45 / 58
第三章 偽の恋人
破滅の足音 2
しおりを挟む
嬉しいが、喜んでいる暇はない。
アウロスのことが好きなのか否か。
彼女自身の口から真実を聞き出すためにも、森へ急ごう。
「ディアの今日の服装は?」
「ラ、ラベンダー色のドレスです。襟と裾がベルツのレースで、同色の帽子を被っているかと」
もう一人の侍女が答えた。ハンナと呼ばれた彼女も、城で何度も見かけたことがある。
「わかった、ありがとう。それからヨルク、この男を貸してくれ。どの道を通ったのか案内を頼みたい」
「使い物になりませんが、よろしいのですか? まさか、クラウス王子が自ら助けに?」
「ああ、すぐに向かう」
東屋でも会った大柄な男は、マルクというらしい。妹を案じるヨルクも付いて来ようとしたが、足手まといになるので断った。
『深い森』に向けて全速力で馬を駆る。途中、馬を休ませている間に俺はマルクに疑問をぶつけた。
「動きを見て気になったが、もしかして護衛の経験がないのではないか?」
「ど、どうしてそれを!」
やはりそうか。彼は東屋でディアを守り切れず、貴族の子弟を傷つけることをためらった。また、仲間を優先し、主人をあっさり引き渡す。本物の護衛なら、そんなことはしない。
「なぜ伯爵家に潜り込めた? 公爵家の者か?」
「いえ、あの……酒場でたまたま話を聞いて」
「酒場?」
マルクの話によると、「女性に興味のない護衛が見つからない~」と大騒ぎしていたヨルクを見て、思いついたそうだ。護衛の経験はないが、互いにしか興味のない自分達なら雇われるのではないか、と。
「つまり、ヨルクはその条件を優先した。君達もギルドに登録しているわけではないと、そういうわけか」
「ええ、まあ」
ヨルクももう少し考えれば良かったものを。歴戦の猛者が、たとえそうであっても「女性に興味がない」と自ら名乗りを上げるわけないだろう? 妹好きもここまでくると恐ろしい。そのせいで彼女は今、危険な目に遭っているのだ。
「だが、仲間を助けるだけならディアを引き渡した後、そのまま逃げることもできたはずだな。裏切った家にわざわざ戻って来たのはなぜだ?」
「それは……お嬢様が逃がしてくれたからです。その身を投げ出し、私達を庇って下さったので」
髪をかき上げため息をつく。
ディア、君はなぜ――もっと自分を大事にしないんだ?
日が沈む前に、マルクがディアと別れたという森の入り口に到着した。ここから入った狩猟用の小屋にでも、彼女は捕らえられているのだろう。よく見れば所々に馬の蹄の跡があるから、俺の推測は間違っていないはずだ。
「ここからは二手に別れよう。ミレディアを発見したら、笛で合図をしてくれ」
「かしこまりました。お気をつけて」
三人ずつに分かれた。笛は鳥の鳴き声にも似ているため、たぶん相手に警戒されない。ディアを早く助けようと、俺は木立の中でもぎりぎりの速度を保った。夜には真っ暗で何も見えなくなるから、救出に向かう術がない。それまでが勝負だ。
進むにつれ、日が急速に傾く。気が付けば、オレンジ色の夕日が沈もうとしていた。
「クラウス様、そろそろ戻った方がよろしいかと」
「まだだ、もう少し先に……待て、この匂いは何だ?」
そう遠くないところから、焦げたような匂いがした。俺は嫌がる馬を宥め、そちらに進む。急激に不安が募る。少し開けた場所に黒焦げの塊が見えるが……あれは、建物の残骸か?
馬を飛び降り、慌てて近づく。触れた地面は温かく、所々から煙も立ち上っているようだ。見つかることを恐れてここを焼き払い、他に移動したのか? いや、公爵の身柄は城で拘束していたため、連絡する手段は断たれていた。それなら誰が? エルゼの仕業だとしたら、いったい何のために――?
じわじわと恐怖がせり上がる。
捕らえたディアを置き去りにして、ここを離れたわけではないだろうな?
「クラウス様、こちらをご覧下さい! ちょうど崩れた薪の下にあって……」
優秀な兵が焼け残ったわずかな物を見つけたようだ。受け取った瞬間、思考が停止する。
目にしたものが信じられない。いや、信じたくないと言えばいいのか。焦げ付いたラベンダー色の生地には、わずかにレースが付いていた。特徴的なベルツのレースだ!
