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今日のお昼ご飯
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りゅうさんは私の手を引っ張ったまま速足で歩いて行く。
話しかけても止まってくれないので困っていると前から話しかけて来る人がいた。
「止まってください。菜さんが痛そうですよ。」
りゅうさんの前に立っていたのは時次さんだった。
りゅうさんはピタリと止まってやっとこっちを見た。
私の顔を見て目を大きく開け掴んでいた手首を離した。
「ーっごめん。」
私の手首には赤い手形がついていた。
時次さんが心配そうに私の手首を見る。
「手首大丈夫ですか?帰ったらこの薬を塗ってください。」
「全然大丈夫ですよ、これぐらい。…薬は一応貰っておきますね。」
懐から塗り薬のような物を渡された。
引っ張られて手首がかすかに痛かった。
薬を塗るほど大袈裟な傷ではないけど、時次さんの心配そうな顔を見たら薬を受け取っていた。
どうしてここに時次さんがいるか不思議だったのだが、小声で今日は休みですと話してくれた。
それから成り行きで時次さんとりゅうさんと一緒に買い物することになったのだった。
りゅうさんはその後も謝ってくれて、さっきあの店で買った饂飩粉も持ってくれた。
勝手に寄り道した私が悪いのに…申し訳ない。
ある店で梅の実を発見し、梅のシロップを作ろうかなと考えた。
さっきのりゅうさんの謝罪のつもりもあるが、きっと好きだろうから食べさせてあげたいと思ったのだ。
店にある梅の身はちょうど黄色だったので梅シロップには最適だ。
梅を購入しようとしたらりゅうさんにお金を先に出されてしまった。
さっきの詫びだと言われてしまい、自分でお金を払えなかった。
りゅうさんのプレゼントのつもりだったから出来れば自分で払いたかったなぁ。
梅シロップには蜂蜜か砂糖が必要なのだが確か砂糖は高価だったはずで、今の時代では金平糖という形になっている確率が高い。
この市場で売っているかも怪しい。
蜂蜜ならあるだろうと思い探しているのだが中々見つからない。
周りを見渡していたら時次さんと目が合った。
「何かお探しですか?」
りゅうさんに聞こえてしまうとまたお金を出されそうだ。
時次さんを手招きしてりゅうさんには聞こえないよう耳元で話した。
「えっと、蜂蜜ってどこのお店にありますか?自分で買いたいんですけど…。りゅうさんには出来れば秘密でお願いします。」
ああ、そういう事かと納得した様子の時次さんだったが、少し眉を寄せ困った顔をした。
「蜂蜜を売っているお店は知ってはいますが、甘味なのでここで買うとなると値が張ります。ですから提案なのですが蜂蜜の件は私に任せてくださいませんか?今日中には何とか出来ると思います。」
時次さんだったら任せても大丈夫だろうと首を縦に振って任せる事にした。
梅の身が黄色になって熟れ始めていたので今日中に仕込みたかった事もあり今日中に用意してくれるのはありがたい。
その後、天ぷらを揚げるのには欠かせない油を買った。
その油の代金もりゅうさんが支払ってくれた。
行く店全ての店員がりゅうさんと話し驚いているような気がする。
私は不思議に思いながらその様子を見ていたが、時次さんは苦笑いをしながらため息を落としていた。
さっきの事を相当気にしているらしく、りゅうさんはチラチラと私の手首を見ている。
もう、痛くはないし赤くなっていた手形も少し薄くなってきているので大丈夫なんだけどな…。
私のせいでもあるので心が痛い反面、可愛いかもと思ってしまった。
店を一通り見て歩いたが筆や紙、本などが置いてある店を見つける事は出来なかった。
今度、一人で来た時にでもゆっくり見て回ろう。
今日はひとまず帰ることにした。
帰り道ずっと私の頭の中はうどんで一色だった。
昔作ったうどんの作り方を懸命に思い出していた。
小学校の時、調理実習で地域のおばあちゃん達と作ったのが最初だったけな。
その時のうどんが凄く美味しくておばあちゃんと何回か手作りして食べた。
でもそれ以来作ってないので記憶がうろ覚えなのだ。
店に着く頃にはもうお昼だった。
今すぐ作ってあげたいけど、うどんは作るのに時間がかかる。
そこでお昼ご飯は店では出していないメニューの親子丼を作る事にした。
他のお客さんに見えない店の奥の部屋に案内する。
前回は味噌しかなかったため味噌味の親子丼だったが、今回は醤油味!
時次さんはこの味の変化に気づくかな?
りゅうさんには梅と関連する料理しか出して来なかったから不安だけど気に入って貰えると嬉しい。
そう思いながら二人に親子丼を運んだ。
「これは、あの時食べた親子丼ですね。」
時次さん、前回の親子丼とは違いますよ、と心の中で呟く。
りゅうさんは無言で目の前に置かれた料理を見ていた。
そうだよね、こういう料理この時代には無いよね。
りゅうさんがゆっくり綺麗な所作で箸を持ち丼に手を付けた。
「へぇ…。ご飯が入ってるんだ。」
卵で隠れていたご飯に少し驚いた様子。
時次さんが最初に食べたのを確認し、アイコンタクトを取ってからりゅうさんも食べ始めた。
美味しいか聞こうかとも思ったけど…。
二人の様子を見て聞くのをやめた。
無言で親子丼を食べ進める二人に今美味しいかどうかを聞くのは何だか野暮なような気がしたのと二人の食べっぷりを止めたくはなかった。
最初は上品に食べていたりゅうさんだったが今は男らしく丼に口を付けて食べている。
男の人はこのくらい豪快に食べないとね。
親子丼を食べ終わり最初に口を開いたのは時次さんだった。
「これ、この前のと味が違いますよね?私こっちの方が好きです。」
「実はこの前頂いたお醤油と鰹節を使ってめんつゆを作ったんですよ。」
後ろからりゅうさんに声を掛けられて振り向くとりゅうさんが目線を横に外しながら小声で呟く。
「……おかわり…。」
「わかりました。おかわりですね。時次さんはどうしますか?」
「私も…お願い…します。」
時次さんの顔を見るとりゅうさんを見て驚いているようだった。
私もりゅうさんの顔を見て見るが何に驚いているかわからなかった。
とにかく、二人のおかわりを持ってこようと立ち上がった時にりゅうさんに呼び止められた。
「君もここで食べたら?」
どうしようか悩んだが、お言葉に甘えることにした。
二人の食べっぷりを見て私のお腹が限界寸前なのだ。
「お言葉に甘えてお邪魔させて頂きます。」
今度は三人分の親子丼を用意して三人で食べる事になった。
「いただきます。」
親子丼を一口中にほうり込み感動した。
私が目指している親子丼の味だ。
前回の親子丼も美味しかったには美味しかったけど私が目指している味ではなかった。
口一杯に詰め込んでしっかり味わう。
この手作りのめんつゆが旨すぎる…。
玉子と鳥肉がしっかりつゆを吸い込んでご飯にまで染みわたっている。
噛めば噛むほどそれぞれのうま味が出て、ご飯がすすむ。
丼はやっぱりかっ込まなきゃ。
私も丼に口を付けてガツガツ突っ込む。
口の中の幸せをゴクリっ……と飲み込み、一呼吸置いた。
「しあわせだぁ。」
口からポロリとそんな言葉が出て来る。
その様子をりゅうさんは茫然と時次さんは微笑みながら見ていた。
「……っぷ。あははははっ…。とてもいい食べっぷりだね。君を見ていたらお腹が減ってきたよ。もう一回おかわりしてもいいかな。」
「……っわかりまし…た。」
人の食べ方見て笑わないでほしい。
その後私の顔を見るなりりゅうさんは笑い出すようになってしまった。
その後、りゅうさんは時次さんに止められるまでおかわりし続けた。
五回ぐらいおかわりしてた…多分。
うどんは夜ごはんで食べることになり、りゅうさんと時次さんは一旦帰って行ったのだった。
話しかけても止まってくれないので困っていると前から話しかけて来る人がいた。
「止まってください。菜さんが痛そうですよ。」
りゅうさんの前に立っていたのは時次さんだった。
りゅうさんはピタリと止まってやっとこっちを見た。
私の顔を見て目を大きく開け掴んでいた手首を離した。
「ーっごめん。」
私の手首には赤い手形がついていた。
時次さんが心配そうに私の手首を見る。
