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第2章
後始末
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太一達は戦闘が終わったので、倒れている敵の中に生きている者がいないかを確認して行き、縛り上げて一箇所にまとめておいた。取り急ぎシャロンをみんなの所に向かわせ、連れてくるようお願いした。
暫くしてシャロンがみんなを引き連れて来たが、あまりにも凄惨な状況に、特に女性陣たちは目を背けていた。ただ一つ言えるのは目を背けたのであって、やはり誰一人吐いたり気絶したりする者がいなかった。
そしてみ美夏と由美子、そしてノエルを町へ行かせ、守備隊を呼んで来て貰うようにお願いした。その後は、宿で休むように言ってある。ノエルには二人の護衛をと言ってある。そうでもしないとノエルはこの場に残ろうとするだろうからである。元々冒険者ではないノエルにはこの場から離れさせたく、尤もらしい理由が必要だった。
太一は装備品を全部回収して行き、金目の物がないかを、とりあえず調べて行く。
「悪いけども、稲垣さんと稲生さんはこいつらの尋問をして欲しい」
「分かった。何を聞けばいい?か」
「何を命令され、何をしにここに来たのかを聞き出して欲し。ただ、僕達の事を殺しに来たんだとは思うけども、命令した者など指揮系統などもあると有り難いけれど」
「分かった。可能なら聞いてみるよ」
「お願いします」
そうやってお願いし、太一は装備品などを次々に収納の中に入れていく。
正直金目のものは殆どなかったが、指揮官がそれなりにお金を持っていた。各自の馬には戦時食というものがくくりつけられており、見たところ輜重用の荷馬車がなかった。つまり各自の馬に全てがくっつけてあるのだろうと思うのだ。
確かに荷物は分散して馬にくくりつけられている感じがある。ある者はテント、またある者は多くの食材や食器、調理道具など、個人個人が個人用の小さいのを持ち歩くのではなく、部隊の荷物を全体で振り分けて持っている感じだった。
何人目の死体を確認してる時だっただろうか、稲生と稲垣の叫び声が聞こえてきたので慌てて駆けつけてみると、捕らえた5人のうち2人が口から泡と血を流し、死んでいたのだ。稲生が言う
「こいつら舌を噛み切って死にやがった」
稲垣によると意識を取り戻した時に周りを確認し、体をよじって自分達が拘束されているという事が分かった瞬間に舌を噛み切ったのだという。
太一が少し考えてから
「とりあえず残りの3名に猿轡をしておこう。街に尋問の設備が整っていれば良いけども、多分薬等を打って薬づげにでもしない限り何も言わないだろうな。こいつらはおそらく負ければ生きて帰れないとか、捕まったら死ねと言われていたりするんだろうと思う」
皆ため息をついていた。
「悪いけども、引き続き警戒をしていて欲しい」
そうこうしていると街の警備隊が駆けつけてきた。結局のところ大した物は持っていなかった。戦利品としては武器防具及び馬や馬がに括りつけられていた物位しかないが、野営に必要な物は大した価値がない。
結局後始末を守備隊がしてくれる事になり、太一は自らが破壊してしまった街道を元に戻して行く。そう穴を掘ったりしていたので、その穴の埋め戻し作業をしていた。
それが終わった後に宿に引き上げさせて貰う事になり、疲れた体を引きずり太一達は宿に戻っていくのであった。
暫くしてシャロンがみんなを引き連れて来たが、あまりにも凄惨な状況に、特に女性陣たちは目を背けていた。ただ一つ言えるのは目を背けたのであって、やはり誰一人吐いたり気絶したりする者がいなかった。
そしてみ美夏と由美子、そしてノエルを町へ行かせ、守備隊を呼んで来て貰うようにお願いした。その後は、宿で休むように言ってある。ノエルには二人の護衛をと言ってある。そうでもしないとノエルはこの場に残ろうとするだろうからである。元々冒険者ではないノエルにはこの場から離れさせたく、尤もらしい理由が必要だった。
太一は装備品を全部回収して行き、金目の物がないかを、とりあえず調べて行く。
「悪いけども、稲垣さんと稲生さんはこいつらの尋問をして欲しい」
「分かった。何を聞けばいい?か」
「何を命令され、何をしにここに来たのかを聞き出して欲し。ただ、僕達の事を殺しに来たんだとは思うけども、命令した者など指揮系統などもあると有り難いけれど」
「分かった。可能なら聞いてみるよ」
「お願いします」
そうやってお願いし、太一は装備品などを次々に収納の中に入れていく。
正直金目のものは殆どなかったが、指揮官がそれなりにお金を持っていた。各自の馬には戦時食というものがくくりつけられており、見たところ輜重用の荷馬車がなかった。つまり各自の馬に全てがくっつけてあるのだろうと思うのだ。
確かに荷物は分散して馬にくくりつけられている感じがある。ある者はテント、またある者は多くの食材や食器、調理道具など、個人個人が個人用の小さいのを持ち歩くのではなく、部隊の荷物を全体で振り分けて持っている感じだった。
何人目の死体を確認してる時だっただろうか、稲生と稲垣の叫び声が聞こえてきたので慌てて駆けつけてみると、捕らえた5人のうち2人が口から泡と血を流し、死んでいたのだ。稲生が言う
「こいつら舌を噛み切って死にやがった」
稲垣によると意識を取り戻した時に周りを確認し、体をよじって自分達が拘束されているという事が分かった瞬間に舌を噛み切ったのだという。
太一が少し考えてから
「とりあえず残りの3名に猿轡をしておこう。街に尋問の設備が整っていれば良いけども、多分薬等を打って薬づげにでもしない限り何も言わないだろうな。こいつらはおそらく負ければ生きて帰れないとか、捕まったら死ねと言われていたりするんだろうと思う」
皆ため息をついていた。
「悪いけども、引き続き警戒をしていて欲しい」
そうこうしていると街の警備隊が駆けつけてきた。結局のところ大した物は持っていなかった。戦利品としては武器防具及び馬や馬がに括りつけられていた物位しかないが、野営に必要な物は大した価値がない。
結局後始末を守備隊がしてくれる事になり、太一は自らが破壊してしまった街道を元に戻して行く。そう穴を掘ったりしていたので、その穴の埋め戻し作業をしていた。
それが終わった後に宿に引き上げさせて貰う事になり、疲れた体を引きずり太一達は宿に戻っていくのであった。
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