「バカな!」
頭が理解を拒み、苦しくて息もできない。
「違う……何かの間違いだ。これは、ディアのものじゃない!」
彼女が俺を残して、先に逝くはずがないだろう? 俺は切れ端を握り締めて、ただひたすら彼女の無事を祈った。
*****
クラウスが慌ただしく去った後、僕――アウロスも兵を引き連れてデリウス公爵家に向かった。といってもエルゼが森にいるのなら、ここはもぬけの殻のはずだ。
ところが、屋敷の正面近くで公爵家の馬車に行き会った。馬車は急停止し、窓からエルゼが顔を出す。
「まああ。アウロス様、どうなされたの? わざわざいらして下さるなんて、嬉しい驚きですわ」
エルゼは相変わらずだった。父親が捕まったというのに、着飾って出掛けていたのか? それともディアが中にいる?
「エルゼ嬢、緊急事態だ。中を改めさせてもらう」
「緊急事態? いったいどういうことですの?」
不思議そうな顔は、演技にはとても見えない。けれど僕もクラウスも、この女の本性をよく知っている。
「人が一人攫われた。公爵が指示したらしい」
エルゼは初めて聞いたように、身を震わせた。
「お父様が? まさか、そんな恐ろしいことを!」
扉を開けさせ、中に乗り込む。エルゼと目の細い侍女……だけ? だったらエルゼは、父親の件とは無関係なのだろうか?
「ディアを……僕のディアを知らないか?」
あえて口にする。
けれどエルゼは、一瞬強張った表情を見事な笑みで覆い隠した。
「さあ、何のことかしら。どうしてわたくしが知っていて?」
森には行っていないのか。
諦めて馬車を降りようとしたところ、侍女の顔色が悪いことに気が付いた。侍女は両手を顔の前で組んで微かに震えている。待てよ、さっき公爵は何と言った?
『よく知らん。娘の側にいた女だ』
――まさか!
僕は侍女を見て、次いでエルゼとその足元を見た。ドレスの裾を一気に捲り上げる。
「きゃあっ、アウロス様ったら。こんな所で大胆ですわ!」
喜ぶエルゼを無視し、彼女の足に手を伸ばす。足首を持ち、履いていた銀色の靴を脱がせた。その裏には……
「なぜ腐葉土が? それにこの葉っぱは?」
特徴的で小さな葉は、この近辺にはないものだ。エルゼはやはり、森へ行ったのか。
馬車の中の温度が、一気に下がった気がした。連れ去ったはずのディアだけが、ここにはいない。
「さ、さあ?」
「申し訳ありません、すみませんすみません……」
「お前! よくもっ」
侍女が震えながら謝罪する。
そんな侍女をエルゼが叱り飛ばした途端、外では騒ぎが持ち上がる。
「なっ、いきなりなんだ?」
「抵抗するな! 取り押さえろ」
「エルゼ様ーーっ!」
外に目を向ける。絶叫した男が、刃物を振り回しているようだ。従僕の出で立ちだが、刺客なのか? だが、鍛えられた兵士を相手に敵うはずがない。男はあっさり捕らえられた。
「何なの、これ。わたくしは知らないわ。彼が勝手にしたことよ!」
他人に罪をなすりつけるとは、どこまで性根が腐っているのか。それよりディアは、どこにいる?
「ディアは……ミレディア嬢はどこだ?」
歯を食いしばり、声を出す。エルゼと侍女をかわるがわる見つめると、侍女が先に口を開いた。
「ドゥンケルヴァルトです。でも、もしかしたらもう……」
「何なのよ! わたくしは知らないわ。ねえアウロス様、信じ……きゃあっ」
僕の腕に縋りつこうとするエルゼを、思いっきり振り払う。勢いで、手が彼女の頬を掠ったようだ。エルゼが邪魔なせいで、侍女の話がよく聞こえない。
「痛いっ。わたくしに対してこの扱いはどういうこと! 貴方は女性に優しいはずで……ふぐっ」
エルゼの顔ごと片手で掴むと、背もたれに彼女の頭を押し付けた。騒ぐだけなら斬り付けたいが、立場上それはマズい。
「うるさいな、黙っていられないのか? 優しいのはクラウスだ。手を上げてしまわないよう、わざと君を遠ざけた。僕は、害虫には優しくできない」
エルゼを睨みつけた僕は、侍女の話に耳を傾ける。侍女は観念したのかエルゼを庇おうともしなかった。詳しい話を聞くにつれ、目の前が絶望に染まる――お願いだ、誰か嘘だと言ってくれ!
