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コルセットのおかげだ
しおりを挟む会場から出た後、王族の休憩室に連れて来た。
「人のせいにしないでください。」
「すまない。あのまま踊り出すと、最後まで踊りっぱなしになりそうだったからつい。」
カイ良くぼやいている。
「食事を楽しみたかったのに、仕方ないですね。」
「食事なら用意させている。ここの方が人の目を気にしなくていいから、たくさん食べれるぞ。」
「本当ですか?」
「ああ。」
「ドレスが汚れると悪いからこれをつけて食べろ。」
シルを料理があるテーブルまで案内して前掛けを着けてやる。
ドレスを汚したら悪いからな。
「では!いただきます!」
椅子に座って、満面の笑みで料理を食べ始めると思ったら手を伸ばしたまま固まった?
「食べないのか?」
「…コルセットとドレスが邪魔で料理が取れないんです。」
そんな事になるのか。
確かに椅子に座って食事をする作りではなさそうだ。
「そうか…じゃあ、私が食べさせてやろう。ほら口を開けて…」
「あっん」
「美味しいか?」
もぐもぐしながらコクコクうなずく姿は小動物みたいだ。
「次だほら、自分で口を開けて…」
顎に手を添えて、ホークを口に運ぶ。
口が小さくてほっぺに刺さないか心配になる。
あーんされるのに憧れて居たがする方も悪くない!
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