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第45話 緩和休暇の終わり
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翌日ダレンが目を覚ますと、隣でミズリアが寝息を立てていた。
やってしまったのか?と慌てて着衣を確認するも、ミズリアは寝間着を着ており、何故か自分も着ていた。
ホッと胸を撫で下ろすのは、他の女と違いミズリアに汚れのない美少女の存在を重ねていたからだ。もちろん幻想に過ぎないが、そういう存在と思っている。
顔を触るが、少し腫れている程度で、食事が少し辛いかも?程度に腫れが引いていた。
朧気にだが、頬に濡れたタオルを当ててくれていたと、膝枕されていたなと思い出した。
だから腫れがかなり引いているのだ。
ミズリアの頭を撫でる。
やはり綺麗で清楚系の顔立ちだ。
何でこんな女性が俺に惚れているのか?と今更ながらに思う。
昔ロッテンウル達を助けた中に確かに、小学生くらいの勇気ある女の子がいたのは覚えている。
完治したと思った配属艦での戦闘で負った傷口から血が出て、それを拭いてくれたのが彼女だった。
思い出すとこんなだったか?
・
・
・
「お、お兄ちゃん、痛くないの?」
「少しは痛いけど声を出すほどじゃないよ。出ている血ほどの痛みはないよ。服、俺の血で汚れてしまったな。でも助かるよ」
ダレンはハンカチで少女の額の汚れを拭いてやった。
確かに10年後は美女になっていそうな雰囲気があったし、ちらっと見た母親の顔は上品な美人だったな。
そう言えば母親はどうしたのだろうか?父親の話も聞かない。
そう言えばあの時のハンカチはどうしたっけな?
昔の事を思い出していると、ミズリアが目覚めたようだ。
「おはようございます!」
「悪かったな。怪我したのを介抱されたのは2度目だな」
「気にしないでください。私は近接戦闘がからっきしで、特にこうやって体を痛めつける意味が理解できないわ・・・。でも確かに分かるわ。その、荒くれ者の兵士と仲良くなるには最適だというのも。お馬鹿さんとか言っても、あの時貴方がテロリストを倒していく姿に体が熱くなったのよ」
「別に戦えなくても軍の任務、特に司令部の方は務まるさ。戦えないのと戦いを見て気が昂るのはまた別の話だからな。そう言えば頬を冷やしてくれて助かった。何もしてなければまだ喋る事が出来なかっただろう」
「でも今日は無理しないでくださいね?」
「そうだな。ただ、これから少し付き合ってくれ。俺は不死身?と思われなきゃならないから、もう元気溌剌だと見せなきゃならん。サポートをして欲しい。心配するなって。艦内をぐるっと回って飯食ったら寝るから。手合わせや組手は暫く休むからさ」
そう言って着替えてミズリアと艦内を回った。
司令官の姿ではなく、休暇中を表すジャージを着てだ。
もちろん戦闘警報が出れば関係ないが、重力ジャンプ中は通常3分の1から半数は休暇にする。休暇と言っても艦内で食事をする以上任務中と休暇中の者が混ざるので、休暇中の者はジャージを着る。
整備担当は作業服が制服代わりだから、軍服以外にしようとすると艦内の規律もあり、ジャージに統一している。
休暇中の者が自室以外へ出るのはジャージとしていたりとだ。
但し、仮装パーティーは別だ。
特別な日に色々な趣向を凝らした服に身を包む。
但し、あまりにも過激、特に性的にまずいのは駄目だ。
例えば乳首丸出しとか、紐パンなんてのだ。
中には裸にボディーペインティング手のもあるようだが、これは申請させている。
ミズリアと艦内を回っていると、途中からノリコとミカも加わり、相変わらずミカは俺の後ろを銃を持って歩く。
「おっ!もう歩けるんでやすか!」
「昨日の試合いまじすげかったっす!」
「ダレン様ぁ!凄かったわ!」
「旦那!次は俺もやりたいっす!」
ところどころ声をかけたり掛けられたりだ。
賭けてもよいが、重力ジャンプから離脱すると全艦に映像が拡散するのだろうと思いつつ、皆に昨日の今日で元気なことをアピールしつつ食堂に。
6人掛けのテーブルにミカとノリコに挟まれる形だ。
ノリコとミズリアが食事を取りに行ったが、ダレンはミカに押さえられ大人しくさせられていた。
そして、ミカとノリコにア~ンをされていた。
休暇中の行動は余程のことがない限り大目に見られる。
特に男女がいちゃいちゃするのは、キスをしたり胸を触るなど、明らかに性的な刺激のある内容は部屋でやれ!となる。
しかし、ア~ンは最近流行っているようで、隣のテーブるのカップルがしているのを見たノリコが真似てやり出した。
そうやって戦士の穏やか?な休息日は終わる。
因みにダレンがミズリア達を抱かないのは妊娠を警戒してだ。
避妊具の数はそう多くない。
寄港すると必ず一定量が補給される。【黙認されるが各艦の艦長達が発注を許可していないにも関わらずだ】
しかし、今は補給の宛がなく、避妊具も1人頭何個と決めて配給されたようだ。
高値で取引されていると噂があり、個人売買は自由だが、値段の規制を考えていた。
そうして重力ジャンプから離脱する日までの短いリフレッシュ期間が過ぎていった。
やってしまったのか?と慌てて着衣を確認するも、ミズリアは寝間着を着ており、何故か自分も着ていた。
ホッと胸を撫で下ろすのは、他の女と違いミズリアに汚れのない美少女の存在を重ねていたからだ。もちろん幻想に過ぎないが、そういう存在と思っている。
顔を触るが、少し腫れている程度で、食事が少し辛いかも?程度に腫れが引いていた。
朧気にだが、頬に濡れたタオルを当ててくれていたと、膝枕されていたなと思い出した。
だから腫れがかなり引いているのだ。
ミズリアの頭を撫でる。
やはり綺麗で清楚系の顔立ちだ。
何でこんな女性が俺に惚れているのか?と今更ながらに思う。
昔ロッテンウル達を助けた中に確かに、小学生くらいの勇気ある女の子がいたのは覚えている。
完治したと思った配属艦での戦闘で負った傷口から血が出て、それを拭いてくれたのが彼女だった。
思い出すとこんなだったか?
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「お、お兄ちゃん、痛くないの?」
「少しは痛いけど声を出すほどじゃないよ。出ている血ほどの痛みはないよ。服、俺の血で汚れてしまったな。でも助かるよ」
ダレンはハンカチで少女の額の汚れを拭いてやった。
確かに10年後は美女になっていそうな雰囲気があったし、ちらっと見た母親の顔は上品な美人だったな。
そう言えば母親はどうしたのだろうか?父親の話も聞かない。
そう言えばあの時のハンカチはどうしたっけな?
昔の事を思い出していると、ミズリアが目覚めたようだ。
「おはようございます!」
「悪かったな。怪我したのを介抱されたのは2度目だな」
「気にしないでください。私は近接戦闘がからっきしで、特にこうやって体を痛めつける意味が理解できないわ・・・。でも確かに分かるわ。その、荒くれ者の兵士と仲良くなるには最適だというのも。お馬鹿さんとか言っても、あの時貴方がテロリストを倒していく姿に体が熱くなったのよ」
「別に戦えなくても軍の任務、特に司令部の方は務まるさ。戦えないのと戦いを見て気が昂るのはまた別の話だからな。そう言えば頬を冷やしてくれて助かった。何もしてなければまだ喋る事が出来なかっただろう」
「でも今日は無理しないでくださいね?」
「そうだな。ただ、これから少し付き合ってくれ。俺は不死身?と思われなきゃならないから、もう元気溌剌だと見せなきゃならん。サポートをして欲しい。心配するなって。艦内をぐるっと回って飯食ったら寝るから。手合わせや組手は暫く休むからさ」
そう言って着替えてミズリアと艦内を回った。
司令官の姿ではなく、休暇中を表すジャージを着てだ。
もちろん戦闘警報が出れば関係ないが、重力ジャンプ中は通常3分の1から半数は休暇にする。休暇と言っても艦内で食事をする以上任務中と休暇中の者が混ざるので、休暇中の者はジャージを着る。
整備担当は作業服が制服代わりだから、軍服以外にしようとすると艦内の規律もあり、ジャージに統一している。
休暇中の者が自室以外へ出るのはジャージとしていたりとだ。
但し、仮装パーティーは別だ。
特別な日に色々な趣向を凝らした服に身を包む。
但し、あまりにも過激、特に性的にまずいのは駄目だ。
例えば乳首丸出しとか、紐パンなんてのだ。
中には裸にボディーペインティング手のもあるようだが、これは申請させている。
ミズリアと艦内を回っていると、途中からノリコとミカも加わり、相変わらずミカは俺の後ろを銃を持って歩く。
「おっ!もう歩けるんでやすか!」
「昨日の試合いまじすげかったっす!」
「ダレン様ぁ!凄かったわ!」
「旦那!次は俺もやりたいっす!」
ところどころ声をかけたり掛けられたりだ。
賭けてもよいが、重力ジャンプから離脱すると全艦に映像が拡散するのだろうと思いつつ、皆に昨日の今日で元気なことをアピールしつつ食堂に。
6人掛けのテーブルにミカとノリコに挟まれる形だ。
ノリコとミズリアが食事を取りに行ったが、ダレンはミカに押さえられ大人しくさせられていた。
そして、ミカとノリコにア~ンをされていた。
休暇中の行動は余程のことがない限り大目に見られる。
特に男女がいちゃいちゃするのは、キスをしたり胸を触るなど、明らかに性的な刺激のある内容は部屋でやれ!となる。
しかし、ア~ンは最近流行っているようで、隣のテーブるのカップルがしているのを見たノリコが真似てやり出した。
そうやって戦士の穏やか?な休息日は終わる。
因みにダレンがミズリア達を抱かないのは妊娠を警戒してだ。
避妊具の数はそう多くない。
寄港すると必ず一定量が補給される。【黙認されるが各艦の艦長達が発注を許可していないにも関わらずだ】
しかし、今は補給の宛がなく、避妊具も1人頭何個と決めて配給されたようだ。
高値で取引されていると噂があり、個人売買は自由だが、値段の規制を考えていた。
そうして重力ジャンプから離脱する日までの短いリフレッシュ期間が過ぎていった。
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