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第一章
ギャドはハイトの本心が気になっている
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「は?敵が攻めて来た?」
「ああ。境界線はまだ越えてないが時間の問題だろう。全勢力でこちらを攻め落とすつもりの様だな」
また急だな、おい?
しかも全勢力とは・・・・。
「彼方は兵士の中に魔術使いを紛れさせてるんだろ?こちらの被害を考えるなら本気で潰さないとやられるぞ?こっちは戦争には魔術を使用しない」
そうなんだよ。
文化の違いなのか何なのか、貴重な魔術師は戦争には駆り出されない。この国の生活魔力を補う為に彼等の魔力を利用するからだ。
「・・・奴等の狙いは境界線に沿った広大な我等の土地。あそこは土壌が豊かで作物が育ちやすい。だが、今我々と争ってあの土地を手に入れたとしても直ぐには活用出来んだろう?鉱石も掘り出せるが、損失の方が多いはずだ」
「やはり、目的が別にあるのか?」
なんとなくだが、俺だって気付いてはいるんだぜ?
あんたらが俺らに何か隠してるってことをよ?
いつになったら教えてくれるのかね?
「失礼します」
「ハイト、久しいな。余りに顔を見せないから忘れる所だったぞ?」
「はぁ。まぁ僕も暇ではないので。時間は有効に使いたいんです」
お前。よく今まで陛下にその態度で無事に生きて来られたな?
いや、俺も人の事言えねぇけどよ?
「相変わらずヤル気がないな。じゃあお前達のヤル気が出るようにしてやろう。やはりアイツらの狙いはティファだ」
「いくら彼女が最強の騎士でも、取り返す為にこんな事するか?あり得ない」
「まぁそうだな?彼女が普通の人間なら、な?」
・・・・イヤイヤイヤ。そういうのはいいから?
アレ以上のオプションが付いたら流石の俺も引くぞ。
「やっぱり彼女、魔力が強いんですか?」
・・・・・ハイトさん?
何でお前、当たり前の様に話に入って来てるの?
そんで何で俺が知らない事を知ってる感じなんだ、おい!
「なんだお前気付いてたのか?そうらしいぞ。私もこの間あの馬鹿から聞いてな」
そんな重要な事、先に言っとけよあのおっさん!
とっちゃん坊やが!
「彼方も一部の者しか知らなかったらしいな。それが知れて、相手も本気で取り返すつもりらしいが・・・」
「・・・・相手はティファがどこにいるか知らない筈では?それとも本気で我々を攻め落とせると?」
「・・・・どうだろうな?全くわからん。だが、攻められたら迎え撃たねばならん」
はぁ。懲りない奴等だな。
俺達基本平和主義だから、戦争とかしたくないんだけどな?
まぁ今回、あのストーカー王子が出てくるって言うのであれば話は別だが?・・・取り敢えず王子は引き摺り出して一発ぶち込む!
「そうですか。では、こちらも作戦を立てなければなりませんね。境界線付近の村にはもう避難命令を出されていますよね?」
「ああ。部隊を三つに分け相手を退けろ。この国に踏み込ませるな」
「簡単に言いますよねぇ。いい加減強固な要塞でも作って下さいよ」
それは同意する。
こんだけ攻められてるのに要塞一つ作らないから簡単に攻め込まれるんだよ!予算組め予算!
「別に構わないが、お前達。給料いらんのか?」
「「あ。やっぱいいです」」
本当ひでぇよ!
ただでさえ働きの割には安い給料なのによ!
世知辛い世の中だぜ。
「ギャド。ティファの警備に誰か近くに残したいんだけど」
「お前は駄目だぞ」
なんだその顔。お前残る気満々だったな?
それで一人でティファの飯食うつもりだっただろ?
コノヤロウ、そうはいくか!!
「うーんヨシュアかな。言ったら暴れそうだけど」
「あーーー。そうだなぁ」
アイツ、騎士の自分をやけに誇ってるからな?
置いてかれると知ったらキレそうだ。
「ヤケに聞き分けがいいな?いつもはもっとゴネるのによ?」
コイツ結構強いし頭もいい癖に全くヤル気ねぇんだよなぁ。ヨシュアの無駄なヤル気を分けてやりたいくらいだよ本当。
「そうだね。取り敢えず二度とティファを取り返す気も起きないくらい再起不能に叩きのめすくらいの気持ちはあるかな?」
「・・・・・・お前さぁ。ちょっと前から気になってたんだけどな?」
いや。でもハイトだしなぁ?そんな事ねぇよな?
「もしかして、ティファの事・・・」
「あーーーーお腹すいた。取り敢えず速攻で帰ってご飯食べよ!今日は何かなぁ?」
・・・うん。ねぇな!無駄な事考えるのやめた。
「しばらくティファの飯食えなくなるからな。今のうちに食い溜めしとこうぜ。あ!ところでお前、何でティファが魔力保持者だって分かったんだ?」
ティファは一度だって魔術を使った事ねぇよな?
あ、もしかしてこの前ササラが来た時にアイツに聞いたとか?
アイツ何故かいつも俺に重要な事隠すんだよなぁ?
ん?まさか俺、本物の脳筋だと思われてる?
「皆が鈍いだけじゃない?」
え?何だよソレ。お前がそれ言っちゃう?納得出来ねぇ!
「皆、最近平和ボケしてたから僕ちょっと心配だよ。怪我人が出なきゃいいよね?」
「いや、怪我人は出るだろ?お前、無傷で帰って来るつもりなのか?」
ん?ハイト?何でそんな呆れた顔で俺を見るんだよ?
お前の悪い癖だぞ?言いたい事あるならハッキリ言ってくれ。
「少しは、真っ向から攻め込むだけじゃなくて、頭も使ったら?ギャド」
使っとるわ!お前やササラが普通じゃねぇんだよ!
無駄にハイテクな頭脳を持ちやがって!!
そんで、普段からその能力を生かせよ!給料泥棒が!
「ああ。境界線はまだ越えてないが時間の問題だろう。全勢力でこちらを攻め落とすつもりの様だな」
また急だな、おい?
しかも全勢力とは・・・・。
「彼方は兵士の中に魔術使いを紛れさせてるんだろ?こちらの被害を考えるなら本気で潰さないとやられるぞ?こっちは戦争には魔術を使用しない」
そうなんだよ。
文化の違いなのか何なのか、貴重な魔術師は戦争には駆り出されない。この国の生活魔力を補う為に彼等の魔力を利用するからだ。
「・・・奴等の狙いは境界線に沿った広大な我等の土地。あそこは土壌が豊かで作物が育ちやすい。だが、今我々と争ってあの土地を手に入れたとしても直ぐには活用出来んだろう?鉱石も掘り出せるが、損失の方が多いはずだ」
「やはり、目的が別にあるのか?」
なんとなくだが、俺だって気付いてはいるんだぜ?
あんたらが俺らに何か隠してるってことをよ?
いつになったら教えてくれるのかね?
「失礼します」
「ハイト、久しいな。余りに顔を見せないから忘れる所だったぞ?」
「はぁ。まぁ僕も暇ではないので。時間は有効に使いたいんです」
お前。よく今まで陛下にその態度で無事に生きて来られたな?
いや、俺も人の事言えねぇけどよ?
「相変わらずヤル気がないな。じゃあお前達のヤル気が出るようにしてやろう。やはりアイツらの狙いはティファだ」
「いくら彼女が最強の騎士でも、取り返す為にこんな事するか?あり得ない」
「まぁそうだな?彼女が普通の人間なら、な?」
・・・・イヤイヤイヤ。そういうのはいいから?
アレ以上のオプションが付いたら流石の俺も引くぞ。
「やっぱり彼女、魔力が強いんですか?」
・・・・・ハイトさん?
