74 / 79
第72話:湧き上がる衝動と聖騎士の制止
しおりを挟む
馬車に揺られること、数時間。
道中は順調だった。
左隣では、セスティーナが淑やかに座っているのだが……時折、俺が勘違いしてしまいそうな、熱っぽい視線をこちらに向けてくる。
そして右隣では、まるで実の娘のようなリリアが、俺の腕に頭を預けて、すやすやと眠っている。
(……参ったな。心臓に悪い)
ディノッゾは、額に滲む汗を拭った。
だが、この汗は、単に美女と娘の挟み撃ちによる緊張感のせいだけではない。
さっきから、体の奥底――心臓のあたりから、ドクドクと焼けるような熱さが湧き上がってくるのだ。
昨晩取り込んだ、あの「赤玉」。
ドラゴンの力が体の中で馴染むにつれて、得体の知れない「全能感」が膨れ上がっていくのを感じる。
「……ッ」
ディノッゾは、無意識に拳を握りしめた。
今の自分なら、何でもできる気がする。
馬車の車輪の音や、遠くでさえずる鳥の声、風の流れる音までが、鮮明に聞こえる。感覚が研ぎ澄まされすぎているのだ。
「ディノッゾ殿? 顔色が優れませんが……」
異変に気づいたセスティーナが、心配そうに覗き込んでくる。
「いや、なんでもねえ。……ちょっと、空気を吸いたいだけだ」
ちょうどその時、馬車が街道沿いから外れ、宿場町に向かう分岐路に差し掛かるタイミングで、小休憩のために停車した。
馬車を降りたディノッゾは、深呼吸をして熱を冷まそうとした。
だが、逆効果だった。
地に足をつけた瞬間、溢れる力が地面を通して伝わり、自分が世界そのものを踏みしめているような錯覚に陥った。
(俺は、強い。今の俺なら……誰にも負けねえ)
彼の視線が、ふと西の方角――帝国の在る方へと向いた。
(なんで俺は、王都なんかに行こうとしてるんだ? ジェスロに会う? 謁見? ……まどろっこしい)
思考が、急速に塗り替えられていく。
ドラゴンの持つ、凶暴な闘争本能が、理性を侵食し始めていた。
「……おい、セス」
ディノッゾは、馬車から降りてきたセスティーナに声をかけた。
その声は、いつもの温厚なものではなく、低く、ドスの効いたものだった。
「はい? いかがなさいました?」
セスティーナが小走りで近づいてくる。
ディノッゾは、ギラついた瞳で彼女を見下ろした。
「予定変更だ。俺は、今から帝国に行く」
「え……?」
セスティーナが目を丸くする。
「王都行きは中止だ。子供たちはアンタに任せる。俺は一人で帝国に乗り込んで、ヴァルハラの連中を……いや、帝国そのものに、俺の力を知らしめてやる」
ディノッゾの口元が、三日月形に吊り上がった。
「『ラストアタックごちそうさま』? そんな可愛い挨拶じゃ足りねえよな。あいつらの目の前で、この力を見せつけて、絶望のどん底に叩き落としてやる。……それが一番の『ケジメ』だろ?」
ドォンッ!
彼が感情を昂らせた瞬間、赤黒い魔力のオーラが体から噴き出し、周囲の砂埃を巻き上げた。
ただならぬ気配に、休憩していた「セブンスターズ」の子供たちが悲鳴を上げ、ポータも目を見開いて硬直する。
「ディノッゾ殿! おやめください!」
セスティーナが叫んだ。
「止めるな! アンタだって言ったろ、『貴方には復讐なんて似合わない』って。だから復讐じゃねえ。これは『教育』だ。俺が強者の理(ことわり)を教えてやるだけだ!」
完全に力に呑まれている。
昨晩の「復讐の、騒ぎ」とは違う。これは、強大すぎる力を得た者が陥る、精神の酩酊状態だ。
セスティーナは、恐怖に震える足を叱咤し、暴走するエネルギーの渦中へと飛び込んだ。
「目を覚ましてくださいッ!」
パァンッ!
