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第1話 返り討ち
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キマイラの買取を押し付けたその夜、自宅へ帰るためにと街の郊外へ向かう。樫や水楢なんかの広葉樹が高く生い茂る、森丘方面へ足先を向ける。
天空の双月が、俺の足元を黄と青に照らす。だらしなく酒を飲みながらゆったりと歩くと、まるで夢の中に片足を突っ込んでいるみたいだった。背後の喧騒が遠退くと同時に、夜風が雲の隙間から草原へと流れ込む。名も知らない小さな白い花が揺れていた。
「ルォーン」
目指す森丘のさらに奥のオーラム山地より、聞き慣れない獣声が何度か響いていた。まぁ、蒼頭狼か何かだろうが、珍しいな。
「ンゴク。――ふぅ、あの店の葡萄酒は本当にうめぇ」
街に店はいくつもあるが、ロードリー商店は夜遅くまで開いており、貴族御用達の上質な酒の密売までやってくれる。――もっとも、値段は張るがそこは仕方がない。酒に金貨二枚、食い物にも金貨一枚を費やした俺は、チョットもつれるもつれる足でもって、青い森を目指す。
街道の方へ目をやるも、この時間帯に人影は皆無で、たまに魔霊狩りの冒険者の一行を見かけるくらいだった。ましてや鬱蒼としたこの森丘へ通じる細道に、人がいる理由がなく――。
「フゥー。……酔っ払い相手なら、勝てると思ったのか?」
森の入口いくらか手前にて立ち止まり、挑発するみたく酒で喉を鳴らす。
「「……」」
スゥッ。
点在する白橅から、岩の陰から、そして森の入口からと、三人の人影がほぼ同時に姿を現す。薄汚れたフードとコートは、盗賊ギルドで見た連中のソレだった。
「混合翼獣の代金を踏み倒すために、お前らを送り込んできたのか? だとした盗人の癖に(敵を見る)審美眼すら持ち合わせていないみたいだな」
あのオッサン、そこまでアホだったのかなぁ? と思いっきり欠伸をした。
左後方の一番ガタイの良さそうな男が口を開く。
「――元冒険者ギルド崩れの分際で、我ら盗賊ギルドに対する度重なる狼藉。反吐が出る」
あー、くっだらねぇ。目ぇ覚めるくらいに。
まだ金惜しさでの組織からの刺客だった方が納得いくわ。そもそも全うな生き方を捨てて盗人案内所に身を寄せている溝鼠の分際で、なぁにを勘違いしてやがる
「ほんっとアホだなお前ら。そもそも暗殺者ギルドの下位互換の癖に、巾着以外を斬ろうなんて、頭お花畑すぎんぞ?」
辛辣と思われるかもしれんが、これでも丸くなったもんだ。十年前ならとっくに頭と首がバイバイしてら。
――シュラン、っと三人がほぼ同時に短刃を抜く。あ~ぁ、抜いちゃったよ。蛮勇に付ける薬は無いと、仕方なく酒瓶をしまう。
「やれやれ。命を粗末にするヤツなんて大嫌いだ、死ねばいいのに――んっ?」
スンスン。
俺の黒い鼻の暗い穴を拡げて鳴らす。遠くに咲いている鈴蘭の香りと酔いが相まって、このタイミングまで気付かなかった、んが。
バッ! 森側の一番小柄な人影へ向き直る。
「ま、まさか。てめぇ。お、女か?」
いや、間違いねぇ。未だかつて俺の鼻が男と女の識別を間違えたことは無いっ。
「……これから死ぬお前に答える必要はない」
ひゃあっ! 声でバレバレ(笑)。おそらく十七歳か十八歳っ。
しかもコイツら準罪人な上に単独犯だから、好きなだけ責め犯しても問題なし! くかか、今日はなんてラッキーな日なんだぁ。
顔が勝手に傾き、口元がさらにと綻び、動悸もヤバい。さらに、こんな人気の無いところで女を強姦とか――最高のシチュエーションじゃん。
「――死ねっ」
残った一人が速さ任せに接近してくる。んが――バギィ!
