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練習

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藤原さんがやるといえば、彼は必ずやるだろう。
と、いうことは、お尻の開発は避けては通れない。

大人の玩具を今からネットで注文しても届くのは早くても明日。それだと自主練習は間に合わない。

仕方なく篤実は変装してアダルトショップへ行くことにした。

電車を乗り継いで、ネットで調べた一般の人があまり行かないエリアの店へ行くことにした。
勿論変装している。帽子にマスク眼鏡。チャックが付いた大きめの黒い鞄。
われながら平日の昼間から怪しすぎるとは思うけど、身バレしないように徹底した。

店に行くまでに何件かの風俗店の前を通る。
何人かの呼び込みの男性をスルーした。

いっその事プロに後ろの使い方を伝授してもらった方が、なにかと楽なんじゃないかと思えた。

店に入る勇気さえあればそれは可能だろうが、自分には、どだい無理な話だ。

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藤原side

藤原大樹はラインをするのにも緊張するくらい神吉さんの事を考えていた。

先日は二人一緒に達した。

めちゃくちゃ興奮した。なんか中学生の頃に戻ったんじゃないかと思うくらいガッチガチになった自分のモノは痛いくらいだった。

先生のモノと一緒に掴んで扱きあげる。キスを濃厚に繰り返し舌で蹂躙する。
思い出しただけでも抜けそうだと思った。眉間にしわを寄せて少し苦しそうに涙目になる彼の顔を見て、より一層激しく腰をなすり付けてしまった。

少しでも一緒にいる時間を長引かせたいと、次は5時に約束を取り付けた。手料理を作ってくれるらしい。嬉しすぎる。

仕事に身が入らない。


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何とか必要な物を購入し篤実は帰宅した。

藤原さんから明日は5時ごろこちらに来るという連絡をもらった。夕食は何か買っていくので一緒に食べませんか?とラインには書いてあった。

『簡単な物なら用意しますので、買ってこなくても大丈夫です』

食事の用意もしなければならないとは。けれど、到着したらすぐにやりましょうとは返せなかった。仕方がない。



明後日は小学生たちの絵画教室が午前中にある。その準備もなくてはいけない。

今制作中の彫刻も仕上げに入りたいのになかなか手が付けられない。
けれど、たちまちは明日の本番の事が最優先だ。

今日アダルトショップに置いてあったDVDを購入したのでパソコンにセットする。

とにかく世の中のゲイの人達がどうやって行為に及んでいるのかそれが知りたかった。


『細マッチョ、体育会系、イケメンからむっちり、ガタイ系』
『無抵抗主義やホモ特有の唐突な状況転換』 
『かなりマイルドな仕上がり』

とにかくよく分からないが。マイルドな仕上がりから視聴することにした。

【無邪気な笑顔、パワフルBODY!変態見せたがりお兄さん~恋人編~】

タイトルはどれも似たようなもんだったが、無邪気なのか、パワフルなのか、変態なのか、よく分からない。とにかく恋人同士のそれが学べれば文句はない。見せたがりお兄さんのDVDを再生する。

映像は渚を走る二人のマッチョから始まった。








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