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第5話 人は獣か
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「ルォーン」
ん?
シロを飼い始めた五日目の夜のことだった。大の字で寝ていた俺は、双つの月光と星々が織りなす、微細なその明るさのみが光源な室内にて、目を覚ます。
「――近いな」
シロへ目をやる。部屋の隅にて、精液で体毛がガビガビになってうずくまっていたが、三角の耳をピンと起こし、さっきの音源を探るみたく向きを調整していた。
やがて森から、そこそこの圧迫感が少しずつ迫ってくる。魔物? いや、瘴気よりも戦意が濃い――これは魔獣の類だな。
「(ピリピリくる)危険度Bはありそうだな」
黒狼剣を引っ掴む。念の為にと、混合翼獣戦以来の黒のスケイルアーマーを身に着けて、床をきしませながら玄関の扉を開けると。
「ニニッ!」
ダッダッタ。
飛び起きたシロが脇をすり抜け出て、鎖が許すギリギリの位置まで走り抜ける。どうやら糞尿のためでは無さそうだ。
「ナ~オ。ナ~ォ!」
まるで助けを求めるみたく、森のあっちこっちへ顔を向け、普段とは違う声質にて鳴き続ける。――まぁ、ご主人様を出し抜こうとする仕置きは後でタップリしてやるとして、臨戦態勢のまま庭へ出る。
――ザアァァァ。
夜風は心地よく、遥か頭上では銀蛍が群れを作って明滅していた。
「……かくれんぼなら一人でやってろ。さっさと出て来いや」
東側の生え茂る樅のその奥の闇へ、吐き捨てるみたく呟く。
「――ルロロロォ」
ズゥン、ドォン。
森の闇より、まず灰色の鉄のごとき堅毛に覆われたデカい脚が、生え現れる。
やがて姿を現せた二足歩行のソレは、体長がシロの倍近くあった。人間の男に近しい顔の輪郭だが、毛のあちこちが白髪化しており、無数の傷痕を身体のあちこちに浮かべていた。鋭い眼光に牙と爪と荒々しい尻尾、そして隆起した筋肉は――なるほど、と言った印象だ。
「ニャオア、フニァ!」
ジャラララ、っと鎖を鳴らすシロは、現れたワーキャットの雄へ、すがるみたいな目線と悲痛な声を注ぐ。
雌と見比べると、半獣には違いないものの、雄の肉質や骨格は獣よりであった。
「ルグォォォオ」
ワーキャットは一瞬だけシロを打見した後、俺へと向き直る。溢れんばかりの殺意と共に。
「シロの恋人か兄妹かと思ったが……まさかの親父かぁ?」
白髪や傷跡の古さ、また足音の消し方の上手さから、そんな印象を受けた。
ワータイガーやワーウルフは、子供が成体になるまで雄も子供を守ることがあるが、ワーキャットもそうみたいだ。
――まぁいい。まずはご挨拶と、剣を軽く振るいつつ、欠伸まじりに笑う。
「いや~。おたくの娘さん。雌として使い勝手いいねぇ。一日に何回も雌穴を使っても壊れないんだよ。俺の性処理のために今まで産み育ててくれて、あんがとさん」
言葉はわからずとも、侮辱の感情を鼻先で読み取ったのか、牙と歯茎を剥き出しにして、腹の底から吠える。
「ウゴオァ!」
大気が震える。この前にネスラン遺跡でぶっ殺した猿剛獣よりは歯応えがありそうだ。
――シュラン。黒狼剣は月光を浴び、その広い剣幅を鈍く瞬かせる。
「よぉく見ておけよシロ。子離れ出来ない愚かなパパンに、本当の絶望ってのを教え刻んでやるからな」
精液でガビガビなシロは、こちらへ見向きもせず、親父の方を心配気に見ている。
ズバンッ――親父が地を蹴った音と共に、目線を戻す。
「ガアアァァ!」
ヒュッ――ブシュ。
? っとと、爪撃により俺の頬が小さく裂ける。怒りで肉体が活性化してるとは言え、先制攻撃を許しちまうとは、まだ酒が抜けてねぇか?
「――だが、獣あるある。動きが直線的過ぎるぜ!」
二撃目が繰り出される前に左後方へ飛び退き、剣を目線に高さへ合わせ、オクスの姿勢を取る。追撃のタイミングに合わせて刺突をぶちかます。
「ルガァ!」
「おらぁ!」
豪腕が唸るが、こちとらお前みたいなのを何十体以上と斬り分けて来たんだよ。首の皮二枚くらいで回避すると同時に、剣の切っ先を槍の穂先のごとく突き出す――。
ビュン。
「あ?」
胸へぶっ刺さる直前、硬化した身体を捻じり、水平に跳んで避けやがった。――なるほど。強靭な肉体もだが、歴戦の古傷は伊達じゃねぇってとこか。
「(冒険者と闘り合って生き残って来たのかもしれん)――じゃあ、これはどうだっ」
ズンッ。
足裏を地に吸わせる。剣を水平に構え持ち、横一閃の大振りをかます!
――シュパン。
「! グゥォ?」
胸部付近の分厚い毛と皮が横に裂けて、血が絵具みたく滴り流れる。
鎌威太刀。風を帯びた遠距離剣技、いわゆる遠当だ。致命傷にほど遠いのは、ヤツの硬い皮と毛に加えて、おそらくワーキャットが風の系統そのものだからだろう。同属性反発により威力がかなり減衰された様子だ。
とは言え、遠距離から一方的に嬲れることに事に変わりはなく、さらに風の系統は火や水などに比べて視えにくいのも強みだ。
「ニアオ。ナーオォ!」
親父の出血に心配そうな声を上げる。くくくっ、可愛い鳴き声出せるじゃねーか。
「そ~ら、もう一発」
足だけ前後に踏み構える。
「ガアァッ!」
威圧をまとって距離を詰めようとする。そりゃ遠距離攻撃できねーヤツの活路は、接近戦に持ち込むしかないよなぁ。
今まで誰とどこで戦ってきたのか知らんが、独りで獣を狩り続けてきた俺と戦うには足りないものがある――それは。
「速さと耐久力と洞察と知性と特技と運が、欠けてんだよ獣らには!」
ガキン! キィン、ガィンッ!
剛爪を相手に剣戟を交えつつ、ヤツの大振りを看破し、態勢を崩しつつ構える。
「戦技……」
腹の底から息を吐く。身体の重心を地面に落とし込むように体幹を沈ませて、上半身は大きくひねる。剣は腕と共に身体に巻き付けるみたく構え持つ。
「グルアァ!」
咆吼が大気を弾き、さらに赤黒く変色する――筋力強化か。ただの突進や切り裂きを致命傷にできるのは獣達の専売特許だ。
なら非力な人間はいかに抗うか? 一つは武具や道具による強化、あるいは知識や魔術による戦術取得、そして何よりも大事なのが。
「ウゴオッ!」
「……風陣雷刃!」
ブオワッ――バジリリィッ!
技術だ。
「「!」」
――森の木々が激しく互いの枝を打ち鳴らし、刹那の眩い閃光は森の奥まで照らした。
瞬間的な暴風により家の屋根材の一部が剥がれ飛び、地面は落雷のごとく切り裂かれて、焦げえぐれていた。
ポタ、っと汗を流す俺は、ゆったりと顔を上げる。
「ふぅ。久々にやったな、この戦技」
「ゴ。ア、ァァッ」
ドォン。
歴戦のワーキャットは、両足を切断されて、文字通り地に伏した。
両足の切断面から多量の血が垂れ流れて、小さな血の河が出来ていた。出血と激痛により、軽く痙攣を引き起こしている。
「風の陣でもって動きを封じ、雷の刃にて切除するため、回避不可だ。さらに風との親和性が高いほど、風陣に囚われるっつー算段よ」
地べたに這いつくばり、それでも怒気を孕んだ眼光によって俺を見上げてくる。その闘争心には感激した――だが無意味だと言わんばかりに。
ガッ。
顔面を踏みつける。硬い髪も体毛も、ガサガサと鳴り、血と共に生気までも抜けていくみたいだった。
「わかったか? これが獣の限界だ」
ノミのいそうな背中に乗り上げる。
「理性でもって生物を殺すのが人間だ。わかったか?」
「ナアァー! ニィアアァァ!」
シロが狂ったみたく泣き叫ぶ。首輪で擦り切れてか、首元から血がにじみ出ていた。
――オイオイ。そんな鎮痛で絶望的な表情と声で泣き叫ばれると、俺のちょっと加虐的な性癖が、ビチャビチャに疼いちゃうだろうぉ?
カチャリ――ドサ。
お役御免と鎧も下着も脱ぎ捨て、全裸になる。
「それじゃぁ。シロに親父よ、俺様に盾突いた代償を支払ってもらおうかぁ」
……絶望という通貨でもってなぁ。
ん?
シロを飼い始めた五日目の夜のことだった。大の字で寝ていた俺は、双つの月光と星々が織りなす、微細なその明るさのみが光源な室内にて、目を覚ます。
「――近いな」
シロへ目をやる。部屋の隅にて、精液で体毛がガビガビになってうずくまっていたが、三角の耳をピンと起こし、さっきの音源を探るみたく向きを調整していた。
やがて森から、そこそこの圧迫感が少しずつ迫ってくる。魔物? いや、瘴気よりも戦意が濃い――これは魔獣の類だな。
「(ピリピリくる)危険度Bはありそうだな」
黒狼剣を引っ掴む。念の為にと、混合翼獣戦以来の黒のスケイルアーマーを身に着けて、床をきしませながら玄関の扉を開けると。
「ニニッ!」
ダッダッタ。
飛び起きたシロが脇をすり抜け出て、鎖が許すギリギリの位置まで走り抜ける。どうやら糞尿のためでは無さそうだ。
「ナ~オ。ナ~ォ!」
まるで助けを求めるみたく、森のあっちこっちへ顔を向け、普段とは違う声質にて鳴き続ける。――まぁ、ご主人様を出し抜こうとする仕置きは後でタップリしてやるとして、臨戦態勢のまま庭へ出る。
――ザアァァァ。
夜風は心地よく、遥か頭上では銀蛍が群れを作って明滅していた。
「……かくれんぼなら一人でやってろ。さっさと出て来いや」
東側の生え茂る樅のその奥の闇へ、吐き捨てるみたく呟く。
「――ルロロロォ」
ズゥン、ドォン。
森の闇より、まず灰色の鉄のごとき堅毛に覆われたデカい脚が、生え現れる。
やがて姿を現せた二足歩行のソレは、体長がシロの倍近くあった。人間の男に近しい顔の輪郭だが、毛のあちこちが白髪化しており、無数の傷痕を身体のあちこちに浮かべていた。鋭い眼光に牙と爪と荒々しい尻尾、そして隆起した筋肉は――なるほど、と言った印象だ。
「ニャオア、フニァ!」
ジャラララ、っと鎖を鳴らすシロは、現れたワーキャットの雄へ、すがるみたいな目線と悲痛な声を注ぐ。
雌と見比べると、半獣には違いないものの、雄の肉質や骨格は獣よりであった。
「ルグォォォオ」
ワーキャットは一瞬だけシロを打見した後、俺へと向き直る。溢れんばかりの殺意と共に。
「シロの恋人か兄妹かと思ったが……まさかの親父かぁ?」
白髪や傷跡の古さ、また足音の消し方の上手さから、そんな印象を受けた。
ワータイガーやワーウルフは、子供が成体になるまで雄も子供を守ることがあるが、ワーキャットもそうみたいだ。
――まぁいい。まずはご挨拶と、剣を軽く振るいつつ、欠伸まじりに笑う。
「いや~。おたくの娘さん。雌として使い勝手いいねぇ。一日に何回も雌穴を使っても壊れないんだよ。俺の性処理のために今まで産み育ててくれて、あんがとさん」
言葉はわからずとも、侮辱の感情を鼻先で読み取ったのか、牙と歯茎を剥き出しにして、腹の底から吠える。
「ウゴオァ!」
大気が震える。この前にネスラン遺跡でぶっ殺した猿剛獣よりは歯応えがありそうだ。
――シュラン。黒狼剣は月光を浴び、その広い剣幅を鈍く瞬かせる。
「よぉく見ておけよシロ。子離れ出来ない愚かなパパンに、本当の絶望ってのを教え刻んでやるからな」
精液でガビガビなシロは、こちらへ見向きもせず、親父の方を心配気に見ている。
ズバンッ――親父が地を蹴った音と共に、目線を戻す。
「ガアアァァ!」
ヒュッ――ブシュ。
? っとと、爪撃により俺の頬が小さく裂ける。怒りで肉体が活性化してるとは言え、先制攻撃を許しちまうとは、まだ酒が抜けてねぇか?
「――だが、獣あるある。動きが直線的過ぎるぜ!」
二撃目が繰り出される前に左後方へ飛び退き、剣を目線に高さへ合わせ、オクスの姿勢を取る。追撃のタイミングに合わせて刺突をぶちかます。
「ルガァ!」
「おらぁ!」
豪腕が唸るが、こちとらお前みたいなのを何十体以上と斬り分けて来たんだよ。首の皮二枚くらいで回避すると同時に、剣の切っ先を槍の穂先のごとく突き出す――。
ビュン。
「あ?」
胸へぶっ刺さる直前、硬化した身体を捻じり、水平に跳んで避けやがった。――なるほど。強靭な肉体もだが、歴戦の古傷は伊達じゃねぇってとこか。
「(冒険者と闘り合って生き残って来たのかもしれん)――じゃあ、これはどうだっ」
ズンッ。
足裏を地に吸わせる。剣を水平に構え持ち、横一閃の大振りをかます!
――シュパン。
「! グゥォ?」
胸部付近の分厚い毛と皮が横に裂けて、血が絵具みたく滴り流れる。
鎌威太刀。風を帯びた遠距離剣技、いわゆる遠当だ。致命傷にほど遠いのは、ヤツの硬い皮と毛に加えて、おそらくワーキャットが風の系統そのものだからだろう。同属性反発により威力がかなり減衰された様子だ。
とは言え、遠距離から一方的に嬲れることに事に変わりはなく、さらに風の系統は火や水などに比べて視えにくいのも強みだ。
「ニアオ。ナーオォ!」
親父の出血に心配そうな声を上げる。くくくっ、可愛い鳴き声出せるじゃねーか。
「そ~ら、もう一発」
足だけ前後に踏み構える。
「ガアァッ!」
威圧をまとって距離を詰めようとする。そりゃ遠距離攻撃できねーヤツの活路は、接近戦に持ち込むしかないよなぁ。
今まで誰とどこで戦ってきたのか知らんが、独りで獣を狩り続けてきた俺と戦うには足りないものがある――それは。
「速さと耐久力と洞察と知性と特技と運が、欠けてんだよ獣らには!」
ガキン! キィン、ガィンッ!
剛爪を相手に剣戟を交えつつ、ヤツの大振りを看破し、態勢を崩しつつ構える。
「戦技……」
腹の底から息を吐く。身体の重心を地面に落とし込むように体幹を沈ませて、上半身は大きくひねる。剣は腕と共に身体に巻き付けるみたく構え持つ。
「グルアァ!」
咆吼が大気を弾き、さらに赤黒く変色する――筋力強化か。ただの突進や切り裂きを致命傷にできるのは獣達の専売特許だ。
なら非力な人間はいかに抗うか? 一つは武具や道具による強化、あるいは知識や魔術による戦術取得、そして何よりも大事なのが。
「ウゴオッ!」
「……風陣雷刃!」
ブオワッ――バジリリィッ!
技術だ。
「「!」」
――森の木々が激しく互いの枝を打ち鳴らし、刹那の眩い閃光は森の奥まで照らした。
瞬間的な暴風により家の屋根材の一部が剥がれ飛び、地面は落雷のごとく切り裂かれて、焦げえぐれていた。
ポタ、っと汗を流す俺は、ゆったりと顔を上げる。
「ふぅ。久々にやったな、この戦技」
「ゴ。ア、ァァッ」
ドォン。
歴戦のワーキャットは、両足を切断されて、文字通り地に伏した。
両足の切断面から多量の血が垂れ流れて、小さな血の河が出来ていた。出血と激痛により、軽く痙攣を引き起こしている。
「風の陣でもって動きを封じ、雷の刃にて切除するため、回避不可だ。さらに風との親和性が高いほど、風陣に囚われるっつー算段よ」
地べたに這いつくばり、それでも怒気を孕んだ眼光によって俺を見上げてくる。その闘争心には感激した――だが無意味だと言わんばかりに。
ガッ。
顔面を踏みつける。硬い髪も体毛も、ガサガサと鳴り、血と共に生気までも抜けていくみたいだった。
「わかったか? これが獣の限界だ」
ノミのいそうな背中に乗り上げる。
「理性でもって生物を殺すのが人間だ。わかったか?」
「ナアァー! ニィアアァァ!」
シロが狂ったみたく泣き叫ぶ。首輪で擦り切れてか、首元から血がにじみ出ていた。
――オイオイ。そんな鎮痛で絶望的な表情と声で泣き叫ばれると、俺のちょっと加虐的な性癖が、ビチャビチャに疼いちゃうだろうぉ?
カチャリ――ドサ。
お役御免と鎧も下着も脱ぎ捨て、全裸になる。
「それじゃぁ。シロに親父よ、俺様に盾突いた代償を支払ってもらおうかぁ」
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