95 / 170
9 過去の英雄
92 魔力提供者達 6
しおりを挟む
――精神統一によって、スティルの体から魔力がわずかにこぼれ出す。
僕はそれを杖に当てて少しずつそれを小さな小瓶に移し替える。確かに先ほど僕たちを襲ったような子悪党どもに比べれれば遥かに大量の魔力と言えるだろうが、それを吸収し続けても一体どれほどの時間を要することだろう。全く想像もつかない。
「どうだ?」
なんてことをリグダミスは真顔で聞いてくるが、僕としては何とも言い難い気分だ。
こんなにも素晴らしい結果が出ているというのに、それはあくまで平均点より高いというだけで結論としては何の意味もないほどの魔力量でしかない。
それに対してどうのこうの言われても返す言葉もない。
「不十分なようですね……」
そんな僕の様子を察したのか、イロアスがそう呟いた。
もしかすると、彼女は魔力の流れというやつが見えるのかもしれないが、そう結論付けるにはまだ早い。自分の希望的観測で物事を見るのは僕の悪い癖だ。世界はそれほどまでに都合の良いようには出来ていないはずだ。いいや、これも僕の希望的観測に過ぎない。
神が僕に対して不当な恩恵をもたらしていた場合なら、いともたやすく答えにたどり着けるだろう。
「魔力の流れが見えるんですか?」
答えにたどり着く方法というのはいくつもあるが、一番たやすく、正答率もそれなりにある方法が答えを本人に尋ねるという事だろう。
こんなことを言うと傲慢に思われるかもしれないが、僕でもできないことを出来る人間が、欲しいときに欲しい場所に現れるというご都合主義は神の恩恵を受けた者の特権とも言える。神の恩恵の正体がいまだにわかりかねる現状では、まさに出会いこそが奇跡の正体なのかもしれない。そう思わせる状況は短い人生の中でも幾度かあった。今まさにそうだ。
「……見えなくてもわかります」
返ってきたのは答えではなかったが、もっともそのはぐらし方では否定ともとることが出来ない。どっちつかずの言葉には違いない。
「なるほど……確かにそうですね。僕の沈黙を聞けばそう思うのは当たり前ですね」
「沈黙もそうですが、それ以上に魔力水に魔力の反応がほとんどない……つまりは、それほど魔力が吸い出せなかったという証拠です」
彼女の言うとおり、魔力水にはほとんど限りなく0と言えるほどに変化がない。
ポーション作りの現場を見たことがあるわけでも、今までに作ったことがあるわけでもない僕にとっては全くの盲点だった。
魔力を注ぎ込むことによって変化が生じるとは……まさか夢にも思わなかった。
つまり、この世界には出会いという奇跡は存在せず、今回の出会いも神の奇跡とは何ら関係がないという可能性が高まったという事だ。もちろん全くの0というわけではない。ポーション作りにおいて、いくら魔力に関する知識を持っているからと言って、まるで経験のない僕がどれだけ奮闘したとしても完成するまでにはかなりの時間を要することになるだろう。だからこそ、経験者の経験値が必要だ。
「魔力水にポーションを注ぎ込むと色が変わる……」
なるほど、それで僕が以前飲んだポーションは薄い青色だったのか。
しかし、僕の手の中にあるそれは未だに無色透明だ。
それについて、さらにイロアスが詳しく説明を続ける。
「はい。魔力水の中にも含まれる魔力を吸収しやすい細胞には、魔力をある一定以上吸収すると色が変化する特性があると最近の研究で発見されました」
続けてリグダミスが顔にシワを寄せながら結論を話す。
「それゆえに、魔力をある一定以上注ぎ込めば……多少なりとも色が変化する筈だ。だが、今のところ何の変化もない。つまり、注ぎ込まれた魔力は足しにもならなかったということだ」
そう言い切るとリグダミスは「やれやれ」と首を横に数回降る。
「なら、俺のこの動作も無意味ってわけだ」
スティルは面倒くさそうに立ち上がりそう言った。
