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29:ジェレミーと母親(1)
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結論から言うと、キースの心配は杞憂では終わらなかった。彼が駆けつけた時にはすでに皇后と第二皇子が顔を合わせていた。
どうやら、温室から出たところで鉢合わせてしまったらしい。護衛の騎士たちがあたふたとしている。
「ジェレミー殿下! ハイネ嬢! 申し訳ありません!」
「クライン卿……」
キースはジェレミーたちの前に立ち、『すぐに移動します』と皇后の侍女たちに深く頭を下げた。
しかし、もう遅い。皇后は二人目の息子の姿をすでにその目に入れていた。
「あ……、ああ……!!」
大きく目を見開き、化け物を見たかのように怯えた様子で後退りする皇后。小石に躓いた彼女は悲鳴をあげ、その場に尻餅をついた。
侍女たちがすかさず皇后の前に立ち、ジェレミーを睨みつける。
「クライン卿! これはどういうことですか!?」
「なぜ殿下がこちらにいらっしゃるのです!?」
「殿下! クレア様の前に姿を見せてはいけないとあれほどお伝えしたではありませんか!」
「殿下は母君を苦しめたいのですか!?」
「早くここから立ち去ってください! さあ! 今すぐに!!」
口々にジェレミーを責める侍女たち。確認を怠ったのはそちらの方なのに、とキースは奥歯を噛み締めた。
そもそも、今から皇后が外に出られるという連絡を寄越しもしないくせに、一体どうしろと言うのだ。連絡の一つでもくれれば、キースだってジェレミーを宮に引きこもらせることも出来たはずだ。
そう思いながらも、それを口に出せる立場ではない彼は、ただ『申し訳ございません』と頭を下げるしかない。
(殿下……)
ジェレミーは母親の姿を凝視したまま、まるで氷漬けにされたかのように硬直したまま動かない。自分が指先一つでも動かせば、皇后がどんな風にパニックを起こすか予想がつかないのだ。動こうにも、下手に動けば今以上に皇后を追い詰めてしまう可能性もある。
ジェレミーは誰にも聞こえないくらいの声で、小さく『母様』と呟いた。
するとリリアンは彼の手をぎゅっと握った。そしてキースを下がらせて一歩前へ出る。
騒がしくジェレミーを責める皇后の侍女たちを黙らせるため、カンっとヒールを慣らして。
「無礼が過ぎますよ、ご夫人方」
腹の底に響く声。強い怒りを孕んだその声色に、皇后の侍女たちは一瞬にして静かになった。
リリアンは侍女たちを睨みつけると、また一歩二歩と前に踏み出した。侍女たちは肩を強張らせてスッと後ろに下がる。
モーゼの十戒のように、自然と道が開けた。
開けた視界のその先には、誰にも寄り添われていない皇后がひとり、身を守るように自身の肩を抱きしめて怯えていた。
そう、これが現実だ。
侍女たちは主人を守るふりをして、ジェレミーでストレス発散させているだけ。誰一人として主人を想っていない。
リリアンはこの状況が腹立たしく、小さく舌打ちした。そしてすぐさま皇后に駆け寄り、彼女の口元にハンカチを当てて背中をさする。
「大丈夫ですよ、皇后様。ゆっくり深呼吸してください。ほら、吸ってー吐いてー」
「ちがうの! ちがうのよ!! ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! 私、わからなくて! でも、私、あの人だって思ってたから、分からなくて……っ!!」
「皇后様。大丈夫ですよ。誰もあなたを責めていません。大丈夫。落ち着いてください」
優しい声色で、癇癪を起こす幼児をあやすように、リリアンは皇后に話しかける。その様子を、侍女たちは呆然と眺めていた。
すると、そこに青い顔をしたヨハネスが走ってきた。
状況を聞いて慌てて駆けつけたのだろう。衣服が乱れている。
「何をしている!?」
「ヨハネス殿下……」
「お前たちは何を呆然としている!?早く侍医を呼んでこい!」
「は、はい!!」
ヨハネスに厳しく叱責された侍女の一人は急いで侍医を呼びに走った。
「母上! 大丈夫ですか!?」
「ヨハン……?」
「はい。ヨハンです、母上」
「ヨハン……、ああ、ヨハネス。私の息子……」
「はい、貴女の息子です」
「そうよね、良かった……。私の息子は貴方だけよ、ヨハン……」
ヨハネスの顔を見て落ち着きを取り戻したのか、皇后は安堵の表情を浮かべてそう言った。
自分の息子は彼一人なのだと。
その言葉に、ヨハネスは体の芯が冷たく凍えていくような感覚を味わった。
『違う。もう一人いる』。そう言ってしまいたい気持ちはあれど、母のことを思うとそう出来ない。彼は母の言葉を聞き流した。
「……」
「……」
キースは悲痛な表情でジェレミーを見た。ジェレミーは無表情のまま、ただジッと母親を見下ろしていた。
もしかすると、本人でさえも、ここで何も言わないのが最善だと思っているのかもしれない。
すると、リリアンが徐に口を開いた。
「もう一人、いらっしゃいますよ。皇后さま」
その発言に周囲の空気がビリつく。皆の視線は、一斉にリリアンへと集まった。
侍女の中からは『余計なことを言うな』と怒号が飛ぶ。だが、リリアンが鋭く睨みつけるとすぐに顔を伏せて口を閉ざした。
さすがはハイネ家の女だ。それほどまでに、彼女の睨みは怖いらしい。
リリアンは皇后と目を合わせると、ニコッと微笑んだ。
「いない。いないわ……。私にはヨハンしかいない」
「いいえ、います。陛下にとてもよく似た男の子です」
「……陛下、に?」
「はい。彼は、特に笑った顔が陛下にそっくりなんですよ? 顔をクシャっとして笑うんです。特に楽しい気分の時。陛下もそんな顔をして笑う時がありますでしょう?」
そう言われた皇后は目を大きく見開いた。その瞳はとても困惑しているようだった。
おそらく、今の彼女にもう1人の息子のことを伝えるのは間違っているのだろう。彼女の心の安寧を願うのならば、何も言わないべきだ。
しかし、リリアンはもう耐えられなかった。
「とても可愛い貴女の息子です、皇后様。いつかで良いので貴女の瞳に、彼も映してあげてくださいね」
声を震わせながら、リリアンは皇后にそう告げた。
そして、血相を欠いてかけてきた侍医に彼女を任せると、無言でジェレミーの手を掴み、早足で温室を後にした。
どうやら、温室から出たところで鉢合わせてしまったらしい。護衛の騎士たちがあたふたとしている。
「ジェレミー殿下! ハイネ嬢! 申し訳ありません!」
「クライン卿……」
キースはジェレミーたちの前に立ち、『すぐに移動します』と皇后の侍女たちに深く頭を下げた。
しかし、もう遅い。皇后は二人目の息子の姿をすでにその目に入れていた。
「あ……、ああ……!!」
大きく目を見開き、化け物を見たかのように怯えた様子で後退りする皇后。小石に躓いた彼女は悲鳴をあげ、その場に尻餅をついた。
侍女たちがすかさず皇后の前に立ち、ジェレミーを睨みつける。
「クライン卿! これはどういうことですか!?」
「なぜ殿下がこちらにいらっしゃるのです!?」
「殿下! クレア様の前に姿を見せてはいけないとあれほどお伝えしたではありませんか!」
「殿下は母君を苦しめたいのですか!?」
「早くここから立ち去ってください! さあ! 今すぐに!!」
口々にジェレミーを責める侍女たち。確認を怠ったのはそちらの方なのに、とキースは奥歯を噛み締めた。
そもそも、今から皇后が外に出られるという連絡を寄越しもしないくせに、一体どうしろと言うのだ。連絡の一つでもくれれば、キースだってジェレミーを宮に引きこもらせることも出来たはずだ。
そう思いながらも、それを口に出せる立場ではない彼は、ただ『申し訳ございません』と頭を下げるしかない。
(殿下……)
ジェレミーは母親の姿を凝視したまま、まるで氷漬けにされたかのように硬直したまま動かない。自分が指先一つでも動かせば、皇后がどんな風にパニックを起こすか予想がつかないのだ。動こうにも、下手に動けば今以上に皇后を追い詰めてしまう可能性もある。
ジェレミーは誰にも聞こえないくらいの声で、小さく『母様』と呟いた。
するとリリアンは彼の手をぎゅっと握った。そしてキースを下がらせて一歩前へ出る。
騒がしくジェレミーを責める皇后の侍女たちを黙らせるため、カンっとヒールを慣らして。
「無礼が過ぎますよ、ご夫人方」
腹の底に響く声。強い怒りを孕んだその声色に、皇后の侍女たちは一瞬にして静かになった。
リリアンは侍女たちを睨みつけると、また一歩二歩と前に踏み出した。侍女たちは肩を強張らせてスッと後ろに下がる。
モーゼの十戒のように、自然と道が開けた。
開けた視界のその先には、誰にも寄り添われていない皇后がひとり、身を守るように自身の肩を抱きしめて怯えていた。
そう、これが現実だ。
侍女たちは主人を守るふりをして、ジェレミーでストレス発散させているだけ。誰一人として主人を想っていない。
リリアンはこの状況が腹立たしく、小さく舌打ちした。そしてすぐさま皇后に駆け寄り、彼女の口元にハンカチを当てて背中をさする。
「大丈夫ですよ、皇后様。ゆっくり深呼吸してください。ほら、吸ってー吐いてー」
「ちがうの! ちがうのよ!! ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! 私、わからなくて! でも、私、あの人だって思ってたから、分からなくて……っ!!」
「皇后様。大丈夫ですよ。誰もあなたを責めていません。大丈夫。落ち着いてください」
優しい声色で、癇癪を起こす幼児をあやすように、リリアンは皇后に話しかける。その様子を、侍女たちは呆然と眺めていた。
すると、そこに青い顔をしたヨハネスが走ってきた。
状況を聞いて慌てて駆けつけたのだろう。衣服が乱れている。
「何をしている!?」
「ヨハネス殿下……」
「お前たちは何を呆然としている!?早く侍医を呼んでこい!」
「は、はい!!」
ヨハネスに厳しく叱責された侍女の一人は急いで侍医を呼びに走った。
「母上! 大丈夫ですか!?」
「ヨハン……?」
「はい。ヨハンです、母上」
「ヨハン……、ああ、ヨハネス。私の息子……」
「はい、貴女の息子です」
「そうよね、良かった……。私の息子は貴方だけよ、ヨハン……」
ヨハネスの顔を見て落ち着きを取り戻したのか、皇后は安堵の表情を浮かべてそう言った。
自分の息子は彼一人なのだと。
その言葉に、ヨハネスは体の芯が冷たく凍えていくような感覚を味わった。
『違う。もう一人いる』。そう言ってしまいたい気持ちはあれど、母のことを思うとそう出来ない。彼は母の言葉を聞き流した。
「……」
「……」
キースは悲痛な表情でジェレミーを見た。ジェレミーは無表情のまま、ただジッと母親を見下ろしていた。
もしかすると、本人でさえも、ここで何も言わないのが最善だと思っているのかもしれない。
すると、リリアンが徐に口を開いた。
「もう一人、いらっしゃいますよ。皇后さま」
その発言に周囲の空気がビリつく。皆の視線は、一斉にリリアンへと集まった。
侍女の中からは『余計なことを言うな』と怒号が飛ぶ。だが、リリアンが鋭く睨みつけるとすぐに顔を伏せて口を閉ざした。
さすがはハイネ家の女だ。それほどまでに、彼女の睨みは怖いらしい。
リリアンは皇后と目を合わせると、ニコッと微笑んだ。
「いない。いないわ……。私にはヨハンしかいない」
「いいえ、います。陛下にとてもよく似た男の子です」
「……陛下、に?」
「はい。彼は、特に笑った顔が陛下にそっくりなんですよ? 顔をクシャっとして笑うんです。特に楽しい気分の時。陛下もそんな顔をして笑う時がありますでしょう?」
そう言われた皇后は目を大きく見開いた。その瞳はとても困惑しているようだった。
おそらく、今の彼女にもう1人の息子のことを伝えるのは間違っているのだろう。彼女の心の安寧を願うのならば、何も言わないべきだ。
しかし、リリアンはもう耐えられなかった。
「とても可愛い貴女の息子です、皇后様。いつかで良いので貴女の瞳に、彼も映してあげてくださいね」
声を震わせながら、リリアンは皇后にそう告げた。
そして、血相を欠いてかけてきた侍医に彼女を任せると、無言でジェレミーの手を掴み、早足で温室を後にした。
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