31 / 129
本編
30:魔術師失踪事件
ヘンリー曰く、ここ5年ほど、毎年のようにこの時期になると魔術師が数名が姿を消すらしい。
その年により数は異なるものの、失踪者は皆、ある日突然何の前触れもなくいなくなるそうだ。
特別何かに悩んでいたということもなく、何か人生に絶望するような出来事があったわけでもなく…ある日突然消える魔術師たち。
その失踪者には3つの共通点があるらしく、ハディスは一本ずつ指を立てシャロンにその共通点を語った。
一つめは、ライセンスがC級の魔術師。
二つめは、年齢は30歳以下。
そして三つめは、血液型がA B型の魔術師。
「性別関係なく、全ての失踪者はこの条件に当てはまる。1つめと2つめの共通点だけ見れば偶然と言えなくもないが…」
狙ったように同じ血液型の人間がいなくなるのは、偶然にしては出来すぎている。ハディスはそう呟いた。
「そして先日、妻が王宮内で行方不明者の一人が倒れている姿を見たそうだ」
「妃殿下が?」
「ああ。王宮の一番東の区画の近くで見たらしい」
東の区画は建物の老朽化により5年ほど前から立ち入り禁止になっている区画で、妃はその近くで血が抜かれたように青白い顔をした女の魔術師を見たらしい。
お付きの侍女が確認したが、脈はなく息もしておらず、妃はそのお付きの侍女とともに急いで人を呼びに行ったそうだ。
「だが、戻った頃には魔術師の姿はなかったらしい」
ヘンリーの顔は一気に険しくなった。
この話を聞いた彼はすぐに王へと進言したが、結局死体は見つかっていないために『妃が幻覚でも見たのだろう』と素気無くあしらわれたそうだ。
「お付きの者もはっきりとその目で見たと言っている。その場に死体があったのは間違いないんだ。それに…あの日以来、妻はずっと誰かに見られている気がすると言っている」
ヘンリーの眉間の皺がぐっと深くなる。
「…それは、つまり」
「そう、誰かが妃殿下の命を狙っていると言うことだ」
「だから今日妃殿下はお越しになっていないのですね」
夜会の主催は王太子夫妻なのに、王太子妃は急遽欠席となっていたのはこのせいだったようだ。
どこに危険が潜んでいるかわからない今、彼女は体調不良のために静養するという名目で離宮に居を移しているらしい。
シャロンは精神的に参っている妃のそばにいなくて大丈夫なのかと思ったが、警備は腕の立つ近衛騎士で万全に固めているし、食事には細心の注意を払っているので今のところは問題ないヘンリーは話した。
「だがいつまでもこの状態が続くのは妻の心情を考えてもそうだが、何より国としても良いとは思えない。しかし何故か陛下から捜査の許可が降りなくてね。勝手に動けないんだよ」
本来、貴族や魔術師のような身分の人間の失踪や殺人などの事件は『特務警察隊』の管轄である。だが、許可が降りなければ彼らは調べることができない。
シャロンはなるほど、と呟いた。
「妃殿下が狙われている以上、事は一刻を争う。しかし、陛下の許可が降りないと大々的に操作ができない上に、魔術師失踪の件を公にもできない。この状況下で事件を解決に導くには信頼できる人間を集めて秘密裏に捜査本部を設置するしかない」
妹の指摘にハディスは無言で頷いた。
「だから気の置けない友人でもある騎士団長にも協力を仰ごうと言うわけですか?近衛騎士団なら殿下のそばにいても違和感ありませんものね」
「さすがだね。賢い女性、俺は好きだよ」
「ありがとうございます」
ヘンリーは感心したように眉尻を下げる。
まだまだ賢い女は厭われることも多い世の中でこの褒め言葉は貴重なので、シャロンは素直にそれを受け取った。
「さて、君はこの事件をどう考える?」
ヘンリーの問いかけにシャロンは人差し指を口元に当て、首を傾げて目を閉じた。
そして、うーんと数秒思考を巡らせる。
「この話だけではなんとも言えませんが…とりあえず衝動的な犯行でないのは確かですよね」
行方不明者に不自然な共通点があることを踏まえると、犯人は明らかにターゲットを事前に選んでいる。計画的な反抗だ。
「あとは、事件が王宮内で起きている可能性が高いという事。それと、同じ血液型の魔術師が狙われたということは少なくとも魔術師の血液型を知る事のできる人物は関与していると考えられますよね…」
普通の人間にとって、他人の血液型など興味がなければどうでも良い事だ。
知りたければ本人の口から聞けば良い話だが、犯人がわざわざ魔術師に聞いて周ってターゲットを選んでいると考えるには、やり方が非効率。
普通に考えても、名簿等の何かの資料を見てターゲットを決めたと仮定する方が正しいだろう。
だとするならば、事前にターゲットの個人情報を入手できる人物だ。
しかし国にとって魔術師は貴重な兵器であり、使い勝手の良い道具。そんな貴重な存在は、そのパーソナルデータさえも厳重に管理されている。閲覧するには申請する必要があるが、申請すれば足がつく。
そんな事もわからない人間が死体すら出ない事件を起こせるだろうか。
シャロンはぱちっと目を開けた。
「許可なく魔術師の個人情報が閲覧可能な人物ってどのくらいいますか?」
「申請が必要ない人物は大臣クラスの貴族、王族…それと…」
ヘンリーはそこまで言って、ハディスの方を見る。ハディスは気まずそうに目を伏せた。
「宮廷医師、ですわね?」
ヘンリーの言葉の続きを待たずに、シャロンは答えを当てる。
「だから私にも話しておくべきとおっしゃったのですね」
「そういうことだ。だが勘違いしないでくれ。俺は君の家族を疑っているわけじゃない」
ただ容疑者として外すわけにもいかない。
シャロンは「わかっているから大丈夫だ」と答えた。
「父は医師であることに誇りを持っています。人を殺めるなんてするはずがありませんわ」
「俺もそう思う」
宮廷の医師であるジルフォード侯爵にはよく世話になっているヘンリーは、彼がそんな人間でないことを知っている。
「事件はおそらく宮廷内で起きている。そして容疑者は高貴な身の上の者か、もしくは宮廷医師だ。そしてどういうわけか、捜査を拒んでいる陛下とその周辺」
どうにもきな臭いとヘンリーは困ったように笑った。
「シャロン。今後、公爵だけでなく君にも助言を乞うかもしれないが良いかな?」
ヘンリーは真剣な眼差しでシャロンを見た。
シャロンはスカートの裾を掴み、頭を下げる。
「仰せのままに」
その年により数は異なるものの、失踪者は皆、ある日突然何の前触れもなくいなくなるそうだ。
特別何かに悩んでいたということもなく、何か人生に絶望するような出来事があったわけでもなく…ある日突然消える魔術師たち。
その失踪者には3つの共通点があるらしく、ハディスは一本ずつ指を立てシャロンにその共通点を語った。
一つめは、ライセンスがC級の魔術師。
二つめは、年齢は30歳以下。
そして三つめは、血液型がA B型の魔術師。
「性別関係なく、全ての失踪者はこの条件に当てはまる。1つめと2つめの共通点だけ見れば偶然と言えなくもないが…」
狙ったように同じ血液型の人間がいなくなるのは、偶然にしては出来すぎている。ハディスはそう呟いた。
「そして先日、妻が王宮内で行方不明者の一人が倒れている姿を見たそうだ」
「妃殿下が?」
「ああ。王宮の一番東の区画の近くで見たらしい」
東の区画は建物の老朽化により5年ほど前から立ち入り禁止になっている区画で、妃はその近くで血が抜かれたように青白い顔をした女の魔術師を見たらしい。
お付きの侍女が確認したが、脈はなく息もしておらず、妃はそのお付きの侍女とともに急いで人を呼びに行ったそうだ。
「だが、戻った頃には魔術師の姿はなかったらしい」
ヘンリーの顔は一気に険しくなった。
この話を聞いた彼はすぐに王へと進言したが、結局死体は見つかっていないために『妃が幻覚でも見たのだろう』と素気無くあしらわれたそうだ。
「お付きの者もはっきりとその目で見たと言っている。その場に死体があったのは間違いないんだ。それに…あの日以来、妻はずっと誰かに見られている気がすると言っている」
ヘンリーの眉間の皺がぐっと深くなる。
「…それは、つまり」
「そう、誰かが妃殿下の命を狙っていると言うことだ」
