快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体

sky-high

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顔を変えた過去

媚薬

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その後も達也は連日のように、レイを指名した。
話は一切せずに、普通の客のように、プレイのみに徹した。

たまにアナルを要求するが、レイはアナル未開発の為、やんわりと断った。

プレイ内容は、スマタやフェラ、乳首舐めといった通常のプレイで、達也は淡々と攻め、レイも仕事に徹した。

そしてこの日も、達也はレイを指名した。

(どうせ、またあの男か…)

レイは指名が増えたのが嬉しいが、毎回達也だというのが、憂鬱にさえ思えた。

いつものホテルに入り、部屋の前でチャイムを鳴らす。

【ガチャ】

(やっぱり…)

「よぅ、今日もヨロシクね」

レイはげんなりしていた。

「…私なんかじゃなく、たまには他の人を頼んだらどう?」

「そんな事言うなよ。オレはアンタを気に入ってるんだからよ」

…仕方ない。こっちからキャンセルなんて、出来ない。

レイは部屋に入った。
「はい、これ前金。今日もロングコースでヨロシク」

「…ありがとうございます」

レイは金を受け取った。

「先にシャワー浴びますか?」

義務的な口調で、レイは達也をシャワーに促した。

「悪いけど先に浴びててよ。オレ後から入るから」

「…」

レイは服を脱ぎ、バスルームへ入った。

達也はその隙に、持参したローションに、ネットで大絶賛という媚薬を混ぜた。

(これでよし、と)

達也は服を脱ぎ、バスルームに入った。

レイは身体を洗っていたが、達也はシャワーを持ってレイの身体を流した。

「あ、ありがとう」

「今日さ、ローション持ってきたんだけど、たまにはローションプレイしてみない?」

ローションなら、レイも持っている。

ローションプレイを希望する客も多く、デリヘル嬢にローションは必需品だ。

「ローションなら私持ってるけど…」

怪訝そうに、レイは達也の身体を洗っていた。

「オレが持ってきたローションは、マッサージ用のオイルが配合していい匂いするんだ。
だから、それ試してみない?」

「…変な事しないでしょうね?」

「なぁーに言ってんだよ、ローションプレイなんて当たり前じゃんかよ」

達也は一笑に付した。

「…やっぱ止めとく。絶対に変な事しそうだし」

レイは警戒心を強めた。

「何だよ、ったく。じゃいいや、アンタが持ってきたローションでプレイしよう」

お互いに身体を洗い、バスタオルを身体に巻いて、レイはバッグからローションを取り出した。

「オレにもローション塗らせて」

達也はローションを手に取り、レイの身体を塗りたくった。
ヌチャヌチャと、ローション独特の粘膜が身体を覆う。

達也は隅から隅までローションを塗りたくり、肉壺の内側、クリトリス、アナルの入り口まで丹念に塗りたくった。

「…あぁ、なんだろ、身体中が熱い…」

それもそのはず、達也はレイの持参したローションにも、媚薬を入れていた。

達也が優しく、触れるか触れないかの微妙なタッチで乳首を愛撫する。

「…あぁ、うっ…」

ちょっと触れただけで、全身が性感帯と化した。

(スゲーなこの効き目は)

ネットでも評判が良く、十分もすれば、いつも以上の快感が得られるという。

達也はその効き目がはっきりと表れるまで、脇腹やうなじ、内腿等をソフトなタッチで愛撫した。

その度に、レイの身体はビクンと反応する。

「な、何、この感じ?ねぇ、なんか変なの入れたでしょ…はぁ、うぅん…」

ローションに媚薬を入れたのがバレても、レイは全身が性感帯となり、仕事を忘れて激しく悶えた。

「あぁ、イク、イッちゃう…」

達也にしがみつきながら、何度も上り詰めた。
絶頂に次ぐ絶頂で、何度も潮を吹き、痙攣するかのように身体は悶えまくった。

「あぁ、もうダメ…気持ちよすぎておかしくなりそう!」

達也は頃合いを見て、レイをうつ伏せにした。

ヒップの割れ目から、ゆっくりとアナルの入り口を指でなぞり、同時にクリトリスを刺激する。

「あぁ…あ~っ!助けて、もうおかしくなりそうっ!」

達也は持参したバイブで、クリトリスを刺激する。
この振動が、レイの身体を快感が貫いた。

「いやぁ、ダメ、もう無理…」

「じゃあ、止める?」

達也はレイの耳たぶを軽く噛みながら、吐息混じりに囁いた。

「…い、いやっ、止めないで…もっと、もっとちょうだい!
ねぇ、もっと気持ち良くなりたいの、だから止めないで…あぁ、変になりそう」

達也はクリトリスからアナルへ、バイブをずらした。

「どう?いい?」

達也は囁く。

「ひぃ、スゴい、スゴくいい、今までで一番気持ちいい~っ!」

そして、バイブをゆっくりとアナルに挿れた。

「はぁ、はぁ、気持ち良すぎて、あぁ~っ!」

レイの身体は、快感で身悶えている。

あまりの激しさに、ベッドから転げ落ちそうな程の快感。

「よし…じゃあ、そろそろメインだな」

達也はゴムを付け、アナルに押し当てた。

ズブリと一気に挿し、浅くピストンを繰り返した。

「……はぁ、あぁ、んん~」

レイはヨダレを垂らしながら、アナルの気持ち良さを味わった。

後は、達也のなすがままだった。

「うお、こりゃスゲー締め付けだ!何度やっても、アナルはサイコーだぜ!」

達也はピストンを早めた。

「あぁ、もう、ダメ、イク、イク~っ!」

何度イッたか分からないぐらい、レイはグッタリしていた。

「じゃ、オレもラストスパートだ」

達也はガンガンと、激しくアナルを攻め立て、ゴムの中におびただしいザーメンを発射した。

「はぁ、スゲー気持ちいい!」

達也は疲労困憊で、ゴムも取らずに仰向けになって、余韻に浸っていた。


するとレイは、達也の肉棒に被せてあるゴムを取り、亀頭の周りにベッタリと付いているザーメンを舐め、まだ中に残っているザーメンを吸いだそうと、ジュポジュポと咥えた。

「ねぇ、まだ大丈夫でしょ?もう一回お願い…」

レイは肉棒を離さない。

「もう時間じゃないか…延長させるつもりかよ?」

達也の言う通り、残り時間は僅かだ。

「いや、まだいっぱいシタいの!ねぇお願い、いいでしょ?」

「悪いけどオレ、延長料金までは持ってないんだ。だから今日はここまでだ…」

(この媚薬、ハンパじゃねえな…)

達也は、レイをアナルの虜にさせた。

「明日また呼ぶよ。明後日からオレは東南アジアに一ヶ月程行かなきゃなんないから」

「…えっ…何で?一ヶ月も会えないの?」

「前に言ったろ?顔を変えてくるんだよ。戻ったらまた相手にしてやるから」

「…いや、行かないで…」

「だから、どうしても顔を変えなきゃなんないんだ。アンタ、オレの手伝いしてくれるんなら、何度でも相手にしてやるよ」

「ホントに?あなたと気持ち良くなれるなら、何でもするからまた相手にして、ね?」

(堕ちたな…)

達也はレイをコントロールするまで、調教出来た。
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