37 / 97
第2章
暴漢
しおりを挟む
今回カエデは指南役としてではなく、あくまで対等な立場の仲間の冒険者として一緒に来てくれていると太一は信じてみる事にした。その為年上という事を除けば、ざっくばらんな話の出来る話し易い相手だった。
そして中々に乙女チックな所があり、上下関係なく話していけば中々に可愛らしい人なんだなと思ったりする。しかしシャロンは別である。指南役である以前に、一緒に暮らす姉弟子なのである。なのでカエデさんと呼ぶ。
姉様と呼ぶと姉弟子全員がそうなってしまうので、基本的に名前で呼んでいたのである。
結婚感について話し込んでいた。カエデが、ぽつりと
「うん、そうだな。あたいは別に本妻に拘りはないな。ロイのように強い子をなす事が可能と思われるような男になら、そう、あたいより強い男になら娶って貰うのになんの躊躇いもないぞ。ロイ、冗談抜きで妻の一人にあたいを加えるのを考えておいてくれ。お前異世界人だろ?つまり勇者だ。夫にするのにこれ以上の相手はいないんだよ。お前まさか、妻は一人しか持たないなんて馬鹿な考えは無いよな?何なら私達3人を娶れば良いんだぞ。ここはそれが、当たり前なんだ。」
「ははは。考えて置きます。ただ、今の僕には結婚を考える余裕はないんですよ。カエデさんが僕の事をそんなふうに言ってくれるのは嬉しいですが、3人をって、シャロンやエリカは僕じゃ嫌でしょう。それに僕は魔法特化で、近接戦闘では凡人以下ですよ」
「2人を見てみな。別にお前を嫌だなんて思っていないぞ。むしろ妻になれと言ってくるのを待っているぞ。まあ、確かにすぐどうこうと言うのは無いがな。寧ろ好いているからこうして一緒にパーティーを組んでいるんだぞ。お前の真価は異世界人でも、魔法の強さでもない。その頭だ。かなり切れるだろう。頭が良過ぎるきらいは有るが、お前の欠点は女心が分からない事だな。まあ、肉体的な強化はあたいも付き合ってやるよ」
そんな話と言うか、説教をしていたカエデが急に黙りだし、太一に目配せを始めた。太一もなんとなく先程から視線を感じており、頷き。
「ちょっと向こうで小便をしてくるよ」
と言ってわざと林の中に入って行く。シャロンとエリカは本当に小便をしに行ってるんだと思って
「ちゃんと手を洗ってよ。おしっこのついた手で触られるなんて嫌だからね!」
エリカにからかわれていた。
太一は林に入ると
「おい、隠れている奴出て来いよ」
「ほう、よく分かったな。おいこら、きのうは散々恥をかかせてくれたな。痛い目に会いたくなければ女と採取した薬草を置いて消えな。但し、俺様の股をくぐってからだ。ぐへへへ」
すると昨日の2人に加え、更に4人出てきた。やはり盗賊にしか見えない粗暴な感じだ。
太一は剣を抜いて人数分のウインドを展開し始めた。サッカーボール大の空気の塊だ。ただ単に吹き飛ばそうと、圧縮空気でだ。昨日のように爆裂をしないように加減をしていた。
「止めておけ。僕は魔法使い、それも上級者だ。お前ら程度だと束になって掛かってきても、俺には傷一つ付ける事ができないぞ。それに俺の大切な女性達に指一本触れさせるかよ。掛かって来いよ。但し来るならこっちも容赦しないぞ」
日本にいる時のような鋭い目つきで言い放つと
「死ねや!」
剣を振りかざして突っ込んできた。
カエデ、シャロン、エリカは少し離れた場所から見ていた。
既にシャロンとカエデが弓を構え、いつでも放てるように準備をしていた。
カエデは2人には太一がピンチにならない間は手を貸すなと言ってある。あの程度なら一人で何とか出来るし、実力が分かると。それに対人の実戦経験の良い機会だと。
太一は剣の軌道がよく見えていた。最小限の動きで躱すと2人目が殴りかかってきた。腕でガードして敢えて撃たれた。
「これであんたらが間違いなく先に手を出してきたな。次はこっちの番だ」
太一が魔法を放つと7人は何にやられたのか分からなかったが、気が付けば腹に蹴られたかのような衝撃が走り、吹き飛ばされたのだ。
「ぐは。てめぇ卑怯だぞ。何しやがった。男なら正々堂々と戦え」
「7対1で襲っておいて何を言うか!。お前ら馬鹿か?しかも俺は魔法使いで、剣はまともに使えないんだぞ」
すると太一の斜め後ろより矢が飛んで来て太一の左腕に刺さる。
ぐはっ!と呻くと一斉に襲ってきた。しかし、太一の目の前で全員が地ベタに這いつくばっていた。
「てめぇ、何しやがった。開放しろ!」
太一はリーダに近づき蹴りを入れ首筋の薄皮を切り、
「僕が本気を出したらいつでも首を落とせれるというのが分かったと思います。僕らに2度と近づかないと誓うなら今回は財布を置いていけば見逃します。どうですか?」
「分かった、分かったから。財布を置いていけば見逃してくれるんだな?ぐぁ」
「そうだ。変な真似をしてみろ、まず腕を切り落としてやる。取り敢えず解除してやる」
全員が財布を出したので、太一は財布から金を半分出し元の持主に渡し、財布をを燃やし始めた
「何しやがる!」
「僕の物に僕が何をしようと僕の自由だ。別に金には困っていないんだ。街を出ろ。次に王都街で見掛けたら暗殺団を雇い、お前ら全員に刺客を差し向けてやる。行け!」
奴らはひぃーと情けない悲鳴をあげて逃げていった。
シャロンが矢を抜き、エリカが治療をしてくれた。
財布を燃やしていたが、太一はちゃんと金を抜き取り、収納に入れていたのだ。
「一体何をしたんだ?」
「あははは。ウインドーを上から掛け続け、動けなくしたんですよ」
3人がポカーンとしているが、直ぐに奴らが逃げた方向から悲鳴と怒声が聞こえてきたのであった。
そして中々に乙女チックな所があり、上下関係なく話していけば中々に可愛らしい人なんだなと思ったりする。しかしシャロンは別である。指南役である以前に、一緒に暮らす姉弟子なのである。なのでカエデさんと呼ぶ。
姉様と呼ぶと姉弟子全員がそうなってしまうので、基本的に名前で呼んでいたのである。
結婚感について話し込んでいた。カエデが、ぽつりと
「うん、そうだな。あたいは別に本妻に拘りはないな。ロイのように強い子をなす事が可能と思われるような男になら、そう、あたいより強い男になら娶って貰うのになんの躊躇いもないぞ。ロイ、冗談抜きで妻の一人にあたいを加えるのを考えておいてくれ。お前異世界人だろ?つまり勇者だ。夫にするのにこれ以上の相手はいないんだよ。お前まさか、妻は一人しか持たないなんて馬鹿な考えは無いよな?何なら私達3人を娶れば良いんだぞ。ここはそれが、当たり前なんだ。」
「ははは。考えて置きます。ただ、今の僕には結婚を考える余裕はないんですよ。カエデさんが僕の事をそんなふうに言ってくれるのは嬉しいですが、3人をって、シャロンやエリカは僕じゃ嫌でしょう。それに僕は魔法特化で、近接戦闘では凡人以下ですよ」
「2人を見てみな。別にお前を嫌だなんて思っていないぞ。むしろ妻になれと言ってくるのを待っているぞ。まあ、確かにすぐどうこうと言うのは無いがな。寧ろ好いているからこうして一緒にパーティーを組んでいるんだぞ。お前の真価は異世界人でも、魔法の強さでもない。その頭だ。かなり切れるだろう。頭が良過ぎるきらいは有るが、お前の欠点は女心が分からない事だな。まあ、肉体的な強化はあたいも付き合ってやるよ」
そんな話と言うか、説教をしていたカエデが急に黙りだし、太一に目配せを始めた。太一もなんとなく先程から視線を感じており、頷き。
「ちょっと向こうで小便をしてくるよ」
と言ってわざと林の中に入って行く。シャロンとエリカは本当に小便をしに行ってるんだと思って
「ちゃんと手を洗ってよ。おしっこのついた手で触られるなんて嫌だからね!」
エリカにからかわれていた。
太一は林に入ると
「おい、隠れている奴出て来いよ」
「ほう、よく分かったな。おいこら、きのうは散々恥をかかせてくれたな。痛い目に会いたくなければ女と採取した薬草を置いて消えな。但し、俺様の股をくぐってからだ。ぐへへへ」
すると昨日の2人に加え、更に4人出てきた。やはり盗賊にしか見えない粗暴な感じだ。
太一は剣を抜いて人数分のウインドを展開し始めた。サッカーボール大の空気の塊だ。ただ単に吹き飛ばそうと、圧縮空気でだ。昨日のように爆裂をしないように加減をしていた。
「止めておけ。僕は魔法使い、それも上級者だ。お前ら程度だと束になって掛かってきても、俺には傷一つ付ける事ができないぞ。それに俺の大切な女性達に指一本触れさせるかよ。掛かって来いよ。但し来るならこっちも容赦しないぞ」
日本にいる時のような鋭い目つきで言い放つと
「死ねや!」
剣を振りかざして突っ込んできた。
カエデ、シャロン、エリカは少し離れた場所から見ていた。
既にシャロンとカエデが弓を構え、いつでも放てるように準備をしていた。
カエデは2人には太一がピンチにならない間は手を貸すなと言ってある。あの程度なら一人で何とか出来るし、実力が分かると。それに対人の実戦経験の良い機会だと。
太一は剣の軌道がよく見えていた。最小限の動きで躱すと2人目が殴りかかってきた。腕でガードして敢えて撃たれた。
「これであんたらが間違いなく先に手を出してきたな。次はこっちの番だ」
太一が魔法を放つと7人は何にやられたのか分からなかったが、気が付けば腹に蹴られたかのような衝撃が走り、吹き飛ばされたのだ。
「ぐは。てめぇ卑怯だぞ。何しやがった。男なら正々堂々と戦え」
「7対1で襲っておいて何を言うか!。お前ら馬鹿か?しかも俺は魔法使いで、剣はまともに使えないんだぞ」
すると太一の斜め後ろより矢が飛んで来て太一の左腕に刺さる。
ぐはっ!と呻くと一斉に襲ってきた。しかし、太一の目の前で全員が地ベタに這いつくばっていた。
「てめぇ、何しやがった。開放しろ!」
太一はリーダに近づき蹴りを入れ首筋の薄皮を切り、
「僕が本気を出したらいつでも首を落とせれるというのが分かったと思います。僕らに2度と近づかないと誓うなら今回は財布を置いていけば見逃します。どうですか?」
「分かった、分かったから。財布を置いていけば見逃してくれるんだな?ぐぁ」
「そうだ。変な真似をしてみろ、まず腕を切り落としてやる。取り敢えず解除してやる」
全員が財布を出したので、太一は財布から金を半分出し元の持主に渡し、財布をを燃やし始めた
「何しやがる!」
「僕の物に僕が何をしようと僕の自由だ。別に金には困っていないんだ。街を出ろ。次に王都街で見掛けたら暗殺団を雇い、お前ら全員に刺客を差し向けてやる。行け!」
奴らはひぃーと情けない悲鳴をあげて逃げていった。
シャロンが矢を抜き、エリカが治療をしてくれた。
財布を燃やしていたが、太一はちゃんと金を抜き取り、収納に入れていたのだ。
「一体何をしたんだ?」
「あははは。ウインドーを上から掛け続け、動けなくしたんですよ」
3人がポカーンとしているが、直ぐに奴らが逃げた方向から悲鳴と怒声が聞こえてきたのであった。
1
あなたにおすすめの小説
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる