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第6話 屈辱と汚辱と恥辱
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ポン――バシャバシャン。
月の位置がさほど変わらない程度の時間差の下、家の中から中級傷薬を三本ほど持ち出してきた。栓を開けて、親父の足の赤い切断面に、惜しげもなくかけていく。
通常の人間であれば、こんな重篤な状態だと応急処置にもならんだろう。だが、ワーキャットの雄の成体ともなれば、強力な自然治癒力と相まって、止血の補助作用くらいにはなりうるだろう。
「――グゥ。ウガァ。ア、ァァッ」
まぁ治癒の有無に関わらず、その痛みは想像を絶するだろうが。
ガシャン。
空瓶を投げ捨てた後、シロの首輪の鎖を剣で断ち、同時に鎖の端を握る。涙を流すシロは、その血のように赤い眼でもって御主人を睨み上げる。
「おいおい。そうイキリ立つなよ。親父の傍まで行かせてやるんだぜ?」
俺が近寄るのと合わせて鎖がたわむ。瀕死の親父の傍へ、首が締まるのもいとわずに駆け寄ろうとする。
――おうおう、涙ぐましい親子愛だこと。
「ガァ。フゥ、ゴァ」
もちろんその間、敵意の眼差しを俺に浴びせる親父は、両手を地につけて上半身を動かし、持ち上げようとする。
その気力は天晴だが、筋肉質でデカい図体は過重であり、腕力のみで動かすなんて無理だ。ましてや今後、獲物を攻撃なんて不可能だ。
――遅かれ早かれ、コイツは死ぬ。
「ニァ! ニゥ!」
鎖を引っ張り叫ぶシロは、親父の土に汚れた顔に肉薄する。
「ギニャ、フシュゥ」
この光景を、まるで労るような二色の月光が、二匹を森の中にて浮かび上がらせる。
やがて鋭い瞳より、初めて殺意が薄れてゆく。俺には理解出来ない言葉? 音節? に加えて、目線と合わせた何かを必死に伝え合っているように思えた。
――はぐれてごめんね父さん、だろうか。
――会いたかったよ父さん、だろうか。
――私のせいで酷いケガを、だろうか。
「ニャフ。ミュ!」
「フゴゥ、ゴア」
だが俺は――くくっ――笑いを堪えるのに必死だった。
「離れ離れになっていた親子の再会。実に感動的じゃぁないかぁ」
シロは涙でドロドロな顔を、親父へ近づけて離れない。
――俺は鎖を引いて、手元まで無理やり手繰り寄せる。
「ギニャ!」
「ゴァ? ウガゥ!」
穏やかな夜風が木々と草木を揺らす中、バタバタと足を動かす人型の雌猫と、もはや動く事もままならない、娘の前で異種族に惨敗した半獣の雄。
ほんっとぉに、馬鹿な奴らだぁ。
「おい。ニャアニャア、ガウガウ、うっせんだよ獣風情が! お前らはなぁ、人間様のために産まれて、弄ばれるか、死ぬかのどっちかなんだよっ」
――なぜ俺が獣を狩るか? 至極、簡単な理由だ。
魔物より実入りが良くて、魔術なんかの複雑な攻防を展開してこない。何よりどれだけ甚振っても苦情がこないに他ならない。
「あとは、たま~に魔物と違って、見た目のイイのがいるからなぁ」
魔物もいねーことは無いが。
ガッ。
「ニァッ!」
シロの背後から組み付いて、体毛ごと抱き締める。左手でその細い下顎と頬を掴み、声を出せなくする。
レロレロ、っとシロのちょっと痩せばった横顔を舐めつつ、絹みたいな髪とうなじ、もみ上げや肩の毛など、毛という毛を口に含んで噛み舐める。まるで貴族共が口にする高級な菓子の様な柔らかな食感を堪能しつつ、涎塗れにする。
「ムグ、ムググッ」
「ガァ! グゥ!」
「ぷはっ。――さぁ、シロ。瀕死の親父の眼前で、娘から女へ羽化するところを見せつけてやろうぜぇ!」
ジュル、チュパッ。
シロの柔らかな唇を頬張る。痛そうなくらいに目をつむるシロは、顔を背けようとするも、そんな細い首の力で、俺に勝てるわけがなかった。
鼻先を擦り合いつつ、空いた右手で乱暴に乳房を揉み、乳首を弾いて遊ぶ。
「グウオォッ!」
ぶははっ。シロと違って親父の方は、娘が強姦されているのか、ちゃんとわかってんじゃねぇか。
「ジュプア――それも異種族の、雄様になぁ!」