ため息交じりに吐き出された彼の失言をリグダミスが責めたてる。
「馬鹿言え……何人もの魔法使いが膨大な時間をかけてようやく完成するのが最上級のクスリ。すなわちポーションだ。飲めばいかなる傷もすぐに癒え、時間経過にもよるが失われた命さえ取り戻すと言われている。それがどうしてお前の人生のひとかけらにも満たない時間で補えると勘違いをする?」
それを聞いて黙っているスティルではない。
しかし、イロアスのこともあったのだろう、怒りをぐっとこらえて何かを言いかけたかと思えば、困ったように頭を何度かかきむしった。
「わかった。どうせ雇い主はお前で、俺達は雇われただけに過ぎねぇ……リグダミス、お前のことは気にくわねぇが今回は我慢してやる。まあ、働いた分の報酬がもらえるなら文句はねぇからなぁ」
なんてことを言うと、彼は再び精神統一に戻った。
僕は状況がイマイチつかめずにリグダミスの方をちらりと見た。彼は僕の方など振り向きもせず、ただ一言だけ「吸い取れるだけ吸い取れ」とつぶやいた。
鏡がない部屋で自分の顔を見ることは出来ないが、たぶん僕は苦虫を噛み潰したような顔をしていたことだろう。
しかし、それは再びスティルの方を見直した後では解消された。
「さっきとは集中力が全然違います……」
驚愕することもなくイロアスがそうこぼした。
初対面の僕とは違い、彼女は彼の本当の実力を把握していたからこそ冷静でいられるのだろう。これほどの魔力量……僕が本気で魔力を放出したとしても出せる量じゃない。
「魔力というのは生命の源……」
困惑する僕に対してリグダミスが語り始めた。
「一流の戦士には尋常ならざる生命力があり、幾たびも死線を乗り越えてきた。そんな二人には膨大な魔力が宿っているはずだ……かつての勇者がそうであったように。私はそう確信していた。これがその結果だ……私は間違えない。だから二人にかけた金などは単なる投資で、一切のムダ金はない。今でもそう信じているが、それはどうやら違ったようだ。ケン――お前は私にムダ金を払わせる気か?」
そうして最後には僕が仕事を放棄して愕然としてしていることに対して怒りを露わにした。
僕はあわてて杖をスティルに当てる。すると、尋常ではない魔力が流れ込んでくるのを感じた。僕は再びあわてて杖を瓶へと向けた。魔力を魔力水に吸収させるためだ。魔力水は膨大な魔力を吸収してほんのわずかにだが、確かに淡い青へと変色を始めた。
僕はそれを杖に当てて少しずつそれを小さな小瓶に移し替える。確かに先ほど僕たちを襲ったような子悪党どもに比べれれば遥かに大量の魔力と言えるだろうが、それを吸収し続けても一体どれほどの時間を要することだろう。全く想像もつかない。
「どうだ?」
なんてことをリグダミスは真顔で聞いてくるが、僕としては何とも言い難い気分だ。
こんなにも素晴らしい結果が出ているというのに、それはあくまで平均点より高いというだけで結論としては何の意味もないほどの魔力量でしかない。
それに対してどうのこうの言われても返す言葉もない。
「不十分なようですね……」
そんな僕の様子を察したのか、イロアスがそう呟いた。
もしかすると、彼女は魔力の流れというやつが見えるのかもしれないが、そう結論付けるにはまだ早い。自分の希望的観測で物事を見るのは僕の悪い癖だ。世界はそれほどまでに都合の良いようには出来ていないはずだ。いいや、これも僕の希望的観測に過ぎない。
神が僕に対して不当な恩恵をもたらしていた場合なら、いともたやすく答えにたどり着けるだろう。
「魔力の流れが見えるんですか?」
答えにたどり着く方法というのはいくつもあるが、一番たやすく、正答率もそれなりにある方法が答えを本人に尋ねるという事だろう。
こんなことを言うと傲慢に思われるかもしれないが、僕でもできないことを出来る人間が、欲しいときに欲しい場所に現れるというご都合主義は神の恩恵を受けた者の特権とも言える。神の恩恵の正体がいまだにわかりかねる現状では、まさに出会いこそが奇跡の正体なのかもしれない。そう思わせる状況は短い人生の中でも幾度かあった。今まさにそうだ。
