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三章 女以上に女
第十四話 豪腕に抱かれて
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ギィー、バタン。
鈍い蝶番の甲高い悲鳴が、さっきの動画の声を一瞬だけ彷彿させた。暗くて寒い玄関に、二人して佇む。妙に狭く感じたのは、代理が大柄すぎるためだった。
スンスン、と頭の上にて、鼻を鳴らす音が聞こえる。
「ええなぁ。女が一人で生活している部屋の匂いやぁ」
ゾワッとする一言のはずが、なぜか耳が熱くなり、鼓動がわずかに早まる。
――そ、それにしても、思わず部屋へとあげてしまったけれども、この後、どう、すれば? そもそも、今日のはそんなに疲れる業務では無かったし――。
グニ、グニン。
「うっ、え?」
突然、スーツの上から二の腕を揉まれる。強靭で大きなその手からすれば、まるで細枝を掴むみたいだった。ちょっと力を込めれば、簡単に骨ごとへし折れそう。
「女ってさぁ、狭い自宅で、自分より倍近い大きな異性と、二人っきりになったらどんなキモチになるんやろなぁ?」
グニグニ、っと二の腕を揉まれ続ける。
けれども、ただ力が強い――それだけなのに、触れられた部分が熱くなってしまう。男性の力強さが、いかに頼りがいと、同じくらいの恐怖を併せ持つのかが、身にしみてわからされる。
「やっぱ、強姦されたらどうしよう~、とか思っちゃうわけ?」
スリスリ、っとごつい親指が、腕全体を我が物顔で撫でていく。私は口を小さく開きかけたまま、じっと突っ立っているだけだった。
「例えば、さっきの携帯の女……ワシの嫁みたいにさぁ」
ドクン。
「こんな狭い賃貸でぇ、口に太っとい指を突っ込まれて、助けを呼べんようにされてぇ」
ドクン!
「押さえつけられて、身動ぎできない姿勢で、失神するまで膣内射精されたらって――」
ドックン!
い、痛いくらいの心臓の鼓動で、思い返った。――いくら私でも、以前までであったら、流石に初対面の代理を家に上げたりはしなかった、と思う。
しかし、囲部長によってマゾの心を開け放たれて、さらに禁欲生活を十日以上も強いられた今の状態だと――。
ススス。代理の両手が、私の腋の下へ入ってくる。
「え? きゃっ」
か、軽々と持ち上げられてしまう。っというかまるで、首の座った乳児を持ち上げるみたいな姿勢に近かった。
「可愛い反応やなぁ。二十九歳でもキミなら許せるわ」
持ち上げられたまま一歩、また一歩と、プランプランと足先を小さく揺らしつつ、色あせた壁紙の廊下を進む。代理は窮屈そうにしつつ、居住空間を通過して、寝室へと向かっていく。
窓から差し込む冬の穏やかな陽光が、狭い寝室のベットを照らす中、私はその上へと降ろされた。
トサッ。
「ちょ、ちょっと代理――」
い、いきなり? 流石に、断らないと。下着が見えない様に足を閉じつつ、今更ながら代理へ向き直り、そして見上げる。
まるで壁が迫っているみたく、圧倒的な体格を前に、自分が縮んだかの様に思えてしまうくらいだった。首の太さもさることながら、肩幅がすごく、足だってスーツが悲鳴をあげるほどにピチピチであった。
「あ、あの」
……それにしても、代理のこの確信に満ちた迫り方は、どういうことなんだろう? こんなコンプラ違反ではすまない、性的行為を、迫るみたいな言動は――まるで私が、今日は強く抵抗しないであろうことを、知っているみたいで。
「――ちょっと、脱がせてもらうで」
完全に代理のペースというか、なめられているというか……。
いや。そもそも、家へあげてしまっている時点でおかしいし、抱っこされている時点でもっとおかしい。ベットに運ばれた時点で、私は、いくら何でも本当に――。
シュル、パサッ。
「!」
ネクタイを外し、スーツとポロシャツを脱いで現れた裸体は、ボディービルダーのような立派さだった。しかも、見せかけのではないことが、その隆起した、研磨されたみたいな筋肉でわかった。
六つに割れた腹筋はもちろん、大胸筋や三角筋、大腿四頭筋は、まるで生きた鋼みたいだった。芸術に教養の無い私でも、そのバランスの良さも相まって、彫刻を眺めているみたいな印象すら受けた。
女性の中にはマッチョな男性を好きな女性がいると聞くけど、そのいくらかを理解してしまった。
「あ、別に筋肉を見せびらかしたかったわけやないで? 最近は女とレイププレイする時くらいしか役に立ってへんし」
