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リハビリ期編
しおりを挟む「文化祭以来『手放し告白』が大流行してるらしいよ」
「何それ?」
「望みの無い片想いしてる人たちが、その想いを手放して前に進むために、本来自分の胸の内だけに秘めてた気持ちを相手に告白するんだって。SNSに投稿してる人も結構いるよ。勇気を貰えました~~って♪」
七海の話を聞きながら飲んでいたオレンジジュースが気管支に入って、ひどく咽せる羽目になった。
「だはははははははwww!!!」
椿の家でそのことを話したら、大爆笑された。
「バズってんじゃねーかwww 」
「最近、目が合ったら拝んでくる人がちらほらいたのは、そういうことか~~って……」
「まあ、これも一種の善行じゃない?w 」
「しらばらくの間、ウチに療養に来い」と言われて、休みの日は椿の家に行っている。勿論蓮が着いてくることは無く、あれから半月、穏やかに日々を過ごしている。
「あらぁ南ちゃん。来てたの?」
椿のママ、百合子さんが顔を出した。オットリしてて穏やかで、ウチのママと似たようなタイプだ。
「ママぁ?申し訳ないけど、後でお店の方にも南連れてくね~~」
「あらあらぁ、お掃除ちゃんとしてたかしらぁ~~?」
百合子さんは、慌てた様子で階段を降りて行った。
椿も私同様、母親のことをママと呼ぶ。中学の時にそのことで揶揄われたら
「愛するママをママと呼んで何が悪い!?」
とふんぞり返っていて、私は随分と勇気付けられたものだ。その後男子から
「じゃあ椿的にマザコン男はアリなの?」
と聞かれて
「マザコンの根本が愛ならサイコー♡ 執着ならサイテー」
と返していたのも、印象に残っている。
「うわぁ~~!!♡♡♡ 相変わらず素敵なお店だね~~♡♡♡」
椿の家の敷地内に、椿が出資している小さなストーンショップがある。元々物置きとして使っていた小屋をリノベーションした、7平米程の小さな店内に飾られている石やアクセサリーは、普段百合子さんが管理しているそうだ。知る人ぞ知る人気店である。
「この空間にいるだけでも、浄化になるだろ?」
得意げに笑う椿に、深く頷く。店内は優しいエネルギーに満ち溢れていて、無条件で受け入れられる喜びに満たされるのだ。中学の時からよくここを訪れていて、たまに気に入った商品があれば購入したりもする。
「このブレス、可愛いね♡♡♡」
「それは私の新作だ」
「おお!?それはレアだ!」
椿作のアクセサリーは、ネット販売しても即完売になるほどの人気商品だ。本人は気分が乗ってる時しか作らないため、予約待ちで何ヶ月も待っているお客さんもいるとか。公式サイトでは、常にSOLDOUTの文字が出ているレア商品である。
「着けるだけで幸せになれると噂のブレスが今目の前に!!」
「大袈裟だ。そもそも着けるだけで幸せになるアクセサリーなんつーもんはこの世には無い」
「売ってる人が言う~~?」
「必要な時に、必要な人に届く。それが私のアクセサリーだ。身に付けてる人はみんな、元々自力で幸せになれる人なんだろうな……南、お前もだぞ?」
「え?」
「人の話聞いてたのか……?」
可愛いブレスに夢中になってて、聞いていなかった……。
「テヘヘ♡ メンゴ♡ それよりこのブレス、おいくら?」
「……千円……」
「ウッソだぁ~~!?絶対もっともっと高いよ~~!!」
水のように透き通る石がふんだんに使われたこのブレスは、サイトに乗っていたら何万円とかしていただろう。
「うっせーなw 売り主の私が千円だっつってんだろ!?で、買うのか?買わないのか?」
「買いま~~す♡」
「毎度あり~~♡」
早速左手首にブレスを身に付けると、驚くほど自分に馴染んだ。きっとお店に連れてきてくれた椿は、私がこのブレスを気に入ることが最初から分かっていたのだろう。
「順調に浄化してるからな。そろそろエネルギーの充填だ」
「ありがと~~椿っ♡♡♡」