「……見えなくてもわかります」
返ってきたのは答えではなかったが、もっともそのはぐらし方では否定ともとることが出来ない。どっちつかずの言葉には違いない。
「なるほど……確かにそうですね。僕の沈黙を聞けばそう思うのは当たり前ですね」
「沈黙もそうですが、それ以上に魔力水に魔力の反応がほとんどない……つまりは、それほど魔力が吸い出せなかったという証拠です」
彼女の言うとおり、魔力水にはほとんど限りなく0と言えるほどに変化がない。
ポーション作りの現場を見たことがあるわけでも、今までに作ったことがあるわけでもない僕にとっては全くの盲点だった。
魔力を注ぎ込むことによって変化が生じるとは……まさか夢にも思わなかった。
つまり、この世界には出会いという奇跡は存在せず、今回の出会いも神の奇跡とは何ら関係がないという可能性が高まったという事だ。もちろん全くの0というわけではない。ポーション作りにおいて、いくら魔力に関する知識を持っているからと言って、まるで経験のない僕がどれだけ奮闘したとしても完成するまでにはかなりの時間を要することになるだろう。だからこそ、経験者の経験値が必要だ。
「魔力水にポーションを注ぎ込むと色が変わる……」
なるほど、それで僕が以前飲んだポーションは薄い青色だったのか。
しかし、僕の手の中にあるそれは未だに無色透明だ。
それについて、さらにイロアスが詳しく説明を続ける。
「はい。魔力水の中にも含まれる魔力を吸収しやすい細胞には、魔力をある一定以上吸収すると色が変化する特性があると最近の研究で発見されました」
続けてリグダミスが顔にシワを寄せながら結論を話す。
「それゆえに、魔力をある一定以上注ぎ込めば……多少なりとも色が変化する筈だ。だが、今のところ何の変化もない。つまり、注ぎ込まれた魔力は足しにもならなかったということだ」
そう言い切るとリグダミスは「やれやれ」と首を横に数回降る。
「なら、俺のこの動作も無意味ってわけだ」
スティルは面倒くさそうに立ち上がりそう言った。
ため息交じりに吐き出された彼の失言をリグダミスが責めたてる。
「馬鹿言え……何人もの魔法使いが膨大な時間をかけてようやく完成するのが最上級のクスリ。すなわちポーションだ。飲めばいかなる傷もすぐに癒え、時間経過にもよるが失われた命さえ取り戻すと言われている。それがどうしてお前の人生のひとかけらにも満たない時間で補えると勘違いをする?」
それを聞いて黙っているスティルではない。
しかし、イロアスのこともあったのだろう、怒りをぐっとこらえて何かを言いかけたかと思えば、困ったように頭を何度かかきむしった。
「わかった。どうせ雇い主はお前で、俺達は雇われただけに過ぎねぇ……リグダミス、お前のことは気にくわねぇが今回は我慢してやる。まあ、働いた分の報酬がもらえるなら文句はねぇからなぁ」
なんてことを言うと、彼は再び精神統一に戻った。
僕は状況がイマイチつかめずにリグダミスの方をちらりと見た。彼は僕の方など振り向きもせず、ただ一言だけ「吸い取れるだけ吸い取れ」とつぶやいた。
鏡がない部屋で自分の顔を見ることは出来ないが、たぶん僕は苦虫を噛み潰したような顔をしていたことだろう。
しかし、それは再びスティルの方を見直した後では解消された。
「さっきとは集中力が全然違います……」
驚愕することもなくイロアスがそうこぼした。
初対面の僕とは違い、彼女は彼の本当の実力を把握していたからこそ冷静でいられるのだろう。これほどの魔力量……僕が本気で魔力を放出したとしても出せる量じゃない。
「魔力というのは生命の源……」
困惑する僕に対してリグダミスが語り始めた。
「一流の戦士には尋常ならざる生命力があり、幾たびも死線を乗り越えてきた。そんな二人には膨大な魔力が宿っているはずだ……かつての勇者がそうであったように。私はそう確信していた。これがその結果だ……私は間違えない。だから二人にかけた金などは単なる投資で、一切のムダ金はない。今でもそう信じているが、それはどうやら違ったようだ。ケン――お前は私にムダ金を払わせる気か?」
そうして最後には僕が仕事を放棄して愕然としてしていることに対して怒りを露わにした。
僕はあわてて杖をスティルに当てる。すると、尋常ではない魔力が流れ込んでくるのを感じた。僕は再びあわてて杖を瓶へと向けた。魔力を魔力水に吸収させるためだ。魔力水は膨大な魔力を吸収してほんのわずかにだが、確かに淡い青へと変色を始めた。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
転生貴族の領地経営〜現代知識で領地を豊かにして成り上がる
初
ファンタジー
ネーデル王国の北のリーディア辺境伯家には天才的な少年レイトがいた。しかしその少年の正体は現代日本から転生してきた転生者だった。
レイトが洗礼を受けた際、圧倒的な量の魔力やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のレイトを辺境伯領の北の異種族の住むハーデミア領を治める領主とした。しかしハーデミア領は貧困に喘いだ貧乏領地だった。
これはそんなレイトが異世界の領地を経営し、領地を豊かにして成り上がる物語である。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
『5階にトラック突撃!?ポンコツ女神の使役権と地球通販を得た医学生、辺境の村でワスプ薙刀と現代医療を駆使し最強防衛ライフを始める』
月神世一
ファンタジー
マンションの5階でカレーを作っていたら、なぜかトラックが突っ込んできた件。
外科医を目指す医学生・中村優太(24)は、特製の絶品バターチキンカレーを食べる寸前、マンションの「5階」に突撃してきた理不尽なトラックによって命を落としてしまう。
目を覚ますと、そこはコタツでカップ麺を啜るジャージ姿の駄女神・ルチアナの部屋だった。
「飲み会があるから定時で帰りたい」と適当な理由で異世界転移をさせられそうになる優太だったが、怒りのガラポン抽選でユニークスキル【地球ショッピング】と【女神ルチアナこき使い権】を引き当てる!
かくして、ポンコツ女神を強制連行して剣と魔法の世界『アナステシア』に降り立った優太。
しかし、彼にはただのチートスキルだけではない、元SEALs直伝の「CQB(近接戦闘術)」、有段者の「薙刀術」、そして何より「現代医療の知識」があった――!
降り立った辺境のポポロ村で彼を待っていたのは、クセが強すぎる住人たち。
キャルル: マッハの飛び蹴りを放つ、ファミレス大好きなウサ耳村長。
リーザ: タダ飯とポイ活に命を懸ける、図太すぎる地下アイドル人魚。
ルナ: 善意で市場や生態系を破壊する、歩く大災害の天然エルフ。
ルチアナ: 優太のポイントでソシャゲ課金と酒を目論む、労働拒否の駄女神。
優太は【地球ショッピング】で召喚した現代物資と、自身のサバイバル能力&薙刀術で野盗や魔物を無双! さらには特製のスパイスカレーで異世界人の胃袋を完全に掌握していく。
そして、村人に危機が迫った時。
優太の「絶対に命を救う」という善意の心が、奇跡の黄金ガチャを引き起こす……!
「俺は医者だ。この村の命も、平和な日常も、俺の戦術(スキル)で全部守り抜く!」
現代の【医療・戦術・料理】×【理不尽ギャグ】×【異世界サバイバル】!
凶悪な「ワスプ薙刀」を振るい、ヤバすぎる仲間たちと送る、最強医学生のドタバタ辺境防衛ライフが今始まる!
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる