社会人の俺が女体化したら転がり堕ちていった

ニッチ

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二章 やや女

第八話 筆の二度おろし

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「す、すみませんっ。主任」

 性欲を私の顔面へ放ち、まるで崩れるように座り込む彼は、ビクビクしたオチンコをよそに、放心したような表情だった。
 口を抑えつつ、彼には見えない位置で、ティッシュへ精液を吐き出し、こちらも一息吐く。 

「(若さ故の早さってとこかろな)どう、だった?」

 答えのわかっている質問をするのは、キモチいい。

「――さぃこう、でした。人生で一番に気持ち良かったくらいです!」

 額の生え際に汗を浮かべつつ、荒い息と共に、破顔していた。

「あ、あの。主任。よ、よかったら、胸、見せていただけませんか?」

 おずおず、と伺い立てるように聞いてくる。
 えっ? まだ射精し足りないの?

「ん~、ちょっと恥ずかしいなぁ」

 二十九歳アラサーだが、まだエロモードに入っていることと、彼と二人っきりのためブリッ子してみた。まぁ、股間はショーツを汚すくらいにうずいており、何かしらでイキたい衝動が、お腹の下や脚の付け根の皮膚の下を、忙しげに走っていたのは間違いなかった。

「お、お願いします!」

 暑いのか、全裸になる彼は、パンッ、と手を合わせてくる。その必死さに、ちょっとした可愛さすら覚えた。

「(ほんっとに、今までに無いパターンだなぁ)じゃあ、ホック外してくれる?」

『ホック』の単語を口にした時点で、飛びつくようにして背中へ手を回すと、少し手間取りつつ外す。
 プチン。

「お、おおぉ」

 卑猥で黒い最後の守りがシーツに落ちて、ぷるん、と震える乳房が照明の元にさらされる。研磨された赤い宝石のみたいな乳首は、もうとがりつつあった。

「しゅ、主任。か、硬くなって、ます?」

 そりゃあれだけ、エッチなことをしたらそうなるでしょうが。

「そういうことは言わないの――それより、見るだけでいいの?」

 脚を崩し、両手で身体を支えて、誘うように胸を少し張り出す。

「! ちょ、ちょっとだけ」

 舐めさせてください、の一言の代わりに、慌てるみたく右側の乳首を口へ吸い含んだ。
 ――チュプ、チュウゥ。
 最初は恐る恐ると言った風で、性技テクもほとんど感じられなかった。しかしやっぱり、過去に経験した二人と比べて、その謙虚さというか奥ゆかしさに、落ち着きとゆとりを覚えた。

「ふふっ、上手だよ」

 女になって三ヶ月と経たない自分であったけど、余裕ぶってそう言い、右手を彼の後頭部へ回し、柔らかな黒いおかっぱヘアーを撫でる。
 レロ、チュパ。
 五分くらい乳首を舐められ続けると、さすがに弱くも甘い感覚が乳首から乳房へ、乳房から股間へ、そわっと伝わり始める。
 ――にしても思った。やっぱりエッチの気持ちよさは、男と比べて女の圧勝なんだって。男は射精の時がメインだけど、女は強弱こそあれ、ずーっと気持ちいい。
 ……まぁ嫌いな相手だと、特殊な性癖スキルが無いと、苦痛が続くだけだとも言えるけど。

「(あとはやっぱ、なんと言っても妊娠のリスク。それと性病か)――んっ」

 乳頭に前歯が当たり、ピリッとくる。我慢できないことは無かったが、わざと声を漏らす。

「!」

 吸う力が増していき、少し痛みが発生してくる。

「(まだ痛みが欲しいタイミングじゃない、かなぁ)長谷川君。吸う力だけ強くしても、女の人を気持ちよくはできないよ?」

 またもやつい口上を垂れてしまう。でも本当だから仕方が無い。
 ――そもそも、女の乳首って男ほど敏感ではないのにも、少し驚いた。鈍いと言った方が正しいかもしれない。
 やっぱり子供に母乳を与えるために肉厚くなったせいかもだけど、ちょっとおしい気すらした。もちろん、係長クラスに上手い人なら別だけど。
 やがて、申し訳なさそうに、チュゥチュゥと、吸引し始める。

「そ、そうそう。優しくね」

 そして、セックス全般に言えることだけど、ゆっくり、優しく、ジンワリが王道で気持ちイイ。激しいのも悪くないけど、今はネットリ系の方がいいかも。
 まぁ、ことパワーセックス系については、AVを真に受けてはいけない(戒め)。

「ふぁ、ふぁい!」

 口の周りを自身の唾液でベトベトにしつつ、舌をもって乳首を撫で吸いはじめる。硬くなった乳首は彼の舌により、右へ左へ、上へ下へ、やがて優しく押しつぶされる。そのつど、コリコリ、とした触感を、彼の舌へ弾き返した。

「あっ、ん」

 忠実な彼へ、ご褒美代わりに喘ぎ声を耳に入れる。
 とは言え、徐々にジンジンと、乳首の内側が熱くなってきて、股間に密着するショーツの沁みが拡がる。

「そうそう。そんな感じで――」

 彼の空いている片手を掴み、もう片方の乳房へ誘う。

「優しく、ね?」

 頬張る乳首から口を離さない、必死の形相と共に横目でもって、人差し指と親指で乳首を摘まみ揉む。係長と比べると、色々な惜しさが頭をかすめるけど、やはり穏やかさという点では悪くはなかった。

「ン――ぁん」

 小さくも淫らな吸音と声が、広い室内へ小さく響く。ふと、細まった目で必死な彼を眺める、と。

「えっ?」

 ほうけそうになっていた表情が、思わず真顔になる。彼も気になってか、乳首から口を離す。

「ジュポ――どうしました?」

「だ、だって」

 乳吸いをする彼が、何度かモゾモゾと姿勢を変える際、チラリと見えてしまったのだ。肉棒オチンコが、もう勃起スタンバイしているのに。
 ほんの三十分ほど前に射精したばっかりだよ?

「主任とスルのが、気持ちよすぎて――す、すみません」

 謝る彼をよそに、っきしたものを見てしまったせいか、こちらも情欲の発火点がほとばしる。
 股間がかゆむようにうずくため、手マンで満足しようと思っていたけど、こんなに回復の早いのを見た後では――。

「(若いって本当にすごい)ね、ねぇ。長谷川クン」

 顔を近づけて、つやっぽく息を吹きかける。彼は目を見開き、股間のナニを震えさせる。

「は、はひ!」

 彼が興奮ドキドキしているのは見た目にわかるけど、こっちだって同じだった。自分から男を誘うという行為そのものが、初体験なのだから――。

「元気になってるけど、どうするの? さっきみたいに口でする? 胸がいい? ――それとも」

 どんどん彼の顔へ近づけつつも、鼻先をかわして右側の耳へ唇を寄せる。
 そう。見た目にボロボロな理性のその壁を、ハンマーで叩き壊すみたく、耳穴へ舌先をねじ込む。

「ひゅぃ!」

 蜜を塗りたくるみたく外耳道を舐める。彼も応じるみたいに、じぶんの耳たぶを甘噛した後、ブルッと震えた。

「ジュレロ。――え、と。その、よ、よろしければ」

 そうとだけ言うと、恐る恐ると黒のショーツの上から股間へ手を当ててくる。

「せ、本番セックスで、お願いしますっ」

 そ、そりゃそうだよねぇ、っと思いつつ、今更ながらに身勝手な自分を振り返った。
 この部屋に入ってきた時、生ハメはダメとか思っていたくせに、完璧に自分から誘ってんじゃん、と自嘲した。
 彼の頬に浮く薄い髭を舐めるを、答えとして――トサッ、っと唾液で濡れた生乳を揺らしながら後ろへと倒れる。彼は三拝九拝した後、黒ショーツへかけた指でもって、ずり降ろしてくる。
 ヌチョー、っとクロッチ部分が膣口から離れる時、糸が一本引いたのには、さすがに恥じらいを覚えた。

陰毛、すごく薄いですね。あ、あと。か、感じてくれていて嬉しいです。主任!」

 目をギラギラさせつつ、口を歪めてそう呟かれる。

「だーかーらー、そういうことは言わないの……ところで、避妊具ゴムは?」

 ナマがいいけど、やっぱ妊娠はまずい。そうわかっているのに、ダメなことなんだろうけど、あいてに判断を委ねてしまった。

「で、できれば、そのぉ――」

 まぁ、男だったからわかるけど、任せたらそうなるよね。

「……膣外射精そとだよ?」

 タメ息をついて、ちょっと失望した表情を作る。責任の半分が自分にあることを隠すみたく。
 ――生理明けだから大丈夫とは思うけど、女としてしばらく生きるなら、妊娠のリスクはきちんと憂慮すべきだ。ましてや相手が旦那でも恋人でもないなら尚更のこと。
 とは言えその一方、避妊具をつけてのセックスって、男側の壮大な自慰オナニーに付き合わされているだけでは? などとくだらないことを妄想していまう自分もいた。

「しゅ、主任!」

 ボーっとしょうもない事を考えている内に、過呼吸気味の長谷川君かれは、怒張した肉棒と共に、目と鼻の先まで迫っていた。

「せ、正常位で、ね?」

 余裕ぶっていた化けの皮が、順調に剥がれてイッタ。だって、係長との数回の経験しか無いセックス初心者の自分としては、やはり正常位が一番安心できるんだから。

「主任が、そう望まれるのなら」

 伺いを立てるような言動をしつつも、こっちの気が変わるのを警戒してか、手で肉棒を握り持ち、膣口の位置へと調整してくる。早々にハメようと焦っているのが、逆にこちらを動揺させてしまう。

「つ、つ、ついに、主任のオマンコに」

「や、優しくだよ?」

 初体験でも無いのに、なぜか急に怖くなり、今までとは真逆な弱音をポンポン吐いてしまう。だが、彼は目で頷きながら、ニコリと笑う。

「主任って、ほんっとに愛らしいですね」

 斜め上な天然の返答に、思わず股に込める力が緩んでしまう。

「(い、今の彼の心情テンション挿入いれられると、ちょっとヤバいかも)あ、長谷川君。やっぱり少しだけ待――」

 ズニョォン。
 返答の、代わりに、熱い肉棒が、何の抵抗もなく、膣内を埋める。瞬きする間も無く、当然ながらその全てを、あなが飲み込んだ。

「ッ、ぁア!」

 衝撃なき衝撃に身震いする。
 い、異物感はある程度はあるものの、係長との夜によってこなれて来たため、勢いよく飲み込んでしまったのだ。
 彼の、、を。

「ふおぉぉっ!」

 絶叫する彼は、無我夢中に出し入れしてくる。けど、自分の膣壁は、温かく柔らかく受け入れて、溶かすようにトロトロに包み込む。
 彼は目を強く閉じつつ、まるで手探りで探すみたく、じぶんの腰の肉を求め掴む。

「しゅ、にん。の、なか。気持ち、良すぎ、ますよぉ!」

 天井を向いて、悲鳴のような声をあげた。涎を垂らす彼は、獣性を剥き出しにするみたく、腰を打ち付けてくるっ。
 パン、ヌチョ。パァン、ネチャァ!
 ペース配分もテクも何も無い、まるで高校生が初めてするセックスのような腰使いだった。自分の愛液と彼の我慢汁が、ピストンのつどぶつかり飛び散り、シーツを次々と汚していった。

「(想像はっ、してたっ、けどぉ)――はせがわくっ。も、もっと、ゆっくりぃ!」

 腰部に食い込ませた指は、まるでホナホールを扱うみたいに握り掴んだ。腰も激しく前後させて、肉棒で膣壁を削り擦られるっ。
 わ、悪くはないかもだけど、雰囲気ムードを考慮しない中途半端なパワーセックスは、受け側おんなの方の負担が、ちょっと大きいっ。
 パァン。ピャン!

「長谷川くん――」

「ハァ、ハァ! しゅにん、しゅにん!」

 ガバッ!
 聞く耳も無く身体を被せてきて、互いに綺麗な部類であろう柔らかな肌が重なる。汗はその間で混ざり合い、体臭すらも溶け合った。
 その一方、腹上死しないかと心配になるくらいのテンションの彼を、少しでも落ち着かせようと背中を軽く叩くも。
 ンチュゥ。

「! ――んんっ」

 唐突に顔を寄せて、舌を絡めてくる。キスは待って――と舌で追い返そうにも、いつも以上の力を発揮されてしまい、絡め取られて、ディープキスを強行されてしまう。
 チュルロ、ロレ。
 んっ。けど、女体化してキスフェチになってしまったのか、だんだんと頭の中がとろけてイク。
 次第にされるがままになり、手順も力の込め具合もバラバラなのに、まるで――肉棒オチンコが痒いの? ――っというくらいに膣穴で擦り続ける彼の性行為を、受け入れてゆく。
 パン、ピチャ、パァン!

「(で、も。この獣的な感じも、嫌いじゃ、な)ジュル、レロレ」

 舌を絡め合うことに集中して、意識を股間の疲労感から遠ざけようとする。歯がカチカチと当たる中、羽交い締めするみたく、彼に巻き付けた腕に力を込める。
 やがて、ググッと彼の身体の重心が、こっちに傾いてくるぅ。

「ジュポ――しゅ、しゅにん。新妻主任っ!」

 腰遣いストロークはブレーキの壊れた車みたくどんどんと加速していき、濡れ濡れの膣内は、応じるみたいに彼の一物を締め上げていっちゃう。

「主任っ。もう、射精ちゃいますっ!」

 ドクン! っという鼓動に、言い様もない感情が溶け混ざり、身体を内側から灼いていった。

「! も、ぅ! しょうが無い、なぁ!」

 舌を絡めつつ、細腕同士で互いを抱き締め合う。――イクのなら、一緒にイキたい!

「主任!」

「長谷川くっ!」

 あらん限りの力で互いを拘束し合う。
 ギュ――ドポッ、ドピュル、ピュル。
 汗が目に染み入る中、彼の肩へ歯形を付けていた。肉棒と膣口の収縮以外は時が止まったかの様で、抱き合ったまま静止していた。
 二度目とは思えない吐精とせいに、やはり若さを感じ、こちらも負けじと膣口が肉棒を噛みしめていた。もしくは、係長いつもと違う肉棒に、新鮮さを覚えたのかもしれなかった――。

「ハァ、ハァ、も、もぅ。膣内射精なかはダメって、言ったのに――」

 体裁と取り繕うだけの一言を、義務とばかりに、耳へ吹き掛ける。

「ご、ごめんなさい。主任」

 そう言いつつ、首筋の汗を舐め取り、甘えるみたく頭を擦り付けてくる。ほんとに反省してる?

「全く……ねぇ、長谷川君」

「は、はい?」

 怒られるのかと、困り眉で顔をあげる彼の唇に、キスをする。
 一瞬だけ止まった彼は、やがて甘えるみたく、唇に舌を這わせてくる。うん、アフターを怠けないタイプっぽい。

「チュロ――会社で言ったら、ダメだよ?」

 汗でひっついた髪もそのままに、笑顔でそう告げた。
 彼は、くしゃ、っと笑うと、全身を強く抱き締めてくる。そのちょっとした苦しさに、むしろ心地よさを覚えた。
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