乾いた音が響いた。
セスティーナが、ディノッゾの頬を両手で挟み込み、無理やり自分の顔を見させたのだ。
「……あ?」
ディノッゾの視線が、彼女の瞳と交差する。
そこには、聖騎士としての毅然とした光と、涙を堪える悲痛な色が混ざり合っていた。
「周りを……見てください!」
彼女の叫びに、ディノッゾはハッとして周囲を見た。
そこには、恐怖で顔を引きつらせ、震えているリオやカミラの姿があった。
いつも彼に懐いていた子供たちが、今はまるで怪物を前にしたかのように怯えている。
「……あ……」
「今の貴方様は、英雄ではありません。ただの、力に溺れた暴力の化身です!」
セスティーナは、涙ながらに訴えた。
「お願いです、戻ってきてください……! 私が好きになった貴方は、そんな顔で笑う人ではありませんでした!」
その言葉が、熱に侵された脳髄に冷水を浴びせた。
力が、スーッと引いていく。
視界にかかっていた赤い靄(もや)が晴れ、自分が何を言おうとしていたのかを理解した瞬間、ディノッゾは膝から崩れ落ちた。
「……俺は、何を……」
自分の手を見る。震えていた。
あんなに可愛がっていた子供たちを、自分の気配だけで怯えさせてしまった。
「……すまねえ。俺は、どうかしてた」
ディノッゾは深く項垂れた。
セスティーナは、そんな彼の背中を優しく撫で、抱き寄せた。
「やはり、加護の力が強すぎるのです。貴方様の魂が、ドラゴンの因子の影響を受けて高揚しているのでしょう」
「……ああ。自分でも分かった。制御できねえ。ちょっと気を抜くと、全部壊したくなる」
ディノッゾは、弱々しく笑った。
「これじゃあ、帝国に行くどころの話じゃねえな。……セス、頼みがある」
「はい」
「王都に行くまで、俺に力の『抑制』を教えてくれ。……このままじゃ、俺は誰も守れねえ。ただの化け物になっちまう」
「ええ、喜んで」
セスティーナは、慈愛に満ちた瞳で頷いた。
「私がついています。必ず、貴方様なら乗りこなせますわ」
こうして、一行の旅の目的に、「力の抑制訓練」という重大な項目が追加されたのだった。
道中は順調だった。
左隣では、セスティーナが淑やかに座っているのだが……時折、俺が勘違いしてしまいそうな、熱っぽい視線をこちらに向けてくる。
そして右隣では、まるで実の娘のようなリリアが、俺の腕に頭を預けて、すやすやと眠っている。
(……参ったな。心臓に悪い)
ディノッゾは、額に滲む汗を拭った。
だが、この汗は、単に美女と娘の挟み撃ちによる緊張感のせいだけではない。
さっきから、体の奥底――心臓のあたりから、ドクドクと焼けるような熱さが湧き上がってくるのだ。
昨晩取り込んだ、あの「赤玉」。
ドラゴンの力が体の中で馴染むにつれて、得体の知れない「全能感」が膨れ上がっていくのを感じる。
「……ッ」
ディノッゾは、無意識に拳を握りしめた。
今の自分なら、何でもできる気がする。
馬車の車輪の音や、遠くでさえずる鳥の声、風の流れる音までが、鮮明に聞こえる。感覚が研ぎ澄まされすぎているのだ。
「ディノッゾ殿? 顔色が優れませんが……」
異変に気づいたセスティーナが、心配そうに覗き込んでくる。
「いや、なんでもねえ。……ちょっと、空気を吸いたいだけだ」
ちょうどその時、馬車が街道沿いから外れ、宿場町に向かう分岐路に差し掛かるタイミングで、小休憩のために停車した。
馬車を降りたディノッゾは、深呼吸をして熱を冷まそうとした。
だが、逆効果だった。
地に足をつけた瞬間、溢れる力が地面を通して伝わり、自分が世界そのものを踏みしめているような錯覚に陥った。
(俺は、強い。今の俺なら……誰にも負けねえ)
彼の視線が、ふと西の方角――帝国の在る方へと向いた。
(なんで俺は、王都なんかに行こうとしてるんだ? ジェスロに会う? 謁見? ……まどろっこしい)
思考が、急速に塗り替えられていく。
ドラゴンの持つ、凶暴な闘争本能が、理性を侵食し始めていた。
「……おい、セス」
ディノッゾは、馬車から降りてきたセスティーナに声をかけた。
その声は、いつもの温厚なものではなく、低く、ドスの効いたものだった。
「はい? いかがなさいました?」
セスティーナが小走りで近づいてくる。
ディノッゾは、ギラついた瞳で彼女を見下ろした。
「予定変更だ。俺は、今から帝国に行く」
「え……?」
セスティーナが目を丸くする。
「王都行きは中止だ。子供たちはアンタに任せる。俺は一人で帝国に乗り込んで、ヴァルハラの連中を……いや、帝国そのものに、俺の力を知らしめてやる」
ディノッゾの口元が、三日月形に吊り上がった。
「『ラストアタックごちそうさま』? そんな可愛い挨拶じゃ足りねえよな。あいつらの目の前で、この力を見せつけて、絶望のどん底に叩き落としてやる。……それが一番の『ケジメ』だろ?」
ドォンッ!
彼が感情を昂らせた瞬間、赤黒い魔力のオーラが体から噴き出し、周囲の砂埃を巻き上げた。
ただならぬ気配に、休憩していた「セブンスターズ」の子供たちが悲鳴を上げ、ポータも目を見開いて硬直する。
「ディノッゾ殿! おやめください!」
セスティーナが叫んだ。
「止めるな! アンタだって言ったろ、『貴方には復讐なんて似合わない』って。だから復讐じゃねえ。これは『教育』だ。俺が強者の理(ことわり)を教えてやるだけだ!」
完全に力に呑まれている。
昨晩の「復讐の、騒ぎ」とは違う。これは、強大すぎる力を得た者が陥る、精神の酩酊状態だ。
セスティーナは、恐怖に震える足を叱咤し、暴走するエネルギーの渦中へと飛び込んだ。
「目を覚ましてくださいッ!」
パァンッ!
乾いた音が響いた。
セスティーナが、ディノッゾの頬を両手で挟み込み、無理やり自分の顔を見させたのだ。
「……あ?」
ディノッゾの視線が、彼女の瞳と交差する。
そこには、聖騎士としての毅然とした光と、涙を堪える悲痛な色が混ざり合っていた。
「周りを……見てください!」
彼女の叫びに、ディノッゾはハッとして周囲を見た。
そこには、恐怖で顔を引きつらせ、震えているリオやカミラの姿があった。
いつも彼に懐いていた子供たちが、今はまるで怪物を前にしたかのように怯えている。
「……あ……」
「今の貴方様は、英雄ではありません。ただの、力に溺れた暴力の化身です!」
セスティーナは、涙ながらに訴えた。
「お願いです、戻ってきてください……! 私が好きになった貴方は、そんな顔で笑う人ではありませんでした!」
その言葉が、熱に侵された脳髄に冷水を浴びせた。
力が、スーッと引いていく。
視界にかかっていた赤い靄(もや)が晴れ、自分が何を言おうとしていたのかを理解した瞬間、ディノッゾは膝から崩れ落ちた。
「……俺は、何を……」
自分の手を見る。震えていた。
あんなに可愛がっていた子供たちを、自分の気配だけで怯えさせてしまった。
「……すまねえ。俺は、どうかしてた」
ディノッゾは深く項垂れた。
セスティーナは、そんな彼の背中を優しく撫で、抱き寄せた。
「やはり、加護の力が強すぎるのです。貴方様の魂が、ドラゴンの因子の影響を受けて高揚しているのでしょう」
「……ああ。自分でも分かった。制御できねえ。ちょっと気を抜くと、全部壊したくなる」
ディノッゾは、弱々しく笑った。
「これじゃあ、帝国に行くどころの話じゃねえな。……セス、頼みがある」
「はい」
「王都に行くまで、俺に力の『抑制』を教えてくれ。……このままじゃ、俺は誰も守れねえ。ただの化け物になっちまう」
「ええ、喜んで」
セスティーナは、慈愛に満ちた瞳で頷いた。
「私がついています。必ず、貴方様なら乗りこなせますわ」
こうして、一行の旅の目的に、「力の抑制訓練」という重大な項目が追加されたのだった。