「だから今日妃殿下はお越しになっていないのですね」
夜会の主催は王太子夫妻なのに、王太子妃は急遽欠席となっていたのはこのせいだったようだ。
どこに危険が潜んでいるかわからない今、彼女は体調不良のために静養するという名目で離宮に居を移しているらしい。
シャロンは精神的に参っている妃のそばにいなくて大丈夫なのかと思ったが、警備は腕の立つ近衛騎士で万全に固めているし、食事には細心の注意を払っているので今のところは問題ないヘンリーは話した。
「だがいつまでもこの状態が続くのは妻の心情を考えてもそうだが、何より国としても良いとは思えない。しかし何故か陛下から捜査の許可が降りなくてね。勝手に動けないんだよ」
本来、貴族や魔術師のような身分の人間の失踪や殺人などの事件は『特務警察隊』の管轄である。だが、許可が降りなければ彼らは調べることができない。
シャロンはなるほど、と呟いた。
「妃殿下が狙われている以上、事は一刻を争う。しかし、陛下の許可が降りないと大々的に操作ができない上に、魔術師失踪の件を公にもできない。この状況下で事件を解決に導くには信頼できる人間を集めて秘密裏に捜査本部を設置するしかない」
妹の指摘にハディスは無言で頷いた。
「だから気の置けない友人でもある騎士団長にも協力を仰ごうと言うわけですか?近衛騎士団なら殿下のそばにいても違和感ありませんものね」
「さすがだね。賢い女性、俺は好きだよ」
「ありがとうございます」
ヘンリーは感心したように眉尻を下げる。
まだまだ賢い女は厭われることも多い世の中でこの褒め言葉は貴重なので、シャロンは素直にそれを受け取った。
「さて、君はこの事件をどう考える?」
ヘンリーの問いかけにシャロンは人差し指を口元に当て、首を傾げて目を閉じた。
そして、うーんと数秒思考を巡らせる。
「この話だけではなんとも言えませんが…とりあえず衝動的な犯行でないのは確かですよね」
行方不明者に不自然な共通点があることを踏まえると、犯人は明らかにターゲットを事前に選んでいる。計画的な反抗だ。
「あとは、事件が王宮内で起きている可能性が高いという事。それと、同じ血液型の魔術師が狙われたということは少なくとも魔術師の血液型を知る事のできる人物は関与していると考えられますよね…」
普通の人間にとって、他人の血液型など興味がなければどうでも良い事だ。
知りたければ本人の口から聞けば良い話だが、犯人がわざわざ魔術師に聞いて周ってターゲットを選んでいると考えるには、やり方が非効率。
普通に考えても、名簿等の何かの資料を見てターゲットを決めたと仮定する方が正しいだろう。
だとするならば、事前にターゲットの個人情報を入手できる人物だ。
しかし国にとって魔術師は貴重な兵器であり、使い勝手の良い道具。そんな貴重な存在は、そのパーソナルデータさえも厳重に管理されている。閲覧するには申請する必要があるが、申請すれば足がつく。
そんな事もわからない人間が死体すら出ない事件を起こせるだろうか。
シャロンはぱちっと目を開けた。
「許可なく魔術師の個人情報が閲覧可能な人物ってどのくらいいますか?」
「申請が必要ない人物は大臣クラスの貴族、王族…それと…」
ヘンリーはそこまで言って、ハディスの方を見る。ハディスは気まずそうに目を伏せた。
「宮廷医師、ですわね?」
ヘンリーの言葉の続きを待たずに、シャロンは答えを当てる。
「だから私にも話しておくべきとおっしゃったのですね」
「そういうことだ。だが勘違いしないでくれ。俺は君の家族を疑っているわけじゃない」
ただ容疑者として外すわけにもいかない。
シャロンは「わかっているから大丈夫だ」と答えた。
「父は医師であることに誇りを持っています。人を殺めるなんてするはずがありませんわ」
「俺もそう思う」
宮廷の医師であるジルフォード侯爵にはよく世話になっているヘンリーは、彼がそんな人間でないことを知っている。
「事件はおそらく宮廷内で起きている。そして容疑者は高貴な身の上の者か、もしくは宮廷医師だ。そしてどういうわけか、捜査を拒んでいる陛下とその周辺」
どうにもきな臭いとヘンリーは困ったように笑った。
「シャロン。今後、公爵だけでなく君にも助言を乞うかもしれないが良いかな?」
ヘンリーは真剣な眼差しでシャロンを見た。
シャロンはスカートの裾を掴み、頭を下げる。
「仰せのままに」
あなたにおすすめの小説
全てを捨てて、わたしらしく生きていきます。
彩華(あやはな)
恋愛
3年前にリゼッタお姉様が風邪で死んだ後、お姉様の婚約者であるバルト様と結婚したわたし、サリーナ。バルト様はお姉様の事を愛していたため、わたしに愛情を向けることはなかった。じっと耐えた3年間。でも、人との出会いはわたしを変えていく。自由になるために全てを捨てる覚悟を決め、わたしはわたしらしく生きる事を決意する。
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
逆行転生、一度目の人生で婚姻を誓い合った王子は私を陥れた双子の妹を選んだので、二度目は最初から妹へ王子を譲りたいと思います。
みゅー
恋愛
アリエルは幼い頃に婚姻の約束をした王太子殿下に舞踏会で会えることを誰よりも待ち望んでいた。
ところが久しぶりに会った王太子殿下はなぜかアリエルを邪険に扱った挙げ句、双子の妹であるアラベルを選んだのだった。
失意のうちに過ごしているアリエルをさらに災難が襲う。思いもよらぬ人物に陥れられ国宝である『ティアドロップ・オブ・ザ・ムーン』の窃盗の罪を着せられアリエルは疑いを晴らすことができずに処刑されてしまうのだった。
ところが、気がつけば自分の部屋のベッドの上にいた。
こうして逆行転生したアリエルは、自身の処刑回避のため王太子殿下との婚約を避けることに決めたのだが、なぜか王太子殿下はアリエルに関心をよせ……。
二人が一度は失った信頼を取り戻し、心を近づけてゆく恋愛ストーリー。
病めるときも健やかなるときも、お前だけは絶対許さないからなマジで
あだち
恋愛
ペルラ伯爵家の跡取り娘・フェリータの婚約者が、王女様に横取りされた。どうやら、伯爵家の天敵たるカヴァリエリ家の当主にして王女の側近・ロレンツィオが、裏で糸を引いたという。
怒り狂うフェリータは、大事な婚約者を取り返したい一心で、祝祭の日に捨て身の行動に出た。
……それが結果的に、にっくきロレンツィオ本人と結婚することに結びつくとも知らず。
***
『……いやホントに許せん。今更言えるか、実は前から好きだったなんて』
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
結婚5年目の仮面夫婦ですが、そろそろ限界のようです!?
宮永レン
恋愛
没落したアルブレヒト伯爵家を援助すると声をかけてきたのは、成り上がり貴族と呼ばれるヴィルジール・シリングス子爵。援助の条件とは一人娘のミネットを妻にすること。
ミネットは形だけの結婚を申し出るが、ヴィルジールからは仕事に支障が出ると困るので外では仲の良い夫婦を演じてほしいと告げられる。
仮面夫婦としての生活を続けるうちに二人の心には変化が生まれるが……
元侯爵令嬢は冷遇を満喫する
cyaru
恋愛
第三王子の不貞による婚約解消で王様に拝み倒され、渋々嫁いだ侯爵令嬢のエレイン。
しかし教会で結婚式を挙げた後、夫の口から開口一番に出た言葉は
「王命だから君を娶っただけだ。愛してもらえるとは思わないでくれ」
夫となったパトリックの側には長年の恋人であるリリシア。
自分もだけど、向こうだってわたくしの事は見たくも無いはず!っと早々の別居宣言。
お互いで交わす契約書にほっとするパトリックとエレイン。ほくそ笑む愛人リリシア。
本宅からは屋根すら見えない別邸に引きこもりお1人様生活を満喫する予定が・・。
※専門用語は出来るだけ注釈をつけますが、作者が専門用語だと思ってない専門用語がある場合があります
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。