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第三章 偽の恋人
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私はアウロス王子の姿が見えなくなるのを待って、時間差で帰ることにする。護衛のマルクとテオがいるから安心ね。
城内では剣を預けなくてはいけないけれど、私の護衛は腕っぷしも強いと聞く。二人ともいかめしい顔つきだし、人前でベタベタするわけではないのに、時々交わす視線がなんとも微笑ましい。いえ、羨ましくなんてないんだから。
そろそろいいかと立ち上がろうとしたところ、なぜか大勢の男性が階段を上がって来る。いずれも貴族の子弟達だ。五人も揃ってこんなところに何の用事があるのだろう?
私の護衛が行く手を塞ぐものの、彼らは強引に中に押し入った。
「どけ、邪魔だ」
「へえ、君が噂の?」
「もっと毒々しいかと思えば、意外に普通だね」
「化粧が濃いだけだと聞いたけど、本当か?」
「帽子で顔を隠してもったいぶっているとは、相当な玉だな」
何だろう。噂を聞きつけて見てやろうとでも? けれど、いきなり来て私をバカにするとはどういうことかしら?
「どちら様でしょう? お呼びした覚えはありませんが」
何かあれば助けてほしいと、目で護衛に合図をする。手を出されそうになったら、すかさず反撃しよう。私は密かに手を握り締めた。
「僕らにそんな口を聞いていいとでも?」
「生意気な女め」
「構わない、許可は得ている。味見をさせてもらおうか」
彼らの一人が私に近づき、胸に手を伸ばす。その瞬間、私は体重を乗せて拳を顔面に叩き込んだ。淑女にあるまじき行為でも、悪女になら許される。鼻ならすぐに血が出ると、過去の経験から知っていた。ひどい怪我に見えるだろうということも。
「痛い~~っ」
「なっ、いったい何を!」
「何が起こった?」
貴族の坊ちゃん達は状況が理解できないようで、呆然としている。鼻を押さえてうめく隙に、護衛達が残る二人を捕らえた。待って、後の二人は?
「この、あばずれめ!」
「女のくせにっ」
余計に怒ったらしく、髪を掴まれ引っ張られた。だけど私も相当頭に来ている。王都に戻ってからも少しずつ鍛えておいて良かったわ。おかげで蹴りが綺麗に決まる。
「ぐわっ」
「……っ」
かかとのあるヒールだし、痛かったと思う。私が一人を蹴とばして、残る一人は護衛が引き剥がしてくれた。女兵士である過去が、こんなところで役に立つとは。だけど、許可を得たとは誰になの?
問い詰めようとしたところ、こちらに向かう足音を聞きつけて彼らが急に慌て出す。
「マズい、行くぞ」
「くそっ、覚えてろよ!」
「父上に言いつけてやる」
逃げる時の力は強く、足も速いようだ。護衛を振り切った三人を取り逃がしたものの、怪我した二名は確保。
「はーなーせーよ」
「痛い、早く何とかしろ!」
放せと言われて放すバカはいない。危害を加えておいて「はい、そうですか」と私が言うことを聞くとでも? 両手を腰に当てたまま呆れた様子で立っていたところ、件の足音の人物が護衛の後ろから顔を出した。
「何だこれは! 揉めていたようだが……ディア」
「ク、クラウス様!」
彼には都合の悪いところばかりを見られている。捕まっているのは男性で、叩きのめしたのが私。髪は乱れたが、それ以外は無傷だ。
捕まえた貴族のドラ息子二人が、呻きながら言い訳を始める。
「違っ……誤解です。僕達は何もしていません」
「痛たたた~。この女が私を蹴とばしたんです」
クラウス王子は一瞬驚いた顔をしたけれど、今度は眉根を寄せて上から下まで私を眺めた。まさか私を疑っているの?
