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第4章

急げ

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 当夜は調理器具やテーブル、食材を出して朝食の用意を行動でお願いした。兵達には周辺の整理を。当夜はルナを伴い死体や、戦利品を回収しまくり、一時間位だろうか?ある程度見てから引き上げた。
 かなり凄惨な光景で痛みが激しい死体ばかりだった。

 当夜が戻ると朝食が始まり、兵達にクリーンを、掛けて回り、感謝されている。

 嫌な予感がするので、更なる検分は諦め、多くの者の死体を放置し、国境へ急ぎ向かいだした。

 結局生き残りはいなかったか、巧みに気配を消したかしているようで、生きた者を捕虜にできなかったのだ。

 当夜がおかしくなっている間にかなり進んでおり、今日もスピード優先で急いだのもあり、夕方に関所に着いた。しかしもぬけの殻だった。
 正しくは死体しかなかった。駐屯部隊は一方的にやられたようだ。

 多分当夜達を襲った勢力の者達が関所を突破し、ランベールからクルストへ兵を進めたのだろうと当夜は考えた。

 当夜達が関所を見ている間に兵達が馬の世話をしていた。後二時間位で街があるので、急ぎ向かうようにし、各馬車には人数分の弁当を渡した。皆言わずとも分かっている。ここを抜けた奴に追い付く必要がある。
 あの街には当夜達からの伝令待ちの9000名が待機している。おそらく、それを上回る人数が進軍してきていると判断し、急ぐ出発するのであった。当夜は他国の勢力図が分からないので単に第三勢力としか分からなかった。他の者はどの勢力の仕業か分かっていたりするのであった。
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