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第二章
ティファはデズロを心配する
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さて!今日はいいお天気です!
沢山のお弁当を持って、引き篭もりデズロさんを引きずり出して、モリモリ食べて頂きましょう!!
「多分俺は部屋に入れねぇと思うから、ティファだけでも様子見てきてくれ」
ギャドさん、少し元気ないですね?
やはり、ササラさんが起きないからでしょうか?
そうですよね。ギャドさんとササラさん、とても仲が良いとうかがってます。私も責任感じてしまいます。
「プキュー」
[ティファが悪いのではないよ?そんな顔はお止しなさい。せっかくの可愛い顔が台無しだよ?]
「はい。デズロさん、全然外に出て来ないんですか?」
「ああ。どうもかなり難しい魔術を使用して数日まともに動けなかったらしい。術者にもかなりダメージがあるものらしくて。最初エルハド様以外入室禁止だったんだ」
それってかなり危険だったって事ですよね?思ったより深刻です?
「体が動くようになった後も、ササラから離れないんだ。誰が声をかけても言う事を聞かない」
デズロさん、結構子供っぽいと言うか。中々の我儘さんだと伺ってます。これは部屋に入るのも苦労しそうですが、私、実は陛下からとっておきの秘策を教えて頂きました!!
「では、とりあえずドアを開けてもらわなければなりませんね?少しでも扉が開いたらギャドさんは扉を押さえて下さい!」
「ティファって結構色々手荒いよな?実は」
「はい?」
言ってる意味が、よくわかりませんが?
閉じた扉はこじ開けるものですよ?それで大抵の物事は解決します!族長もよく言ってました!!
「デズロ様、ギャドです。扉を開けて下さい」
シーーーーーーン。
うむ。完全無視ですか?しょうがないですね?ギャドさんはこちらへ。はい、では準備はいいですね?
「扉を開けて下さい。ティファです!私、お顔が見たいな?お父様?」
バーーーーーン!!
「はーーい!お父様だよティファーー!ごめんねずっと顔見せなくて!寂しかった?」
満面の笑顔ですね?でも、やっぱりやつれてます。
「ギャドさん!扉を押さえて下さい!!」
「え!あ、おお!」
「あ!こら!ティファ?」
バタン。ふう?なんとか部屋に入れました!!ありがとうございますエルハド様!上手くいきましたー!
「これは・・・・」
「やられたねぇ・・・思わずドア開けちゃったじゃんティファ。騙すなんて酷い」
「騙してなんてないですよ?お弁当持って来ました!一緒に食べましょう?」
この部屋凄いです!
部屋中何かの術式らしき物がビッシリ書かれています!
「・・・・・ササラ・・・」
「そんな顔するんじゃないよ。気が滅入るだろ?」
ササラさんやはりかなり、やつれてしまってます。
あれから一度も目を覚ましてないそうなので、当たり前ですが・・・・。
「足りない血は補えた筈なんだ、だけど、どうも僕の血がササラに合わなかったみたいで、その後拒絶反応が出た」
「え?そうなんですか?合う合わないがあるんです?」
「・・・・みたいだね。僕も始めて使った術だし、緊急時だったから、今それをどうにかしようとしてるんだけど、ササラも弱ってるからね?あまり下手な事出来ないんだ」
そうだったんですね?ただ引きこもっていた訳ではなく、ササラさんを治すため奮闘していたんですね?すみません、我儘な子供とか言って。
「ふむ?これは魔力障害だね?きっとデズロの魔力が強過ぎたんだろう。それをササラから抜けば問題ないよ」
「え!!竜が喋った!?」
「あれ?ギャドさんゴルドさんの声聞こえるんですか?」
おかしいですね?ゴルドさんの声、何故か私にしか聞こえないみたいでしたけど、この部屋にいるからですかね?
「ねぇ、それ本当?そのやり方知ってる?」
「簡単な事だよ?私が彼から魔力を吸い取ればいいんだ。それは私の栄養にもなるから、対価は必要ないよ?」
「ま、マジか!デズロ様・・・・」
「もしかして、ティファこの子と契約か何かした?」
契約?約束はしましたが、そんな手続きは踏んでいませんよ?
「私達を助ける代わりにこの子を故郷に帰すことに協力すると約束しましたが、それだけですよ?」
「あ、そうなんだ?それなら安心した。ティファ、それはこの子と契約を結んだ事になるんだよ。本来ならその時、契約する相手の血が必要になるけど、ティファ怪我してたから、そのまま受理されちゃったんだね?」
そうだったんですね?あ、だから私だけこの子の声聞こえたんでしょうか?
「それで?どうするんだい?私はいつでも構わないよ?」
「ササラ本人の魔力も吸っちまったりしないのか?」
「それは問題ないよ。そもそも本人の許可なく魔力は奪えない。私達は生物から魔力を奪う事は基本しない」
色々勉強になりますね?
竜の生態については未だ謎が多いとセラさんが興奮気味に言ってました。軽く引きましたもん私。
「いいですか?デズロさん」
「勿論。ティファは偉い子だなぁ。このタイミングでこの子を連れて来てくれるなんて、本当女神だね?」
ん?えーーと。褒められたのですね?
とりあえずデズロさんが笑顔なので安心しました!!
「では、しばらく席を外してくれたまえ。私は恥ずかしがり屋でね?食事風景を見学されるのは好きではないのだよ?レディ?」
「分かりました!じゃあその間にご飯を食べて少しお休みしましょう!デズロさん!ギャドさん!」
「あ、いや。俺は扉の外で待ってる。二人は行って来てくれ」
心配症ですね。じゃあこちらのサンドイッチはギャドさんにお渡ししましょう。さぁ、デズロさん行きましょう!
「デズロ様、行って来て下さい。その間俺がここにいますから」
「・・・・・そう?じゃあ遠慮なく」
?なんでしょう?二人にしか分からない合図ですか?
もしかして、ササラさんを一人にすると何かまずい事でもありました?
「わーーーい!!ティファのご飯!僕もうお腹ぺこぺこだよぅ!本当ティファ女神!!」
いや、この人やっぱり子供ですね?
ゴルドさんと逆バージョンです。
どうしたらこんな成人男性が出来上がるんでしょう?
サウジスカルの七不思議の一つです。
沢山のお弁当を持って、引き篭もりデズロさんを引きずり出して、モリモリ食べて頂きましょう!!
「多分俺は部屋に入れねぇと思うから、ティファだけでも様子見てきてくれ」
ギャドさん、少し元気ないですね?
やはり、ササラさんが起きないからでしょうか?
そうですよね。ギャドさんとササラさん、とても仲が良いとうかがってます。私も責任感じてしまいます。
「プキュー」
[ティファが悪いのではないよ?そんな顔はお止しなさい。せっかくの可愛い顔が台無しだよ?]
「はい。デズロさん、全然外に出て来ないんですか?」
「ああ。どうもかなり難しい魔術を使用して数日まともに動けなかったらしい。術者にもかなりダメージがあるものらしくて。最初エルハド様以外入室禁止だったんだ」
それってかなり危険だったって事ですよね?思ったより深刻です?
「体が動くようになった後も、ササラから離れないんだ。誰が声をかけても言う事を聞かない」
デズロさん、結構子供っぽいと言うか。中々の我儘さんだと伺ってます。これは部屋に入るのも苦労しそうですが、私、実は陛下からとっておきの秘策を教えて頂きました!!
「では、とりあえずドアを開けてもらわなければなりませんね?少しでも扉が開いたらギャドさんは扉を押さえて下さい!」
「ティファって結構色々手荒いよな?実は」
「はい?」
言ってる意味が、よくわかりませんが?
閉じた扉はこじ開けるものですよ?それで大抵の物事は解決します!族長もよく言ってました!!
「デズロ様、ギャドです。扉を開けて下さい」
シーーーーーーン。
うむ。完全無視ですか?しょうがないですね?ギャドさんはこちらへ。はい、では準備はいいですね?
「扉を開けて下さい。ティファです!私、お顔が見たいな?お父様?」
バーーーーーン!!
「はーーい!お父様だよティファーー!ごめんねずっと顔見せなくて!寂しかった?」
満面の笑顔ですね?でも、やっぱりやつれてます。
「ギャドさん!扉を押さえて下さい!!」
「え!あ、おお!」
「あ!こら!ティファ?」
バタン。ふう?なんとか部屋に入れました!!ありがとうございますエルハド様!上手くいきましたー!
「これは・・・・」
「やられたねぇ・・・思わずドア開けちゃったじゃんティファ。騙すなんて酷い」
「騙してなんてないですよ?お弁当持って来ました!一緒に食べましょう?」
この部屋凄いです!
部屋中何かの術式らしき物がビッシリ書かれています!
「・・・・・ササラ・・・」
「そんな顔するんじゃないよ。気が滅入るだろ?」
ササラさんやはりかなり、やつれてしまってます。
あれから一度も目を覚ましてないそうなので、当たり前ですが・・・・。
「足りない血は補えた筈なんだ、だけど、どうも僕の血がササラに合わなかったみたいで、その後拒絶反応が出た」
「え?そうなんですか?合う合わないがあるんです?」
「・・・・みたいだね。僕も始めて使った術だし、緊急時だったから、今それをどうにかしようとしてるんだけど、ササラも弱ってるからね?あまり下手な事出来ないんだ」
そうだったんですね?ただ引きこもっていた訳ではなく、ササラさんを治すため奮闘していたんですね?すみません、我儘な子供とか言って。
「ふむ?これは魔力障害だね?きっとデズロの魔力が強過ぎたんだろう。それをササラから抜けば問題ないよ」
「え!!竜が喋った!?」
「あれ?ギャドさんゴルドさんの声聞こえるんですか?」
おかしいですね?ゴルドさんの声、何故か私にしか聞こえないみたいでしたけど、この部屋にいるからですかね?
「ねぇ、それ本当?そのやり方知ってる?」
「簡単な事だよ?私が彼から魔力を吸い取ればいいんだ。それは私の栄養にもなるから、対価は必要ないよ?」
「ま、マジか!デズロ様・・・・」
「もしかして、ティファこの子と契約か何かした?」
契約?約束はしましたが、そんな手続きは踏んでいませんよ?
「私達を助ける代わりにこの子を故郷に帰すことに協力すると約束しましたが、それだけですよ?」
「あ、そうなんだ?それなら安心した。ティファ、それはこの子と契約を結んだ事になるんだよ。本来ならその時、契約する相手の血が必要になるけど、ティファ怪我してたから、そのまま受理されちゃったんだね?」
そうだったんですね?あ、だから私だけこの子の声聞こえたんでしょうか?
「それで?どうするんだい?私はいつでも構わないよ?」
「ササラ本人の魔力も吸っちまったりしないのか?」
「それは問題ないよ。そもそも本人の許可なく魔力は奪えない。私達は生物から魔力を奪う事は基本しない」
色々勉強になりますね?
竜の生態については未だ謎が多いとセラさんが興奮気味に言ってました。軽く引きましたもん私。
「いいですか?デズロさん」
「勿論。ティファは偉い子だなぁ。このタイミングでこの子を連れて来てくれるなんて、本当女神だね?」
ん?えーーと。褒められたのですね?
とりあえずデズロさんが笑顔なので安心しました!!
「では、しばらく席を外してくれたまえ。私は恥ずかしがり屋でね?食事風景を見学されるのは好きではないのだよ?レディ?」
「分かりました!じゃあその間にご飯を食べて少しお休みしましょう!デズロさん!ギャドさん!」
「あ、いや。俺は扉の外で待ってる。二人は行って来てくれ」
心配症ですね。じゃあこちらのサンドイッチはギャドさんにお渡ししましょう。さぁ、デズロさん行きましょう!
「デズロ様、行って来て下さい。その間俺がここにいますから」
「・・・・・そう?じゃあ遠慮なく」
?なんでしょう?二人にしか分からない合図ですか?
もしかして、ササラさんを一人にすると何かまずい事でもありました?
「わーーーい!!ティファのご飯!僕もうお腹ぺこぺこだよぅ!本当ティファ女神!!」
いや、この人やっぱり子供ですね?
ゴルドさんと逆バージョンです。
どうしたらこんな成人男性が出来上がるんでしょう?
サウジスカルの七不思議の一つです。
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