アウロスのことが好きなのか否か。
彼女自身の口から真実を聞き出すためにも、森へ急ごう。
「ディアの今日の服装は?」
「ラ、ラベンダー色のドレスです。襟と裾がベルツのレースで、同色の帽子を被っているかと」
もう一人の侍女が答えた。ハンナと呼ばれた彼女も、城で何度も見かけたことがある。
「わかった、ありがとう。それからヨルク、この男を貸してくれ。どの道を通ったのか案内を頼みたい」
「使い物になりませんが、よろしいのですか? まさか、クラウス王子が自ら助けに?」
「ああ、すぐに向かう」
東屋でも会った大柄な男は、マルクというらしい。妹を案じるヨルクも付いて来ようとしたが、足手まといになるので断った。
『深い森』に向けて全速力で馬を駆る。途中、馬を休ませている間に俺はマルクに疑問をぶつけた。
「動きを見て気になったが、もしかして護衛の経験がないのではないか?」
「ど、どうしてそれを!」
やはりそうか。彼は東屋でディアを守り切れず、貴族の子弟を傷つけることをためらった。また、仲間を優先し、主人をあっさり引き渡す。本物の護衛なら、そんなことはしない。
「なぜ伯爵家に潜り込めた? 公爵家の者か?」
「いえ、あの……酒場でたまたま話を聞いて」
「酒場?」
マルクの話によると、「女性に興味のない護衛が見つからない~」と大騒ぎしていたヨルクを見て、思いついたそうだ。護衛の経験はないが、互いにしか興味のない自分達なら雇われるのではないか、と。
「つまり、ヨルクはその条件を優先した。君達もギルドに登録しているわけではないと、そういうわけか」
「ええ、まあ」
ヨルクももう少し考えれば良かったものを。歴戦の猛者が、たとえそうであっても「女性に興味がない」と自ら名乗りを上げるわけないだろう? 妹好きもここまでくると恐ろしい。そのせいで彼女は今、危険な目に遭っているのだ。
「だが、仲間を助けるだけならディアを引き渡した後、そのまま逃げることもできたはずだな。裏切った家にわざわざ戻って来たのはなぜだ?」
「それは……お嬢様が逃がしてくれたからです。その身を投げ出し、私達を庇って下さったので」
髪をかき上げため息をつく。
ディア、君はなぜ――もっと自分を大事にしないんだ?
日が沈む前に、マルクがディアと別れたという森の入り口に到着した。ここから入った狩猟用の小屋にでも、彼女は捕らえられているのだろう。よく見れば所々に馬の蹄の跡があるから、俺の推測は間違っていないはずだ。
「ここからは二手に別れよう。ミレディアを発見したら、笛で合図をしてくれ」
「かしこまりました。お気をつけて」
三人ずつに分かれた。笛は鳥の鳴き声にも似ているため、たぶん相手に警戒されない。ディアを早く助けようと、俺は木立の中でもぎりぎりの速度を保った。夜には真っ暗で何も見えなくなるから、救出に向かう術がない。それまでが勝負だ。
進むにつれ、日が急速に傾く。気が付けば、オレンジ色の夕日が沈もうとしていた。
「クラウス様、そろそろ戻った方がよろしいかと」
「まだだ、もう少し先に……待て、この匂いは何だ?」
そう遠くないところから、焦げたような匂いがした。俺は嫌がる馬を宥め、そちらに進む。急激に不安が募る。少し開けた場所に黒焦げの塊が見えるが……あれは、建物の残骸か?
馬を飛び降り、慌てて近づく。触れた地面は温かく、所々から煙も立ち上っているようだ。見つかることを恐れてここを焼き払い、他に移動したのか? いや、公爵の身柄は城で拘束していたため、連絡する手段は断たれていた。それなら誰が? エルゼの仕業だとしたら、いったい何のために――?
じわじわと恐怖がせり上がる。
捕らえたディアを置き去りにして、ここを離れたわけではないだろうな?