48
あなたにおすすめの小説
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
なんか人類滅亡直前の世界で勇者召喚にて大ハズレみたいな顔をされた【弱体術師】の俺ですが、実は人生4周目にて過去には【勇者】の実績もある最強
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
ファンタジー
なんか人類滅亡直前の世界で勇者召喚にて大ハズレみたいな顔をされた【弱体術師】の俺ですが、実は人生4周目にて過去には【勇者】の実績もある銀河最強レベルの【調停者】
外れスキル【アイテム錬成】でSランクパーティを追放された俺、実は神の素材で最強装備を創り放題だったので、辺境で気ままな工房を開きます
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティで「外れスキル」と蔑まれ、雑用係としてこき使われていた錬金術師のアルト。ある日、リーダーの身勝手な失敗の責任を全て押し付けられ、無一文でパーティから追放されてしまう。
絶望の中、流れ着いた辺境の町で、彼は偶然にも伝説の素材【神の涙】を発見。これまで役立たずと言われたスキル【アイテム錬成】が、実は神の素材を扱える唯一無二のチート能力だと知る。
辺境で小さな工房を開いたアルトの元には、彼の作る規格外のアイテムを求めて、なぜか聖女や竜王(美少女の姿)まで訪れるようになり、賑やかで幸せな日々が始まる。
一方、アルトを失った元パーティは没落の一途を辿り、今更になって彼に復帰を懇願してくるが――。「もう、遅いんです」
これは、不遇だった青年が本当の居場所を見つける、ほのぼの工房ライフ&ときどき追放ざまぁファンタジー!
社会の底辺に落ちたオレが、国王に転生した異世界で、経済の知識を活かして富国強兵する、冒険コメディ
のらねこま(駒田 朗)
ファンタジー
リーマンショックで会社が倒産し、コンビニのバイトでなんとか今まで生きながらえてきた俺。いつものように眠りについた俺が目覚めた場所は異世界だった。俺は中世時代の若き国王アルフレッドとして目が覚めたのだ。ここは斜陽国家のアルカナ王国。産業は衰退し、国家財政は火の車。国外では敵対国家による侵略の危機にさらされ、国内では政権転覆を企む貴族から命を狙われる。
目覚めてすぐに俺の目の前に現れたのは、金髪美少女の妹姫キャサリン。天使のような姿に反して、実はとんでもなく騒がしいS属性の妹だった。やがて脳筋女戦士のレイラ、エルフ、すけべなドワーフも登場。そんな連中とバカ騒ぎしつつも、俺は魔法を習得し、内政を立て直し、徐々に無双国家への道を突き進むのだった。
ハズレ職業の料理人で始まった俺のVR冒険記、気づけば最強アタッカーに!ついでに、女の子とVチューバー始めました
グミ食べたい
ファンタジー
現実に疲れた俺が辿り着いたのは、自由度抜群のVRMMORPG『アナザーワールド・オンライン』。
選んだ職業は“料理人”。
だがそれは、戦闘とは無縁の完全な負け組職業だった。
地味な日々の中、レベル上げ中にネームドモンスター「猛き猪」が出現。
勝てないと判断したアタッカーはログアウトし、残されたのは三人だけ。
熊型獣人のタンク、ヒーラー、そして非戦闘職の俺。
絶体絶命の状況で包丁を構えた瞬間――料理スキルが覚醒し、常識外のダメージを叩き出す!
そこから始まる、料理人の大逆転。
ギルド設立、仲間との出会い、意外な秘密、そしてVチューバーとしての活動。
リアルでは無職、ゲームでは負け組。
そんな男が奇跡を起こしていくVRMMO物語。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる