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ドアの方へ視線を移すと、そこに立っていたのはエララさんだった。店じまいをしたはずの窓から明かりが漏れているのを見て、心配して様子を見に来てくれたらしい。
「ユイさん、まだ起きていたのね。何かあったのかと思って」
「エララさん、ごめんなさい、心配させちゃって。新しいパンのアイデアを思いついたら、なんだか夢中になってしまって」
私がそう言ってカウンターの上に置いた赤い木の実を見せると、エララさんは「まあ!」と嬉しそうに声を上げた。
「それは陽だまりベリーじゃない! 森の奥深くじゃないと採れない、とても貴重な実よ。食べた人を、心から温かい気持ちにさせてくれるって言われているの」
「陽だまりベリー……お店の名前と同じですね」
「ええ、まさに今のユイさんにぴったりの贈り物ね。誰からいただいたの?」
「ルゥフさん、という狼の獣人の方に」
私の言葉に、エララさんは「ああ、ルゥフさんなら納得だわ」と優しく微笑んだ。
「彼はこの辺りの森を知り尽くしている、森の番人のような人なの。口数は少ないけれど、とても心優しいのよ。きっと、ユイさんのパンがよほど気に入ったのね」
エララさんの話を聞いて、ルゥフさんの印象がまた少し変わった。ぶっきらぼうに見える態度の裏に、不器用な優しさが隠れているのかもしれない。
「よかったら、お茶でもいかがですか? 新しいハーブが手に入ったんです」
私はエララさんを店内のテーブル席に案内した。彼女は「嬉しいわ」とにこやかに席に着く。私が月涙草のハーブティーを淹れると、工房と店内に、心が落ち着くような清々しい香りが広がった。
「この香り……とてもリラックスできるわ。ユイさんの淹れるお茶は、魔法がかかっているみたいね」
「そんなことないですよ。エララさんとお話ししていると、私の方こそ、いつも元気をもらえます」
私たちは、お茶を飲みながら色々な話をした。獣人族は、私たち人間よりもずっと自然との結びつきが強く、五感が鋭いこと。だから、ルゥフさんは私のパンに使われている素材の良さや、生命魔法の力を、人一倍強く感じ取ってくれたのかもしれない、とエララさんは言った。
話しているうちに、陽だまりベリーを使ったパンのアイデアが固まってきた。
「このベリーの甘酸っぱさは、きっとクリームチーズによく合うと思うんです。サクサクのデニッシュ生地に乗せて焼いたら、美味しいんじゃないでしょうか」
「まあ、素敵! 想像しただけで、お腹が鳴ってしまいそうだわ」
エララさんが目を輝かせるのを見て、私は嬉しくなって、すぐに試作に取り掛かることにした。
「もしよかったら、見ていきませんか? そして、一番に味見してほしいんです」
「もちろんよ! こんなに楽しいこと、見逃せるわけないわ」
私は工房へ向かい、エララさんは興味深そうにカウンター越しにその様子を眺めている。私はまず、最高級のささやき小麦の小麦粉と、新鮮なバターを使って、デニッシュの生地を折り込み始めた。生命魔法を込めると、バターの層と生地の層が、まるで呼吸をするかのように美しく重なっていく。
次に、この世界で手に入れた、ミルクが濃厚なチーズに少しだけ甘みを加えて、滑らかなクリームチーズを作る。そして、主役の陽だまりベリーだ。一つ一つ丁寧にヘタを取り、デニッシュ生地の上に乗せていく。
かまどで焼き上げると、バターの豊かな香りと、ベリーの甘酸っぱい香りが混じり合って、工房中をこの上なく幸せな匂いで満たした。
焼き上がったデニッシュは、こんがりとした狐色で、表面に乗った陽だまりベリーがきらきらと輝いている。
「さあ、エララさん。熱いうちにどうぞ」
「ありがとう、ユイさん! いただくわね」
エララさんは、フォークでデニッシュを一口食べると、その緑色の瞳を大きく見開いた。
「……おいしい……! こんなに美味しいデニッシュ、生まれて初めて食べたわ! サクサクの生地と、とろけるクリームチーズ、そしてベリーの甘酸っぱさが、口の中で踊っているみたい!」
彼女は心の底から感動してくれているようだった。私も一口食べてみる。自分で作ったものながら、その完璧な味の調和に、思わず笑みがこぼれた。陽だまりベリーの効果だろうか、一口食べただけで、体の芯からぽかかと温かくなって、幸せな気持ちが満ちてくる。
「このパンは、きっと町の名物になるわ! 私が保証する!」
エララさんはそう言って、自分のことのように喜んでくれた。
その夜、エララさんが帰った後も、私はしばらく工房で考え事をしていた。お店は順調で、お客さんも喜んでくれている。でも、この町にはもっとたくさんの人がいる。私のパンを待ってくれている人が、まだいるかもしれない。
(もっとたくさんのパンを焼くには、どうしたらいいだろう)
一人で生地をこねる量には、どうしても限界がある。特に、力のいるライ麦パンの生地などは、一日に何個も作るのは大変だった。
翌日、私はエララさんの助言を思い出して、ボルギンさんの鍛冶屋を訪ねることにした。
「ボルギンさん、こんにちは。少し、ご相談したいことがあるのですが」
「……おう。かまどの調子はどうだ」
「はい、おかげさまで絶好調です。それで、今日は、新しい道具のことで……」
私は、生地を自動でこねてくれるような道具は作れないだろうか、とボルギンさんに相談してみた。
案の定、彼は最初、眉間に深い皺を寄せた。
「自動だと? パン作りってのは、自分の手で心を込めてこねるもんだろうが。そんな軟弱な道具に頼ろうってのか」
「もちろん、手でこねるのが一番だとは思います。でも、私の力だけでは、作れるパンの数に限りがあって……。もっとたくさんの人に、私のパンを食べて、元気になってもらいたいんです」
私は、真剣に自分の想いを伝えた。ボルギンさんは、黙って私の目を見つめている。
「もし、私の魔法の力を注ぎ込むことで動くような道具が作れたら、それはただの機械じゃなくて、私の心も一緒に、生地に込めてくれると思うんです」
私のその言葉に、ボルギンさんの目の色が変わった。彼は腕を組み、ふむ、と唸る。
「……魔法で動かす道具、か。なるほどな。ドワーフの技術と、お前のその不思議な魔法を組み合わせる……。面白い。実に、面白いじゃねえか」
彼の職人魂に火がついたようだった。彼は工房の奥から、羊皮紙と木炭を持ってくると、その場で設計図を描き始めた。
「素材は、熱伝導が良くて、魔法の力を込めやすい『虹色粘土』がいいだろう。それから、生地を適温に保つために、『温石』をいくつか埋め込む」
次々と専門的なアイデアが出てくる。私はただただ、感心して聞き入るばかりだ。
「よし、任せとけ。お前の魔法に見合う、最高の『自動こね鉢』を作ってやる。一週間、時間をくれ」
ボルギンさんは、少年のように目を輝かせながら、そう請け負ってくれた。
それからの一週間、お店はますます繁盛した。新メニューの「陽だまりベリーのデニッシュ」は、エララさんの予告通り、あっという間に看板商品になった。開店と同時に売り切れてしまう日も少なくない。
「お姉ちゃんのデニッシュ、食べると太陽の味がするー!」
ハーフリングの三つ子たちは、毎日のようにデニッシュを買いに来てくれる常連さんだ。
フェンウィック先生も、もちろんデニッシュを気に入ってくれた。
「このベリーは、ただ甘いだけではない。生命力そのものを凝縮したような、力強い味わいがある。それを、あなたの魔法が見事に引き出している。見事な作品ですな」
そして、ルゥフさんも、三日に一度くらいのペースで、静かに店を訪れた。彼は何も言わずに、陽だまりベリーのデニッシュを指さす。
「ルゥフさん、こんにちは。このデニッシュ、あなたがくださったベリーで作ったんですよ」
私がそう伝えると、彼は一瞬だけ驚いた顔をして、そして、ほんのわずかに口元を緩めた。その小さな変化が、私にはとても嬉しかった。
彼はデニッシュを買うと、今度は森で採れたらしい、とても香りの良いキノコをカウンターに置いて、また静かに去っていった。言葉は少ないけれど、彼との間には、パンを通じた確かな心の交流が生まれているのを感じていた。
そして、ボルギンさんと約束した一週間が経った頃。町は週に一度の市場の日で、いつも以上に活気に満ちていた。
「ユイさん! 少しお店を閉めて、一緒に市場に行かない? 今日は珍しいものがたくさん出ているわよ!」
エララさんが、いつもの明るい笑顔で私を誘いに来てくれた。パンはもうほとんど売り切れていたし、ボルギンさんの工房に行く前に、少しだけ町の賑わいを見てみるのもいいかもしれない。
「はい、ぜひ!」
私は「本日分は完売しました」の札をドアに掛けると、エララさんと一緒に、町の中心にある広場へと向かった。
「ユイさん、まだ起きていたのね。何かあったのかと思って」
「エララさん、ごめんなさい、心配させちゃって。新しいパンのアイデアを思いついたら、なんだか夢中になってしまって」
私がそう言ってカウンターの上に置いた赤い木の実を見せると、エララさんは「まあ!」と嬉しそうに声を上げた。
「それは陽だまりベリーじゃない! 森の奥深くじゃないと採れない、とても貴重な実よ。食べた人を、心から温かい気持ちにさせてくれるって言われているの」
「陽だまりベリー……お店の名前と同じですね」
「ええ、まさに今のユイさんにぴったりの贈り物ね。誰からいただいたの?」
「ルゥフさん、という狼の獣人の方に」
私の言葉に、エララさんは「ああ、ルゥフさんなら納得だわ」と優しく微笑んだ。
「彼はこの辺りの森を知り尽くしている、森の番人のような人なの。口数は少ないけれど、とても心優しいのよ。きっと、ユイさんのパンがよほど気に入ったのね」
エララさんの話を聞いて、ルゥフさんの印象がまた少し変わった。ぶっきらぼうに見える態度の裏に、不器用な優しさが隠れているのかもしれない。
「よかったら、お茶でもいかがですか? 新しいハーブが手に入ったんです」
私はエララさんを店内のテーブル席に案内した。彼女は「嬉しいわ」とにこやかに席に着く。私が月涙草のハーブティーを淹れると、工房と店内に、心が落ち着くような清々しい香りが広がった。
「この香り……とてもリラックスできるわ。ユイさんの淹れるお茶は、魔法がかかっているみたいね」
「そんなことないですよ。エララさんとお話ししていると、私の方こそ、いつも元気をもらえます」
私たちは、お茶を飲みながら色々な話をした。獣人族は、私たち人間よりもずっと自然との結びつきが強く、五感が鋭いこと。だから、ルゥフさんは私のパンに使われている素材の良さや、生命魔法の力を、人一倍強く感じ取ってくれたのかもしれない、とエララさんは言った。
話しているうちに、陽だまりベリーを使ったパンのアイデアが固まってきた。
「このベリーの甘酸っぱさは、きっとクリームチーズによく合うと思うんです。サクサクのデニッシュ生地に乗せて焼いたら、美味しいんじゃないでしょうか」
「まあ、素敵! 想像しただけで、お腹が鳴ってしまいそうだわ」
エララさんが目を輝かせるのを見て、私は嬉しくなって、すぐに試作に取り掛かることにした。
「もしよかったら、見ていきませんか? そして、一番に味見してほしいんです」
「もちろんよ! こんなに楽しいこと、見逃せるわけないわ」
私は工房へ向かい、エララさんは興味深そうにカウンター越しにその様子を眺めている。私はまず、最高級のささやき小麦の小麦粉と、新鮮なバターを使って、デニッシュの生地を折り込み始めた。生命魔法を込めると、バターの層と生地の層が、まるで呼吸をするかのように美しく重なっていく。
次に、この世界で手に入れた、ミルクが濃厚なチーズに少しだけ甘みを加えて、滑らかなクリームチーズを作る。そして、主役の陽だまりベリーだ。一つ一つ丁寧にヘタを取り、デニッシュ生地の上に乗せていく。
かまどで焼き上げると、バターの豊かな香りと、ベリーの甘酸っぱい香りが混じり合って、工房中をこの上なく幸せな匂いで満たした。
焼き上がったデニッシュは、こんがりとした狐色で、表面に乗った陽だまりベリーがきらきらと輝いている。
「さあ、エララさん。熱いうちにどうぞ」
「ありがとう、ユイさん! いただくわね」
エララさんは、フォークでデニッシュを一口食べると、その緑色の瞳を大きく見開いた。
「……おいしい……! こんなに美味しいデニッシュ、生まれて初めて食べたわ! サクサクの生地と、とろけるクリームチーズ、そしてベリーの甘酸っぱさが、口の中で踊っているみたい!」
彼女は心の底から感動してくれているようだった。私も一口食べてみる。自分で作ったものながら、その完璧な味の調和に、思わず笑みがこぼれた。陽だまりベリーの効果だろうか、一口食べただけで、体の芯からぽかかと温かくなって、幸せな気持ちが満ちてくる。
「このパンは、きっと町の名物になるわ! 私が保証する!」
エララさんはそう言って、自分のことのように喜んでくれた。
その夜、エララさんが帰った後も、私はしばらく工房で考え事をしていた。お店は順調で、お客さんも喜んでくれている。でも、この町にはもっとたくさんの人がいる。私のパンを待ってくれている人が、まだいるかもしれない。
(もっとたくさんのパンを焼くには、どうしたらいいだろう)
一人で生地をこねる量には、どうしても限界がある。特に、力のいるライ麦パンの生地などは、一日に何個も作るのは大変だった。
翌日、私はエララさんの助言を思い出して、ボルギンさんの鍛冶屋を訪ねることにした。
「ボルギンさん、こんにちは。少し、ご相談したいことがあるのですが」
「……おう。かまどの調子はどうだ」
「はい、おかげさまで絶好調です。それで、今日は、新しい道具のことで……」
私は、生地を自動でこねてくれるような道具は作れないだろうか、とボルギンさんに相談してみた。
案の定、彼は最初、眉間に深い皺を寄せた。
「自動だと? パン作りってのは、自分の手で心を込めてこねるもんだろうが。そんな軟弱な道具に頼ろうってのか」
「もちろん、手でこねるのが一番だとは思います。でも、私の力だけでは、作れるパンの数に限りがあって……。もっとたくさんの人に、私のパンを食べて、元気になってもらいたいんです」
私は、真剣に自分の想いを伝えた。ボルギンさんは、黙って私の目を見つめている。
「もし、私の魔法の力を注ぎ込むことで動くような道具が作れたら、それはただの機械じゃなくて、私の心も一緒に、生地に込めてくれると思うんです」
私のその言葉に、ボルギンさんの目の色が変わった。彼は腕を組み、ふむ、と唸る。
「……魔法で動かす道具、か。なるほどな。ドワーフの技術と、お前のその不思議な魔法を組み合わせる……。面白い。実に、面白いじゃねえか」
彼の職人魂に火がついたようだった。彼は工房の奥から、羊皮紙と木炭を持ってくると、その場で設計図を描き始めた。
「素材は、熱伝導が良くて、魔法の力を込めやすい『虹色粘土』がいいだろう。それから、生地を適温に保つために、『温石』をいくつか埋め込む」
次々と専門的なアイデアが出てくる。私はただただ、感心して聞き入るばかりだ。
「よし、任せとけ。お前の魔法に見合う、最高の『自動こね鉢』を作ってやる。一週間、時間をくれ」
ボルギンさんは、少年のように目を輝かせながら、そう請け負ってくれた。
それからの一週間、お店はますます繁盛した。新メニューの「陽だまりベリーのデニッシュ」は、エララさんの予告通り、あっという間に看板商品になった。開店と同時に売り切れてしまう日も少なくない。
「お姉ちゃんのデニッシュ、食べると太陽の味がするー!」
ハーフリングの三つ子たちは、毎日のようにデニッシュを買いに来てくれる常連さんだ。
フェンウィック先生も、もちろんデニッシュを気に入ってくれた。
「このベリーは、ただ甘いだけではない。生命力そのものを凝縮したような、力強い味わいがある。それを、あなたの魔法が見事に引き出している。見事な作品ですな」
そして、ルゥフさんも、三日に一度くらいのペースで、静かに店を訪れた。彼は何も言わずに、陽だまりベリーのデニッシュを指さす。
「ルゥフさん、こんにちは。このデニッシュ、あなたがくださったベリーで作ったんですよ」
私がそう伝えると、彼は一瞬だけ驚いた顔をして、そして、ほんのわずかに口元を緩めた。その小さな変化が、私にはとても嬉しかった。
彼はデニッシュを買うと、今度は森で採れたらしい、とても香りの良いキノコをカウンターに置いて、また静かに去っていった。言葉は少ないけれど、彼との間には、パンを通じた確かな心の交流が生まれているのを感じていた。
そして、ボルギンさんと約束した一週間が経った頃。町は週に一度の市場の日で、いつも以上に活気に満ちていた。
「ユイさん! 少しお店を閉めて、一緒に市場に行かない? 今日は珍しいものがたくさん出ているわよ!」
エララさんが、いつもの明るい笑顔で私を誘いに来てくれた。パンはもうほとんど売り切れていたし、ボルギンさんの工房に行く前に、少しだけ町の賑わいを見てみるのもいいかもしれない。
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