「クラウス様、こちらをご覧下さい! ちょうど崩れた薪の下にあって……」
優秀な兵が焼け残ったわずかな物を見つけたようだ。受け取った瞬間、思考が停止する。
目にしたものが信じられない。いや、信じたくないと言えばいいのか。焦げ付いたラベンダー色の生地には、わずかにレースが付いていた。特徴的なベルツのレースだ!
「バカな!」
頭が理解を拒み、苦しくて息もできない。
「違う……何かの間違いだ。これは、ディアのものじゃない!」
彼女が俺を残して、先に逝くはずがないだろう? 俺は切れ端を握り締めて、ただひたすら彼女の無事を祈った。
*****
クラウスが慌ただしく去った後、僕――アウロスも兵を引き連れてデリウス公爵家に向かった。といってもエルゼが森にいるのなら、ここはもぬけの殻のはずだ。
ところが、屋敷の正面近くで公爵家の馬車に行き会った。馬車は急停止し、窓からエルゼが顔を出す。
「まああ。アウロス様、どうなされたの? わざわざいらして下さるなんて、嬉しい驚きですわ」
エルゼは相変わらずだった。父親が捕まったというのに、着飾って出掛けていたのか? それともディアが中にいる?
「エルゼ嬢、緊急事態だ。中を改めさせてもらう」
「緊急事態? いったいどういうことですの?」
不思議そうな顔は、演技にはとても見えない。けれど僕もクラウスも、この女の本性をよく知っている。
「人が一人攫われた。公爵が指示したらしい」
エルゼは初めて聞いたように、身を震わせた。
「お父様が? まさか、そんな恐ろしいことを!」
扉を開けさせ、中に乗り込む。エルゼと目の細い侍女……だけ? だったらエルゼは、父親の件とは無関係なのだろうか?
「ディアを……僕のディアを知らないか?」
あえて口にする。
けれどエルゼは、一瞬強張った表情を見事な笑みで覆い隠した。
「さあ、何のことかしら。どうしてわたくしが知っていて?」
森には行っていないのか。
諦めて馬車を降りようとしたところ、侍女の顔色が悪いことに気が付いた。侍女は両手を顔の前で組んで微かに震えている。待てよ、さっき公爵は何と言った?
『よく知らん。娘の側にいた女だ』
――まさか!
僕は侍女を見て、次いでエルゼとその足元を見た。ドレスの裾を一気に捲り上げる。
「きゃあっ、アウロス様ったら。こんな所で大胆ですわ!」
喜ぶエルゼを無視し、彼女の足に手を伸ばす。足首を持ち、履いていた銀色の靴を脱がせた。その裏には……
「なぜ腐葉土が? それにこの葉っぱは?」
特徴的で小さな葉は、この近辺にはないものだ。エルゼはやはり、森へ行ったのか。
馬車の中の温度が、一気に下がった気がした。連れ去ったはずのディアだけが、ここにはいない。
「さ、さあ?」
「申し訳ありません、すみませんすみません……」
「お前! よくもっ」
侍女が震えながら謝罪する。
そんな侍女をエルゼが叱り飛ばした途端、外では騒ぎが持ち上がる。
「なっ、いきなりなんだ?」
「抵抗するな! 取り押さえろ」
「エルゼ様ーーっ!」
外に目を向ける。絶叫した男が、刃物を振り回しているようだ。従僕の出で立ちだが、刺客なのか? だが、鍛えられた兵士を相手に敵うはずがない。男はあっさり捕らえられた。
「何なの、これ。わたくしは知らないわ。彼が勝手にしたことよ!」
他人に罪をなすりつけるとは、どこまで性根が腐っているのか。それよりディアは、どこにいる?
「ディアは……ミレディア嬢はどこだ?」
歯を食いしばり、声を出す。エルゼと侍女をかわるがわる見つめると、侍女が先に口を開いた。
「ドゥンケルヴァルトです。でも、もしかしたらもう……」
「何なのよ! わたくしは知らないわ。ねえアウロス様、信じ……きゃあっ」
僕の腕に縋りつこうとするエルゼを、思いっきり振り払う。勢いで、手が彼女の頬を掠ったようだ。エルゼが邪魔なせいで、侍女の話がよく聞こえない。
「痛いっ。わたくしに対してこの扱いはどういうこと! 貴方は女性に優しいはずで……ふぐっ」
エルゼの顔ごと片手で掴むと、背もたれに彼女の頭を押し付けた。騒ぐだけなら斬り付けたいが、立場上それはマズい。
「うるさいな、黙っていられないのか? 優しいのはクラウスだ。手を上げてしまわないよう、わざと君を遠ざけた。僕は、害虫には優しくできない」
エルゼを睨みつけた僕は、侍女の話に耳を傾ける。侍女は観念したのかエルゼを庇おうともしなかった。詳しい話を聞くにつれ、目の前が絶望に染まる――お願いだ、誰か嘘だと言ってくれ!
