憑依型2.5次元俳優のおれが、ビッチの役を降ろしたまま見知らぬイケメンと寝てしまった話

ありのままの自分で愛されたいなあ。

そんなの、無理な話だって、知ってるけど。

李木百樹(すももぎ・ももき)二十歳。  

 子供の頃のトラウマが元で、自分は愛されないと思っている憑依型役者。

チャラ男の役が降りたまま街にくり出したある日、目覚めると隣には見知らぬイケメンが。  

 どうやらビッチな役が降りたまま、S○Xしてしまったらしい。

 イケメンが目覚める前に逃げ出したのだが、なんとお互い財布を取り違えていて、再び会うことに。

 無事財布を交換後、立ち去ろうとする百樹に、イケメン、岡龍介は申し出る。

「俺に教えてくれないか。ゲイの世界のこと」  
行きずりの関係だったはずが、百樹はどんどん龍介に惹かれてしまう。

けれど龍介が望んでいるのはきっと〈ビッチなおれ〉。  

 百樹は自分の気持ちにブレーキをかけたまま、引き続きビッチを演じることになるのだが――

「雨さえやさしく」(コミックRouge原作賞最終選考)で人気のあった、龍介がちゃんと幸せになるお話です。

「雨さえやさしく」はこちら

https://www.alphapolis.co.jp/novel/274361563/632319569


※エブリスタさん、fujossyさんにも掲載しています。

 すでにラストまで書き上がっているので、手直ししながらの更新で、全20回程度の予定です。エタらない保証。 

※表紙イラスト:もすけ様 有償依頼したものです。禁無断転載。
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