「「!」」
肩慣らしと軽く右手を振って、その汚ねぇ(であろう)顔面を掴み、そのまま地面へとめり込ませる。
興味ないが、顔面はもちろん、眼球も鼻も歯も、いい感じに折れ凹んでいることだろう。ピクピクと全身を痙攣させて、失禁していた。
「あのさ、遅くね? ――そもそも俺がさぁ、普段どんな魔獣を狩ってる生きてるのか知ってんのか?」
「お、のれぇ!」
デカめの男が地を蹴ったかと思うと、姿が薄れていく――隠姿の技だな。何を得意がってるのか知らんが、擬態獣の方がもっと早自然にく景色に溶け込めるっつうの。
スンスン、っと小さく鼻を鳴らし、足に力を込める。
「! そこだっ、死ねぇっ」
左後方に延髄蹴りを放つ。
ゴキャ。
「……ア、がっ」
――いい音に良い声、何よりイイ感触だ。視認するに、目ん玉が飛び出かけて、後頭部が歪に変形していた。うむ、見るに堪えない。
「つかよぉ、姿が見えなくなるだけで、肉体も臭ぇ体臭も消せるわけじゃねんだよ。バーカ」
か~、ペッ。吐き出した痰は、三日月みたいに変形した横顔に付着した。いやいや、こんな男共はどーでもいいんだ。
「さっ、てっ、とぉ」
うへへぇ、ここからが本番本番っと。残り一匹へと向き直ると、玩具を手に入れる寸前の子供みたく、一人でに嗤ってしまう。
「――っ!」
震え残る女の賊ギルド員は短刃を落とし、街の灯りを背に、森の方へと踵を返した。
あ~ぁ。街へ逃げ込むのなら、足の速さ勝負かつ俺の酔いのおかげで、ワンチャンあったかもしれないのに。地の利を求めてなんだろうが、暗く見通しの悪いこの森は、俺の庭なんだよなぁ。
「ってかぁ、仲間をぉ、見捨ててぇ、逃げるとかぁ、一番やっちゃイケナイことだぞぉ?」
そもそも仲間という存在をすら不要とする俺からしたら、どの口が言うかとも思いつつ、再び鼻をヒクつかせて、大股で夜の森へと入る。
ザッザッザ。
――小高い森丘を入口に、だがオーラム山地の裾まで広がるこの森は、迷霧の森と呼ばれており、春先に濃霧があちこちに発生する肥沃な森だ。
たむろする魔物や魔獣の脅威度は中の下くらいだが、豊かな果実や柔らかな葉身、冷たく澄んだ水を求める動物、さらにそれらを食う魔物や魔獣が入り乱れる。冒険者共で言うなら、中級に上がりたての一行などが、(昼限定で)たまに散策する場所だ。
枯れ落ちた枝を足裏で踏み折りつつ、暗く深い夜の森にて、大口を開ける。
「お~い。今すぐ全裸で出て来て、股をおっ拡げて泣きながら謝罪したら、並の強姦くらいで許してヤルかもだぞ~?」
――返事の代わりに、夜風が枝葉を揺らす。しゃ~ない、ブチ犯し決定だな。さらにと嗅ぎつつ、草や真砂土を踏み歩む内に、何かが近づいてくる気配を感じ取る。
「キシャアァ!」
あ? あぁ、樹冠に潜んでいた毒蜘蛛が三体、闇に乗じて襲ってきただけのことだった。
胴体が山羊くらいのこいつらは、まず見た目がキモく、さらに食うにしても毒抜きが面倒くさく、そもそも素材として価値が低い。
「ってことで死ね」
――シュパン、パキィン。
背中の黒狼剣で叩っ斬る。この黒狼剣は黒狼獣と呼ばれる巨大な魔獣の鋭鱗や堅骨を加工して鍛造された業物であり、愛剣だ。
黒い刃先は重いが鋭利で刃こぼれがしにくい優れ物で、さらに魔霊などの物理攻撃が効かない相手ですら、いくらかは攻撃が通る。毒蜘蛛の腹だの手足の間接だの、手応えもなく瞬時に分かつ。
「はいはい。ゴミゴミ」
魔物の体液がかからないように死骸を避けつつ、再び鼻をひくつかせる。
――女の臭いが少し変わった。おそらく魔物を瞬殺した俺に、さらに恐怖を抱いたのだろう。ってことは、向こうからこちらが見える(見えた)はずだ。目を閉じて鼻先に神経を集中する。個人差はあるが、緊張した際に発するニオイは、若い奴ほど強くなる。
「(あっちか)ふぅ~、よっ!」
息を大きく吸い込んで思いっきり――ズバァン! 地をえぐり蹴り、右斜め三本目の樫の木の太い枝へ飛び移る。
――おっ。やっぱり、いたいた。幹に背もたれして震えるクソ賊女ちゃん、発見♡
「っ、ぁ!」
ビクリと身体を震わせて、悲鳴をこぼす。
イィイ声にィイィ反応だぁ。きっとめっちゃ怯えてたんだろうなぁ。それとも仲間を置いてきた事に、少しは罪悪感でも感じてたのかな?
