不自由と快楽の狭間で

Anthony-Blue

文字の大きさ
191 / 231

191.脱がしあう

しおりを挟む
 厳しめの萌の言葉が、ボクに飛んでくる。まあ、三人が揉めずに仲良くしてくれるのが一番なのだから我慢しよう。ボクには、後ろめたさという重りを引きずっているのだから。

「大きなベッドですね」

「そうですね。わたしたち全員で寝ても大丈夫そうですよね」

「そうだね。激しく動いても、ベッドからは落ちないかな」

 律子は、その言葉を聞いて反応を示した。

「お二人とするときは、そんなに激しいんですか」

「その激しいっていう基準がわかんないけど、そういうときもあるのかなってこと」

「そうですか。わたしには出来ないですね」

 諦めの言葉を聞いて、咲恵と萌音は顔を見合わせた。

「律子さんは、激しいのがお好きなのですか」

「そういうリクエストがあるなら、希望に添うように手助けは出来るから」

「すみません。わたしの偏った知識では、激しいというと騎乗位で必死に腰を振ってる女性を想像したものですから」

「こわれちゃうぅって、男性の上で叫ぶヤツですよね」

「咲恵ちゃん、表現がリアルだね。それは、どこからの知識なの」

 三人の彼女達は、おもしろそうに声を出して笑い出した。

「ところで、律子さんは自由に動かせるのはどこですか」

 ひとしきり笑ったところで、咲恵が真面目な顔になって質問した。

「そうねぇ。右腕から右手の指先までは、思うように動かせるわね」

「じゃあ、わたしのワンピースのファスナーは降ろせますよね」

 そういって、律子に背中を向けて腰を落とした。

「はい、出来ると思いますよ」

 そういうと、右手を出してファスナーに手をかけて、ゆっくりと下ろし始めた。

「これで、いいのかしら」

 薄いブルーのワンピースの背中が割れて、淡いピンク色のブラジャーが覗いた。咲恵は再び正面を向いて律子に言った。

「さあ、ここを持って、ワンピースを脱がせてください」

 律子に、半分肩口が見えているワンピースの首元を持たせて、咲恵は徐々に立ち上がる。肩を抜けたワンピースは、スルスルと足下に落ちて下着姿になった咲恵が現れる。

「咲恵さん、肌が白くてスタイルも細いですね」

 先ほど会ったばかりの女性の前で、下着姿を褒められた咲恵は恥ずかしそうにうつむいた。

「今度はわたしね。ここを持っておいてね」

 そういうと萌は、Tシャツの裾をたくし上げて前屈みになった。律子にTシャツの裾を持たせて、後ずさりしてTシャツを脱がされた形を作った。起き上がった萌は、ブルーのブラジャーからはみ出しそうな乳房を揺らした。

「萌さん、すごいですね。若さではち切れそうなバストですね。ちょっと、触ってもいいですか」

「だめだめ。お触りは後でね。次はこれを降ろしてね」

 萌は恥ずかしそうに、触らそうになるのを拒否して、後ろ向きになりヒップの方からデニムのホットパンツに手をかけさせた。律子は、少し苦労していたが、無事に上下ブルーの下着姿にさせた。

「綺麗なカラダですよねぇ。若い女の子の体を、目の前で見たことないので興奮してます」

「えーっと、咲恵ちゃんみたいにスマートなカラダになりたいのに」

「わたしは、萌ちゃんの大きなおっぱいがうらやましいのに」

 律子にして見れば、十分より若い女の子の裸など見たことないだろうから、目の前にある二人のカラダに興味津々なのはわかるような気がする。

「さて、次は律子さんの番だね」

「そうですね。瑞樹さんを脱がすので慣れているので、安心して任せてくださいね」

 咲恵と萌は、白いブラウスのボタンに指をかけていた。

「二人の綺麗なカラダを前にして、わたしの裸を晒すのは、だいぶ恥ずかしいものがありますね」

 律子は、少し不安そうな顔をしてボクに視線を送った。それに気がついた萌は、仲間はずれの淋しそうなボクに聞こえるように言った。

「男なんてね、女の子のおっぱいを見たら、大きかろうが小さかろうが、興奮してしまう生き物なんだから、そんなの気にしなくてもいいのよね。ねぇ、瑞樹」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

お父さんのお嫁さんに私はなる

色部耀
恋愛
お父さんのお嫁さんになるという約束……。私は今夜それを叶える――。

処理中です...