居心地の良過ぎる椿の家を後にして、蓮がいるであろう自宅に帰った。
「おかえり姉さん」
リビングでダラダラしていたっぽい蓮に声を掛けられる。
「ただいま蓮。何してたの?」
「ん~~……ダラダラしてた」
「そっか。明日は一日バイトだからさ、今日のうちに勉強しとこうか?」
「うん!♡♡♡」
リビングにノートを広げ、課題と予習復習を熟した。
「あ、ブレス……買ったの……?」
「うん♡ 可愛いでしょ?」
「そっか……可愛いね。めっちゃ似合ってる」
「へへ~~♡ 人気作家椿先生の作品なんですよぉ~~♡♡♡」
「なんだ、椿か……男からのプレゼントじゃなくて良かった……」
「えっ?なんか言った?」
「ううん!何でもない!」
勉強をしているうちに、日が暮れてきて部屋の中が冷えてきた。
「そろそろ暖房必要だね~~。そう言えば紅葉前線どうなってるかなあ?」
「……どうだろうね?」
「山が紅葉する時期にツーリングしたら最高だろうね~~♡♡♡ 蓮も一緒に紅葉見に行こうよ」
「えっ……良いの……?」
「今さら仲間外れにはしないよ~~。椿たちの予定聞いとくね♡♡♡」
「あっ、あ~~……みんなで、ね……」
あからさまにガッカリする蓮。ごめんね……期待だけさせることは出来ないから、これからも暫くみんなで遊ぼうね。
私は自分と向き合う必要がある。今後も一人で色んな場所に出掛けるし、蓮と遊ぶ時はみんなと遊ぶ。まずは自分らしいライフスタイルを取り戻していこう。
「ふぉぉ~~っっ!!?すっっごぉぉ~~い!!」
山の中腹まで紅葉が見頃になった頃、一人で峠道を走った。峠の向こう側には、お洒落なカフェが沢山並ぶエリアがあり、その中のカフェにあるアフタヌーンティーを予約しているのだ。よ~~し、ヌン活するぞぉ~~?♡♡♡
バイクで走る峠道は最高の一言に尽きた。この素晴らしい紅葉を無料で見ても良いんですか!?といった感じだ♡♡♡
雑貨屋さんも併設しているカフェでは、花茶と一緒に頂くアフタヌーンティーセットを出され、焼きたてのスコーンにジャムとクリームをたっぷり塗って食べると、蕩けてしまいそうな幸福感に包まれた♡♡♡
「はぁ~~♡♡♡ 幸せ~~♡♡♡」
改めて一人で遊んでみて分かったこと……私、一人がめっっちゃ好きやぁぁ~~!!♡♡♡
一人で遊ぶのも、みんなと遊ぶのも、蓮と二人で遊ぶのも、それぞれ幸せやぁぁ~~!!!♡♡♡ どれか一個なんて、選べへ~~ん!!♡♡♡
「ふぉぉ~~……腹でんでんや……」
お茶と一緒にチマチマと色々な物を食べていたら、かなりお腹が膨れてしまった。重い体でバイクに乗り、行きとは違う峠道を走って帰った。
「……アレ……?ナビ間違ってた……?」
峠道を走っていたはずが、どんどん道が狭くなり、民家も殆ど無くなってきた……。え?めっちゃ不安なんですけど……。少し広いスペースがあり、一旦止めてスマホを確認する。
その時、サァーー…っと風が吹いた。何となく振り返ると、茂みの真ん中に石段があった。マップを見てみると、水神系の神様を祀った神社があるみたいだった。
「……椿じゃないけど……何となく呼ばれてるような気がする……」
石段は思ったより長かった。かなり長い石段だった。
「ひぇ~~……ひぇ~~……着いたぁぁ~~……」
やっとの思いで登り切ると、そこには、どうやってこの山の中にこれだけの規模の神社作ったんだ!?と言いたくなるほど大きな社があった。お賽銭を入れ、柏手を打つ。
「こんにちは。佐久間南と申します。この度はこのような立派な神社にお参りさせていただき、誠にありがとうございます♪」
誰もいないからと、いつも参拝する時は心の中で唱えることを口に出した。
その時、大勢の人の波に飲み込まれるビジョンが見えた。私の手を掴んでいた大きな手が離されて、人混みの中に飲み込まれる私……手が離れた人の顔を見たかったのに、見れなかった。驚いて辺りを見渡すが、次の瞬間には元に戻っていた。
『焦らず、ゆっくり歩きなさい』
女の人の声で、そう聞こえてきた。
「神様……?」
うん!分からん!!