賊女はすぐさま他の枝に移ろうとするも、いくら何でも遅すぎる――グッ、とその汚いマントの上から細腕を掴む。
すると可愛らしいことに、空いている方の手を懐に入れる。短刀か毒、目くらましを取り出そうとしたのかなぁ? ――ポキィ。
「かっ! あ、アぐ」
ちょっと握力を込めれば、簡単に折れちゃう二の腕。ってかこの程度の痛みで怯んで反撃できないとか終わってね?
「痛い? イタイ? そりゃ骨折したら痛いかぁ」
空いた手でフードを剥ぐ。
ファサ。
――茶髪のショートヘアの、十八歳くらいで、頭三つ分くらいの身長差の小娘の素顔が現れる。顔は、まぁ俺よりは上だが、中の中くらいだ。
その翡翠色の瞳は、恐怖と涙で滲んでいた。やば、勃っちゃった。
「いい表情してるねぇ。ちなみに俺の名はロックウェルド=バスム。お名前は?」
痛みで涎を垂らしそうな口を閉じたかと思うと、右耳の紫色の耳飾りを振り出す――シュッ――なかなか面白い試みだが、これだけ警戒されていると、ね?
首を傾げて飛んできた針を避ける。ちょっとだけ腹が立ったから――ググッと骨折した箇所をさらに加圧する。手応え的に、肉は互いにひしゃげ合い、骨はコナゴナとなり、激痛が盛んに発生していると思われた。
「いぐ、づぁ」
「イグヅァ、っていうんだ。変わったお名前だね? ――おいゴラ、ふざけてんのかクソ女」
ビリィ。羊皮紙を裂くみたく、俺の黒くてデカい指先で、下に着込んでいた革鎧を引きちぎっていく。
頭上の葉の間を縫うみたく注ぐ月光が、白い胸巻きをまとった、控えめそうな乳房を照らした。
「名前は?」
折れた使い物にならない腕の先をまだ掴み持ち、さらにその指の一本一本をつまみ、ペキン、パキンと折っていく。
「痛ぃ! ジェーン――痛だいっ!」
軽く痙攣しつつ叫び出したから、小指が残ったところで止める。
「次の質問。当然だろうけど、もう月のもの(※妊娠が可能かの意味)は来てるよね?」
「……き、来てる――ウッ」
トン。
はい、女認定できましたと、頸椎に軽く手を当てて気絶させる。妊娠できるかどうかが、俺の中の雌判定なんだから。
「樹の枝の上で猿交尾ってのも面白いかも知れんが、さっきから俺の体重でギシギシ言ってるからな」
軽い小娘を背負ぎ担いで、ビョンと跳躍した。
* * *
「お~い。目ぇ覚ませぇ?」
相変わらずの森の中だが、柔らかな月光が二つ射し込む湖の畔という、何ともロマンティックなシチュエーションであった。
眠り姫よろしく、横たわる小娘へ唾を飛ばして起こす。――あ、接吻でもしてたら童話っぽかったか?
「ぐっ……手が痛――!」
組み敷かれて大の字に寝かしつけられた小娘は、当然ながら全裸だ。品定めするに、肉付きなどは少し痩せていた(まぁ太った盗賊ギルド員なんぞ聞いたことないが)。
ぶくぶくに腫れた片腕は、もはや全く動かなく青紫に変色していた。
「さぁてとぉ、これからナニをされるかぁ、わかるかなぁ?」
わかってなくてもわからせてやると、下半身を露出済の俺は、反り返った色黒の男性器でもって夜空を指す。
「! めて。や、めてぇ」
痛みと絶望に心身が蝕まれる準犯罪者の小娘が、今から俺にされる強姦を思うと、胸が締め付けられる思いだぁ。ウヒヒッ。
「君達が俺にしようとした殺人を、良く思い出してごらん?」
我ながら小型の牛頭獣人くらいの太い足でもって、その細い脚の付け根より、股をおっ広げていく。柔らかい股関節を可動させた後、黒い亀頭の先頭でもって、陰毛付近をピチピチと突き遊ぶ。
「……ごめ、んなさい。ごめ、さぃ」
涙と後悔と苦痛により、えぐれる小娘の声と表情が、チンコの血管をググッと広げる。
「あのさぁ。謝るくらいなら最初からやるな、って話だよな?」
俺は携帯袋を漁り、くすんだ小瓶を取り出す。中にはイエロースライムから採取された薄黄色の粘液が詰められていた。調合士らが処理した物で、毒にも薬にもならないが、潤滑油として使えた。
カポッ。
「そうそう。俺の肉棒さぁ、女によっては長いだの太いだの文句を言ってくるんだけど、お前さんはそんなこと言わないよな?」
トロォ。
血管が浮き出るチンコにかける。前戯なんて時間の無駄無駄。
「おねが、します。犯さ、ないで――」
ズニュルル。
「ぇええっぃぁぁああ!」
いい反応だ。挿入と同時に海老反りする小娘は、まるで激痛と恐怖の二重合奏に耐えるみたく、目と口を限界までかっ開らいていた。
――だがんなもん興味無いと、膣の具合を確認する。
「ふんむ? 幅はまぁまぁだが締め付けが弱く、奥行もあまり無い。六十点」
ぱん、パン、パァン!
