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第2章
宿屋
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ここは中級宿と上級宿の間位の感じだったが、受付を済ませ、鍵を受け取ったノエルは何食わぬ顔をして3階の部屋に向かう。
「着いたよーお部屋はここだよー」
能天気に部屋に向かい、鍵でドアを開け部屋に入る。まずは中を確認した。その部屋は風呂とトイレが別々だ。机には椅子が1脚、テーブルも別に有り、椅子は2脚だ。部屋には椅子が全部で3脚有る事になる。部屋の広さは25平米位と中々の広さが有り、ベッドはダブルベッドが一つだけの部屋である。特にノエルは部屋割について何も説明しなかったが、太一が質問をする
「中々綺麗で良さそうな部屋だなー。で、こっちは誰が使うんだい?」
「あのね、3人でこの部屋1つだよ。部屋がもう一杯で、この部屋一つしか空いてなかったの。他の宿も似たようなもので、今日は満室が多いと言ってましたよ」
「えっ?まじかよ。しかし困ったな。うーん、まあそういう事ならしゃあないなー。俺が床でねるよ。」
「駄目です」
2人がハモった。
「でもな、俺は男で君らは美少女だ。一緒に寝たら間違いが起こるかもだぞ」
「私達に挟まれて寝るのはお嫌なのですか?私は既に身も心も貴方に捧げておりますから、例え結婚前に求められても受け入れます。本当は娶って頂いてからですと嬉しいのですが、仕方がありませんわ。」
「あのね、折角美少女二人の添い寝なんだから有り難いと思いなさいよ」
太一は項垂れていた。シャロンは相変わらず全てを捧げておりますからと言うし、ノエルはノエルで、ノエル節と言うか、ツンデレが復活していて、受けざるを得ない。
「はぁ、わかったよ。一緒に寝るって事はおっぱい揉んでも文句を言うなよ 」
「ふん、む、胸位揉ませてあげるわよ。あんた胸が大好きだもんね」
太一はため息をつきつつ、いきなりノエルの胸に手を当てる
「えっ?うそ?そんな?」
ノエルが目に涙を浮かべ、震えていた
太一はノエルの頭に手をやり
「やっぱり強がりや俺へのからかいだったようだな。胸を触って悪かったな。心配しなくてもこんな形で胸を揉んだりしないからさ。ただ、俺も男だ、君のような美女だと理性が飛び兼ねないからあまり試さないで欲しいんだ」
「ご、ごめんなさい。わ、私、調子に乗ってました」
太一はぎゅっと優しくノエルを抱き締め
「なあ、シャロン、俺な、エリカも恋人にするよ。2人はそれで良いんだよな」
「はい。やっと決意されたんですね。私は今から馬の面倒を見てきますから、2人は調味料を買ってきてくれませんか?あの街では手に入らなかったじゃないですか。ここならば多分売ってますから」
シャロンの配慮が嬉しかった。
「有難うな。じゃあ、暫くエリカと出掛けてくるよ」
そうして2人で買物に出掛けるのであった。
宿を出る時にノエルがそっと手を握って来た。
太一は女性と初めて手を繋ぎ歩いていた。デートである。
食材を扱っているお店は早々に見付かり、ちょっとしたおかずやお菓子、調味料や油を買っていく。塩と胡椒等だ。胡椒は値が張ったが、野営が少しでも快適になればなと思い買っていく。
店を出ると直ぐに脇道に入り、買物を収納に入れてまた歩き出す。
「なあ、買物が早く終わったから少し歩かないか?」
「はい。何処へなりと。お供しますわ」
太一は腕を出すと、ノエルが察して腕を組む。
周りから見れば一端の恋人だ。
ノエルの温もりや柔らかさを感じる。
少し歩くと見晴らしが良い所があった。そちらに歩き、街を見渡していた。夕焼けが綺麗で、夕焼けに照らされたノエルは天使に見える。
手を繋ぎ夕焼けに照らされた街を見ていた。
彼女が好きだ。好きでたまらない。
ふとノエルを見ると、太一の事を見つめていて、目が合う。
太一はそっと顎に手を当て、少し上を向かせる。
ノエルは目を瞑り、キスを待った。
太一はそっと唇を合わすが、心臓がばくばくしていて、お互い手が汗ばんでいた。
暫くそのままキスをしていたが、誰かが通り掛かりハッとなり俯いて恥ずかしそうにしていた。
手をしっかり握り、帰ろうかとなり、宿に向けて歩き出すのであった。
「着いたよーお部屋はここだよー」
能天気に部屋に向かい、鍵でドアを開け部屋に入る。まずは中を確認した。その部屋は風呂とトイレが別々だ。机には椅子が1脚、テーブルも別に有り、椅子は2脚だ。部屋には椅子が全部で3脚有る事になる。部屋の広さは25平米位と中々の広さが有り、ベッドはダブルベッドが一つだけの部屋である。特にノエルは部屋割について何も説明しなかったが、太一が質問をする
「中々綺麗で良さそうな部屋だなー。で、こっちは誰が使うんだい?」
「あのね、3人でこの部屋1つだよ。部屋がもう一杯で、この部屋一つしか空いてなかったの。他の宿も似たようなもので、今日は満室が多いと言ってましたよ」
「えっ?まじかよ。しかし困ったな。うーん、まあそういう事ならしゃあないなー。俺が床でねるよ。」
「駄目です」
2人がハモった。
「でもな、俺は男で君らは美少女だ。一緒に寝たら間違いが起こるかもだぞ」
「私達に挟まれて寝るのはお嫌なのですか?私は既に身も心も貴方に捧げておりますから、例え結婚前に求められても受け入れます。本当は娶って頂いてからですと嬉しいのですが、仕方がありませんわ。」
「あのね、折角美少女二人の添い寝なんだから有り難いと思いなさいよ」
太一は項垂れていた。シャロンは相変わらず全てを捧げておりますからと言うし、ノエルはノエルで、ノエル節と言うか、ツンデレが復活していて、受けざるを得ない。
「はぁ、わかったよ。一緒に寝るって事はおっぱい揉んでも文句を言うなよ 」
「ふん、む、胸位揉ませてあげるわよ。あんた胸が大好きだもんね」
太一はため息をつきつつ、いきなりノエルの胸に手を当てる
「えっ?うそ?そんな?」
ノエルが目に涙を浮かべ、震えていた
太一はノエルの頭に手をやり
「やっぱり強がりや俺へのからかいだったようだな。胸を触って悪かったな。心配しなくてもこんな形で胸を揉んだりしないからさ。ただ、俺も男だ、君のような美女だと理性が飛び兼ねないからあまり試さないで欲しいんだ」
「ご、ごめんなさい。わ、私、調子に乗ってました」
太一はぎゅっと優しくノエルを抱き締め
「なあ、シャロン、俺な、エリカも恋人にするよ。2人はそれで良いんだよな」
「はい。やっと決意されたんですね。私は今から馬の面倒を見てきますから、2人は調味料を買ってきてくれませんか?あの街では手に入らなかったじゃないですか。ここならば多分売ってますから」
シャロンの配慮が嬉しかった。
「有難うな。じゃあ、暫くエリカと出掛けてくるよ」
そうして2人で買物に出掛けるのであった。
宿を出る時にノエルがそっと手を握って来た。
太一は女性と初めて手を繋ぎ歩いていた。デートである。
食材を扱っているお店は早々に見付かり、ちょっとしたおかずやお菓子、調味料や油を買っていく。塩と胡椒等だ。胡椒は値が張ったが、野営が少しでも快適になればなと思い買っていく。
店を出ると直ぐに脇道に入り、買物を収納に入れてまた歩き出す。
「なあ、買物が早く終わったから少し歩かないか?」
「はい。何処へなりと。お供しますわ」
太一は腕を出すと、ノエルが察して腕を組む。
周りから見れば一端の恋人だ。
ノエルの温もりや柔らかさを感じる。
少し歩くと見晴らしが良い所があった。そちらに歩き、街を見渡していた。夕焼けが綺麗で、夕焼けに照らされたノエルは天使に見える。
手を繋ぎ夕焼けに照らされた街を見ていた。
彼女が好きだ。好きでたまらない。
ふとノエルを見ると、太一の事を見つめていて、目が合う。
太一はそっと顎に手を当て、少し上を向かせる。
ノエルは目を瞑り、キスを待った。
太一はそっと唇を合わすが、心臓がばくばくしていて、お互い手が汗ばんでいた。
暫くそのままキスをしていたが、誰かが通り掛かりハッとなり俯いて恥ずかしそうにしていた。
手をしっかり握り、帰ろうかとなり、宿に向けて歩き出すのであった。
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