97 / 97
第2章
エピローグ
しおりを挟む
リーリンの館に来てから2年半少しが経過していた。その間に皆リーリンから魔法を教わっていた。物になる者と申し訳程度の魔法しか使えない者等と様々であり、この間に起こった劇的な事と言えば色々あるが、欠損修復が使えるようになり、みんなの腕や足が生えていた事だ。
そして明日から魔王討伐の旅に出る事になっていた。中々 この世界に起こった異変が分からなかったが、ようやく異変の理由が分かったのだ。魔王が顕現し、その支配勢力を広めていっているという事が分かったのだ。その所在や目撃例の多さから信憑性が高い話だと言う事が分かり、討伐に向かう事になったからだ。
それまでは慎ましやかに暮らしていたせいもあり、街の者は勇者がいるという事が分かっていなかった。目立つのも嫌なので皆形式的にはリーリンの弟子という扱いになり、単に険の旅に出る事になったというのが周りへの知らせだった。
そしてリーリンはメイドに最終確認をされていた。
「本当に行かれるのですか?」
「うむ。夫の助けをするのが妻の役目なのでな。なので私は夫達と一緒に行く事ことになります。先日もお話ししたように2年しても戻らなければ私は死んだものとみなしてください。その場合魔王討伐を失敗を意味します。なのでこの後は魔王に支配者で明るい未来はないでしょう。ただ、生まれてくる子供を連れて逃げるのですよ。その子が希望になります。ですが、わたし達が生きて帰る事を祈ってください。お金は2年分の貴女達の給金と生活費や館の維持費は十分にあると思います。
リーリンがそう言うと稲垣が反応していた。
「夫の勤めって、確かに僕達は恋人にはなったが、まだ結婚してないだろう?」
「あんな事やそんな事までしておいて今更結婚していないなんて言われたくありません。貴方方のいた世界ではどうか分かりませんが、この世界ではもう既に私達は結婚しているのですよ」
リーリンと稲垣の間柄がどうなっているのかは皆百も承知だ。いかせん部屋から聞こえてくる声があれなものだから、シャロン達も頷いていた。
ただ全員が出発する訳ではない。屋敷をカエデに預けて出て行く事やになる。そうお金は全てをカエデが預かるのだ。
理由は簡単である。まもなく臨月だからだ。そう、太一との間の子供である。
万が一の時はカエデの子を新たな勇者として育て、人類の希望にせねばならない。
カエデに見送られ、太一達は魔王討伐の旅に出ていった。
そして1年2ヶ月後、太一達は戻ってきた。但した稲生と美夏は戻ってこれなかった。
そう、館の前にたどり着いたのは出ていった人数から2人少なかったのだ。
館にに戻ると男の子を抱いたカエデに迎えられていた。ただいまというが、カエデは神妙な顔をし素直におかえりとは言えなかた。
出発時の人数と帰ってきた人数が合わなかったからだ。
「2名足りませんが一体何が有ったのですか?ひょっとして・・・」
「大丈夫だ。美夏と稲生はちゃんと生きているよ。但し向こうの世界に戻っていったんだ。魔王を討伐した瞬間に、1分以内に誰かが向こうに行かないと大陸が吹き飛ぶ位の大変な爆発が起こる事になると分かったかんだ。この為に本来残るつもりだったあの2人が戻る事になったんだ。そう俺と稲垣さんにはもう帰るという選択肢が持てなかった。由美子は俺次第だった。 俺が残ると言うと、由美子も残ると言い張ってしまったんだ。だから改めて言うよただいま」
「じゃあ、お帰りにって喜んで良いのね!よねおかえりなさい」
そうして危機を乗り切り、太一は正式に由美子、シャロン、ノエルを娶った。カエデは身籠った時に既に娶っていた。
太一達は結局勇者と名乗らず、冒険者として暮らして行く事になった。
そして太一達は、新たに発生したダンジョンの探索をお願いされ、子供達と挑むのであった。
完
そして明日から魔王討伐の旅に出る事になっていた。中々 この世界に起こった異変が分からなかったが、ようやく異変の理由が分かったのだ。魔王が顕現し、その支配勢力を広めていっているという事が分かったのだ。その所在や目撃例の多さから信憑性が高い話だと言う事が分かり、討伐に向かう事になったからだ。
それまでは慎ましやかに暮らしていたせいもあり、街の者は勇者がいるという事が分かっていなかった。目立つのも嫌なので皆形式的にはリーリンの弟子という扱いになり、単に険の旅に出る事になったというのが周りへの知らせだった。
そしてリーリンはメイドに最終確認をされていた。
「本当に行かれるのですか?」
「うむ。夫の助けをするのが妻の役目なのでな。なので私は夫達と一緒に行く事ことになります。先日もお話ししたように2年しても戻らなければ私は死んだものとみなしてください。その場合魔王討伐を失敗を意味します。なのでこの後は魔王に支配者で明るい未来はないでしょう。ただ、生まれてくる子供を連れて逃げるのですよ。その子が希望になります。ですが、わたし達が生きて帰る事を祈ってください。お金は2年分の貴女達の給金と生活費や館の維持費は十分にあると思います。
リーリンがそう言うと稲垣が反応していた。
「夫の勤めって、確かに僕達は恋人にはなったが、まだ結婚してないだろう?」
「あんな事やそんな事までしておいて今更結婚していないなんて言われたくありません。貴方方のいた世界ではどうか分かりませんが、この世界ではもう既に私達は結婚しているのですよ」
リーリンと稲垣の間柄がどうなっているのかは皆百も承知だ。いかせん部屋から聞こえてくる声があれなものだから、シャロン達も頷いていた。
ただ全員が出発する訳ではない。屋敷をカエデに預けて出て行く事やになる。そうお金は全てをカエデが預かるのだ。
理由は簡単である。まもなく臨月だからだ。そう、太一との間の子供である。
万が一の時はカエデの子を新たな勇者として育て、人類の希望にせねばならない。
カエデに見送られ、太一達は魔王討伐の旅に出ていった。
そして1年2ヶ月後、太一達は戻ってきた。但した稲生と美夏は戻ってこれなかった。
そう、館の前にたどり着いたのは出ていった人数から2人少なかったのだ。
館にに戻ると男の子を抱いたカエデに迎えられていた。ただいまというが、カエデは神妙な顔をし素直におかえりとは言えなかた。
出発時の人数と帰ってきた人数が合わなかったからだ。
「2名足りませんが一体何が有ったのですか?ひょっとして・・・」
「大丈夫だ。美夏と稲生はちゃんと生きているよ。但し向こうの世界に戻っていったんだ。魔王を討伐した瞬間に、1分以内に誰かが向こうに行かないと大陸が吹き飛ぶ位の大変な爆発が起こる事になると分かったかんだ。この為に本来残るつもりだったあの2人が戻る事になったんだ。そう俺と稲垣さんにはもう帰るという選択肢が持てなかった。由美子は俺次第だった。 俺が残ると言うと、由美子も残ると言い張ってしまったんだ。だから改めて言うよただいま」
「じゃあ、お帰りにって喜んで良いのね!よねおかえりなさい」
そうして危機を乗り切り、太一は正式に由美子、シャロン、ノエルを娶った。カエデは身籠った時に既に娶っていた。
太一達は結局勇者と名乗らず、冒険者として暮らして行く事になった。
そして太一達は、新たに発生したダンジョンの探索をお願いされ、子供達と挑むのであった。
完
1
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日発売!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
デジャブの話は流石にあかんと思います。
途中まで面白いと思いました。
何か指摘されたり、理由があって消されてるんだと思いますが……
流石に話が飛んでいる状態は読み進める人にとっては辛いです。
再編・推敲するにしても初期掲載を入れて置くべきです。
感覚的1000~3000文字も消えて尚且つ話の分岐点部分も消えれていれば???
となります。
ラスト数話で話が180度変わってますけど何かしらの過去をちょっと振り返ったり
2年間の間にーみたいな事情説明のご都合帳尻合わせが欲しかったなぁと思いました、問題消えてない状態で移ろいが起きましたから。
再編追話にするにしても新規パートを構築するにも編集点を作ってごにょごにょはよくある手法なので楽です。
最後に主要キャラの誤字は非難されがちですのでそこは早急に見直しを検討して欲しいです。