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第2章
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シャロンに抱きしめられていた太一だが、出発する為シャロンが太一を放した時に
「やっぱシャロンの胸は大きさといい、弾力といい最高だなぁ。ノエルのも至福の感触だよなぁ。いやぁ癒やされるなぁ。おっぱいは正義だ!」
ボソッと独り言を言ったのだが、2人に聞こえてしまい、両頬に手形を貰っていた太一である。
2人から
「最低!」
と罵られ、ちゃんと言えば良いのにとブツブツ言われていたりする。
時折休憩を入れながらダンジョン内を進んで行く。
「なんかあたし達って、冒険してるって感じじゃない?」
ノエルが呑気な事を言っていた。しかし太一も追従してしまう。
「だよねー。なんかダンジョンってさ、いかにも冒険者が冒険し てますっていう感じだよね」
呆れたシャロンが
「2人共!何を言っている のですか?勿論ダンジョン攻略も冒険者の冒険の一つですけれども、無駄口を叩いている暇 はないですよ。ほら前から魔物が来てるでしょ?」
ちゃんと周りを警戒していた真面目で お堅いシャロンに2人は怒られていたのだ。
そんな感じで漫才 ではなく、幾度となく戦闘を行って先に進んでいた。
ダンジョンに入ってからおおよそ8時間位経過していたが、おそらくダンジョンの最下層と思われる20階層に来ていた。10階層に中ボスみたいなミノタウルスがいたのだが、そことは違いここは太一がかつて見たボス部屋の扉と同じ作りだ。
「多分ここがボス部屋だと思うから、念の為に極大魔法で片付けよう。なのでまだ 入らないようにね」
そう言って極大魔法の発動まで少し休憩となった。
そして太一が極大魔法を唱え、極大魔法の発動時間の10分を待っていた。
「確か、ボス部屋の扉が閉まってからボスが顕現するまで約30秒位だった筈だ。残り1分になったらボス部屋の中に入ろう。ボス部屋に最後に入った者の約10秒後に扉が閉まる。ちゃんと測っていた訳じゃないが、俺の記憶だとそうだ。計算上20秒位の間ボスと戦う事になり、その間逃げ続けるか、戦い続ける事になる。大事な事なので繰り 返すけど、極大魔法が発動するまで20秒有り、その間はボスが戦闘可能であり、20秒耐えなくてはならない 。いいね?」
「えっと、太一のあの反則級の結界で行けるんじゃないの?」
「そうだな。万が一魔力が切れて気絶したら後を頼むよ」
2人が同意し、ボス部屋に入って行く。扉があった方を向く形でボスが顕現 するのだ ろうと思い、脇の方に向かって急ぎ移動して行く。
太一はボスの権限直前にボスの方面にのみにだが、扇形の部分結界の展開を開始した。するとはっきりとは見えないが、何となく少し黄色み掛ったベールの様な結界が張られて行く。
ドーム型の結界を考えたのだが、万が一極大魔法が結界に阻まれて展開出来ないとまずいので前方にのみ向け、部分的な結界を展開したのだ。
ボスの顕現が終わったが、メタボな鳥の不細工な魔物で、首が2本生えていた。尻尾が蛇のようなそんな色々な獣を合成したかのような所謂キメラや合成獣と言われる魔獣型が出現した。ノエルが説明してくれた
「あれは A 級冒険者でやっと対処できる位の強さの魔物の筈よ。つまり本来であれば今の私達では手も足も出ず、対処のしようの無い魔物なのよ」
ボスが太一達に気が付き、口から何かを吐き出した。しかし結界に阻 まれて届かない。怒り狂いながら突進して来たが、見事に結界にぶち当たった。勢いよく突っ込んで来たのだが、結界の存在に気が付かなかったようだった。結界にぶつかり、結界に跳ね返されていた。正面から力任せに押された為少し後ろに下がって行ってしまっていた。
動物や鳥等が透明なガラスを認識出来なかったり、窓の存在に気が付かずに鳥が突 っ込んだり、走っている猫や犬がガラスの扉に気が付かずにぶつかって行くのと一緒である。
そうして結界に跳ね返されて倒れていたボスが起き上がり、咆哮を上げた途端に目の前に魔法陣が展開された。展開され、約10秒後にまばゆい光のビームと言うか、魔力のビームが魔法陣から放たれ、キメラの体を貫いて行った。そしてあっさりと霧散し、ドロップと魔石を残しボスは消え去った。部屋にはドロップが出た以外に扉が一つ出現していたのであった。
ノエルがガチガチ震えていて、床に水溜りができていた。太一はノエルを抱き締め、そっと背中を擦りながらクリーンを掛ける。無理もない、怖かっただろうにと太一は大丈夫と声を掛ける。