椿や亜耶じゃないのだ。不思議なことが起こっても、私には読解力が無いのだ。今度椿に会ったら聞いてみよう。
神社を後にした私は、鳥居に向かって一礼し、無事帰宅したのだった。
「おかえり姉さん。紅葉どうだった?」
「めっっちゃ綺麗だったよ~~♡♡♡ 来週にはもっと深まってる頃だと思うから、楽しみにしててよ♡♡♡」
「そっか……楽しみだな……」
「天気予報が怪しいんだけど、まぁ超晴れ男と晴れ女がいるから大丈夫でしょw 」
椿と亜耶は超晴れ男晴れ女である。特に亜耶は、脅威の晴天率100%だ。中学の時は、晴れてほしいレジャーには亜耶を連れて行けという暗黙の了解があったほどである。ああ、来週も楽しみだな~~♡♡♡
ーーーーーーー
「天気予報が怪しいんだけど、まぁ超晴れ男と晴れ女がいるから大丈夫でしょw 」
あっけらかんとそう言う姉さん……南。俺というしがらみから解放された南は、毎日生き生きと過ごしている。俺が蔑ろにされている訳でもなく、家では一緒に過ごしてくれるし、遊びにも付き合ってくれる。ただ、二人で遊ぶことは無くなったし、一緒に寝ることも無くなった。二人きりならキスして良いという約束も、無かったことになった。
久しぶりの一人寝は色々堪える。自分のベッドで寝ているだけなのに、寂しくて泣いてしまうし、一人で致さないと出せなくなった。毎日南が作ってくれたペンダントを握り締め、寂しさに耐えて眠る……。それでも少しずつ、南がいないベッドに慣れてきたけれど……。
メジャーな紅葉スポットだから電車で行こうと言われ、俺たち四人は電車とバスを乗り継ぎ、某有名観光地を訪れた。
「俺ら、寺ばっかり観光してねぇ?」
「しょうがないだろ。紅葉が綺麗なとこっつったら、山か寺くらいなんだから」
「それは偏見では……?」
気の置けない間柄の三人は、中身がスカスカな味のある会話を繰り広げている。軽快な会話のラリーは聞いていて楽しいが、一方で嫉妬心も湧き上がる。無理に無理を重ね、何とか受かった観音高校で下から何番目?な俺と、成績優秀な三人。相変わらず疎外感はあるけど、以前ほどの焦燥感は無くなった。南が気にかけてくれるのは分かるし、何より以前よりも自分のことを好きになりつつある。
映えなスポットの赤い橋を越えると、見事な紅葉が広がっていた。
「ウッッヒョオオォォーーー!!紅葉!紅葉!」
「ヒュウッ!ヒュウッ!紅葉ぉぉーーーッ!!」
相変わらず小学生男子のようなはしゃぎ方をする亜耶と椿。直感とかライブ感で生きてる奴は強いよな……。
「やっぱり自然は良いよね、蓮♪」
「そうだね、姉さん」
「んーー……やっぱり姉さんっての、止めない?」
「え……?」
「だって、同い年だし。南で良いじゃん」
「呼んでも良いの……?南って、呼んでも良いの?♡♡♡」
「むしろ頼む」
「南ぃぃーーーッッ!!♡♡♡」
嬉し過ぎて思わず抱き締めると、後頭部を叩かれた。
「オイコラ義弟!!弁えろ!!」
「まあまあ……ハグくらい良いじゃん」
「よし、亜耶、私がハグしてやる」
「あ゛っっ!!ごめんなさい……勘弁してください……」
「だろ?」
さっきまで肩組んではしゃいでた癖に、ハグは嫌らしい。この二人の関係性も色々謎だ。
久しぶりの接触に、ドキドキが止まらない♡♡♡ ダメなのに……きょうだいでいなきゃダメなのに……♡♡♡
「へへ……南♡♡♡」
「なに?」
「南ぃ~~♡♡♡」
「どうしたの?」
「呼んだだけ~~♡♡♡ みーなみっ♡♡♡」
「オイ……弁えろって言ったよなぁ??」
凄む椿に、コイツは未だに俺のこと嫌いなんだな~~……と、ぼんやり思った。
「バブリーな寺だなぁ……」
「バブリーな寺てw 」
歴史考察大好きな亜耶が木彫り像について色々喋っていたけど、やっぱり俺にはさっぱりだった。そんなことより南を南と呼んでも良いんだという思いで胸がいっぱいだ♡♡♡ はぁ~~南♡ 南♡ 南♡♡♡ やっぱり俺の心は南で溢れかえってる♡♡♡
名物の湯葉を駆使した定食をみんなで食べた後、少し経ってからオープンしたばかりのカフェに入った。
「ドリンクに+200円でパンの盛り合わせプレートが付いてくるんだって」
「あー……もうパンは入んねぇ。ケーキだったら食べても良いけど」
「マリーアントワネット?」
途端に吹き出す南。何かツボにハマったらしい。パンは入んねぇと言っていた亜耶は、その後湯葉饅頭を食べていた。
「あーあ……俺が亜耶くらいテンポ良く会話出来てたらなぁ~~……」
「何?急に……」
「あれくらいポンポンと会話のラリーが続けられたら、もっと南を楽しませてあげられたのに……」
「蓮には蓮の良さがあるじゃん」
「俺の良さ……?」