た、たった一つの、異常な単語に、汗をかく手をギュっと握る。
――いや、代理からすれば、部下とは言え、今日はじめて会った男を家にあげる女という時点で、底が知れてしまったのだろうか。
「あの、えと――」
そして、そんな当たり前な事に、なぜか気づけなかった女が、今更どうこうしようとも、無理だった。羞恥に震えつつ、頼りない細い腕を、盾みたくして彼とを分け隔てようとすることしかできなかった。
「なぁ、新妻ちゃん」
押し倒されるのかと思いきや、代理はなぜかその場で上半身を左へ捻り、右の剛腕を天井へと持ち上げる。黒く生え乱れる腋毛が目に飛び込む。
黒光りしそうな縮れた毛は複雑に絡み合い、暗い光沢を放っていた。
「新妻ちゃん。ちょっとボクの腋、めっちゃ近くで見てぇや」
うっ――けど今さら嫌もないか。それに臭いを嗅がされるくらいならと、ためらいつつも鼻を近づけてしまう。
「……っ! ぁ」
――キツい、と思ったのは最初だけだった。
ツンと尖った臭いは鼻先を抜けて、鼻腔に付着したかと思うと、なんとも言えない甘苦い香りとなって、内側にへばり付いた。
汗っぽい臭いも混じって、独特な刺激臭を不快に感じるはずが、なぜか呼吸を止められなかった。きっと、生理活性物質と呼ばれるのが出ていて――。
「気に入った?」
「!」
気がつくと、腋毛を鼻の穴へ入れつつ、五回ほど深呼吸をしていたらしい。
ドキドキしつつも、嫌なような、甘いような、切ないような――まるで、セックスを臭いにしたらこんな感じと思えた。
「ほなお返しに、新妻ちゃんの腋を嗅がせてえやぁ!」
ボク臭いフェチやねん――などと笑いつつ屈むと、放心する私のワイシャツの襟首から胸元付近の生地を両手で掴む。
「後で弁償するから」
「えっ?」
――ブチブチブチ、ビリィイ!
「きゃあ!」
ワイシャツはもちろん、スーツも含めて引き破かれる。破れた部分から前半身が露出し、プルン、と黒いセクシーブラに包まれた乳房が、踊るように震える。
「デカ(笑)。――にしても、やっぱ全部一気には無理かぁ。袖とかも割と残っとるし」
そう言う代理は、けど加虐的に口角を上げる。驚き怯える私は、みすぼらしくも卑猥な格好にされて、反射的に胸元を隠す。
「むしろエロ漫画みたいになったなぁ。【女部下の破廉恥な午後】的な?」
品の無さそうな事を口にする代理は、鼻の穴を拡げつつ再び私の二の腕を掴……まずに、小指を腋の下へ挿し込み、引き上げていく。
「――え!」
胸を隠す腕がゆっくりと解かれて、最後には手が天井を指す。ま、さか。小指一本が、私の腕力を上回るなんて……。
冷たい室内の空気が腋を撫でる中、大きな顔が腋に近付いてくる。
「おっ、綺麗に剃ってるやん。てか、体毛が薄ない自分?」
間近で見ると、小さな皮脂をてっぺんに乗せた大きな鼻にて、腋へグリグリと押しつける。くすぐったさもだけど、まるで恥ずかしさを嗅がれているみたいで、いつものとは違った恥ずかしさを覚えてしまう。
「! おおぉっ」
驚嘆するような声の後、毛穴にまで鼻先を押しつけて、何回も深呼吸された挙げ句に。
――ペロン。
「ひゃん!」
大きな舌が腋の一番深いところを、えぐるみたく舐めあげる。まるで子供が大好きなアイスを食べるみたく、ベロベロと唾液まみれにされていく。
涙目になりながら、嬉々として腋を舐める代理の顔から目線を逸らすと、社会の窓があり、モッコリと丸く尖っているのに気付いてしまう。
「――ぷはぁ。新妻ちゃんはほんま最高なエロ女の香りを醸成しとるでぇ。無味無臭に近いけど、鼻裏を舐めるみたいなエロフェロモン臭を垂れ流してるわ。あと、汗臭と昨晩の液体石鹸の残り香が、混ざり溶けてチンコがバッキバキやでぇ!」
に、臭いフェチというヤツなのかな? 鼻を腋へ付着させたまま、カチャカチャとベルトを鳴らし出す。
こんな変態的な行為をされているのに、私は何も言えず、また出来ず、片腋を舐め臭われたまま、俯いて固まってしまう。
ひょっとしたら、代理の腋の臭いを嗅いだ時に、奇異なスイッチが入りかけたのかもしれない。
「さってと。スカートとストッキングも破ってええよな?」
極短いスカートの中に、太くて長い腕が無遠慮に入り込んでくる。
「ま、待ってっ!」
破かれるくらいなら、むしろ自分から脱ごうとするも。
「もっとエロいの買い直してあげるから。新妻ちゃん」
ビリリリ! ブチッ、バリリ!
「ひゃぁ!」
まるで皮膚が破かれたみたいな衝撃に、心臓が口から飛び出そうになる。
つむった目を開けると、スカートは見る影もなくただの布きれになり、ストッキングから生え出る生足は、妙に艶めかしかった。
そして当然、股間を隠すのは、黒の卑猥なレースのTバックだけとなってしまった。
「素材がええからリアルAVみたいやな。ちょいヤン気味のスレンダー巨乳とか、ほんま逸材やでキミィ!」
「――い、いや」
その弱々しい言葉で、なぜか紙を裂くような太い指先が初めて止まり、代理は目を丸くする。
「遅っ。キミ、嫌がるのめっちゃ遅いで!」
ボロボロの服の残渣に見え隠れする、柔肌と卑猥な下着姿の私は、まるで処女みたいに震えてしまう。
本当に強姦されているような倒錯に、ただただ俯いて身体を抱き締める。――囲部長によって、耐えることの快楽を刻み込まれた私は、相手が異なっても、それを発揮してしまっていた。
「瞬きを忘れるエロさや。ほんま、強姦がいあるでぇ」
ベルトを外し終えた代理は、最後の一枚であるボクサーパンツを、テントみたいな歪な形へと変えていた。
「けどまぁ、何度も言うけどさぁ。今日初めて会った上司に、エロ動画を見せられて、セクハラオーバーな言葉を浴びせられた癖に、簡単に部屋へあげるとか――」
真冬の雛鳥みたく、ただただ瞳を震わせて、伺うみたく彼を見上げる。
「その挙げ句、担がれてベットとインして、腋の臭いを嗅いで嗅がされ、最後に服を引き千切られて、やっと――蚊が鳴く程度の――『いや』。鼻で笑ったら聞こえへんでキミぃ」
クイッ、大きな指でもって小さな顎を上げられたかと思うと、迫る顔から放たれる声は、ガラリと音を変えた。
「以上。つまりは、ワシにブチ犯されたいってことでええんやな?」
「えっ? ――ひんっ!」
ブチィ!
糸をちぎるみたく簡単に、前ホックでもないブラを破り捨てられる。プルンっと沁み一つない乳房が、大きく揺れ現れる。
「デカさもやけど、乳首の色素が薄いなぁ。なんか塗ってる?」
――いかがわしい賞賛を受けたこの乳首の色も、春先に比べれば、色が濁ってきていた。理由はもちろん、係長と長谷川君、そして部長によって舐められ、弄くり回されて来たから……。
「ぬ、ぬってません」
「ふ~ん。三十路前の薄ピンク乳首なんて都市伝説や思てたで。経産婦やなくても、二十歳前後で黒くなんのが普通らしいけど」
不思議な女やなぁ、と口にしつつ、格闘漫画のキャラクターみたいなその指が、私に残された背中や腰、脚回りの衣服の残骸を掴み持つ。
縮こまりつつ――ビリリイ! っと自分がひん剥かれてイク様を、歯を食いしばって耐えるしか出来なかった。
一分と経たない内に、もうほんの一部の袖とかを残して、最後の守りであったショーツすらあっけなく破り捨てられた。
ほぼ丸裸にされたかと思うと、代理の左手が、私の両手の手首をまとめて掴み締め、グイッと持ち上げられる。
床の上にて、まるで屠殺(※精肉などを目的に家畜を殺す行為)される直前の牛みたく、足をブランブランと宙づりにされる中、代理の目線の高さまで引き上げられる。
胸も大事なところも全て晒されるという、女として酷く侮辱的な状況なのに、流れに身を任せるなんて、私は一体、本当に――。
「おっほほ。こんなドエロいシチュエーション。変な声も出てまうで」
角張ったその右手で、両方の乳房をギュッ、っと真ん中へ寄せられる。軽い痛みと共に、乳首が谷間の中心に集められて――。
「(ま、まさか)――待っ」
チュボッ!
その大きな口が、まるで掃除機みたく、同時に吸引してくる。
「っあぁ!」
痛みによる小さな叫びなど、聞こえないかのごとく――ジュロッ、ジュム――っとまるで、食べるように口内のあちこち動かし、歯や唇で擦り、甜められる。
ロレ、レロチュ。大雑把に力強く動く唇や歯とは対照的に、筋肉の塊のような舌は――ンァ――不思議と繊細な動きだった。双つ合わさった乳首へ、8の字みたく器用に乳輪をなぞったかと思うと、舌先で押し潰し――イゥ――両方同時に陥没させられる。
「っ、アア! はぁん!」
冬の柔らかな日差しが、ベットの上に舞う埃をキラキラと反射させる中、今日、初めての上司に、会って半日も経たない合間にほぼ全裸で、両方の乳首を舐め吸われている。
――改めてそう認識してしまった瞬間、部長によって育てられた、薄汚い性癖が節足動物の脚みたいに動き出す。徐々に甘みを帯びてくる自分の声が、さらに自分の耳を熱くするという異常循環に、正体不明の涙がにじみ出てくる。
ううん。もっと言えば、両手を吊るされて乳首を吸われるという異次元の前戯こと、拷問を受けているような未知の体験に、淫乱な性癖が、さらに歪み成長をした。今朝からの疼きはもはやピークで、被虐の蕾は、私の下腹部を苗床に、内側から犯すみたいにいやらしく触手を伸ばしていた。
ジュポァ――コリ、コリリ。
「! あ、んひっ」
ち、乳首が歯や舌を押し返す力が強まる。――つ、つまり、もうこんなに硬くなってしまっている、んだ。
やがて蛭のように噛みついていた彼の口が外れる。大量の唾が垂れ伝う乳首の周辺は、少し赤くて、鬱血しそうなくらいだった。
「こない乱暴に犯されとんのに、コリコリになんの早すぎやろ。どんだけ欲求不満やねん」
――この、糞ドMがぁ――
軽蔑の視線と言葉で、ビリリッ、と下腹部から電気が産まれる。――あぁ、やっぱり責められると、皮膚の裏がなぜかポカポカと温かくなってしまい、もっとと求めてしまう。
彼の分厚い皮に覆われた人差し指の先っちょが、私の割れ目の濡れ具合を、確認するみたくなぞる。
クチュゥ。
「んんっ」
「なんやお前。膣口もビショ濡れか? 剥いて乳首吸っただけやで?」
引き笑いする彼は、大袈裟に頷いた。
「――ほな、異次元の前戯を続けるでぇ」
えっ? と口にするより早く、次の瞬間世界的が反転した。
「あ? へ?」
ぐるん。
し、信じられないことに、彼は空いている右手で私の左脚の足首を持つと、私の手首を掴んでいる左手を離した。同時に左手が、私の天井へ向かう右脚を持つ。
小さく回った目が落ち着きを取り戻すと、パンパンに膨れ上がったボクサーパンツが、顔面に迫っていた。私の股間の上から、何とも嬉しそうな声が響く。
「クンクン! ぷはぁ~、タマラン。男を誘う蜜壺とはこのことやなぁ」
大きな鼻先が小陰唇へ押し込まれると、口からエッチな悲鳴の欠片がこぼれる。
さら小さく身体を揺らされるたび、彼のボクサーパンツへ鼻先が当たって、その強度を思い知らされる。そして精液の臭いと、僅かなアンモニア臭がして、なぜか頭の中がジンジンした。
「ほな、いただきま~す」
「ま、待ってくだ――」
まるで子供が朝ご飯を食べるような明るい一言だったけど、こちらは頭に血が登りかけていた。さらに全く見えないため、不安と羞恥で心臓を鳴らしていると。
ジュルロ。
「ツッ、あひぃ!」
――う、そっ!
な、膣に濡れた肉棒が入り込んできたの? ――と勘違いするような質量感と衝撃によって、股間がジーンと熱く震えた。
「ジュポ、ジュルズズ、ベチョ。――あ~、エロ雌のマン汁のウンマ~」
だ、だって。それはまるで、生きた蛇が膣に入り込んできたみたいな刺激だった。代理の濡れた舌があまりに硬い上に、大きすぎるため、男性器が挿入ったと、膣が勘違いしてしまったくらいなのだから。
グニョ、ロレ、ニュポ!
クンニの音とは思えない力強くて卑猥な音と勢いに、恐怖に怯えなければならない股間が、熱く痙攣してしまう。オチンコのような長さはないけど、変幻自在な筋肉の塊は、逆に普段の挿入では届かない所を触れ甜めた。
変な体位でこの新感覚に、オナラが出そうになるのを、必死に耐えるくらいだった。
「ぃあっ、んアッ、ぬふん!」
グチョ、ジュルロ、チュバ!
すご、い。まるでオチンコと指のいいとこ取りをしたみたいな、膣の中腹手前くらいまでのあらゆる皮膚を――ンアッ――も、網羅できるくらいに。
そして、膣内にばかり気を取られていた次の瞬間、大きな鼻先によって、ヒクつく陰核を押し擦られる!
「あたっ! いっ、イひっ!」
チカッと、まるで頭を強く打った時に視界が明滅したみたいな快感に、普段は口にしない喘ぎ声をちびってしまう。
顔を真っ赤にしつつ、手も頭も乳房もだらしなく床へ向けて垂れ下げていた。血が逆流する苦しさにすら、快楽を覚えた始めたころ、うめき声みたいにして。
「だ、いり。血で、頭が……ンホッ!」
ジュポア! 股間で愛液を舐め飲んでいた顔が、離れた、みたい。見えないけれども、顔の周りがベタベタなんだろう、なぁ。
「こんな程度でへばってるとかギャグやんな? 新妻主任ちゅぅあ~ん」
グリン、っとまた世界が反転する。余談だけれど、ジェットコースターは別に好きではなかった。
「はぁ、ひぃ、んはぅ」
――けどようやく、頭の血が身体へと戻っていく。汗で髪の毛がおでこに引っ付く中、気が付くと私はナニかに座らされていた。あまりの苦しさのため、下品に股を開く私は、ふと疑問に思った。
えっと、ベットへ戻してもらったのかな? けど、目の前にベットはあるし、この寝室には椅子なんてない。あと、お尻の辺りに当たっている、硬いのは……?
「ハァ、ハァ――えっ?」
し、信じられない。ま、まさか、私が座っているのって――。
「ええ顔してきたなぁ」
頭の上から、代理の笑いを抑える声がした。
鈍い蝶番の甲高い悲鳴が、さっきの動画の声を一瞬だけ彷彿させた。暗くて寒い玄関に、二人して佇む。妙に狭く感じたのは、代理が大柄すぎるためだった。
スンスン、と頭の上にて、鼻を鳴らす音が聞こえる。
「ええなぁ。女が一人で生活している部屋の匂いやぁ」
ゾワッとする一言のはずが、なぜか耳が熱くなり、鼓動がわずかに早まる。
――そ、それにしても、思わず部屋へとあげてしまったけれども、この後、どう、すれば? そもそも、今日のはそんなに疲れる業務では無かったし――。
グニ、グニン。
「うっ、え?」
突然、スーツの上から二の腕を揉まれる。強靭で大きなその手からすれば、まるで細枝を掴むみたいだった。ちょっと力を込めれば、簡単に骨ごとへし折れそう。
「女ってさぁ、狭い自宅で、自分より倍近い大きな異性と、二人っきりになったらどんなキモチになるんやろなぁ?」
グニグニ、っと二の腕を揉まれ続ける。
けれども、ただ力が強い――それだけなのに、触れられた部分が熱くなってしまう。男性の力強さが、いかに頼りがいと、同じくらいの恐怖を併せ持つのかが、身にしみてわからされる。
「やっぱ、強姦されたらどうしよう~、とか思っちゃうわけ?」
スリスリ、っとごつい親指が、腕全体を我が物顔で撫でていく。私は口を小さく開きかけたまま、じっと突っ立っているだけだった。
「例えば、さっきの携帯の女……ワシの嫁みたいにさぁ」
ドクン。
「こんな狭い賃貸でぇ、口に太っとい指を突っ込まれて、助けを呼べんようにされてぇ」
ドクン!
「押さえつけられて、身動ぎできない姿勢で、失神するまで膣内射精されたらって――」
ドックン!
い、痛いくらいの心臓の鼓動で、思い返った。――いくら私でも、以前までであったら、流石に初対面の代理を家に上げたりはしなかった、と思う。
しかし、囲部長によってマゾの心を開け放たれて、さらに禁欲生活を十日以上も強いられた今の状態だと――。
ススス。代理の両手が、私の腋の下へ入ってくる。
「え? きゃっ」
か、軽々と持ち上げられてしまう。っというかまるで、首の座った乳児を持ち上げるみたいな姿勢に近かった。
「可愛い反応やなぁ。二十九歳でもキミなら許せるわ」
持ち上げられたまま一歩、また一歩と、プランプランと足先を小さく揺らしつつ、色あせた壁紙の廊下を進む。代理は窮屈そうにしつつ、居住空間を通過して、寝室へと向かっていく。
窓から差し込む冬の穏やかな陽光が、狭い寝室のベットを照らす中、私はその上へと降ろされた。
トサッ。
「ちょ、ちょっと代理――」
い、いきなり? 流石に、断らないと。下着が見えない様に足を閉じつつ、今更ながら代理へ向き直り、そして見上げる。
まるで壁が迫っているみたく、圧倒的な体格を前に、自分が縮んだかの様に思えてしまうくらいだった。首の太さもさることながら、肩幅がすごく、足だってスーツが悲鳴をあげるほどにピチピチであった。
「あ、あの」
……それにしても、代理のこの確信に満ちた迫り方は、どういうことなんだろう? こんなコンプラ違反ではすまない、性的行為を、迫るみたいな言動は――まるで私が、今日は強く抵抗しないであろうことを、知っているみたいで。
「――ちょっと、脱がせてもらうで」
完全に代理のペースというか、なめられているというか……。
いや。そもそも、家へあげてしまっている時点でおかしいし、抱っこされている時点でもっとおかしい。ベットに運ばれた時点で、私は、いくら何でも本当に――。
シュル、パサッ。
「!」
ネクタイを外し、スーツとポロシャツを脱いで現れた裸体は、ボディービルダーのような立派さだった。しかも、見せかけのではないことが、その隆起した、研磨されたみたいな筋肉でわかった。
六つに割れた腹筋はもちろん、大胸筋や三角筋、大腿四頭筋は、まるで生きた鋼みたいだった。芸術に教養の無い私でも、そのバランスの良さも相まって、彫刻を眺めているみたいな印象すら受けた。
女性の中にはマッチョな男性を好きな女性がいると聞くけど、そのいくらかを理解してしまった。
「あ、別に筋肉を見せびらかしたかったわけやないで? 最近は女とレイププレイする時くらいしか役に立ってへんし」
た、たった一つの、異常な単語に、汗をかく手をギュっと握る。
――いや、代理からすれば、部下とは言え、今日はじめて会った男を家にあげる女という時点で、底が知れてしまったのだろうか。
「あの、えと――」
そして、そんな当たり前な事に、なぜか気づけなかった女が、今更どうこうしようとも、無理だった。羞恥に震えつつ、頼りない細い腕を、盾みたくして彼とを分け隔てようとすることしかできなかった。
「なぁ、新妻ちゃん」
押し倒されるのかと思いきや、代理はなぜかその場で上半身を左へ捻り、右の剛腕を天井へと持ち上げる。黒く生え乱れる腋毛が目に飛び込む。
黒光りしそうな縮れた毛は複雑に絡み合い、暗い光沢を放っていた。
「新妻ちゃん。ちょっとボクの腋、めっちゃ近くで見てぇや」
うっ――けど今さら嫌もないか。それに臭いを嗅がされるくらいならと、ためらいつつも鼻を近づけてしまう。
「……っ! ぁ」
――キツい、と思ったのは最初だけだった。
ツンと尖った臭いは鼻先を抜けて、鼻腔に付着したかと思うと、なんとも言えない甘苦い香りとなって、内側にへばり付いた。
汗っぽい臭いも混じって、独特な刺激臭を不快に感じるはずが、なぜか呼吸を止められなかった。きっと、生理活性物質と呼ばれるのが出ていて――。
「気に入った?」
「!」
気がつくと、腋毛を鼻の穴へ入れつつ、五回ほど深呼吸をしていたらしい。
ドキドキしつつも、嫌なような、甘いような、切ないような――まるで、セックスを臭いにしたらこんな感じと思えた。
「ほなお返しに、新妻ちゃんの腋を嗅がせてえやぁ!」
ボク臭いフェチやねん――などと笑いつつ屈むと、放心する私のワイシャツの襟首から胸元付近の生地を両手で掴む。
「後で弁償するから」
「えっ?」
――ブチブチブチ、ビリィイ!
「きゃあ!」
ワイシャツはもちろん、スーツも含めて引き破かれる。破れた部分から前半身が露出し、プルン、と黒いセクシーブラに包まれた乳房が、踊るように震える。
「デカ(笑)。――にしても、やっぱ全部一気には無理かぁ。袖とかも割と残っとるし」
そう言う代理は、けど加虐的に口角を上げる。驚き怯える私は、みすぼらしくも卑猥な格好にされて、反射的に胸元を隠す。
「むしろエロ漫画みたいになったなぁ。【女部下の破廉恥な午後】的な?」
品の無さそうな事を口にする代理は、鼻の穴を拡げつつ再び私の二の腕を掴……まずに、小指を腋の下へ挿し込み、引き上げていく。
「――え!」
胸を隠す腕がゆっくりと解かれて、最後には手が天井を指す。ま、さか。小指一本が、私の腕力を上回るなんて……。
冷たい室内の空気が腋を撫でる中、大きな顔が腋に近付いてくる。
「おっ、綺麗に剃ってるやん。てか、体毛が薄ない自分?」
間近で見ると、小さな皮脂をてっぺんに乗せた大きな鼻にて、腋へグリグリと押しつける。くすぐったさもだけど、まるで恥ずかしさを嗅がれているみたいで、いつものとは違った恥ずかしさを覚えてしまう。
「! おおぉっ」
驚嘆するような声の後、毛穴にまで鼻先を押しつけて、何回も深呼吸された挙げ句に。
――ペロン。
「ひゃん!」
大きな舌が腋の一番深いところを、えぐるみたく舐めあげる。まるで子供が大好きなアイスを食べるみたく、ベロベロと唾液まみれにされていく。
涙目になりながら、嬉々として腋を舐める代理の顔から目線を逸らすと、社会の窓があり、モッコリと丸く尖っているのに気付いてしまう。
「――ぷはぁ。新妻ちゃんはほんま最高なエロ女の香りを醸成しとるでぇ。無味無臭に近いけど、鼻裏を舐めるみたいなエロフェロモン臭を垂れ流してるわ。あと、汗臭と昨晩の液体石鹸の残り香が、混ざり溶けてチンコがバッキバキやでぇ!」
に、臭いフェチというヤツなのかな? 鼻を腋へ付着させたまま、カチャカチャとベルトを鳴らし出す。
こんな変態的な行為をされているのに、私は何も言えず、また出来ず、片腋を舐め臭われたまま、俯いて固まってしまう。
ひょっとしたら、代理の腋の臭いを嗅いだ時に、奇異なスイッチが入りかけたのかもしれない。
「さってと。スカートとストッキングも破ってええよな?」
極短いスカートの中に、太くて長い腕が無遠慮に入り込んでくる。
「ま、待ってっ!」
破かれるくらいなら、むしろ自分から脱ごうとするも。
「もっとエロいの買い直してあげるから。新妻ちゃん」
ビリリリ! ブチッ、バリリ!
「ひゃぁ!」
まるで皮膚が破かれたみたいな衝撃に、心臓が口から飛び出そうになる。
つむった目を開けると、スカートは見る影もなくただの布きれになり、ストッキングから生え出る生足は、妙に艶めかしかった。
そして当然、股間を隠すのは、黒の卑猥なレースのTバックだけとなってしまった。
「素材がええからリアルAVみたいやな。ちょいヤン気味のスレンダー巨乳とか、ほんま逸材やでキミィ!」
「――い、いや」
その弱々しい言葉で、なぜか紙を裂くような太い指先が初めて止まり、代理は目を丸くする。
「遅っ。キミ、嫌がるのめっちゃ遅いで!」
ボロボロの服の残渣に見え隠れする、柔肌と卑猥な下着姿の私は、まるで処女みたいに震えてしまう。
本当に強姦されているような倒錯に、ただただ俯いて身体を抱き締める。――囲部長によって、耐えることの快楽を刻み込まれた私は、相手が異なっても、それを発揮してしまっていた。
「瞬きを忘れるエロさや。ほんま、強姦がいあるでぇ」
ベルトを外し終えた代理は、最後の一枚であるボクサーパンツを、テントみたいな歪な形へと変えていた。
「けどまぁ、何度も言うけどさぁ。今日初めて会った上司に、エロ動画を見せられて、セクハラオーバーな言葉を浴びせられた癖に、簡単に部屋へあげるとか――」
真冬の雛鳥みたく、ただただ瞳を震わせて、伺うみたく彼を見上げる。
「その挙げ句、担がれてベットとインして、腋の臭いを嗅いで嗅がされ、最後に服を引き千切られて、やっと――蚊が鳴く程度の――『いや』。鼻で笑ったら聞こえへんでキミぃ」
クイッ、大きな指でもって小さな顎を上げられたかと思うと、迫る顔から放たれる声は、ガラリと音を変えた。
「以上。つまりは、ワシにブチ犯されたいってことでええんやな?」
「えっ? ――ひんっ!」
ブチィ!
糸をちぎるみたく簡単に、前ホックでもないブラを破り捨てられる。プルンっと沁み一つない乳房が、大きく揺れ現れる。
「デカさもやけど、乳首の色素が薄いなぁ。なんか塗ってる?」
――いかがわしい賞賛を受けたこの乳首の色も、春先に比べれば、色が濁ってきていた。理由はもちろん、係長と長谷川君、そして部長によって舐められ、弄くり回されて来たから……。
「ぬ、ぬってません」
「ふ~ん。三十路前の薄ピンク乳首なんて都市伝説や思てたで。経産婦やなくても、二十歳前後で黒くなんのが普通らしいけど」
不思議な女やなぁ、と口にしつつ、格闘漫画のキャラクターみたいなその指が、私に残された背中や腰、脚回りの衣服の残骸を掴み持つ。
縮こまりつつ――ビリリイ! っと自分がひん剥かれてイク様を、歯を食いしばって耐えるしか出来なかった。
一分と経たない内に、もうほんの一部の袖とかを残して、最後の守りであったショーツすらあっけなく破り捨てられた。
ほぼ丸裸にされたかと思うと、代理の左手が、私の両手の手首をまとめて掴み締め、グイッと持ち上げられる。
床の上にて、まるで屠殺(※精肉などを目的に家畜を殺す行為)される直前の牛みたく、足をブランブランと宙づりにされる中、代理の目線の高さまで引き上げられる。
胸も大事なところも全て晒されるという、女として酷く侮辱的な状況なのに、流れに身を任せるなんて、私は一体、本当に――。
「おっほほ。こんなドエロいシチュエーション。変な声も出てまうで」
角張ったその右手で、両方の乳房をギュッ、っと真ん中へ寄せられる。軽い痛みと共に、乳首が谷間の中心に集められて――。
「(ま、まさか)――待っ」
チュボッ!
その大きな口が、まるで掃除機みたく、同時に吸引してくる。
「っあぁ!」
痛みによる小さな叫びなど、聞こえないかのごとく――ジュロッ、ジュム――っとまるで、食べるように口内のあちこち動かし、歯や唇で擦り、甜められる。
ロレ、レロチュ。大雑把に力強く動く唇や歯とは対照的に、筋肉の塊のような舌は――ンァ――不思議と繊細な動きだった。双つ合わさった乳首へ、8の字みたく器用に乳輪をなぞったかと思うと、舌先で押し潰し――イゥ――両方同時に陥没させられる。
「っ、アア! はぁん!」
冬の柔らかな日差しが、ベットの上に舞う埃をキラキラと反射させる中、今日、初めての上司に、会って半日も経たない合間にほぼ全裸で、両方の乳首を舐め吸われている。
――改めてそう認識してしまった瞬間、部長によって育てられた、薄汚い性癖が節足動物の脚みたいに動き出す。徐々に甘みを帯びてくる自分の声が、さらに自分の耳を熱くするという異常循環に、正体不明の涙がにじみ出てくる。
ううん。もっと言えば、両手を吊るされて乳首を吸われるという異次元の前戯こと、拷問を受けているような未知の体験に、淫乱な性癖が、さらに歪み成長をした。今朝からの疼きはもはやピークで、被虐の蕾は、私の下腹部を苗床に、内側から犯すみたいにいやらしく触手を伸ばしていた。
ジュポァ――コリ、コリリ。
「! あ、んひっ」
ち、乳首が歯や舌を押し返す力が強まる。――つ、つまり、もうこんなに硬くなってしまっている、んだ。
やがて蛭のように噛みついていた彼の口が外れる。大量の唾が垂れ伝う乳首の周辺は、少し赤くて、鬱血しそうなくらいだった。
「こない乱暴に犯されとんのに、コリコリになんの早すぎやろ。どんだけ欲求不満やねん」
――この、糞ドMがぁ――
軽蔑の視線と言葉で、ビリリッ、と下腹部から電気が産まれる。――あぁ、やっぱり責められると、皮膚の裏がなぜかポカポカと温かくなってしまい、もっとと求めてしまう。
彼の分厚い皮に覆われた人差し指の先っちょが、私の割れ目の濡れ具合を、確認するみたくなぞる。
クチュゥ。
「んんっ」
「なんやお前。膣口もビショ濡れか? 剥いて乳首吸っただけやで?」
引き笑いする彼は、大袈裟に頷いた。
「――ほな、異次元の前戯を続けるでぇ」
えっ? と口にするより早く、次の瞬間世界的が反転した。
「あ? へ?」
ぐるん。
し、信じられないことに、彼は空いている右手で私の左脚の足首を持つと、私の手首を掴んでいる左手を離した。同時に左手が、私の天井へ向かう右脚を持つ。
小さく回った目が落ち着きを取り戻すと、パンパンに膨れ上がったボクサーパンツが、顔面に迫っていた。私の股間の上から、何とも嬉しそうな声が響く。
「クンクン! ぷはぁ~、タマラン。男を誘う蜜壺とはこのことやなぁ」
大きな鼻先が小陰唇へ押し込まれると、口からエッチな悲鳴の欠片がこぼれる。
さら小さく身体を揺らされるたび、彼のボクサーパンツへ鼻先が当たって、その強度を思い知らされる。そして精液の臭いと、僅かなアンモニア臭がして、なぜか頭の中がジンジンした。
「ほな、いただきま~す」
「ま、待ってくだ――」
まるで子供が朝ご飯を食べるような明るい一言だったけど、こちらは頭に血が登りかけていた。さらに全く見えないため、不安と羞恥で心臓を鳴らしていると。
ジュルロ。
「ツッ、あひぃ!」
――う、そっ!
な、膣に濡れた肉棒が入り込んできたの? ――と勘違いするような質量感と衝撃によって、股間がジーンと熱く震えた。
「ジュポ、ジュルズズ、ベチョ。――あ~、エロ雌のマン汁のウンマ~」
だ、だって。それはまるで、生きた蛇が膣に入り込んできたみたいな刺激だった。代理の濡れた舌があまりに硬い上に、大きすぎるため、男性器が挿入ったと、膣が勘違いしてしまったくらいなのだから。
グニョ、ロレ、ニュポ!
クンニの音とは思えない力強くて卑猥な音と勢いに、恐怖に怯えなければならない股間が、熱く痙攣してしまう。オチンコのような長さはないけど、変幻自在な筋肉の塊は、逆に普段の挿入では届かない所を触れ甜めた。
変な体位でこの新感覚に、オナラが出そうになるのを、必死に耐えるくらいだった。
「ぃあっ、んアッ、ぬふん!」
グチョ、ジュルロ、チュバ!
すご、い。まるでオチンコと指のいいとこ取りをしたみたいな、膣の中腹手前くらいまでのあらゆる皮膚を――ンアッ――も、網羅できるくらいに。
そして、膣内にばかり気を取られていた次の瞬間、大きな鼻先によって、ヒクつく陰核を押し擦られる!
「あたっ! いっ、イひっ!」
チカッと、まるで頭を強く打った時に視界が明滅したみたいな快感に、普段は口にしない喘ぎ声をちびってしまう。
顔を真っ赤にしつつ、手も頭も乳房もだらしなく床へ向けて垂れ下げていた。血が逆流する苦しさにすら、快楽を覚えた始めたころ、うめき声みたいにして。
「だ、いり。血で、頭が……ンホッ!」
ジュポア! 股間で愛液を舐め飲んでいた顔が、離れた、みたい。見えないけれども、顔の周りがベタベタなんだろう、なぁ。
「こんな程度でへばってるとかギャグやんな? 新妻主任ちゅぅあ~ん」
グリン、っとまた世界が反転する。余談だけれど、ジェットコースターは別に好きではなかった。
「はぁ、ひぃ、んはぅ」
――けどようやく、頭の血が身体へと戻っていく。汗で髪の毛がおでこに引っ付く中、気が付くと私はナニかに座らされていた。あまりの苦しさのため、下品に股を開く私は、ふと疑問に思った。
えっと、ベットへ戻してもらったのかな? けど、目の前にベットはあるし、この寝室には椅子なんてない。あと、お尻の辺りに当たっている、硬いのは……?
「ハァ、ハァ――えっ?」
し、信じられない。ま、まさか、私が座っているのって――。
「ええ顔してきたなぁ」
頭の上から、代理の笑いを抑える声がした。
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