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収穫祭の熱気が過ぎ去り、コリコの町にはいつもの穏やかな日常が戻ってきた。けれど私の日常は以前とは少しだけ違っていた。パンコンテストで「観客特別賞」をいただいてから、私の店「陽だまり」は以前にも増してたくさんの人で賑わうようになった。町の人たちだけでなく噂を聞きつけて、遠くの村からわざわざパンを買いに来てくれる人までいる。
「ユイさんのパンを食べると、なんだか心が軽くなるのよ」
「ここのサンドイッチを持っていくと、午後の仕事も頑張れるんだ」
お客さんから直接もらう言葉の一つ一つが、私の何よりの力になった。
そして私には新しい仲間ができた。ガンツさんやリリアさんとは、コンテスト以来すっかり打ち解けて、お互いの店を行き来するようになったのだ。
ある日の午後、私はガンツさんの店「石窯のドワーフ」を訪れていた。彼の店は町の中心から少し外れた、職人街の一角にある。年季の入った石造りの建物は、それ自体が歴史を物語っているようだった。店内に足を踏み入れると、ずっしりとした麦の香りと、薪が燃える乾いた匂いがした。
「嬢ちゃん、来たか。まあ、そこに座れ」
店の奥にある工房で、ガンツさんは汗を拭いもせず、巨大な石臼を回していた。その腕は丸太のように太く、動くたびに筋肉が盛り上がる。
「この石臼かい? こいつは俺の曽々祖父さんの代から使ってるもんだ。どんな頑丈な麦でも、こいつで挽けば最高の粉になる。小手先の魔法なんぞより、よっぽど信用できる」
彼はぶっきらぼうに言いながらも、その目は石臼を優しく見つめていた。私は彼が焼いたばかりのライ麦パンを一口いただく。噛みしめるほどに、大地の力強い味わいが口いっぱいに広がった。
「このライ麦の挽き方なんだが、もう少し粗い方が香りが立つと思うんだが、どうだ?」
ガンツさんは私の意見に真剣に耳を傾けてくれる。私は私のパン作りで気づいた酵母の扱い方を話した。彼は私の話に鼻を鳴らしながらも、時折鋭い質問を投げかけてくる。職人としての彼の探求心に終わりはないようだった。
また別の日には、リリアさんの工房「花のティアラ」にお邪魔した。彼女の工房は、私の店からそう遠くない、蔦の絡まる可愛らしい建物だった。中に入るとそこは甘い香りに満ちた別世界が広がっている。壁にはドライフラワーが飾られ、棚には宝石のように輝く砂糖菓子や、繊細なアイシングが施されたクッキーが並んでいた。
「ユイさん、いらっしゃい。ちょうど新しいハーブティーを淹れたところなの」
リリアさんは優雅な仕草で、透き通るような青いお茶をカップに注いでくれる。
「リリアさん、この花の蜜、パンに入れるとすごく良い香りがしますね! 私の陽だまりベリーと合わせたら、もっと美味しくなるかも……」
「まあ、素敵。ぜひ試してみたいわ。ユイさんの生命魔法と私の装飾技術を合わせたら、今まで誰も見たことのないようなパンが生まれるかもしれないわね」
私たちはパン職人同士、話が尽きることがない。お互いの知識や技術を教え合い、時には新しいレシピを一緒に考える。それは私にとって、かけがえのない時間だった。ガンツさんの実直な力強さ、リリアさんの華やかな芸術性。二人との交流は、私のパンの世界をどこまでも広げてくれた。
そんな充実した日々が続いていた、ある晴れた日の午後だった。店のドアベルが、からん、と澄んだ音を立てた。
入ってきたのは見覚えのある、気品のある年配の男性。森エルフの、アルヴィンさんだった。彼は収穫祭の前にも一度、私を訪ねてきたことがあった。
「こんにちは、陽だまりのパン屋さん。……いや、ユイ殿、とお呼びすべきですかな」
彼は穏やかな微笑みを浮かべて、私に一礼した。その佇まいは洗練されていて、彼が高い地位にある人物だと窺わせる。
「アルヴィンさん、こんにちは。先日は、お声がけいただいて、ありがとうございました」
「いえ。先日のパンコンテスト、わたくしも拝見しておりました。あなたのパンに込められた、あの温かい癒やしの力……噂に聞いていた以上のものでした。人々の心を、あれほどまでに優しく解きほぐすパンを、私は見たことがありません」
彼はカウンターに並んだパンを、愛おしそうに見つめている。そして再び私に向き直ると、その表情を真剣なものに変えた。
「だからこそ、改めて、あなたにお願いにあがりました」
アルヴィンさんはその場で深々と、私に頭を下げた。突然のことに、私は驚いて言葉を失う。
「どうか、我が主人のために、その力を貸してはいただけないでしょうか。あの方を、救っていただけませんか」
彼の声は切実な響きを帯びていた。彼の主人は、森の奥の館で、長年病に伏せているという。気力をすっかり失い、今では食事もほとんど喉を通らない状態だと。その話は以前にも聞いていたが、彼の様子から、事態がさらに深刻になっていることが伝わってきた。
私のパンで、誰かを助けることができるかもしれない。その思いが胸をよぎる。けれどそれは、町の人を笑顔にするのとは訳が違う。一つの命を左右するかもしれない、重い責任を伴う依頼だった。私に、そんな大それたことができるのだろうか。
一瞬の迷いの後、私は自分の原点を思い出した。誰かの「美味しい」という笑顔のために、心を込めてパンを焼く。それが私の幸せだった。ならば、病に苦しむ人がいるのなら、その人のために全力を尽くすのが、私のパン職人としての道のはずだ。
「……わかりました。私にできることでしたら、喜んでお引き受けします」
私の返事を聞くと、アルヴィンさんは心から安堵したように顔を上げた。その目には、うっすらと涙が浮かんでいるように見えた。
「おお……! 引き受けてくださいますか! なんとお礼を申し上げたらよいか……!」
話を聞くと、森の奥深くにある館までは、ここから歩いて数日かかるという。道も険しく、森に慣れていない者だけで行くのは、少し難しいらしかった。
その話を、工房で薪を割っていたルゥフさんにすると、彼は迷うことなく、きっぱりと言った。
「道案内なら、俺に任せろ。あの森は、俺の庭みたいなもんだ」
斧を振り下ろすのをやめ、彼はまっすぐに私を見つめていた。その金色の瞳には、揺るぎない決意が宿っている。彼の申し出は本当に心強かった。ルゥフさんが一緒なら、何も心配することはない。
私たちが森の館へ行くという話は、すぐに町中に広まった。そして仲間たちが、次々と私たちのために協力を申し出てくれたのだ。
「なんだと! 嬢ちゃんが、そんな遠くまで行くっていうのか! よし、任せとけ!」
話を聞きつけたボルギンさんは、その日のうちに、私のために特別な道具を作り始めてくれた。彼の工房は夜遅くまで火が灯り、金属を打つ音が響き渡っていた。翌日、彼が私の店に持ってきたのは、ぴかぴかの携帯用かまどと調理道具一式だった。
「これは、俺が作った携帯用のかまどと調理道具一式だ。ドワーフの技術の粋を集めたもんだからな、軽くて丈夫で、どこででも最高のパンが焼けるはずだ。ほら、持ってけ!」
彼はまるで子供がおもちゃを自慢するように、その道具を私に手渡してくれた。細部まで丁寧に作られた道具からは、彼の職人としての誇りと、私への温かい心遣いが伝わってきた。
「ユイさん、大変な旅になるでしょうから、これを」
エララさんは、たくさんの乾燥ハーブを、綺麗な布袋に入れて持ってきてくれた。
「これは、体の疲れを取るハーブ。こっちは、気持ちを落ち着かせる効果があるもの。そして、これは、どんな傷にも効く薬草よ。きっと、旅の役に立つわ」
彼女の優しい笑顔に、私の心も温かくなる。彼女は私の手を握り、「絶対に無理はしないでね」と何度も繰り返した。
「ユイ殿、わしにできるのは、これくらいですが……」
フェンウィック先生は、何冊かの古びた、しかし、丁寧に手入れされた本を貸してくれた。
「森の地理や、そこに生息する植物について書かれた貴重な書物です。きっと、ルゥフ殿の助けになるでしょう」
みんなが、私のことを自分のことのように心配し、助けようとしてくれる。この町の温かさが、私の胸にじんわりと染み渡った。私は一人じゃない。みんなの思いが、私の背中を押してくれている。
数日後、すべての準備を整えた私とルゥフさんは、早朝、町の入り口に立っていた。リュックサックには、パンの材料と、仲間たちがくれた心のこもった道具が詰まっている。ずっしりとした重みが、みんなの期待の重さのように感じられた。
「それじゃあ、行ってきます!」
見送りに来てくれたみんなに手を振ると、たくさんの「頑張って!」という声が返ってきた。エララさんは目に涙を浮かべ、ボルギンさんは腕を組んでそっぽを向いている。でも、その耳が少し赤いのが見えた。
その声を背に、私たちは森へと続く道へ、第一歩を踏み出した。
「ユイさんのパンを食べると、なんだか心が軽くなるのよ」
「ここのサンドイッチを持っていくと、午後の仕事も頑張れるんだ」
お客さんから直接もらう言葉の一つ一つが、私の何よりの力になった。
そして私には新しい仲間ができた。ガンツさんやリリアさんとは、コンテスト以来すっかり打ち解けて、お互いの店を行き来するようになったのだ。
ある日の午後、私はガンツさんの店「石窯のドワーフ」を訪れていた。彼の店は町の中心から少し外れた、職人街の一角にある。年季の入った石造りの建物は、それ自体が歴史を物語っているようだった。店内に足を踏み入れると、ずっしりとした麦の香りと、薪が燃える乾いた匂いがした。
「嬢ちゃん、来たか。まあ、そこに座れ」
店の奥にある工房で、ガンツさんは汗を拭いもせず、巨大な石臼を回していた。その腕は丸太のように太く、動くたびに筋肉が盛り上がる。
「この石臼かい? こいつは俺の曽々祖父さんの代から使ってるもんだ。どんな頑丈な麦でも、こいつで挽けば最高の粉になる。小手先の魔法なんぞより、よっぽど信用できる」
彼はぶっきらぼうに言いながらも、その目は石臼を優しく見つめていた。私は彼が焼いたばかりのライ麦パンを一口いただく。噛みしめるほどに、大地の力強い味わいが口いっぱいに広がった。
「このライ麦の挽き方なんだが、もう少し粗い方が香りが立つと思うんだが、どうだ?」
ガンツさんは私の意見に真剣に耳を傾けてくれる。私は私のパン作りで気づいた酵母の扱い方を話した。彼は私の話に鼻を鳴らしながらも、時折鋭い質問を投げかけてくる。職人としての彼の探求心に終わりはないようだった。
また別の日には、リリアさんの工房「花のティアラ」にお邪魔した。彼女の工房は、私の店からそう遠くない、蔦の絡まる可愛らしい建物だった。中に入るとそこは甘い香りに満ちた別世界が広がっている。壁にはドライフラワーが飾られ、棚には宝石のように輝く砂糖菓子や、繊細なアイシングが施されたクッキーが並んでいた。
「ユイさん、いらっしゃい。ちょうど新しいハーブティーを淹れたところなの」
リリアさんは優雅な仕草で、透き通るような青いお茶をカップに注いでくれる。
「リリアさん、この花の蜜、パンに入れるとすごく良い香りがしますね! 私の陽だまりベリーと合わせたら、もっと美味しくなるかも……」
「まあ、素敵。ぜひ試してみたいわ。ユイさんの生命魔法と私の装飾技術を合わせたら、今まで誰も見たことのないようなパンが生まれるかもしれないわね」
私たちはパン職人同士、話が尽きることがない。お互いの知識や技術を教え合い、時には新しいレシピを一緒に考える。それは私にとって、かけがえのない時間だった。ガンツさんの実直な力強さ、リリアさんの華やかな芸術性。二人との交流は、私のパンの世界をどこまでも広げてくれた。
そんな充実した日々が続いていた、ある晴れた日の午後だった。店のドアベルが、からん、と澄んだ音を立てた。
入ってきたのは見覚えのある、気品のある年配の男性。森エルフの、アルヴィンさんだった。彼は収穫祭の前にも一度、私を訪ねてきたことがあった。
「こんにちは、陽だまりのパン屋さん。……いや、ユイ殿、とお呼びすべきですかな」
彼は穏やかな微笑みを浮かべて、私に一礼した。その佇まいは洗練されていて、彼が高い地位にある人物だと窺わせる。
「アルヴィンさん、こんにちは。先日は、お声がけいただいて、ありがとうございました」
「いえ。先日のパンコンテスト、わたくしも拝見しておりました。あなたのパンに込められた、あの温かい癒やしの力……噂に聞いていた以上のものでした。人々の心を、あれほどまでに優しく解きほぐすパンを、私は見たことがありません」
彼はカウンターに並んだパンを、愛おしそうに見つめている。そして再び私に向き直ると、その表情を真剣なものに変えた。
「だからこそ、改めて、あなたにお願いにあがりました」
アルヴィンさんはその場で深々と、私に頭を下げた。突然のことに、私は驚いて言葉を失う。
「どうか、我が主人のために、その力を貸してはいただけないでしょうか。あの方を、救っていただけませんか」
彼の声は切実な響きを帯びていた。彼の主人は、森の奥の館で、長年病に伏せているという。気力をすっかり失い、今では食事もほとんど喉を通らない状態だと。その話は以前にも聞いていたが、彼の様子から、事態がさらに深刻になっていることが伝わってきた。
私のパンで、誰かを助けることができるかもしれない。その思いが胸をよぎる。けれどそれは、町の人を笑顔にするのとは訳が違う。一つの命を左右するかもしれない、重い責任を伴う依頼だった。私に、そんな大それたことができるのだろうか。
一瞬の迷いの後、私は自分の原点を思い出した。誰かの「美味しい」という笑顔のために、心を込めてパンを焼く。それが私の幸せだった。ならば、病に苦しむ人がいるのなら、その人のために全力を尽くすのが、私のパン職人としての道のはずだ。
「……わかりました。私にできることでしたら、喜んでお引き受けします」
私の返事を聞くと、アルヴィンさんは心から安堵したように顔を上げた。その目には、うっすらと涙が浮かんでいるように見えた。
「おお……! 引き受けてくださいますか! なんとお礼を申し上げたらよいか……!」
話を聞くと、森の奥深くにある館までは、ここから歩いて数日かかるという。道も険しく、森に慣れていない者だけで行くのは、少し難しいらしかった。
その話を、工房で薪を割っていたルゥフさんにすると、彼は迷うことなく、きっぱりと言った。
「道案内なら、俺に任せろ。あの森は、俺の庭みたいなもんだ」
斧を振り下ろすのをやめ、彼はまっすぐに私を見つめていた。その金色の瞳には、揺るぎない決意が宿っている。彼の申し出は本当に心強かった。ルゥフさんが一緒なら、何も心配することはない。
私たちが森の館へ行くという話は、すぐに町中に広まった。そして仲間たちが、次々と私たちのために協力を申し出てくれたのだ。
「なんだと! 嬢ちゃんが、そんな遠くまで行くっていうのか! よし、任せとけ!」
話を聞きつけたボルギンさんは、その日のうちに、私のために特別な道具を作り始めてくれた。彼の工房は夜遅くまで火が灯り、金属を打つ音が響き渡っていた。翌日、彼が私の店に持ってきたのは、ぴかぴかの携帯用かまどと調理道具一式だった。
「これは、俺が作った携帯用のかまどと調理道具一式だ。ドワーフの技術の粋を集めたもんだからな、軽くて丈夫で、どこででも最高のパンが焼けるはずだ。ほら、持ってけ!」
彼はまるで子供がおもちゃを自慢するように、その道具を私に手渡してくれた。細部まで丁寧に作られた道具からは、彼の職人としての誇りと、私への温かい心遣いが伝わってきた。
「ユイさん、大変な旅になるでしょうから、これを」
エララさんは、たくさんの乾燥ハーブを、綺麗な布袋に入れて持ってきてくれた。
「これは、体の疲れを取るハーブ。こっちは、気持ちを落ち着かせる効果があるもの。そして、これは、どんな傷にも効く薬草よ。きっと、旅の役に立つわ」
彼女の優しい笑顔に、私の心も温かくなる。彼女は私の手を握り、「絶対に無理はしないでね」と何度も繰り返した。
「ユイ殿、わしにできるのは、これくらいですが……」
フェンウィック先生は、何冊かの古びた、しかし、丁寧に手入れされた本を貸してくれた。
「森の地理や、そこに生息する植物について書かれた貴重な書物です。きっと、ルゥフ殿の助けになるでしょう」
みんなが、私のことを自分のことのように心配し、助けようとしてくれる。この町の温かさが、私の胸にじんわりと染み渡った。私は一人じゃない。みんなの思いが、私の背中を押してくれている。
数日後、すべての準備を整えた私とルゥフさんは、早朝、町の入り口に立っていた。リュックサックには、パンの材料と、仲間たちがくれた心のこもった道具が詰まっている。ずっしりとした重みが、みんなの期待の重さのように感じられた。
「それじゃあ、行ってきます!」
見送りに来てくれたみんなに手を振ると、たくさんの「頑張って!」という声が返ってきた。エララさんは目に涙を浮かべ、ボルギンさんは腕を組んでそっぽを向いている。でも、その耳が少し赤いのが見えた。
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