「一瞬言葉が詰まるとこ、可愛いよね♡ 多分、頭の中で言いたいことが出来上がってるのに、言葉になって出てこないタイムラグみたいな?そういう独特の間が、蓮のチャームポイントなんじゃない?」
「南……嬉し過ぎて、漏らしそう……♡♡♡」
「漏らさんといて!!?」
そんな細かいところまで見てくれてるのだと思うと、嬉し過ぎて羽が生えそうだ♡♡♡
今のままでも十分過ぎるほど幸せなのに、やっぱり時々寂しさが吹き抜ける……。だからと言って、南を急かすつもりは全く無いけど。きっと南は今、久しぶりの自由を謳歌しているはずだから……。寂しいけど、邪魔はしたくない……。
…………嘘です。本当はめっちゃ邪魔したい。フラッといなくなったと思ったら一人で遊びに行ってるの、心配で心配で仕方ないし、だいたい何で毎週椿の家に行ってんだよ!?きょうだいという立場だと、南が他の男にちょっかいかけられても牽制することも出来ないから、そろそろ胃に穴が開きそうだ。これがいわゆる禊ぎだとしたら、俺はどれだけ深い業を背負っているのだろうか。せめてキス出来たら……せめて一緒に寝られたら……もしかしたらこの先一生南にキス出来ないかもしれないのに、欲望だけがぐるぐると呪いのように駆け巡る。
「オイ……勘違いすんなよ」
「……何?」
いつの間にか、隣に椿がいた。俺への扱いは雑だけど、こんな言われ方するほど嫌われているとは……まぁ、中学の時のことを思えば当然か……
「お前たちの因縁は文化祭のあの時に昇華したんだ。だからどんなに思い詰めても、以前のようにはならん。思う存分南を想えばいい。愛せばいい。ただ……何度でも言うが弁えろよテメー!!」
「椿お前……良い奴だったのか……」
「ふざけんな。私は常に良い奴だ。そんで常に、南の味方だ。見返りを求めるな。心を尽くせ。本来のお前は、そういう愛し方が出来るはずだ」
その時、暖かい風が吹いて、俺の身体を吹き抜けていった……。
俺は……南を……愛してる……
「うわぁ……うわうわぁぁ……椿……お前、俺に何したんだよ!?」
「はあ?何もするわけねーだろお前なんかに。何かを感じたなら、蓮自身が成長したってことじゃないか?」
ぶっきらぼうな物言いだけど、俺を見て笑う椿。
「椿が俺に笑いかけるなんて……明日は嵐にでもなるのかな……」
「オメーはよぉ~~!?」
椿が凄む時の顔はマジで怖いけど、俺の心は途轍もなく満たされてしまった。
ずっと奪うことだけを考えていた。搾取することだけを考えていた。だけど今は、南に与えたい。ぶつけるような強い恋心じゃなくて、包み込むような柔らかい愛情を、思う存分与えたい♡♡♡
「南~~!!♡♡♡」
「なぁに~~?」
少し離れた場所から振り返る南。
「愛してるよ~~~~!!!♡♡♡♡♡」
「!!?」
辺りがざわめく。カップルや家族連れ、グループに老夫婦、色んな人に凝視される。この人たちも、そばにいる人をこんな風に愛してるのかな?
「弁えろっつってんだろォォーーー!!?」
椿はキレてるし、亜耶は鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしている。南は………顔が真っ赤だ♡♡♡ あんなにも赤面してる南は初めて見るかも♡♡♡
「俺が義弟でも友達でも、どんな関係でも南のことはずっと愛してるっっ!!♡♡♡ だから、これからもよろしくね~~~!!♡♡♡」
「……ッッ……こちらこそ!よろしくお願いしま~~す!!」
真っ赤な顔で叫ぶ南が愛おしい♡♡♡ そう言えば、好きとか大好きとかはめちゃくちゃ言ってきたけど、愛してるは言ってなかったな。もったいないことをした。あんなに真っ赤で可愛い南を見逃していたなんて♡♡♡
「うぉぉ~~…ん……俺は嬉しいぜぇぇ~~……うぉぉ~~……」
男泣きをする亜耶に肩を組まれ、帰りの電車に揺られる。こいつにもずっと心配かけてたもんな……。
「亜耶……俺、あの頃マジで友達いなかったから、亜耶の存在はすげぇありがたかったんだ……」
「おっ……お前ぇぇ~~……成長しやがってよぉぉ~~……」
「ここは酒の席じゃねぇ」
「ブッフォw 」
電車を降りて、亜耶たちと別れ、南と二人きりになった。横に並ぶ南が手を差し出してきた。
「家まで手を繋いで帰ろう」
「……良いの……?」
ニッコリ笑う南。嬉しくて舞い上がってしまったけど、不快にさせないようにとゆっくり手を掴んで、ギュッと握った。
「……今度は、離さないでね……」
「えっ!?♡♡♡ なんて言ったの?♡♡♡」
「ん?私、なんか言った??」
自分で何かを呟いておいて、キョトンとする南が超超超可愛い♡♡♡
帰宅までの10分ほどの道のりを、俺たちは手を繋いで帰ったのだった♡♡♡
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