がある。婚約もせず、いちゃいちゃする姿を周囲に見せつけているため、今の私は身持ちが悪いと評されていた。兄は嘆くけれど、私は別に構わない。
役目を終えた後は、アウロス王子に無事棄てられる予定。いわくつきの行き遅れの女を妻に迎えようだなんて、そんな奇特な男性はいないだろう。良くて側室や愛人だけど、私は笑ってこう言うつもり。
「アウロス王子の相手だった私が、普通の男性で満足するとでも?」
これでみな、引き下ってくれるはず。王太子がクラウス王子に決まれば、私はのんびりした隠居生活に入ることができる。
寒さに耐えて演技をしていたところ、こちらに近づく足音が……もしかして! ドキドキしながら目を向ける。けれど、そこに立っていたのは残念ながらアウロス王子の秘書官だった。
――バカね、あの人が来るはずないじゃない。
「アウロス様、そろそろお戻りを。目を通していただく書類が滞っております」
「なんだ、気が利かないな。もう少し二人でいたかったのに」
いえ、私は寒さで限界です。
冷たくなった手をさすりながら秘書官に感謝の笑みを浮かべる。でも彼は、嫌そうに顔を背けただけだった。それもそうよね? 秘書官から見た私はアウロス王子をたぶらかし(演技だけど)、仕事を妨げている(厳密に言えば彼が自主的にサボっている)んだもの。
秘書官に近づき小声で話していた王子が、私の方を振り向いた。
「ごめんねディア、どうも急ぎの用事らしい。悪いけど先に行く。ドレスを整えたら、後からゆっくりおいで?」
整えるも何も、全く乱れておりませんが……
念には念を入れ、秘書官の前でもしっかり演技をしろということかしら? もしかして彼も、デリウス公爵の息がかかっているのかもしれない。
「ええ、そうさせていただくわ。お仕事頑張ってね」
「ありがとう、適当に終わらせるから」
いやいや、それだとダメでしょう。ほら、秘書官が軽蔑した目で私を見ている。
元々頭が良いからなのか、アウロス王子は遊んでいてもあまり悪口を言われない。恨まれるのは専ら私。それでは困ると本人は言っていたけれど、培ってきた人気は伊達ではないようだ。
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