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第一章
アイラは宿舎を偵察したい
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はじめまして、こんにちは?
私はアイラと申します。
実は私の大好きな兄が過ごしている宿舎になんと不届きものが住み出したと、小耳に挟みまして。
私、今まであそこに住み着く害虫を何度も何度も駆除して参りましたのよ?そしてやっと一掃できホッとしたのもつかの間の今回のお話。本当にキリがありませんわ?
「げぇ!!アイラちゃん」
ん?今げぇ?とか、仰いました?ギャド様?貴方私よりちょっとばかり偉いからって調子に乗ってると下克上起こしますわよ?
「お久しぶりですギャド様?最近はこちらはお変わりなく?」
「ああ。至って平和だぜ?(束の間の平和だった)」
「そうなのですか?私、新しい方がこちらに入られたとお聞きしましてご挨拶に来たのですが?」
あら?ギャド様顔色が優れませんわあら大変?変に隠し立てしたりなさるからですわよ?
「あのな?アイラちゃん。何度も言うがここは騎士の宿舎なんだ。貴族の御息女がこんな所来ちゃ駄目だ」
「あら?でも皆様とてもお強いじゃないですか?いざとなれば騎士様達が私を助けてくれるでしょう?」
甘いですわギャド様。私に口で勝とうなんて百年早いですわよ?貴方の頭はその筋肉と同じですのに。ふふふ。
「あれ?ギャドさん何してるんですか?」
「げ!ティファ」
「昼食用意出来ましたよ?お客様ですか?」
ーーーーな!!何なのこの女!めっちゃ美・・・いいえ?決して美人だなんて思っておりませんわよ?この程度の顔の人間ごまんとおりますわ。ありきたりな顔ですわ!
「ああ。この子はアイラ。ここで勤める騎士の妹なんだが。とりあえず食堂へ行くか?」
「そうですね。皆さんお待ちですし」
でも噂は本当でしたわ。
宿舎に女が住み着いたと私のファン一号が知らせて来なかったら私ずっと見過ごす所でしたわ!褒めて差し上げてよ?ファン一号!
「アイラさんはご飯はおすみですか?」
「ええ。お気遣いなく」
貴方の作ったご飯など誰が食べるものですか!愚民が!そうやって私に取り入りお兄様に近付こうという魂胆は見え見えですわよ?今すぐこの宿舎から消え去りなさい害虫が!!
「あのぉ。何かあの人目がいっちゃってませんかね?大丈夫なんですか?ヒソヒソ」
「気にすんな。いつもあんな感じだ。平常運転だ。ヒソヒソ」
あら?食堂に行くにつれ何だかとても良い香りがしますわね?この女もしかしてプロの料理人なのかしら?
「今日は何なんだ?」
「ふっふっふ!!今日は遂に作りましたよ?今まで作りたくても作れなかった贅沢品!」
「ーーーーーーな!!」
「げぇ!!アイラ!何で!」
「ちょっとフィクス?何でアイラがここにいるの?」
外野がやかましいですが、私はそれどころではありませんわ!だって、だって!今、私の目の前にあるそ・れ・はまさしく!!
「ジャーン!ダブルチーズハンバーグでーす!」
きゃあああああああああああああああああ!!!!!
「ダブル?どこがダブル?」
「外側にもチーズが乗ってますが、お肉の中にも違う種類のチーズが入ってます。肉を割るとですね?とろ~とトロトロチーズが溢れ出てくるんですよ?」
わ、わ、わ、私。私ハンバーグとチーズだけは目がないんですわ!その二つが今!まさに私の目の前に鎮座しておられます!!これは何の試練なの?
「今日はメインがかなり濃厚なのでハーブサラダと鶏で出汁をとった野菜スープです。パンはガーリックバターを塗って焼いたのを添えました。勿論普通のもありますからお好みで」
うぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!間違いない組み合わせだわ!!失敗しないやつぅぅぅ!!
「アイラ。お前も食べて行くか?」
「フィクス!!妹だからって甘やかすな!誰の所為でこの宿舎に求人が来なくなったと思ってるんだ!!」
「その代わり。これを食べたら絶対にティファをクビにはしないからね?」
はぐぁ!!さ、流石ですわお兄様。
先手を打って来るとは・・・分かりました。その勝負受けて立ちますとも。あいにく私昼食はしっかり済ませて来ましたので。
「お気遣いなくどうぞ皆様私に構わずお召し上がり下さいませ?」
「サッサと食おう。俺お腹ペコペコだぜ」
「そうか?じゃあ・・・」
「あーーやっとティファのご飯が食べられる」
・・・・・・・・。ちょっと。本当に食べますの?私を放ったらかしにして?え?もうお肉を切ってしまいますの?お待ちになって?私まだ心の準備が・・・。
「「「「おおおおーーー!!」」」」
ひぇぇぇぇえ!!チーズがぁ!チーズの海がぁぁ!!
あ!そんな!肉汁が溢れてる!チーズと絡まってますわよぉぉ!!
「すげぇうまそぉ。いただきまーす」
いやぁぁぁぁ!!食べないでええええ!!
「あ。俺一瞬トリップしたわ。ヤベェこれ」
「あーーーーティファ様有難う」
「神に感謝したいよね」
「週一これだったら俺無敵になれるんじゃないかな?」
食べた。この人達本当に食べたわ。
私が目の前にいるのに。
お兄様。私の大好物だって知っていますのに。
「皆さん大袈裟ですねぇ。じゃあ私も頂きます」
これは重大な問題ですわ。
今までに類を見ない大きな害虫がお兄様の宿舎に住み込んでしまいました。私、わたくし、絶対この女を許しません!例えば手をついて謝られても私にした仕打ちの報いを受けて頂きますわ!!
「アイラさんはハイトさんの友人さんの妹さんなんですよね?今日はお兄さんに会いに来たんですか?」
「ティファ。いい加減覚えて、俺フィクスだよ」
「ああ、そうです!フィクスさん?に、会いに?」
「さぁ?どうでしたかしら」
妹の好物を知っていて、それをくれない兄など兄じゃないかも知れませんわね?私これからの兄との関係、見直しますわ。
「アイラさんはチーズはお好きですか?」
「・・・ええ。大好物ですわね?」
世界各国のチーズを取り寄せ保管しているぐらいには好物ですわよ!!でも、でも!!今まで一度だって、とろけた状態のチーズなんて食べた経験ないのよぉぉぉぉぉ!!
「ハンバーグに使っているチーズは溶かして食べるのに、とても適したチーズを使っているんです。これはチーズを生産している農家の人が編み出した農民の食べ方なんですよ?」
・・・・・・だからなんだよ!!!
「きっとアイラさんはこのチーズを食べた事無いですよね?こんな食べ方はこちらでは、しないようですから」
「あ、あの。ティファ・・・その辺りで(勘弁してあげて)」
何でしょう?身体が勝手にプルプル震えてきましたわ。
きっとあれですわね?武者震い。武者震いですわ!!
この女と戦う。その戦いの準備を今、私は始めているのです!!!
「アイラさん」
「さっきから何度も何度もなんっ・・・!?」
「はい。あーーーーん?」
あーーーーん。
もぐ。モグモグモグ。ゴクリ。
「昼食は済まされたみたいですが、少しくらいなら。どうです?美味しくありません?」
「・・・・・いきなりでよく分からなかったですわ」
「そうですね?はい。あーーーん?」
とりあえず・・・・・・・・貴方は採用ですわ!!!
私はアイラと申します。
実は私の大好きな兄が過ごしている宿舎になんと不届きものが住み出したと、小耳に挟みまして。
私、今まであそこに住み着く害虫を何度も何度も駆除して参りましたのよ?そしてやっと一掃できホッとしたのもつかの間の今回のお話。本当にキリがありませんわ?
「げぇ!!アイラちゃん」
ん?今げぇ?とか、仰いました?ギャド様?貴方私よりちょっとばかり偉いからって調子に乗ってると下克上起こしますわよ?
「お久しぶりですギャド様?最近はこちらはお変わりなく?」
「ああ。至って平和だぜ?(束の間の平和だった)」
「そうなのですか?私、新しい方がこちらに入られたとお聞きしましてご挨拶に来たのですが?」
あら?ギャド様顔色が優れませんわあら大変?変に隠し立てしたりなさるからですわよ?
「あのな?アイラちゃん。何度も言うがここは騎士の宿舎なんだ。貴族の御息女がこんな所来ちゃ駄目だ」
「あら?でも皆様とてもお強いじゃないですか?いざとなれば騎士様達が私を助けてくれるでしょう?」
甘いですわギャド様。私に口で勝とうなんて百年早いですわよ?貴方の頭はその筋肉と同じですのに。ふふふ。
「あれ?ギャドさん何してるんですか?」
「げ!ティファ」
「昼食用意出来ましたよ?お客様ですか?」
ーーーーな!!何なのこの女!めっちゃ美・・・いいえ?決して美人だなんて思っておりませんわよ?この程度の顔の人間ごまんとおりますわ。ありきたりな顔ですわ!
「ああ。この子はアイラ。ここで勤める騎士の妹なんだが。とりあえず食堂へ行くか?」
「そうですね。皆さんお待ちですし」
でも噂は本当でしたわ。
宿舎に女が住み着いたと私のファン一号が知らせて来なかったら私ずっと見過ごす所でしたわ!褒めて差し上げてよ?ファン一号!
「アイラさんはご飯はおすみですか?」
「ええ。お気遣いなく」
貴方の作ったご飯など誰が食べるものですか!愚民が!そうやって私に取り入りお兄様に近付こうという魂胆は見え見えですわよ?今すぐこの宿舎から消え去りなさい害虫が!!
「あのぉ。何かあの人目がいっちゃってませんかね?大丈夫なんですか?ヒソヒソ」
「気にすんな。いつもあんな感じだ。平常運転だ。ヒソヒソ」
あら?食堂に行くにつれ何だかとても良い香りがしますわね?この女もしかしてプロの料理人なのかしら?
「今日は何なんだ?」
「ふっふっふ!!今日は遂に作りましたよ?今まで作りたくても作れなかった贅沢品!」
「ーーーーーーな!!」
「げぇ!!アイラ!何で!」
「ちょっとフィクス?何でアイラがここにいるの?」
外野がやかましいですが、私はそれどころではありませんわ!だって、だって!今、私の目の前にあるそ・れ・はまさしく!!
「ジャーン!ダブルチーズハンバーグでーす!」
きゃあああああああああああああああああ!!!!!
「ダブル?どこがダブル?」
「外側にもチーズが乗ってますが、お肉の中にも違う種類のチーズが入ってます。肉を割るとですね?とろ~とトロトロチーズが溢れ出てくるんですよ?」
わ、わ、わ、私。私ハンバーグとチーズだけは目がないんですわ!その二つが今!まさに私の目の前に鎮座しておられます!!これは何の試練なの?
「今日はメインがかなり濃厚なのでハーブサラダと鶏で出汁をとった野菜スープです。パンはガーリックバターを塗って焼いたのを添えました。勿論普通のもありますからお好みで」
うぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!間違いない組み合わせだわ!!失敗しないやつぅぅぅ!!
「アイラ。お前も食べて行くか?」
「フィクス!!妹だからって甘やかすな!誰の所為でこの宿舎に求人が来なくなったと思ってるんだ!!」
「その代わり。これを食べたら絶対にティファをクビにはしないからね?」
はぐぁ!!さ、流石ですわお兄様。
先手を打って来るとは・・・分かりました。その勝負受けて立ちますとも。あいにく私昼食はしっかり済ませて来ましたので。
「お気遣いなくどうぞ皆様私に構わずお召し上がり下さいませ?」
「サッサと食おう。俺お腹ペコペコだぜ」
「そうか?じゃあ・・・」
「あーーやっとティファのご飯が食べられる」
・・・・・・・・。ちょっと。本当に食べますの?私を放ったらかしにして?え?もうお肉を切ってしまいますの?お待ちになって?私まだ心の準備が・・・。
「「「「おおおおーーー!!」」」」
ひぇぇぇぇえ!!チーズがぁ!チーズの海がぁぁ!!
あ!そんな!肉汁が溢れてる!チーズと絡まってますわよぉぉ!!
「すげぇうまそぉ。いただきまーす」
いやぁぁぁぁ!!食べないでええええ!!
「あ。俺一瞬トリップしたわ。ヤベェこれ」
「あーーーーティファ様有難う」
「神に感謝したいよね」
「週一これだったら俺無敵になれるんじゃないかな?」
食べた。この人達本当に食べたわ。
私が目の前にいるのに。
お兄様。私の大好物だって知っていますのに。
「皆さん大袈裟ですねぇ。じゃあ私も頂きます」
これは重大な問題ですわ。
今までに類を見ない大きな害虫がお兄様の宿舎に住み込んでしまいました。私、わたくし、絶対この女を許しません!例えば手をついて謝られても私にした仕打ちの報いを受けて頂きますわ!!
「アイラさんはハイトさんの友人さんの妹さんなんですよね?今日はお兄さんに会いに来たんですか?」
「ティファ。いい加減覚えて、俺フィクスだよ」
「ああ、そうです!フィクスさん?に、会いに?」
「さぁ?どうでしたかしら」
妹の好物を知っていて、それをくれない兄など兄じゃないかも知れませんわね?私これからの兄との関係、見直しますわ。
「アイラさんはチーズはお好きですか?」
「・・・ええ。大好物ですわね?」
世界各国のチーズを取り寄せ保管しているぐらいには好物ですわよ!!でも、でも!!今まで一度だって、とろけた状態のチーズなんて食べた経験ないのよぉぉぉぉぉ!!
「ハンバーグに使っているチーズは溶かして食べるのに、とても適したチーズを使っているんです。これはチーズを生産している農家の人が編み出した農民の食べ方なんですよ?」
・・・・・・だからなんだよ!!!
「きっとアイラさんはこのチーズを食べた事無いですよね?こんな食べ方はこちらでは、しないようですから」
「あ、あの。ティファ・・・その辺りで(勘弁してあげて)」
何でしょう?身体が勝手にプルプル震えてきましたわ。
きっとあれですわね?武者震い。武者震いですわ!!
この女と戦う。その戦いの準備を今、私は始めているのです!!!
「アイラさん」
「さっきから何度も何度もなんっ・・・!?」
「はい。あーーーーん?」
あーーーーん。
もぐ。モグモグモグ。ゴクリ。
「昼食は済まされたみたいですが、少しくらいなら。どうです?美味しくありません?」
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とりあえず・・・・・・・・貴方は採用ですわ!!!
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※本作の章構成:
第一章:アカデミー&聖女覚醒編
第二章:勇者パーティ結成&魔王討伐軍北上編
第三章:帰郷&魔将・魔王決戦編
※「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位)
※ アルファポリス完結ファンタジー8位。応援ありがとうございます。
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