――でもまぁマンコはマンコだ。しかも十八歳で比較的使い込まれていなさそうだから、しゃぶり尽くさない手はない。
細めの太腿に指を食い込ませて、モノみたく前後させる。風の噂だと、王都では人形師が性行ドールなるモノを、変態貴族向けに開発しているとか。まぁ、扱いとしては似たようなもんだ。
「あ、あっ、アッ!」
苦しそうに喘ぐ姿でますます滾っちゃうぜ。
下半身を圧迫しつつ膣壁を擦り、毛だらけの玉袋にて尻穴を強打し、亀頭で子宮を殴打する。う~ん。これは貴紳の嗜みだ。
「ふっ、よっ――なぁなぁ。盗賊ギルドって女が少なそうだけどさぁ、やっぱ穴兄弟(※単一の女性と複数の男性が関係を持つ)とかが多いのか?」
パン、ピチャ。パァン、クチャッ!
おっ、やっと愛液が出てきた感じだ。――まぁ、感じているんじゃなくて、雌の防衛本能が働いているだけなんだろうけど。
「ひぎっ。くるし、いひゃい!」
心地よい悲鳴と水音にて鼓膜を震わせながら、リズミカルに腰打を繰り返す。ズチョヌチョに濡れてきた肉棒で、向きをちょっとずつ変えて内壁を擦る。竪琴の弦を弾くみたく、乳首を爪先で引っかき遊ぶ。
「あ、ひょっとして恋人とか好きなヤツいた? ――けどまぁほら、だとしても仕方ないって。野生なら、望まない雄との交尾や妊娠は普通によくあるから。そもそも法を尊ばない盗賊女ギルド員も、半分は獣みたいなもんじゃん?」
まぁ俺もだけど。
グチャ、パァン、ピチャ!
「いぐっ。や、やぁ!」
――にしても、月と星明かりの下、夜風が気持ちいい森丘セックスは、開放感があっていいなぁ。自分もこの大自然の一員として溶け込んでいるみたいで……。
「ッ……っ……」
ん? 小娘のうめき声が小さくなっていったかと思うと、白目を剥き始める。
「は? ハァァ? おいおいおい! 強姦ってる最中に気絶とかマジふざけてんのか?」
乳首を摘み捻り、陰核を弾くも、微動だにしない。
くっは、マジで外れだな。盗賊ギルドの女なんだから、とっ捕まった時のために淫行スキルくらい鍛えておけっての。
そもそも、人は殺せない、物も盗めない、雄も満足にイカせられないとか、何して生きてたんだよ。
「ハァ。ほんと、萎えるぜ」
糞デカ溜め息を吹きかけつつ、仕方なく腰の打ち付けを速める。
――ドポッ、ピュル、ビユビユ!
作業的に膣内強制吐精をして終了させる。濃くて臭い俺の白い子種を、愚かな雑魚マンコの膣内に吐き塗りたくり、怒りを鎮める。
ぐりぐり、っとチンコの根元を膣口に擦りつけると、ビクビクと痙攣した。
ズボォ――ぶひゅん。
そして勢い良くチンコを引き抜くと、精子の濁流が起こっている膣内へ空気が入り込み、屁みたいな音がしたのは、ちょっと面白かった。
「汚ったね。拭いとこ」
痩せばった腹やちっぱい(※小さい乳房)にふやけそうなチンコを丁寧に擦り付けて、愛液と精液の混合物からキレイキレイする。
「――まぁでも、殺さないでおいてやるよ。俺は女不殺だからな」
そう言って服装を直しつつ、剣を背中に納刀する。
それにしても、だ――草木も眠る時刻、森の中にて全裸で、大の字にて倒れ伏し、片腕を青紫にして、膣穴から精液を垂らす犯罪者くずれの小娘。
う~ん、芸術だな。王都の大芸術家である、ザッハやオルジェロあたりに、是非とも油彩画として描き、額縁に収めて欲しいもんだ。
いやぁほんと、乞食の汚れた寝床を見ているみたいで気色悪っ。
「ルォーン」
っと、また聞き慣れない獣の鳴き声が、青白い迷雨の森にこだまする。
「おい。食い殺される前に、さっさと家へ帰った方がいいぜ?」
気絶して返事の無い小娘に、気遣いの一言をかけてやる。
尻をかきつつ、ワインを一杯。月光に浮かぶ全裸の小娘を後に、屁をこいでから家路へ着いた。
天空の双月が、俺の足元を黄と青に照らす。だらしなく酒を飲みながらゆったりと歩くと、まるで夢の中に片足を突っ込んでいるみたいだった。背後の喧騒が遠退くと同時に、夜風が雲の隙間から草原へと流れ込む。名も知らない小さな白い花が揺れていた。
「ルォーン」
目指す森丘のさらに奥のオーラム山地より、聞き慣れない獣声が何度か響いていた。まぁ、蒼頭狼か何かだろうが、珍しいな。
「ンゴク。――ふぅ、あの店の葡萄酒は本当にうめぇ」
街に店はいくつもあるが、ロードリー商店は夜遅くまで開いており、貴族御用達の上質な酒の密売までやってくれる。――もっとも、値段は張るがそこは仕方がない。酒に金貨二枚、食い物にも金貨一枚を費やした俺は、チョットもつれるもつれる足でもって、青い森を目指す。
街道の方へ目をやるも、この時間帯に人影は皆無で、たまに魔霊狩りの冒険者の一行を見かけるくらいだった。ましてや鬱蒼としたこの森丘へ通じる細道に、人がいる理由がなく――。
「フゥー。……酔っ払い相手なら、勝てると思ったのか?」
森の入口いくらか手前にて立ち止まり、挑発するみたく酒で喉を鳴らす。
「「……」」
スゥッ。
点在する白橅から、岩の陰から、そして森の入口からと、三人の人影がほぼ同時に姿を現す。薄汚れたフードとコートは、盗賊ギルドで見た連中のソレだった。
「混合翼獣の代金を踏み倒すために、お前らを送り込んできたのか? だとした盗人の癖に(敵を見る)審美眼すら持ち合わせていないみたいだな」
あのオッサン、そこまでアホだったのかなぁ? と思いっきり欠伸をした。
左後方の一番ガタイの良さそうな男が口を開く。
「――元冒険者ギルド崩れの分際で、我ら盗賊ギルドに対する度重なる狼藉。反吐が出る」
あー、くっだらねぇ。目ぇ覚めるくらいに。
まだ金惜しさでの組織からの刺客だった方が納得いくわ。そもそも全うな生き方を捨てて盗人案内所に身を寄せている溝鼠の分際で、なぁにを勘違いしてやがる
「ほんっとアホだなお前ら。そもそも暗殺者ギルドの下位互換の癖に、巾着以外を斬ろうなんて、頭お花畑すぎんぞ?」
辛辣と思われるかもしれんが、これでも丸くなったもんだ。十年前ならとっくに頭と首がバイバイしてら。
――シュラン、っと三人がほぼ同時に短刃を抜く。あ~ぁ、抜いちゃったよ。蛮勇に付ける薬は無いと、仕方なく酒瓶をしまう。
「やれやれ。命を粗末にするヤツなんて大嫌いだ、死ねばいいのに――んっ?」
スンスン。
俺の黒い鼻の暗い穴を拡げて鳴らす。遠くに咲いている鈴蘭の香りと酔いが相まって、このタイミングまで気付かなかった、んが。
バッ! 森側の一番小柄な人影へ向き直る。
「ま、まさか。てめぇ。お、女か?」
いや、間違いねぇ。未だかつて俺の鼻が男と女の識別を間違えたことは無いっ。
「……これから死ぬお前に答える必要はない」
ひゃあっ! 声でバレバレ(笑)。おそらく十七歳か十八歳っ。
しかもコイツら準罪人な上に単独犯だから、好きなだけ責め犯しても問題なし! くかか、今日はなんてラッキーな日なんだぁ。
顔が勝手に傾き、口元がさらにと綻び、動悸もヤバい。さらに、こんな人気の無いところで女を強姦とか――最高のシチュエーションじゃん。
「――死ねっ」
残った一人が速さ任せに接近してくる。んが――バギィ!