「手首大丈夫ですか?帰ったらこの薬を塗ってください。」
「全然大丈夫ですよ、これぐらい。…薬は一応貰っておきますね。」
懐から塗り薬のような物を渡された。
引っ張られて手首がかすかに痛かった。
薬を塗るほど大袈裟な傷ではないけど、時次さんの心配そうな顔を見たら薬を受け取っていた。
どうしてここに時次さんがいるか不思議だったのだが、小声で今日は休みですと話してくれた。
それから成り行きで時次さんとりゅうさんと一緒に買い物することになったのだった。
りゅうさんはその後も謝ってくれて、さっきあの店で買った饂飩粉も持ってくれた。
勝手に寄り道した私が悪いのに…申し訳ない。
ある店で梅の実を発見し、梅のシロップを作ろうかなと考えた。
さっきのりゅうさんの謝罪のつもりもあるが、きっと好きだろうから食べさせてあげたいと思ったのだ。
店にある梅の身はちょうど黄色だったので梅シロップには最適だ。
梅を購入しようとしたらりゅうさんにお金を先に出されてしまった。
さっきの詫びだと言われてしまい、自分でお金を払えなかった。
りゅうさんのプレゼントのつもりだったから出来れば自分で払いたかったなぁ。
梅シロップには蜂蜜か砂糖が必要なのだが確か砂糖は高価だったはずで、今の時代では金平糖という形になっている確率が高い。
この市場で売っているかも怪しい。
蜂蜜ならあるだろうと思い探しているのだが中々見つからない。
周りを見渡していたら時次さんと目が合った。
「何かお探しですか?」
りゅうさんに聞こえてしまうとまたお金を出されそうだ。
時次さんを手招きしてりゅうさんには聞こえないよう耳元で話した。
「えっと、蜂蜜ってどこのお店にありますか?自分で買いたいんですけど…。りゅうさんには出来れば秘密でお願いします。」
ああ、そういう事かと納得した様子の時次さんだったが、少し眉を寄せ困った顔をした。
「蜂蜜を売っているお店は知ってはいますが、甘味なのでここで買うとなると値が張ります。ですから提案なのですが蜂蜜の件は私に任せてくださいませんか?今日中には何とか出来ると思います。」
時次さんだったら任せても大丈夫だろうと首を縦に振って任せる事にした。
梅の身が黄色になって熟れ始めていたので今日中に仕込みたかった事もあり今日中に用意してくれるのはありがたい。
その後、天ぷらを揚げるのには欠かせない油を買った。
その油の代金もりゅうさんが支払ってくれた。
行く店全ての店員がりゅうさんと話し驚いているような気がする。
私は不思議に思いながらその様子を見ていたが、時次さんは苦笑いをしながらため息を落としていた。
さっきの事を相当気にしているらしく、りゅうさんはチラチラと私の手首を見ている。
もう、痛くはないし赤くなっていた手形も少し薄くなってきているので大丈夫なんだけどな…。
私のせいでもあるので心が痛い反面、可愛いかもと思ってしまった。
店を一通り見て歩いたが筆や紙、本などが置いてある店を見つける事は出来なかった。
今度、一人で来た時にでもゆっくり見て回ろう。
今日はひとまず帰ることにした。
帰り道ずっと私の頭の中はうどんで一色だった。
昔作ったうどんの作り方を懸命に思い出していた。
小学校の時、調理実習で地域のおばあちゃん達と作ったのが最初だったけな。
その時のうどんが凄く美味しくておばあちゃんと何回か手作りして食べた。
でもそれ以来作ってないので記憶がうろ覚えなのだ。
店に着く頃にはもうお昼だった。
今すぐ作ってあげたいけど、うどんは作るのに時間がかかる。
そこでお昼ご飯は店では出していないメニューの親子丼を作る事にした。
他のお客さんに見えない店の奥の部屋に案内する。
前回は味噌しかなかったため味噌味の親子丼だったが、今回は醤油味!
時次さんはこの味の変化に気づくかな?
りゅうさんには梅と関連する料理しか出して来なかったから不安だけど気に入って貰えると嬉しい。
そう思いながら二人に親子丼を運んだ。
「これは、あの時食べた親子丼ですね。」
時次さん、前回の親子丼とは違いますよ、と心の中で呟く。
りゅうさんは無言で目の前に置かれた料理を見ていた。
そうだよね、こういう料理この時代には無いよね。
りゅうさんがゆっくり綺麗な所作で箸を持ち丼に手を付けた。
「へぇ…。ご飯が入ってるんだ。」
卵で隠れていたご飯に少し驚いた様子。
時次さんが最初に食べたのを確認し、アイコンタクトを取ってからりゅうさんも食べ始めた。
美味しいか聞こうかとも思ったけど…。
二人の様子を見て聞くのをやめた。
無言で親子丼を食べ進める二人に今美味しいかどうかを聞くのは何だか野暮なような気がしたのと二人の食べっぷりを止めたくはなかった。
最初は上品に食べていたりゅうさんだったが今は男らしく丼に口を付けて食べている。
男の人はこのくらい豪快に食べないとね。
親子丼を食べ終わり最初に口を開いたのは時次さんだった。
「これ、この前のと味が違いますよね?私こっちの方が好きです。」
「実はこの前頂いたお醤油と鰹節を使ってめんつゆを作ったんですよ。」
後ろからりゅうさんに声を掛けられて振り向くとりゅうさんが目線を横に外しながら小声で呟く。
「……おかわり…。」
「わかりました。おかわりですね。時次さんはどうしますか?」
「私も…お願い…します。」
時次さんの顔を見るとりゅうさんを見て驚いているようだった。
私もりゅうさんの顔を見て見るが何に驚いているかわからなかった。
とにかく、二人のおかわりを持ってこようと立ち上がった時にりゅうさんに呼び止められた。
「君もここで食べたら?」
どうしようか悩んだが、お言葉に甘えることにした。
二人の食べっぷりを見て私のお腹が限界寸前なのだ。
「お言葉に甘えてお邪魔させて頂きます。」
今度は三人分の親子丼を用意して三人で食べる事になった。
「いただきます。」
親子丼を一口中にほうり込み感動した。
私が目指している親子丼の味だ。
前回の親子丼も美味しかったには美味しかったけど私が目指している味ではなかった。
口一杯に詰め込んでしっかり味わう。
この手作りのめんつゆが旨すぎる…。
玉子と鳥肉がしっかりつゆを吸い込んでご飯にまで染みわたっている。
噛めば噛むほどそれぞれのうま味が出て、ご飯がすすむ。
丼はやっぱりかっ込まなきゃ。
私も丼に口を付けてガツガツ突っ込む。
口の中の幸せをゴクリっ……と飲み込み、一呼吸置いた。
「しあわせだぁ。」
口からポロリとそんな言葉が出て来る。
その様子をりゅうさんは茫然と時次さんは微笑みながら見ていた。
「……っぷ。あははははっ…。とてもいい食べっぷりだね。君を見ていたらお腹が減ってきたよ。もう一回おかわりしてもいいかな。」
「……っわかりまし…た。」
人の食べ方見て笑わないでほしい。
その後私の顔を見るなりりゅうさんは笑い出すようになってしまった。
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