「僕らも突然でびっくりして」
「そうです。いきなり暴力を振るうなんて最低だ!」
ここぞとばかりに言い繕う男性二人。そんな彼らにクラウス王子が冷たい目を向ける。
「ほう? 武芸を学んでいるはずの君達が、女性にあっさり負けたのか」
「ぐぬ」
「くっ」
王子の皮肉に彼らが口ごもる。クラウス王子は相手にせず、自分の護衛を呼び寄せると鋭く命じた。
「二人を連行しろ。いかに理由があろうとも、女性に手を上げるとは許しがたい。言い訳なら後でじっくり聞こう。もちろん首謀者の名前も」
「はっ」
王子の護衛は私の護衛から二人を引き取ると、外までひきずって行く。それでも抵抗する彼らは、大声で喚いた。
「僕らは何も知りません! ただ、頼まれただけです」
「私は悪くない。国のためを思えばこそ、悪女に制裁を……」
遠ざかる声に気分が悪くなり、私は力なく腰を下ろす。アウロス王子を惑わせる者としての噂は十分承知しているし、女性陣に嫌がらせをされることも覚悟の上だ。
でも、見ず知らずの若者からも恨まれるとは思っていなかった。頼まれたにしろ何にしろ、悪意を向けられたことは事実だ。
クラウス王子が大股で東屋を横切り、私の前に立つ。肩に大きな手を置かれた瞬間、私の中では驚きと喜びがない交ぜに。私を信じてくれた彼が頼もしく、こんな時なのに会えて嬉しいと感じてしまう。
けれど王子は違ったらしく、私を前に困ったような声を出す。
「ディア、あまり心配させないでくれ。アウロスに……弟に助けてもらうと自分で言っていただろう?」
もちろん覚えている。そのアウロス王子が私を置いて先に帰ったのだから、仕方がないじゃない。何より彼には、例の年上女性がいるし……お兄さんなのに知らないの?
「アウロスめ。片時も離せないと宣言しておきながら、エルゼにつけ入る隙を与えるとはどういうことだ?」
「エルゼ……様?」
もしかしてクラウス王子は、エルゼの仕業だと疑っているのだろうか? ここ最近彼女達には何の動きもないから、いい加減嫌がらせを諦めたのかと気楽に構えていた……って、うわっ!
クラウス王子は肩に置く手に力を込めると、私の首元に顔を埋めた。片膝をついているため、ちょうど彼の黒髪が私の顎の下にある。
コートを着ていても確かな感触があり、胸の上だし恥ずかしい。いえ、それよりも早鐘を打つ鼓動が彼に聞こえてしまわないかと心配だ。伏せた彼の表情も、全く窺えない。
「頼む、ディア。アウロスから離れてくれ」
つらそうな掠れた声に、もしや告白では? との不安が高まる。と同時に、どこかで少し期待もしていて。手を伸ばせば届く距離。黒髪を撫でれば、私の想いも彼に伝わってしまうのだろうか?
「クラウス、様……」
「君が考えているよりもずっと、ここは危険だ」
あ、そっちね? 途端に苦しい想いが霧散する。ホッとしたようなしないような……いやいや、長生きできるから喜ばしいことでしょう? それなら演技を続けましょうか。何でもないフリをして、笑えばいいの。
「たとえ危険でも、離れられない、と言ったら?」
「君はそんなにも、アウロスのことを……」
彼の声に悲しみが滲んでいると感じるのは、傲慢だろうか? 好きな人に愛を告げられたら……と期待しながら、私はまだこの世に未練を残している。本音を語ることはできず、応じることもできないのだ。それなら最後まで、嘘を吐き通そう。
「ええ。できれば死ぬまで、側にいたいけど」
アウロス王子にかこつけて、クラウス王子を想う。あと少ししか近くにいられず、彼の想いは決して受け入れられないのに。
「ディア……いや、ミレディア嬢。何度も警告はした。これ以上俺は、どうすることもできない」
顔を上げたクラウス王子が、私を見て目を細める。もう愛称を呼ぶのも嫌だということね? 私は両手を握り締め、必死に耐えた。レース越しでもこれだけ近いと表情が読まれてしまうため、気を抜くことはできない。
「頼んでないわ」
本心とは裏腹に悪女っぽく、わざと吐き捨てた。すると、端整な顔が角度を変えて間近に迫り――
「さようなら」
低い声に続き、触れたもの。そして遠ざかる彼の背中。
私は自分の唇に、そっと指を添える。レース越しにキスをされたと理解したのは、彼が立ち去りしばらく経った後だった。
城内では剣を預けなくてはいけないけれど、私の護衛は腕っぷしも強いと聞く。二人ともいかめしい顔つきだし、人前でベタベタするわけではないのに、時々交わす視線がなんとも微笑ましい。いえ、羨ましくなんてないんだから。
そろそろいいかと立ち上がろうとしたところ、なぜか大勢の男性が階段を上がって来る。いずれも貴族の子弟達だ。五人も揃ってこんなところに何の用事があるのだろう?
私の護衛が行く手を塞ぐものの、彼らは強引に中に押し入った。
「どけ、邪魔だ」
「へえ、君が噂の?」
「もっと毒々しいかと思えば、意外に普通だね」
「化粧が濃いだけだと聞いたけど、本当か?」
「帽子で顔を隠してもったいぶっているとは、相当な玉だな」
何だろう。噂を聞きつけて見てやろうとでも? けれど、いきなり来て私をバカにするとはどういうことかしら?
「どちら様でしょう? お呼びした覚えはありませんが」
何かあれば助けてほしいと、目で護衛に合図をする。手を出されそうになったら、すかさず反撃しよう。私は密かに手を握り締めた。
「僕らにそんな口を聞いていいとでも?」
「生意気な女め」
「構わない、許可は得ている。味見をさせてもらおうか」
彼らの一人が私に近づき、胸に手を伸ばす。その瞬間、私は体重を乗せて拳を顔面に叩き込んだ。淑女にあるまじき行為でも、悪女になら許される。鼻ならすぐに血が出ると、過去の経験から知っていた。ひどい怪我に見えるだろうということも。
「痛い~~っ」
「なっ、いったい何を!」
「何が起こった?」
貴族の坊ちゃん達は状況が理解できないようで、呆然としている。鼻を押さえてうめく隙に、護衛達が残る二人を捕らえた。待って、後の二人は?
「この、あばずれめ!」
「女のくせにっ」
余計に怒ったらしく、髪を掴まれ引っ張られた。だけど私も相当頭に来ている。王都に戻ってからも少しずつ鍛えておいて良かったわ。おかげで蹴りが綺麗に決まる。
「ぐわっ」
「……っ」
かかとのあるヒールだし、痛かったと思う。私が一人を蹴とばして、残る一人は護衛が引き剥がしてくれた。女兵士である過去が、こんなところで役に立つとは。だけど、許可を得たとは誰になの?
問い詰めようとしたところ、こちらに向かう足音を聞きつけて彼らが急に慌て出す。
「マズい、行くぞ」
「くそっ、覚えてろよ!」
「父上に言いつけてやる」
逃げる時の力は強く、足も速いようだ。護衛を振り切った三人を取り逃がしたものの、怪我した二名は確保。
「はーなーせーよ」
「痛い、早く何とかしろ!」
放せと言われて放すバカはいない。危害を加えておいて「はい、そうですか」と私が言うことを聞くとでも? 両手を腰に当てたまま呆れた様子で立っていたところ、件の足音の人物が護衛の後ろから顔を出した。
「何だこれは! 揉めていたようだが……ディア」
「ク、クラウス様!」
彼には都合の悪いところばかりを見られている。捕まっているのは男性で、叩きのめしたのが私。髪は乱れたが、それ以外は無傷だ。
捕まえた貴族のドラ息子二人が、呻きながら言い訳を始める。
「違っ……誤解です。僕達は何もしていません」
「痛たたた~。この女が私を蹴とばしたんです」
クラウス王子は一瞬驚いた顔をしたけれど、今度は眉根を寄せて上から下まで私を眺めた。まさか私を疑っているの?