「「!」」
肩慣らしと軽く右手を振って、その汚ねぇ(であろう)顔面を掴み、そのまま地面へとめり込ませる。
興味ないが、顔面はもちろん、眼球も鼻も歯も、いい感じに折れ凹んでいることだろう。ピクピクと全身を痙攣させて、失禁していた。
「あのさ、遅くね? ――そもそも俺がさぁ、普段どんな魔獣を狩ってる生きてるのか知ってんのか?」
「お、のれぇ!」
デカめの男が地を蹴ったかと思うと、姿が薄れていく――隠姿の技だな。何を得意がってるのか知らんが、擬態獣の方がもっと早自然にく景色に溶け込めるっつうの。
スンスン、っと小さく鼻を鳴らし、足に力を込める。
「! そこだっ、死ねぇっ」
左後方に延髄蹴りを放つ。
ゴキャ。
「……ア、がっ」
――いい音に良い声、何よりイイ感触だ。視認するに、目ん玉が飛び出かけて、後頭部が歪に変形していた。うむ、見るに堪えない。
「つかよぉ、姿が見えなくなるだけで、肉体も臭ぇ体臭も消せるわけじゃねんだよ。バーカ」
か~、ペッ。吐き出した痰は、三日月みたいに変形した横顔に付着した。いやいや、こんな男共はどーでもいいんだ。
「さっ、てっ、とぉ」
うへへぇ、ここからが本番本番っと。残り一匹へと向き直ると、玩具を手に入れる寸前の子供みたく、一人でに嗤ってしまう。
「――っ!」
震え残る女の賊ギルド員は短刃を落とし、街の灯りを背に、森の方へと踵を返した。
あ~ぁ。街へ逃げ込むのなら、足の速さ勝負かつ俺の酔いのおかげで、ワンチャンあったかもしれないのに。地の利を求めてなんだろうが、暗く見通しの悪いこの森は、俺の庭なんだよなぁ。
「ってかぁ、仲間をぉ、見捨ててぇ、逃げるとかぁ、一番やっちゃイケナイことだぞぉ?」
そもそも仲間という存在をすら不要とする俺からしたら、どの口が言うかとも思いつつ、再び鼻をヒクつかせて、大股で夜の森へと入る。
ザッザッザ。
――小高い森丘を入口に、だがオーラム山地の裾まで広がるこの森は、迷霧の森と呼ばれており、春先に濃霧があちこちに発生する肥沃な森だ。
たむろする魔物や魔獣の脅威度は中の下くらいだが、豊かな果実や柔らかな葉身、冷たく澄んだ水を求める動物、さらにそれらを食う魔物や魔獣が入り乱れる。冒険者共で言うなら、中級に上がりたての一行などが、(昼限定で)たまに散策する場所だ。
枯れ落ちた枝を足裏で踏み折りつつ、暗く深い夜の森にて、大口を開ける。
「お~い。今すぐ全裸で出て来て、股をおっ拡げて泣きながら謝罪したら、並の強姦くらいで許してヤルかもだぞ~?」
――返事の代わりに、夜風が枝葉を揺らす。しゃ~ない、ブチ犯し決定だな。さらにと嗅ぎつつ、草や真砂土を踏み歩む内に、何かが近づいてくる気配を感じ取る。
「キシャアァ!」
あ? あぁ、樹冠に潜んでいた毒蜘蛛が三体、闇に乗じて襲ってきただけのことだった。
胴体が山羊くらいのこいつらは、まず見た目がキモく、さらに食うにしても毒抜きが面倒くさく、そもそも素材として価値が低い。
「ってことで死ね」
――シュパン、パキィン。
背中の黒狼剣で叩っ斬る。この黒狼剣は黒狼獣と呼ばれる巨大な魔獣の鋭鱗や堅骨を加工して鍛造された業物であり、愛剣だ。
黒い刃先は重いが鋭利で刃こぼれがしにくい優れ物で、さらに魔霊などの物理攻撃が効かない相手ですら、いくらかは攻撃が通る。毒蜘蛛の腹だの手足の間接だの、手応えもなく瞬時に分かつ。
「はいはい。ゴミゴミ」
魔物の体液がかからないように死骸を避けつつ、再び鼻をひくつかせる。
――女の臭いが少し変わった。おそらく魔物を瞬殺した俺に、さらに恐怖を抱いたのだろう。ってことは、向こうからこちらが見える(見えた)はずだ。目を閉じて鼻先に神経を集中する。個人差はあるが、緊張した際に発するニオイは、若い奴ほど強くなる。
「(あっちか)ふぅ~、よっ!」
息を大きく吸い込んで思いっきり――ズバァン! 地をえぐり蹴り、右斜め三本目の樫の木の太い枝へ飛び移る。
――おっ。やっぱり、いたいた。幹に背もたれして震えるクソ賊女ちゃん、発見♡
「っ、ぁ!」
ビクリと身体を震わせて、悲鳴をこぼす。
イィイ声にィイィ反応だぁ。きっとめっちゃ怯えてたんだろうなぁ。それとも仲間を置いてきた事に、少しは罪悪感でも感じてたのかな?
賊女はすぐさま他の枝に移ろうとするも、いくら何でも遅すぎる――グッ、とその汚いマントの上から細腕を掴む。
すると可愛らしいことに、空いている方の手を懐に入れる。短刀か毒、目くらましを取り出そうとしたのかなぁ? ――ポキィ。
「かっ! あ、アぐ」
ちょっと握力を込めれば、簡単に折れちゃう二の腕。ってかこの程度の痛みで怯んで反撃できないとか終わってね?
「痛い? イタイ? そりゃ骨折したら痛いかぁ」
空いた手でフードを剥ぐ。
ファサ。
――茶髪のショートヘアの、十八歳くらいで、頭三つ分くらいの身長差の小娘の素顔が現れる。顔は、まぁ俺よりは上だが、中の中くらいだ。
その翡翠色の瞳は、恐怖と涙で滲んでいた。やば、勃っちゃった。
「いい表情してるねぇ。ちなみに俺の名はロックウェルド=バスム。お名前は?」
痛みで涎を垂らしそうな口を閉じたかと思うと、右耳の紫色の耳飾りを振り出す――シュッ――なかなか面白い試みだが、これだけ警戒されていると、ね?
首を傾げて飛んできた針を避ける。ちょっとだけ腹が立ったから――ググッと骨折した箇所をさらに加圧する。手応え的に、肉は互いにひしゃげ合い、骨はコナゴナとなり、激痛が盛んに発生していると思われた。
「いぐ、づぁ」
「イグヅァ、っていうんだ。変わったお名前だね? ――おいゴラ、ふざけてんのかクソ女」
ビリィ。羊皮紙を裂くみたく、俺の黒くてデカい指先で、下に着込んでいた革鎧を引きちぎっていく。
頭上の葉の間を縫うみたく注ぐ月光が、白い胸巻きをまとった、控えめそうな乳房を照らした。
「名前は?」
折れた使い物にならない腕の先をまだ掴み持ち、さらにその指の一本一本をつまみ、ペキン、パキンと折っていく。
「痛ぃ! ジェーン――痛だいっ!」
軽く痙攣しつつ叫び出したから、小指が残ったところで止める。
「次の質問。当然だろうけど、もう月のもの(※妊娠が可能かの意味)は来てるよね?」
「……き、来てる――ウッ」
トン。
はい、女認定できましたと、頸椎に軽く手を当てて気絶させる。妊娠できるかどうかが、俺の中の雌判定なんだから。
「樹の枝の上で猿交尾ってのも面白いかも知れんが、さっきから俺の体重でギシギシ言ってるからな」
軽い小娘を背負ぎ担いで、ビョンと跳躍した。
* * *
「お~い。目ぇ覚ませぇ?」
相変わらずの森の中だが、柔らかな月光が二つ射し込む湖の畔という、何ともロマンティックなシチュエーションであった。
眠り姫よろしく、横たわる小娘へ唾を飛ばして起こす。――あ、接吻でもしてたら童話っぽかったか?
「ぐっ……手が痛――!」
組み敷かれて大の字に寝かしつけられた小娘は、当然ながら全裸だ。品定めするに、肉付きなどは少し痩せていた(まぁ太った盗賊ギルド員なんぞ聞いたことないが)。
ぶくぶくに腫れた片腕は、もはや全く動かなく青紫に変色していた。
「さぁてとぉ、これからナニをされるかぁ、わかるかなぁ?」
わかってなくてもわからせてやると、下半身を露出済の俺は、反り返った色黒の男性器でもって夜空を指す。
「! めて。や、めてぇ」
痛みと絶望に心身が蝕まれる準犯罪者の小娘が、今から俺にされる強姦を思うと、胸が締め付けられる思いだぁ。ウヒヒッ。
「君達が俺にしようとした殺人を、良く思い出してごらん?」
我ながら小型の牛頭獣人くらいの太い足でもって、その細い脚の付け根より、股をおっ広げていく。柔らかい股関節を可動させた後、黒い亀頭の先頭でもって、陰毛付近をピチピチと突き遊ぶ。
「……ごめ、んなさい。ごめ、さぃ」
涙と後悔と苦痛により、えぐれる小娘の声と表情が、チンコの血管をググッと広げる。
「あのさぁ。謝るくらいなら最初からやるな、って話だよな?」
俺は携帯袋を漁り、くすんだ小瓶を取り出す。中にはイエロースライムから採取された薄黄色の粘液が詰められていた。調合士らが処理した物で、毒にも薬にもならないが、潤滑油として使えた。
カポッ。
「そうそう。俺の肉棒さぁ、女によっては長いだの太いだの文句を言ってくるんだけど、お前さんはそんなこと言わないよな?」
トロォ。
血管が浮き出るチンコにかける。前戯なんて時間の無駄無駄。
「おねが、します。犯さ、ないで――」
ズニュルル。
「ぇええっぃぁぁああ!」
いい反応だ。挿入と同時に海老反りする小娘は、まるで激痛と恐怖の二重合奏に耐えるみたく、目と口を限界までかっ開らいていた。
――だがんなもん興味無いと、膣の具合を確認する。
「ふんむ? 幅はまぁまぁだが締め付けが弱く、奥行もあまり無い。六十点」
ぱん、パン、パァン!
――でもまぁマンコはマンコだ。しかも十八歳で比較的使い込まれていなさそうだから、しゃぶり尽くさない手はない。
細めの太腿に指を食い込ませて、モノみたく前後させる。風の噂だと、王都では人形師が性行ドールなるモノを、変態貴族向けに開発しているとか。まぁ、扱いとしては似たようなもんだ。
「あ、あっ、アッ!」
苦しそうに喘ぐ姿でますます滾っちゃうぜ。
下半身を圧迫しつつ膣壁を擦り、毛だらけの玉袋にて尻穴を強打し、亀頭で子宮を殴打する。う~ん。これは貴紳の嗜みだ。
「ふっ、よっ――なぁなぁ。盗賊ギルドって女が少なそうだけどさぁ、やっぱ穴兄弟(※単一の女性と複数の男性が関係を持つ)とかが多いのか?」
パン、ピチャ。パァン、クチャッ!
おっ、やっと愛液が出てきた感じだ。――まぁ、感じているんじゃなくて、雌の防衛本能が働いているだけなんだろうけど。
「ひぎっ。くるし、いひゃい!」
心地よい悲鳴と水音にて鼓膜を震わせながら、リズミカルに腰打を繰り返す。ズチョヌチョに濡れてきた肉棒で、向きをちょっとずつ変えて内壁を擦る。竪琴の弦を弾くみたく、乳首を爪先で引っかき遊ぶ。
「あ、ひょっとして恋人とか好きなヤツいた? ――けどまぁほら、だとしても仕方ないって。野生なら、望まない雄との交尾や妊娠は普通によくあるから。そもそも法を尊ばない盗賊女ギルド員も、半分は獣みたいなもんじゃん?」
まぁ俺もだけど。
グチャ、パァン、ピチャ!
「いぐっ。や、やぁ!」
――にしても、月と星明かりの下、夜風が気持ちいい森丘セックスは、開放感があっていいなぁ。自分もこの大自然の一員として溶け込んでいるみたいで……。
「ッ……っ……」
ん? 小娘のうめき声が小さくなっていったかと思うと、白目を剥き始める。
「は? ハァァ? おいおいおい! 強姦ってる最中に気絶とかマジふざけてんのか?」
乳首を摘み捻り、陰核を弾くも、微動だにしない。
くっは、マジで外れだな。盗賊ギルドの女なんだから、とっ捕まった時のために淫行スキルくらい鍛えておけっての。
そもそも、人は殺せない、物も盗めない、雄も満足にイカせられないとか、何して生きてたんだよ。
「ハァ。ほんと、萎えるぜ」
糞デカ溜め息を吹きかけつつ、仕方なく腰の打ち付けを速める。
――ドポッ、ピュル、ビユビユ!
作業的に膣内強制吐精をして終了させる。濃くて臭い俺の白い子種を、愚かな雑魚マンコの膣内に吐き塗りたくり、怒りを鎮める。
ぐりぐり、っとチンコの根元を膣口に擦りつけると、ビクビクと痙攣した。
ズボォ――ぶひゅん。
そして勢い良くチンコを引き抜くと、精子の濁流が起こっている膣内へ空気が入り込み、屁みたいな音がしたのは、ちょっと面白かった。
「汚ったね。拭いとこ」
痩せばった腹やちっぱい(※小さい乳房)にふやけそうなチンコを丁寧に擦り付けて、愛液と精液の混合物からキレイキレイする。
「――まぁでも、殺さないでおいてやるよ。俺は女不殺だからな」
そう言って服装を直しつつ、剣を背中に納刀する。
それにしても、だ――草木も眠る時刻、森の中にて全裸で、大の字にて倒れ伏し、片腕を青紫にして、膣穴から精液を垂らす犯罪者くずれの小娘。
う~ん、芸術だな。王都の大芸術家である、ザッハやオルジェロあたりに、是非とも油彩画として描き、額縁に収めて欲しいもんだ。
いやぁほんと、乞食の汚れた寝床を見ているみたいで気色悪っ。
「ルォーン」
っと、また聞き慣れない獣の鳴き声が、青白い迷雨の森にこだまする。
「おい。食い殺される前に、さっさと家へ帰った方がいいぜ?」
気絶して返事の無い小娘に、気遣いの一言をかけてやる。
尻をかきつつ、ワインを一杯。月光に浮かぶ全裸の小娘を後に、屁をこいでから家路へ着いた。
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