シャロンは大丈夫で、太一様凄いを連呼し、太一をうっとりと見つめていたのであった。
「やっぱシャロンの胸は大きさといい、弾力といい最高だなぁ。ノエルのも至福の感触だよなぁ。いやぁ癒やされるなぁ。おっぱいは正義だ!」
ボソッと独り言を言ったのだが、2人に聞こえてしまい、両頬に手形を貰っていた太一である。
2人から
「最低!」
と罵られ、ちゃんと言えば良いのにとブツブツ言われていたりする。
時折休憩を入れながらダンジョン内を進んで行く。
「なんかあたし達って、冒険してるって感じじゃない?」
ノエルが呑気な事を言っていた。しかし太一も追従してしまう。
「だよねー。なんかダンジョンってさ、いかにも冒険者が冒険し てますっていう感じだよね」
呆れたシャロンが
「2人共!何を言っている のですか?勿論ダンジョン攻略も冒険者の冒険の一つですけれども、無駄口を叩いている暇 はないですよ。ほら前から魔物が来てるでしょ?」
ちゃんと周りを警戒していた真面目で お堅いシャロンに2人は怒られていたのだ。
そんな感じで漫才 ではなく、幾度となく戦闘を行って先に進んでいた。
ダンジョンに入ってからおおよそ8時間位経過していたが、おそらくダンジョンの最下層と思われる20階層に来ていた。10階層に中ボスみたいなミノタウルスがいたのだが、そことは違いここは太一がかつて見たボス部屋の扉と同じ作りだ。
「多分ここがボス部屋だと思うから、念の為に極大魔法で片付けよう。なのでまだ 入らないようにね」
そう言って極大魔法の発動まで少し休憩となった。
そして太一が極大魔法を唱え、極大魔法の発動時間の10分を待っていた。
「確か、ボス部屋の扉が閉まってからボスが顕現するまで約30秒位だった筈だ。残り1分になったらボス部屋の中に入ろう。ボス部屋に最後に入った者の約10秒後に扉が閉まる。ちゃんと測っていた訳じゃないが、俺の記憶だとそうだ。計算上20秒位の間ボスと戦う事になり、その間逃げ続けるか、戦い続ける事になる。大事な事なので繰り 返すけど、極大魔法が発動するまで20秒有り、その間はボスが戦闘可能であり、20秒耐えなくてはならない 。いいね?」
「えっと、太一のあの反則級の結界で行けるんじゃないの?」
「そうだな。万が一魔力が切れて気絶したら後を頼むよ」
2人が同意し、ボス部屋に入って行く。扉があった方を向く形でボスが顕現 するのだ ろうと思い、脇の方に向かって急ぎ移動して行く。
太一はボスの権限直前にボスの方面にのみにだが、扇形の部分結界の展開を開始した。するとはっきりとは見えないが、何となく少し黄色み掛ったベールの様な結界が張られて行く。
ドーム型の結界を考えたのだが、万が一極大魔法が結界に阻まれて展開出来ないとまずいので前方にのみ向け、部分的な結界を展開したのだ。
ボスの顕現が終わったが、メタボな鳥の不細工な魔物で、首が2本生えていた。尻尾が蛇のようなそんな色々な獣を合成したかのような所謂キメラや合成獣と言われる魔獣型が出現した。ノエルが説明してくれた
「あれは A 級冒険者でやっと対処できる位の強さの魔物の筈よ。つまり本来であれば今の私達では手も足も出ず、対処のしようの無い魔物なのよ」
ボスが太一達に気が付き、口から何かを吐き出した。しかし結界に阻 まれて届かない。怒り狂いながら突進して来たが、見事に結界にぶち当たった。勢いよく突っ込んで来たのだが、結界の存在に気が付かなかったようだった。結界にぶつかり、結界に跳ね返されていた。正面から力任せに押された為少し後ろに下がって行ってしまっていた。
動物や鳥等が透明なガラスを認識出来なかったり、窓の存在に気が付かずに鳥が突 っ込んだり、走っている猫や犬がガラスの扉に気が付かずにぶつかって行くのと一緒である。
そうして結界に跳ね返されて倒れていたボスが起き上がり、咆哮を上げた途端に目の前に魔法陣が展開された。展開され、約10秒後にまばゆい光のビームと言うか、魔力のビームが魔法陣から放たれ、キメラの体を貫いて行った。そしてあっさりと霧散し、ドロップと魔石を残しボスは消え去った。部屋にはドロップが出た以外に扉が一つ出現していたのであった。
ノエルがガチガチ震えていて、床に水溜りができていた。太一はノエルを抱き締め、そっと背中を擦りながらクリーンを掛ける。無理もない、怖かっただろうにと太一は大丈夫と声を掛ける。
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