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第2章
義手
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次は稲垣だ。稲垣は盾を装着するにしてもやはり手のリーチが足らない。手袋を着ければ周りからは違和感が少なくなる、そういう状態にはできた。但し指が動かないので、手が付いている、それ位にしかならない。義足や義手を作るには相手のカラダをベタベタと触らなければならない。その為美夏を最後にしていた。
なるべく稲生と稲垣で上手に作れるようになってから美夏を触る時間をなるべく短くしてあげようと言う配慮である。
皆が何をしているかを見ていた 。
美夏はワクワクしていた。ひょっとして私にも作ってくれるのかなと。そして太一が美夏に向き、
「美夏の義手を作ってみようと思うんだ。ただ稲垣さん達を見ていて分かると思うけれども、君の体をベタベタと触らなければならない。嫌だったら言ってくれ。 それと作っても満足いくものが作れるかどうかは分からないからね。少なくとも弓が握れる、それ位のは作ろうと思う。いいかい?」
「分かったわ。でもどさくさにまみれて胸とか触ったら殺すからね。」
「あははは。そんな事しないから大丈夫だよ」
「何よ?私の体は魅力がないっていうの?触れる価値がないって言うの?」
「えっ!何だお前、触って欲しかったのか。それならそうと早く言えよ」
と、どさくさにまみれて太一は美夏の胸をタッチした。
「あんた何やってるのよ?ふざけんじゃないわよ!1度死んで来なさいよ」
「あははは。お前意外と胸があるんだな。 A カップかと思ったら C カップ位あるのかな?」
「何よ!そうよ。Cカップよ。ちゃんとそれなりに大きいんだから。って何を言わせるのよ。人の胸を勝手に触っておいてこのむっつりスケベ!」
「よしよし。分かった、分かった。どさくさに紛れて胸を触るのは1回位にしといてやるからさ、腕を出してごらん」
美夏はぶつぶつ言いながら左腕を出す。
「いや、そっちの方じゃなく右手の方だ。ちょっと触らせて貰うよ」
太一は握手したり手を絡めたり撫で回したりしていた。
「ちょっと思っ切り握ってくれるか」
と握力のチェックをしていた。
「ふんふんなる程、なる程な。やっぱりお前の手はすべすべしていて気持ちいいな」
「何よあんた。どさくさに紛れて私の手を楽しんでいただけじゃないの!」
「それが全くないといえば嘘になるが、そうじゃないんだ。手の細さ、手の形をイメージしなきゃいけないからそれで触ってたんだ。女性の手を再現するからには綺麗な手にしたいじゃない。もう一度手を握らせてもらうよ」
左手で右手を握り、目を瞑りながら欠損した腕をイメージし、せめて手のひらだけでもグーパーができればな。そんな事を思いながら義手を作っていったのであった。
なるべく稲生と稲垣で上手に作れるようになってから美夏を触る時間をなるべく短くしてあげようと言う配慮である。
皆が何をしているかを見ていた 。
美夏はワクワクしていた。ひょっとして私にも作ってくれるのかなと。そして太一が美夏に向き、
「美夏の義手を作ってみようと思うんだ。ただ稲垣さん達を見ていて分かると思うけれども、君の体をベタベタと触らなければならない。嫌だったら言ってくれ。 それと作っても満足いくものが作れるかどうかは分からないからね。少なくとも弓が握れる、それ位のは作ろうと思う。いいかい?」
「分かったわ。でもどさくさにまみれて胸とか触ったら殺すからね。」
「あははは。そんな事しないから大丈夫だよ」
「何よ?私の体は魅力がないっていうの?触れる価値がないって言うの?」
「えっ!何だお前、触って欲しかったのか。それならそうと早く言えよ」
と、どさくさにまみれて太一は美夏の胸をタッチした。
「あんた何やってるのよ?ふざけんじゃないわよ!1度死んで来なさいよ」
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「何よ!そうよ。Cカップよ。ちゃんとそれなりに大きいんだから。って何を言わせるのよ。人の胸を勝手に触っておいてこのむっつりスケベ!」
「よしよし。分かった、分かった。どさくさに紛れて胸を触るのは1回位にしといてやるからさ、腕を出してごらん」
美夏はぶつぶつ言いながら左腕を出す。
「いや、そっちの方じゃなく右手の方だ。ちょっと触らせて貰うよ」
太一は握手したり手を絡めたり撫で回したりしていた。
「ちょっと思っ切り握ってくれるか」
と握力のチェックをしていた。
「ふんふんなる程、なる程な。やっぱりお前の手はすべすべしていて気持ちいいな」
「何よあんた。どさくさに紛れて私の手を楽しんでいただけじゃないの!」
「それが全くないといえば嘘になるが、そうじゃないんだ。手の細さ、手の形をイメージしなきゃいけないからそれで触ってたんだ。女性の手を再現するからには綺麗な手にしたいじゃない。もう一度手を握らせてもらうよ」
左手で右手を握り、目を瞑りながら欠損した腕をイメージし、せめて手のひらだけでもグーパーができればな。そんな事を思いながら義手を作っていったのであった。
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