「僕らも突然でびっくりして」
「そうです。いきなり暴力を振るうなんて最低だ!」
ここぞとばかりに言い繕う男性二人。そんな彼らにクラウス王子が冷たい目を向ける。
「ほう? 武芸を学んでいるはずの君達が、女性にあっさり負けたのか」
「ぐぬ」
「くっ」
王子の皮肉に彼らが口ごもる。クラウス王子は相手にせず、自分の護衛を呼び寄せると鋭く命じた。
「二人を連行しろ。いかに理由があろうとも、女性に手を上げるとは許しがたい。言い訳なら後でじっくり聞こう。もちろん首謀者の名前も」
「はっ」
王子の護衛は私の護衛から二人を引き取ると、外までひきずって行く。それでも抵抗する彼らは、大声で喚いた。
「僕らは何も知りません! ただ、頼まれただけです」
「私は悪くない。国のためを思えばこそ、悪女に制裁を……」
遠ざかる声に気分が悪くなり、私は力なく腰を下ろす。アウロス王子を惑わせる者としての噂は十分承知しているし、女性陣に嫌がらせをされることも覚悟の上だ。
でも、見ず知らずの若者からも恨まれるとは思っていなかった。頼まれたにしろ何にしろ、悪意を向けられたことは事実だ。
クラウス王子が大股で東屋を横切り、私の前に立つ。肩に大きな手を置かれた瞬間、私の中では驚きと喜びがない交ぜに。私を信じてくれた彼が頼もしく、こんな時なのに会えて嬉しいと感じてしまう。
けれど王子は違ったらしく、私を前に困ったような声を出す。
「ディア、あまり心配させないでくれ。アウロスに……弟に助けてもらうと自分で言っていただろう?」
もちろん覚えている。そのアウロス王子が私を置いて先に帰ったのだから、仕方がないじゃない。何より彼には、例の年上女性がいるし……お兄さんなのに知らないの?
「アウロスめ。片時も離せないと宣言しておきながら、エルゼにつけ入る隙を与えるとはどういうことだ?」
「エルゼ……様?」
もしかしてクラウス王子は、エルゼの仕業だと疑っているのだろうか? ここ最近彼女達には何の動きもないから、いい加減嫌がらせを諦めたのかと気楽に構えていた……って、うわっ!
クラウス王子は肩に置く手に力を込めると、私の首元に顔を埋めた。片膝をついているため、ちょうど彼の黒髪が私の顎の下にある。
コートを着ていても確かな感触があり、胸の上だし恥ずかしい。いえ、それよりも早鐘を打つ鼓動が彼に聞こえてしまわないかと心配だ。伏せた彼の表情も、全く窺えない。
「頼む、ディア。アウロスから離れてくれ」
つらそうな掠れた声に、もしや告白では? との不安が高まる。と同時に、どこかで少し期待もしていて。手を伸ばせば届く距離。黒髪を撫でれば、私の想いも彼に伝わってしまうのだろうか?
「クラウス、様……」
「君が考えているよりもずっと、ここは危険だ」
あ、そっちね? 途端に苦しい想いが霧散する。ホッとしたようなしないような……いやいや、長生きできるから喜ばしいことでしょう? それなら演技を続けましょうか。何でもないフリをして、笑えばいいの。
「たとえ危険でも、離れられない、と言ったら?」
「君はそんなにも、アウロスのことを……」
彼の声に悲しみが滲んでいると感じるのは、傲慢だろうか? 好きな人に愛を告げられたら……と期待しながら、私はまだこの世に未練を残している。本音を語ることはできず、応じることもできないのだ。それなら最後まで、嘘を吐き通そう。
「ええ。できれば死ぬまで、側にいたいけど」
アウロス王子にかこつけて、クラウス王子を想う。あと少ししか近くにいられず、彼の想いは決して受け入れられないのに。
「ディア……いや、ミレディア嬢。何度も警告はした。これ以上俺は、どうすることもできない」
顔を上げたクラウス王子が、私を見て目を細める。もう愛称を呼ぶのも嫌だということね? 私は両手を握り締め、必死に耐えた。レース越しでもこれだけ近いと表情が読まれてしまうため、気を抜くことはできない。
「頼んでないわ」
本心とは裏腹に悪女っぽく、わざと吐き捨てた。すると、端整な顔が角度を変えて間近に迫り――
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