カリッ。
「ッ、ンググゥ!」
乳房なんて放っておいて、陰核へ爪先を伸ばす。ワーキャットの雌は陰核を肉の内側へ隠しているから、掘り起こす必要があるのに、昨日気付いた。
「しかもお前、クリは性感帯なんだろ? とんがり耳の先っぽが赤くなってんだよ」
中腰になろうとするシロを、硬く熱い股間でもって跳ね返す。
怒りと恐怖と羞恥と刺激により、火照っていくシロの身体を、夜風ごときでは冷やす事はできない。指や口は元より全身を使い、しかも死にかけの親父の前で、性器を弄り遊んでいると――。
チョロ、チョロロロ。
「ニ、ュ」
「グ? ガッ? ゥ」
「――ぶははっ! おいおいシロぉ。女になれとは言ったが、死にかけの親父の頭に小便かけろとまでは言ってねぇぞ!」
白い陰毛は尿で濡れた事で僅かに変色していた。立ちションをしてしまった飼い猫は悲哀と自己嫌悪によって、両肩と唇を震わせる。
――あぁ、ゾクゾクするわぁ。その佇まいにこの表情よ。ここ数日間、俺の暴行に健気に耐えていたが、親父に出会い、気が緩んで心に隙が出来たんだろうなぁ。
女のしなり耐えてきた心が、折れる瞬間こそが、男の快楽なんだよ!
「さぁてと。お次はぁ~」
こんな時のために、今まで敢えて触らなかった部分があった。足先を踏みつけて動きを完全に封じつつ、左手で鎖を離す。
指先でもって、フワフワの背中の中心から、下へ下へとなぞり降ろしていき、そして――。
「! フニギィャ!」
威嚇や驚きではなく、衝撃を鳴き声に変換したみたく叫んだ。
ピンと伸びて動かない尻尾の生え際を指先でなぞった。尻尾の付け根には、僅かに肉色の粘膜があり、温かで柔らかく、ほんのわずかに湿気っていた
長年、女を犯してきた俺の勘が告げていたのだ。ここを弄ると、面白いことになると。
「ア! ニィ、ヤァア!」
弾力を示すその隙間は、なかなか野生では触るのは難しそうな場所だった。動きを完封し、爪先と指先で、引っ掻くみたく責めながら刺激する。
痙攣しかけるシロの顔面を横から覗き込む。目と口をかっ開いて、森を――いや、夜空を瞳に映して絶句していた。
「グオ、ウオオオォッ!」
親父はまるで――気をしっかり持て――と、愛娘に叫んでいるみたいだった。
くくっ、あーっはっはっは。無駄無駄無駄ぁ! だって完全に新しい快感を覚えさせられた雌の顔してるもん。しかもこんな極限状態で開発されちまったから、頭も心もグッチョグチョだぜ?
指の腹で二周ほど円を描いてから、今度は爪先を小さく押し込む。
「ファ! ニニッ……ゴロ、ロゴ」
未知の快感に、足腰が立たなくなってきたのか、膝が笑い出す。俺からすればケツを差し出している過ぎない。
「(頃合いだなぁ)おら。座れ雌猫」
軽く肩を下へ押すと、腰が抜けたみたくストンと座り落ちる。脚をM字の形にするシロは、放心状態もいいところだった。
そして俺は、だがシロを捨て置き剣を握りなおす。その刃の先を――。
「グ、ゴァォ?」
親父の首後ろへ引っ付ける。何本か毛が斬り落ちる。
「俺に牙を向けた罪により、殺す」
闇夜を切り裂くみたく、あるいはまとう風に、グィンと黒狼剣を振り上げる。
「フニ……ニ、ァ」
拘束するものが何も無いにも関わらず、座ってじっとしたままだった。瞳孔が開きそうな目でもって、俺を見上げるシロは、ナニかを訴えているみたいだった。
くくっ。いい表情だぁ。心に吐しゃ物をぶっかけられたみたいな顔してら。
「――だがそうだなぁ、うん。もしくはシロ、お前が代わりに貫かれるか?」
親父の後頭部で足裏の土を落としつつ、使い込まれたチンコでもって、座り込む人型雌猫を指す。
「……ニ、ゥ」
人語はわからないだろうが、親父の死の分岐点であることと、勃起したチンコで指し示されたことにより、直感で何かを理解しようとしていた。
「ウゴァ、グルア!」
うるせぇ口を踏みつける。もう親父の鳴き声なんぞ、虫の羽音より響かないんだよ。
「ニ、ァ。ニ、ゥ」
案の定、真っ青のシロは瞬きも忘れて、自分の上毛に覆われた太腿へ指を添えたかと思いきや、その柔らかな脚を拡げていく。あぁ~、いいねいいねぇ!
薄毛の茂みにて、失禁と愛液で濡れている肉壺を、ついに俺に差し出した!
「ぶははっ! ――よかったなぁ雑魚親父。娘が身代わりになるってよ」
「グォォ! ウグァ!」
吠える頭を軽く蹴飛ばし、腰を落としてシロの膣口へ亀頭を当てる。クチュクチュと、充血した小陰唇をイジメるつど、ピクンビクンと体毛と皮膚を震わせた。
さぁってとぉ、待ちにまった姦通だぁ!
「おらよっ!」
ズニュロン!
愛液を蹴散らして、一気に奥まで突っ込む。
「ギ、ニァ」
くぅぅ――トロトロの膣内は暖炉みたく温かく、極上の圧がネットリと肉棒全体にかかってくる。こんな状況でも、犯されたら受け入れる辺り、やっぱ雌の獣だ。
パァン! ズボッ。パァン!
正常位の姿勢にて、親父に汚い尻を向けている俺は、愉悦とばかりに破顔しつつ、交尾を強行する。目の前にて、虚ろな瞳のシロの顔面を据えて、萎れるみたいな体毛を、だが味わうみたく抱きしめる。
「ニ、ィ。ニュァ」
今まで一番、怯え萎びたた声を口の端から漏らしこぼし続けた。カタカタと身体を震わせる反面、狂ったみたいに上機嫌な膣穴を肉棒で喰らいむしゃぶる。
俺は口が裂けるくらいに笑いつつ――トドメとばかりに。
「わかってるってシロ。ここだろ?」
右手をシロの腰へと回し、黒くて太い指でもって、尻尾の付け根を再び虐める。
「ハニャァ! ンニョォ。アーォアーォ!」
毛と肉の合間の、半粘膜な部分を擦ったり、引っ掻いたり、押し込んだりする。そのつど、シロの下品な泣き声が、森中にこだました。
「さぁ、野生のお前を親父に見せつけてやろうぜ!」
パン! パァン! パチャァン!
今迄の性処理的なセックスとは異なり、完全にハマっていた。膣内での締め付けや濡れ方が段違いで、なんと言ってもアヘる表情が自然と出来上がる。
ヌルン、ヌルンとほぼ摩擦なく出し入れでき、飛び散る体液はもはや小便レベルだ。
「ぃよっし。もっとパパに良く見てもらおうな!」
貫いたまま軽々と持ち上げて、立ち正常位のまま親父の頭を跨ぐ。
――ピチャ、ペチャ、プチャ。
愛液と我慢汁の液体が、娘の喘ぎ声とすら混ざり合い、親父の顔面へ降り注ぐ。
「ウガ、ガ。ゥ」
こっちもついに心が折れたみたく呻き始める。くかかか!
娘は俺の肩に細い顎を乗せて、舌を伸び出し涎を垂らし、膣以外のあらゆる身体の部位を弛緩させていった。
パン、ヌロン。パァン、ズニュン!
「ゴ、ロ。オニョ、グロロ」
虚ろな、けど奇妙に甘える鳴き声――泣き声を漏らし始める。チラリとその横顔を見ると、虚空を見つめたまま、涙の筋をいくつも作っていた。
シロの全てが折れたのを知ったその瞬間、ビキビキ、っとチンコが力む。
「やっぱ和姦より強姦だよなぁ。特にお前らみたいな、畜生が相手ならなぁ!」
腰振りの強度と速度を上げていく。ぶっちゃけもう壊れても構わん。親父の頭の毛は俺らの体液で濡れ固まり、生臭い臭いをすら立て始めていた。
「おらっ。親父の両足をぶった斬った異種族の雄様が種付けしてやるから、しっかり締め付けろぉ!」
小指の先を、尻尾と肉の間に挿し込む。
「ッ! ――ァィ!」
怒鳴りがスイッチになってか、条件反射みたくそのしなやかな腕や脚を俺に巻きつけてくる。極上の毛皮をまとったみたくなった俺は、笑い叫びながら――。
パァン! ドピュ――トポ、ピュルル。
思っクソ腰を打ち込み、羽交い締めにする。シロは息が上手く出来ないみたく、水面に浮かぶ魚みたく口をパクパクさせた。肉棒は血管を膨張し、膣は搾り取ろうと収縮し、互いに痛みと快感を交換し続けた。
ちなみに当然ながら、シロの大事な膣壁へ生きた白い絵の具でもって、好き勝手に落書きを描きつつ。
「ァッァッァ? ロア、ゴロロロォ」
「ふぅぅ……マンコと毛ざわりだけは一級品だな。そら、よっと」
ズヌチョ――トロォ、ボタ、ボト。
蓋を失ったため、膣から愛液と精液のカクテルが、親父の頭に下痢みたく滴り落ちる。シロは白目を剥きそうな感じで、ガクガクと顎を震わせた。
「おいおい。何をギブアップみたいな表情してんだよ? 玉袋が空になるまで家の中で気張るんだよ」
ブチュン。
秒で姦ル気を取り戻したチンコでもって、雌穴を再び穿る。
「ゴニャァ。――ヘッ、ヘッ、ヘ!」
どっちかってーと犬みたいな息をする雌猫は、尻尾をすら俺に巻き付けてきた。
「ぐははっ。野生の雌は、結局つえーヤツに股を開く仕様になってんだよ」
一歩進むつど、チンポを打ち込んで遊ぶ。卑猥な水音と汚い嬌声が夜の森に立ち込める。
「あれ、なんか忘れているみたいな――? まぁ、忘れるくらいだから大したもんじゃねぇか」
一度も振り向かず、シロを貫いまま家へと入っていった。
その晩、シロが初めて失神した。
月の位置がさほど変わらない程度の時間差の下、家の中から中級傷薬を三本ほど持ち出してきた。栓を開けて、親父の足の赤い切断面に、惜しげもなくかけていく。
通常の人間であれば、こんな重篤な状態だと応急処置にもならんだろう。だが、ワーキャットの雄の成体ともなれば、強力な自然治癒力と相まって、止血の補助作用くらいにはなりうるだろう。
「――グゥ。ウガァ。ア、ァァッ」
まぁ治癒の有無に関わらず、その痛みは想像を絶するだろうが。
ガシャン。
空瓶を投げ捨てた後、シロの首輪の鎖を剣で断ち、同時に鎖の端を握る。涙を流すシロは、その血のように赤い眼でもって御主人を睨み上げる。
「おいおい。そうイキリ立つなよ。親父の傍まで行かせてやるんだぜ?」
俺が近寄るのと合わせて鎖がたわむ。瀕死の親父の傍へ、首が締まるのもいとわずに駆け寄ろうとする。
――おうおう、涙ぐましい親子愛だこと。
「ガァ。フゥ、ゴァ」
もちろんその間、敵意の眼差しを俺に浴びせる親父は、両手を地につけて上半身を動かし、持ち上げようとする。
その気力は天晴だが、筋肉質でデカい図体は過重であり、腕力のみで動かすなんて無理だ。ましてや今後、獲物を攻撃なんて不可能だ。
――遅かれ早かれ、コイツは死ぬ。
「ニァ! ニゥ!」
鎖を引っ張り叫ぶシロは、親父の土に汚れた顔に肉薄する。
「ギニャ、フシュゥ」
この光景を、まるで労るような二色の月光が、二匹を森の中にて浮かび上がらせる。
やがて鋭い瞳より、初めて殺意が薄れてゆく。俺には理解出来ない言葉? 音節? に加えて、目線と合わせた何かを必死に伝え合っているように思えた。
――はぐれてごめんね父さん、だろうか。
――会いたかったよ父さん、だろうか。
――私のせいで酷いケガを、だろうか。
「ニャフ。ミュ!」
「フゴゥ、ゴア」
だが俺は――くくっ――笑いを堪えるのに必死だった。
「離れ離れになっていた親子の再会。実に感動的じゃぁないかぁ」
シロは涙でドロドロな顔を、親父へ近づけて離れない。
――俺は鎖を引いて、手元まで無理やり手繰り寄せる。
「ギニャ!」
「ゴァ? ウガゥ!」
穏やかな夜風が木々と草木を揺らす中、バタバタと足を動かす人型の雌猫と、もはや動く事もままならない、娘の前で異種族に惨敗した半獣の雄。
ほんっとぉに、馬鹿な奴らだぁ。
「おい。ニャアニャア、ガウガウ、うっせんだよ獣風情が! お前らはなぁ、人間様のために産まれて、弄ばれるか、死ぬかのどっちかなんだよっ」
――なぜ俺が獣を狩るか? 至極、簡単な理由だ。
魔物より実入りが良くて、魔術なんかの複雑な攻防を展開してこない。何よりどれだけ甚振っても苦情がこないに他ならない。
「あとは、たま~に魔物と違って、見た目のイイのがいるからなぁ」
魔物もいねーことは無いが。
ガッ。
「ニァッ!」
シロの背後から組み付いて、体毛ごと抱き締める。左手でその細い下顎と頬を掴み、声を出せなくする。
レロレロ、っとシロのちょっと痩せばった横顔を舐めつつ、絹みたいな髪とうなじ、もみ上げや肩の毛など、毛という毛を口に含んで噛み舐める。まるで貴族共が口にする高級な菓子の様な柔らかな食感を堪能しつつ、涎塗れにする。
「ムグ、ムググッ」
「ガァ! グゥ!」
「ぷはっ。――さぁ、シロ。瀕死の親父の眼前で、娘から女へ羽化するところを見せつけてやろうぜぇ!」
ジュル、チュパッ。
シロの柔らかな唇を頬張る。痛そうなくらいに目をつむるシロは、顔を背けようとするも、そんな細い首の力で、俺に勝てるわけがなかった。
鼻先を擦り合いつつ、空いた右手で乱暴に乳房を揉み、乳首を弾いて遊ぶ。
「グウオォッ!」
ぶははっ。シロと違って親父の方は、娘が強姦されているのか、ちゃんとわかってんじゃねぇか。
「ジュプア――それも異種族の、雄様になぁ!」
カリッ。
「ッ、ンググゥ!」
乳房なんて放っておいて、陰核へ爪先を伸ばす。ワーキャットの雌は陰核を肉の内側へ隠しているから、掘り起こす必要があるのに、昨日気付いた。
「しかもお前、クリは性感帯なんだろ? とんがり耳の先っぽが赤くなってんだよ」
中腰になろうとするシロを、硬く熱い股間でもって跳ね返す。
怒りと恐怖と羞恥と刺激により、火照っていくシロの身体を、夜風ごときでは冷やす事はできない。指や口は元より全身を使い、しかも死にかけの親父の前で、性器を弄り遊んでいると――。
チョロ、チョロロロ。
「ニ、ュ」
「グ? ガッ? ゥ」
「――ぶははっ! おいおいシロぉ。女になれとは言ったが、死にかけの親父の頭に小便かけろとまでは言ってねぇぞ!」
白い陰毛は尿で濡れた事で僅かに変色していた。立ちションをしてしまった飼い猫は悲哀と自己嫌悪によって、両肩と唇を震わせる。
――あぁ、ゾクゾクするわぁ。その佇まいにこの表情よ。ここ数日間、俺の暴行に健気に耐えていたが、親父に出会い、気が緩んで心に隙が出来たんだろうなぁ。
女のしなり耐えてきた心が、折れる瞬間こそが、男の快楽なんだよ!
「さぁてと。お次はぁ~」
こんな時のために、今まで敢えて触らなかった部分があった。足先を踏みつけて動きを完全に封じつつ、左手で鎖を離す。
指先でもって、フワフワの背中の中心から、下へ下へとなぞり降ろしていき、そして――。
「! フニギィャ!」
威嚇や驚きではなく、衝撃を鳴き声に変換したみたく叫んだ。
ピンと伸びて動かない尻尾の生え際を指先でなぞった。尻尾の付け根には、僅かに肉色の粘膜があり、温かで柔らかく、ほんのわずかに湿気っていた
長年、女を犯してきた俺の勘が告げていたのだ。ここを弄ると、面白いことになると。
「ア! ニィ、ヤァア!」
弾力を示すその隙間は、なかなか野生では触るのは難しそうな場所だった。動きを完封し、爪先と指先で、引っ掻くみたく責めながら刺激する。
痙攣しかけるシロの顔面を横から覗き込む。目と口をかっ開いて、森を――いや、夜空を瞳に映して絶句していた。
「グオ、ウオオオォッ!」
親父はまるで――気をしっかり持て――と、愛娘に叫んでいるみたいだった。
くくっ、あーっはっはっは。無駄無駄無駄ぁ! だって完全に新しい快感を覚えさせられた雌の顔してるもん。しかもこんな極限状態で開発されちまったから、頭も心もグッチョグチョだぜ?
指の腹で二周ほど円を描いてから、今度は爪先を小さく押し込む。
「ファ! ニニッ……ゴロ、ロゴ」
未知の快感に、足腰が立たなくなってきたのか、膝が笑い出す。俺からすればケツを差し出している過ぎない。
「(頃合いだなぁ)おら。座れ雌猫」
軽く肩を下へ押すと、腰が抜けたみたくストンと座り落ちる。脚をM字の形にするシロは、放心状態もいいところだった。
そして俺は、だがシロを捨て置き剣を握りなおす。その刃の先を――。
「グ、ゴァォ?」
親父の首後ろへ引っ付ける。何本か毛が斬り落ちる。
「俺に牙を向けた罪により、殺す」
闇夜を切り裂くみたく、あるいはまとう風に、グィンと黒狼剣を振り上げる。
「フニ……ニ、ァ」
拘束するものが何も無いにも関わらず、座ってじっとしたままだった。瞳孔が開きそうな目でもって、俺を見上げるシロは、ナニかを訴えているみたいだった。
くくっ。いい表情だぁ。心に吐しゃ物をぶっかけられたみたいな顔してら。
「――だがそうだなぁ、うん。もしくはシロ、お前が代わりに貫かれるか?」
親父の後頭部で足裏の土を落としつつ、使い込まれたチンコでもって、座り込む人型雌猫を指す。
「……ニ、ゥ」
人語はわからないだろうが、親父の死の分岐点であることと、勃起したチンコで指し示されたことにより、直感で何かを理解しようとしていた。
「ウゴァ、グルア!」
うるせぇ口を踏みつける。もう親父の鳴き声なんぞ、虫の羽音より響かないんだよ。
「ニ、ァ。ニ、ゥ」
案の定、真っ青のシロは瞬きも忘れて、自分の上毛に覆われた太腿へ指を添えたかと思いきや、その柔らかな脚を拡げていく。あぁ~、いいねいいねぇ!
薄毛の茂みにて、失禁と愛液で濡れている肉壺を、ついに俺に差し出した!
「ぶははっ! ――よかったなぁ雑魚親父。娘が身代わりになるってよ」
「グォォ! ウグァ!」
吠える頭を軽く蹴飛ばし、腰を落としてシロの膣口へ亀頭を当てる。クチュクチュと、充血した小陰唇をイジメるつど、ピクンビクンと体毛と皮膚を震わせた。
さぁってとぉ、待ちにまった姦通だぁ!
「おらよっ!」
ズニュロン!
愛液を蹴散らして、一気に奥まで突っ込む。
「ギ、ニァ」
くぅぅ――トロトロの膣内は暖炉みたく温かく、極上の圧がネットリと肉棒全体にかかってくる。こんな状況でも、犯されたら受け入れる辺り、やっぱ雌の獣だ。
パァン! ズボッ。パァン!
正常位の姿勢にて、親父に汚い尻を向けている俺は、愉悦とばかりに破顔しつつ、交尾を強行する。目の前にて、虚ろな瞳のシロの顔面を据えて、萎れるみたいな体毛を、だが味わうみたく抱きしめる。
「ニ、ィ。ニュァ」
今まで一番、怯え萎びたた声を口の端から漏らしこぼし続けた。カタカタと身体を震わせる反面、狂ったみたいに上機嫌な膣穴を肉棒で喰らいむしゃぶる。
俺は口が裂けるくらいに笑いつつ――トドメとばかりに。
「わかってるってシロ。ここだろ?」
右手をシロの腰へと回し、黒くて太い指でもって、尻尾の付け根を再び虐める。
「ハニャァ! ンニョォ。アーォアーォ!」
毛と肉の合間の、半粘膜な部分を擦ったり、引っ掻いたり、押し込んだりする。そのつど、シロの下品な泣き声が、森中にこだました。
「さぁ、野生のお前を親父に見せつけてやろうぜ!」
パン! パァン! パチャァン!
今迄の性処理的なセックスとは異なり、完全にハマっていた。膣内での締め付けや濡れ方が段違いで、なんと言ってもアヘる表情が自然と出来上がる。
ヌルン、ヌルンとほぼ摩擦なく出し入れでき、飛び散る体液はもはや小便レベルだ。
「ぃよっし。もっとパパに良く見てもらおうな!」
貫いたまま軽々と持ち上げて、立ち正常位のまま親父の頭を跨ぐ。
――ピチャ、ペチャ、プチャ。
愛液と我慢汁の液体が、娘の喘ぎ声とすら混ざり合い、親父の顔面へ降り注ぐ。
「ウガ、ガ。ゥ」
こっちもついに心が折れたみたく呻き始める。くかかか!
娘は俺の肩に細い顎を乗せて、舌を伸び出し涎を垂らし、膣以外のあらゆる身体の部位を弛緩させていった。
パン、ヌロン。パァン、ズニュン!
「ゴ、ロ。オニョ、グロロ」
虚ろな、けど奇妙に甘える鳴き声――泣き声を漏らし始める。チラリとその横顔を見ると、虚空を見つめたまま、涙の筋をいくつも作っていた。
シロの全てが折れたのを知ったその瞬間、ビキビキ、っとチンコが力む。
「やっぱ和姦より強姦だよなぁ。特にお前らみたいな、畜生が相手ならなぁ!」
腰振りの強度と速度を上げていく。ぶっちゃけもう壊れても構わん。親父の頭の毛は俺らの体液で濡れ固まり、生臭い臭いをすら立て始めていた。
「おらっ。親父の両足をぶった斬った異種族の雄様が種付けしてやるから、しっかり締め付けろぉ!」
小指の先を、尻尾と肉の間に挿し込む。
「ッ! ――ァィ!」
怒鳴りがスイッチになってか、条件反射みたくそのしなやかな腕や脚を俺に巻きつけてくる。極上の毛皮をまとったみたくなった俺は、笑い叫びながら――。
パァン! ドピュ――トポ、ピュルル。
思っクソ腰を打ち込み、羽交い締めにする。シロは息が上手く出来ないみたく、水面に浮かぶ魚みたく口をパクパクさせた。肉棒は血管を膨張し、膣は搾り取ろうと収縮し、互いに痛みと快感を交換し続けた。
ちなみに当然ながら、シロの大事な膣壁へ生きた白い絵の具でもって、好き勝手に落書きを描きつつ。
「ァッァッァ? ロア、ゴロロロォ」
「ふぅぅ……マンコと毛ざわりだけは一級品だな。そら、よっと」
ズヌチョ――トロォ、ボタ、ボト。
蓋を失ったため、膣から愛液と精液のカクテルが、親父の頭に下痢みたく滴り落ちる。シロは白目を剥きそうな感じで、ガクガクと顎を震わせた。
「おいおい。何をギブアップみたいな表情してんだよ? 玉袋が空になるまで家の中で気張るんだよ」
ブチュン。
秒で姦ル気を取り戻したチンコでもって、雌穴を再び穿る。
「ゴニャァ。――ヘッ、ヘッ、ヘ!」
どっちかってーと犬みたいな息をする雌猫は、尻尾をすら俺に巻き付けてきた。
「ぐははっ。野生の雌は、結局つえーヤツに股を開く仕様になってんだよ」
一歩進むつど、チンポを打ち込んで遊ぶ。卑猥な水音と汚い嬌声が夜の森に立ち込める。
「あれ、なんか忘れているみたいな――? まぁ、忘れるくらいだから大したもんじゃねぇか」
一度も振り向かず、シロを貫いまま家へと入っていった。
その晩、シロが初めて失神した。
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状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
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