何でお前、当たり前の様に話に入って来てるの?
そんで何で俺が知らない事を知ってる感じなんだ、おい!
「なんだお前気付いてたのか?そうらしいぞ。私もこの間あの馬鹿から聞いてな」
そんな重要な事、先に言っとけよあのおっさん!
とっちゃん坊やが!
「彼方も一部の者しか知らなかったらしいな。それが知れて、相手も本気で取り返すつもりらしいが・・・」
「・・・・相手はティファがどこにいるか知らない筈では?それとも本気で我々を攻め落とせると?」
「・・・・どうだろうな?全くわからん。だが、攻められたら迎え撃たねばならん」
はぁ。懲りない奴等だな。
俺達基本平和主義だから、戦争とかしたくないんだけどな?
まぁ今回、あのストーカー王子が出てくるって言うのであれば話は別だが?・・・取り敢えず王子は引き摺り出して一発ぶち込む!
「そうですか。では、こちらも作戦を立てなければなりませんね。境界線付近の村にはもう避難命令を出されていますよね?」
「ああ。部隊を三つに分け相手を退けろ。この国に踏み込ませるな」
「簡単に言いますよねぇ。いい加減強固な要塞でも作って下さいよ」
それは同意する。
こんだけ攻められてるのに要塞一つ作らないから簡単に攻め込まれるんだよ!予算組め予算!
「別に構わないが、お前達。給料いらんのか?」
「「あ。やっぱいいです」」
本当ひでぇよ!
ただでさえ働きの割には安い給料なのによ!
世知辛い世の中だぜ。
「ギャド。ティファの警備に誰か近くに残したいんだけど」
「お前は駄目だぞ」
なんだその顔。お前残る気満々だったな?
それで一人でティファの飯食うつもりだっただろ?
コノヤロウ、そうはいくか!!
「うーんヨシュアかな。言ったら暴れそうだけど」
「あーーー。そうだなぁ」
アイツ、騎士の自分をやけに誇ってるからな?
置いてかれると知ったらキレそうだ。
「ヤケに聞き分けがいいな?いつもはもっとゴネるのによ?」
コイツ結構強いし頭もいい癖に全くヤル気ねぇんだよなぁ。ヨシュアの無駄なヤル気を分けてやりたいくらいだよ本当。
「そうだね。取り敢えず二度とティファを取り返す気も起きないくらい再起不能に叩きのめすくらいの気持ちはあるかな?」
「・・・・・・お前さぁ。ちょっと前から気になってたんだけどな?」
いや。でもハイトだしなぁ?そんな事ねぇよな?
「もしかして、ティファの事・・・」
「あーーーーお腹すいた。取り敢えず速攻で帰ってご飯食べよ!今日は何かなぁ?」
・・・うん。ねぇな!無駄な事考えるのやめた。
「しばらくティファの飯食えなくなるからな。今のうちに食い溜めしとこうぜ。あ!ところでお前、何でティファが魔力保持者だって分かったんだ?」
ティファは一度だって魔術を使った事ねぇよな?
あ、もしかしてこの前ササラが来た時にアイツに聞いたとか?
アイツ何故かいつも俺に重要な事隠すんだよなぁ?
ん?まさか俺、本物の脳筋だと思われてる?
「皆が鈍いだけじゃない?」
え?何だよソレ。お前がそれ言っちゃう?納得出来ねぇ!
「皆、最近平和ボケしてたから僕ちょっと心配だよ。怪我人が出なきゃいいよね?」
「いや、怪我人は出るだろ?お前、無傷で帰って来るつもりなのか?」
ん?ハイト?何でそんな呆れた顔で俺を見るんだよ?
お前の悪い癖だぞ?言いたい事あるならハッキリ言ってくれ。
「少しは、真っ向から攻め込むだけじゃなくて、頭も使ったら?ギャド」
使っとるわ!お前やササラが普通じゃねぇんだよ!
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そんで、普段からその能力を生かせよ!給料泥棒が!
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