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第9話 王子様とのファーストワルツ
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私の手を取り、優雅に一礼するレオン様。
その完璧な王子様の振る舞いに、会場中の誰もが息をのんでいた。
鳴り響く、甘くて壮大なワルツの調べ。それはまるで、これから始まる私たちのための、祝福のファンファーレのようだった。
「……行けるか?」
私の耳元で、彼が囁く。その声に含まれた、ほんの少しの心配と、絶対的な信頼。
私は、こくりと頷いた。
「……はい!」
レオン様に導かれるまま、私はホールの中心へと、その第一歩を踏み出した。
一歩、また一歩。
彼のリードは、驚くほど滑らかで、ダンスなんて習ったこともない私の体を、まるで羽のように軽く、優雅に操っていく。
くるり、とターンをすれば、レオン様の魔法で生み出されたドレスの裾が、夜空の星屑を撒き散らすみたいに、キラキラと輝きながら広がった。
(すごい……夢みたい……)
周りの景色が、目まぐるしく流れていく。
着飾った貴族たちの、驚きと、嫉妬と、好奇の入り混じった顔、顔、顔。
その視線が怖くて、体が縮こまりそうになる。でも、そのたびに、私の腰に添えられた彼の力強い腕と、私をまっすぐに見つめるサファイアの瞳が、「大丈夫だ」と語りかけてくれる気がした。
だんだんと、周りの雑音が遠くなっていく。
シャンデリアのきらめきも、人々の囁き声も、何もかもが聞こえなくなって、この広いホールに、私とレオン様、二人きりしかいないみたいだった。
「……なぜ、俺の力が変わったのか、不思議に思っているか?」
踊りながら、彼が静かに口を開いた。
「お前が作った、あの琥珀糖。あれに込められていた『静寂の月桂葉』とかいうハーブ。あれが、俺の魔力の根源に作用したらしい」
「根源……?」
「ああ。ヴァイスハイト家に代々伝わる魔力は、本来、今日お前が見たような、光属性の『聖なる魔力』なんだそうだ。だが、その力はあまりに強大で、制御が難しい。下手に扱えば、術者自身を内側から焼き尽くしてしまう危険な力でもある」
だから、と彼は続けた。
「一族の長老たちは、俺が生まれた時から、その力が完全に覚醒しないよう、抑制する魔法をかけていた。俺が苦しんでいた魔力不全は、病などじゃない。無理やり押さえつけられた力が、俺の体の中で反発し、暴走していただけだったんだ」
(そんな……じゃあ、ずっと……)
「お前が、その蓋を外してくれた。お前の作る優しい魔法菓子が、俺の荒れ狂う魔力を、本来の穏やかな姿へと導いてくれたんだ。お前がいなければ、俺は一生、偽りの力に苦しみ続けるところだった」
彼の瞳が、感謝と、そしてそれ以上の、熱い想いを込めて私を見つめる。
心臓が、きゅんと甘く締め付けられた。
「私……私は、ただ、あなたの力になりたかっただけで……」
「それが、何よりの力になった。……ありがとう、いちご」
(―――っ!)
今、確かに彼は私の名前を呼んだ。
甘く、優しく。
もう、私の思考は完全にショートして、ただ彼の胸に顔をうずめることしかできなかった。
やがて、ワルツの曲が終わり、私たちは優雅な一礼でダンスを終えた。
その瞬間、割れんばかりの拍手が、ホールに響き渡った。
それは、ヴァイスハイト家の次期当主への称賛と、そして、彼の隣に立つ、名もなき私への、驚きと戸惑いが入り混じった拍手だった。
呆然と立ち尽くす私に、彼はそっと手を差し伸べる。
「立てるか?」
「は、はい……」
その手を取ろうとした、その時だった。
「……素晴らしいダンスでしたわね、レオン様。そして、そちらの『製菓科』の方も」
私たちの前に、再びロゼリア様が立ちはだかった。
その顔からは、さっきまでの激情は消え、完璧な貴族令嬢の微笑みが貼り付けられている。でも、そのエメラルドの瞳の奥は、凍てつくように冷たかった。
「ですが、レオン様。あなたはヴァイスハイト家の次期当主。そのような、どこの馬の骨とも知れない娘をパートナーにするなど、一族への裏切り行為ですわ。お考え直しなさい」
「断る」
レオン様は、きっぱりと言い放った。
「俺のパートナーは、俺が決める。家の指図も、お前の指図も受けるつもりはない。彼女は、俺が選んだ、たった一人の女性だ」
たった一人の、女性。
その言葉が、私の心の中で、キラキラと輝く宝石みたいに響き渡る。
「なっ……! あなた、正気ですの!?」
「ああ、正気だ。今までの俺が、どうかしていただけだ」
レオン様は、そう言って、ロゼリア様から視線を外すと、私の手を取り、再び歩き出した。
「行くぞ、いちご」
「……はい!」
私は、今度こそ、迷わずに頷いた。
背後で、ロゼリア様が悔しそうに唇を噛む気配がした。彼女の完璧なプライドが、音を立てて崩れていくのが、私にだってわかった。
(ごめんなさい、ロゼリア様。でも、この手だけは、もう離したくないの)
私たちは、再び注目の的になりながら、ホールの喧騒を抜けていく。
これで、もう大丈夫。もう、何も怖くない。
そう、思ったはずだった。
ホールの隅。大理石の柱の影。
そこに立つ、一人の初老の男の、鋭い視線に気づくまでは。
彼は、貴族の中でもひときわ豪奢な衣装をまとい、その手にした杖には、不気味な紫色の宝石が埋め込まれていた。
彼は、決して私たちに敵意を向けるわけではない。
ただ、まるで獲物を品定めするかのように、ねっとりとした目で、レオン様から溢れる聖なる魔力の残滓を、そして、その隣にいる私を、じっと、じっと観察していた。
その瞳は、私が今まで出会った誰とも違う、底なしの闇を湛えていた。
ゾクリ、と背筋に悪寒が走る。
(だ、誰……?)
私の視線に気づいたのか、男は、口の端を吊り上げて、にやりと笑った気がした。
その男が、後に私たちの運命を大きく揺るがすことになる、王宮魔法顧問、アルビオン公爵その人であることを、この時の私はまだ、知る由もなかった。
今はただ、レオン様に繋がれた手の温かさと、これから始まる新しい物語への期待に、胸をときめかせているだけだった。
氷の王子の心を溶かしたシンデレラの物語は、甘いワルツの調べと共に、次なる舞台へと、その幕を開けようとしていた。
その完璧な王子様の振る舞いに、会場中の誰もが息をのんでいた。
鳴り響く、甘くて壮大なワルツの調べ。それはまるで、これから始まる私たちのための、祝福のファンファーレのようだった。
「……行けるか?」
私の耳元で、彼が囁く。その声に含まれた、ほんの少しの心配と、絶対的な信頼。
私は、こくりと頷いた。
「……はい!」
レオン様に導かれるまま、私はホールの中心へと、その第一歩を踏み出した。
一歩、また一歩。
彼のリードは、驚くほど滑らかで、ダンスなんて習ったこともない私の体を、まるで羽のように軽く、優雅に操っていく。
くるり、とターンをすれば、レオン様の魔法で生み出されたドレスの裾が、夜空の星屑を撒き散らすみたいに、キラキラと輝きながら広がった。
(すごい……夢みたい……)
周りの景色が、目まぐるしく流れていく。
着飾った貴族たちの、驚きと、嫉妬と、好奇の入り混じった顔、顔、顔。
その視線が怖くて、体が縮こまりそうになる。でも、そのたびに、私の腰に添えられた彼の力強い腕と、私をまっすぐに見つめるサファイアの瞳が、「大丈夫だ」と語りかけてくれる気がした。
だんだんと、周りの雑音が遠くなっていく。
シャンデリアのきらめきも、人々の囁き声も、何もかもが聞こえなくなって、この広いホールに、私とレオン様、二人きりしかいないみたいだった。
「……なぜ、俺の力が変わったのか、不思議に思っているか?」
踊りながら、彼が静かに口を開いた。
「お前が作った、あの琥珀糖。あれに込められていた『静寂の月桂葉』とかいうハーブ。あれが、俺の魔力の根源に作用したらしい」
「根源……?」
「ああ。ヴァイスハイト家に代々伝わる魔力は、本来、今日お前が見たような、光属性の『聖なる魔力』なんだそうだ。だが、その力はあまりに強大で、制御が難しい。下手に扱えば、術者自身を内側から焼き尽くしてしまう危険な力でもある」
だから、と彼は続けた。
「一族の長老たちは、俺が生まれた時から、その力が完全に覚醒しないよう、抑制する魔法をかけていた。俺が苦しんでいた魔力不全は、病などじゃない。無理やり押さえつけられた力が、俺の体の中で反発し、暴走していただけだったんだ」
(そんな……じゃあ、ずっと……)
「お前が、その蓋を外してくれた。お前の作る優しい魔法菓子が、俺の荒れ狂う魔力を、本来の穏やかな姿へと導いてくれたんだ。お前がいなければ、俺は一生、偽りの力に苦しみ続けるところだった」
彼の瞳が、感謝と、そしてそれ以上の、熱い想いを込めて私を見つめる。
心臓が、きゅんと甘く締め付けられた。
「私……私は、ただ、あなたの力になりたかっただけで……」
「それが、何よりの力になった。……ありがとう、いちご」
(―――っ!)
今、確かに彼は私の名前を呼んだ。
甘く、優しく。
もう、私の思考は完全にショートして、ただ彼の胸に顔をうずめることしかできなかった。
やがて、ワルツの曲が終わり、私たちは優雅な一礼でダンスを終えた。
その瞬間、割れんばかりの拍手が、ホールに響き渡った。
それは、ヴァイスハイト家の次期当主への称賛と、そして、彼の隣に立つ、名もなき私への、驚きと戸惑いが入り混じった拍手だった。
呆然と立ち尽くす私に、彼はそっと手を差し伸べる。
「立てるか?」
「は、はい……」
その手を取ろうとした、その時だった。
「……素晴らしいダンスでしたわね、レオン様。そして、そちらの『製菓科』の方も」
私たちの前に、再びロゼリア様が立ちはだかった。
その顔からは、さっきまでの激情は消え、完璧な貴族令嬢の微笑みが貼り付けられている。でも、そのエメラルドの瞳の奥は、凍てつくように冷たかった。
「ですが、レオン様。あなたはヴァイスハイト家の次期当主。そのような、どこの馬の骨とも知れない娘をパートナーにするなど、一族への裏切り行為ですわ。お考え直しなさい」
「断る」
レオン様は、きっぱりと言い放った。
「俺のパートナーは、俺が決める。家の指図も、お前の指図も受けるつもりはない。彼女は、俺が選んだ、たった一人の女性だ」
たった一人の、女性。
その言葉が、私の心の中で、キラキラと輝く宝石みたいに響き渡る。
「なっ……! あなた、正気ですの!?」
「ああ、正気だ。今までの俺が、どうかしていただけだ」
レオン様は、そう言って、ロゼリア様から視線を外すと、私の手を取り、再び歩き出した。
「行くぞ、いちご」
「……はい!」
私は、今度こそ、迷わずに頷いた。
背後で、ロゼリア様が悔しそうに唇を噛む気配がした。彼女の完璧なプライドが、音を立てて崩れていくのが、私にだってわかった。
(ごめんなさい、ロゼリア様。でも、この手だけは、もう離したくないの)
私たちは、再び注目の的になりながら、ホールの喧騒を抜けていく。
これで、もう大丈夫。もう、何も怖くない。
そう、思ったはずだった。
ホールの隅。大理石の柱の影。
そこに立つ、一人の初老の男の、鋭い視線に気づくまでは。
彼は、貴族の中でもひときわ豪奢な衣装をまとい、その手にした杖には、不気味な紫色の宝石が埋め込まれていた。
彼は、決して私たちに敵意を向けるわけではない。
ただ、まるで獲物を品定めするかのように、ねっとりとした目で、レオン様から溢れる聖なる魔力の残滓を、そして、その隣にいる私を、じっと、じっと観察していた。
その瞳は、私が今まで出会った誰とも違う、底なしの闇を湛えていた。
ゾクリ、と背筋に悪寒が走る。
(だ、誰……?)
私の視線に気づいたのか、男は、口の端を吊り上げて、にやりと笑った気がした。
その男が、後に私たちの運命を大きく揺るがすことになる、王宮魔法顧問、アルビオン公爵その人であることを、この時の私はまだ、知る由もなかった。
今はただ、レオン様に繋がれた手の温かさと、これから始まる新しい物語への期待に、胸をときめかせているだけだった。
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