4
あなたにおすすめの小説
【完結】断頭台で処刑された悪役王妃の生き直し
有栖多于佳
恋愛
近代ヨーロッパの、ようなある大陸のある帝国王女の物語。
30才で断頭台にかけられた王妃が、次の瞬間3才の自分に戻った。
1度目の世界では盲目的に母を立派な女帝だと思っていたが、よくよく思い起こせば、兄妹間で格差をつけて、お気に入りの子だけ依怙贔屓する毒親だと気づいた。
だいたい帝国は男子継承と決まっていたのをねじ曲げて強欲にも女帝になり、初恋の父との恋も成就させた結果、継承戦争起こし帝国は二つに割ってしまう。王配になった父は人の良いだけで頼りなく、全く人を見る目のないので軍の幹部に登用した者は役に立たない。
そんな両親と早い段階で決別し今度こそ幸せな人生を過ごすのだと、決意を胸に生き直すマリアンナ。
史実に良く似た出来事もあるかもしれませんが、この物語はフィクションです。
世界史の人物と同名が出てきますが、別人です。
全くのフィクションですので、歴史考察はありません。
*あくまでも異世界ヒューマンドラマであり、恋愛あり、残業ありの娯楽小説です。
【完結】消された第二王女は隣国の王妃に熱望される
風子
恋愛
ブルボマーナ国の第二王女アリアンは絶世の美女だった。
しかし側妃の娘だと嫌われて、正妃とその娘の第一王女から虐げられていた。
そんな時、隣国から王太子がやって来た。
王太子ヴィルドルフは、アリアンの美しさに一目惚れをしてしまう。
すぐに婚約を結び、結婚の準備を進める為に帰国したヴィルドルフに、突然の婚約解消の連絡が入る。
アリアンが王宮を追放され、修道院に送られたと知らされた。
そして、新しい婚約者に第一王女のローズが決まったと聞かされるのである。
アリアンを諦めきれないヴィルドルフは、お忍びでアリアンを探しにブルボマーナに乗り込んだ。
そしてある夜、2人は運命の再会を果たすのである。
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない
朝日みらい
恋愛
エリーナは、伯爵家の6人目の娘として生まれましたが、幸せではありませんでした。彼女は両親からも兄姉からも無視されていました。それに才能も兄姉と比べると特に特別なところがなかったのです。そんな孤独な彼女の前に現れたのが、公爵家のヴィクトールでした。彼女のそばに支えて励ましてくれるのです。エリーナはヴィクトールに何かとほめられながら、自分の力を信じて幸せをつかむ物語です。
【完結】番である私の旦那様
桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族!
黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。
バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。
オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。
気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。
でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!)
大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです!
神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。
前半は転移する前の私生活から始まります。
【完結】どうやら時戻りをしました。
まるねこ
恋愛
ウルダード伯爵家は借金地獄に陥り、借金返済のため泣く泣く嫁いだ先は王家の闇を担う家。
辛い日々に耐えきれずモアは自らの命を断つ。
時戻りをした彼女は同じ轍を踏まないと心に誓う。
※前半激重です。ご注意下さい
Copyright©︎2023-まるねこ
【完結】地味な私と公爵様
ベル
恋愛
ラエル公爵。この学園でこの名を知らない人はいないでしょう。
端正な顔立ちに甘く低い声、時折見せる少年のような笑顔。誰もがその美しさに魅了され、女性なら誰もがラエル様との結婚を夢見てしまう。
そんな方が、平凡...いや、かなり地味で目立たない伯爵令嬢である私の婚約者だなんて一体誰が信じるでしょうか。
...正直私も信じていません。
ラエル様が、私を溺愛しているなんて。
きっと、きっと、夢に違いありません。
お読みいただきありがとうございます。短編のつもりで書き始めましたが、意外と話が増えて長編に変更し、無事完結しました(*´-`)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる