追放された【鑑定士】の俺、ゴミスキルのはずが『神の眼』で成り上がる〜今更戻ってこいと言われても、もう遅い〜

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俺の視線の先にいたのは、間違いなくアレックスだった。
彼の後ろには、いかにも偉そうな魔術師のゼノがいる。
そして、口数の少ない弓使いのサラと、癒し手のリアが続いていた。
俺を追放したSランクパーティ、『紅蓮の剣』のメンバーが、全員揃っていたのだ。

「カイ、なの?」

最初に俺に気づいたのは、リアだった。
彼女の口から漏れた俺の名前に、他の三人も一斉にこちらを向く。
アレックスは俺の姿を認めると、一瞬だけ、驚きに目を見開いた。
しかし、その表情はすぐに、歪んだ優越感と、他人を見下す色へと変わった。

「なんだ、カイか。こんな寂れた辺境の街で、まだ冒険者を続けていたとはな。もっとみすぼらしい格好で、物乞いでもしているかと思ったぞ。随分と、しぶといじゃないか」

数日ぶりに聞いたその声は、相変わらず不快な響きに満ちていた。
だが、今の俺には、その言葉は全く心に響かなかった。
むしろ、彼らの疲れきった様子の方が、よほど面白く映った。

「そちらこそ、有名なSランクパーティが揃いも揃って、ずいぶんとお疲れのようだ。もしかして、高ランクダンジョンの攻略にでも失敗したのか?」

俺の言葉に、アレックスの眉がぴくりと動いた。
どうやら、図星だったのだろう。
彼らが身に纏う高価なはずの装備は、どれも泥と傷にまみれている。
そして、本来の輝きを完全に失っていた。
ゼノが羽織るマントは、その裾が焼け焦げている。
サラの革鎧には、まるで巨大な獣に引き裂かれたような、深い爪痕が残っていた。
全員の顔には、隠しきれない疲労と、焦りの色が濃く浮かんでいる。

俺は、静かに【神の眼】を発動させた。
そして、彼らの悲惨な状況を、詳細に鑑定したのだ。

――――――――――――――――
【名称】アレックス
【称号】Sランク冒険者、『紅蓮の剣』リーダー
【状態】極度の疲労、焦り。
装備している聖剣『アスカロン』は、内部に無数のヒビが発生。
本来の性能の40%程度しか、発揮できていない。
原因は、鑑定不能な高硬度モンスターへの、無謀な連続攻撃。
――――――――――――――――
【名称】ゼノ
【称号】Sランク魔術師
【状態】魔力欠乏。
高位の術の連続使用により、体内の魔力回路に深刻な損傷。
回復には、高純度の魔力結晶と、一ヶ月以上の安静が必要。
――――――――――――――――
【名称】サラ
【称号】Sランク弓使い
【状態】集中力低下。
愛用の弓『シルフィード』に、ごく僅かな歪みが発生。
矢の命中精度が、大幅に低下していることに気づいていない。
――――――――――――――――
【名称】リア
【称号】Sランク癒し手
【状態】精神的疲労、回復力の低下。
パーティ内の不和と、度重なる失敗により、治癒の力に迷いが生じている。
――――――――――――――――
【パーティ情報】『紅蓮の剣』
【状態】連携能力が、大幅に低下。
メンバー間に相互不信が芽生えており、パーティとして機能不全に陥っている。
直近のダンジョン攻略で、罠の解除に失敗し仲間が負傷。
さらにドロップアイテムの価値を完全に見誤ったことで、多額の損失を出している。
――――――――――――――――

なるほど、と俺は心の中で頷いた。
俺を追放した結果が、これなのだ。
口元が、自然と緩みそうになるのを、必死で我慢した。
こいつらは、鑑定士である俺がいなくなったことで、まともに冒険すらできなくなっていたのである。
鑑定士の重要性を、ようやくその身をもって理解したらしい。

「フン、俺たちが誰だと思っている。この程度の遠征、準備運動にもならん」

アレックスは、必死に強がって虚勢を張る。
しかし、その声には全く力がなかった。

「それなら良かった。罠が見抜けずに仲間を危険に晒したり、宝の山を目の前にして素通りしたりすることがあるなんて。価値のあるドロップアイテムを、二束三文で売り払ったりもするらしい。そんな間抜けなSランクパーティがいるわけないと、俺も思っていたところだ」

俺が、鑑定で得た情報を元にして、事実を突きつけた。
すると、アレックスだけでなく、ゼノたちの顔色もさっと変わったのだ。

「なっ、なぜお前が、そのことを知っているのだ!?」

ゼノが、驚きの声を上げる。
彼らは自分たちの失敗が、なぜ俺に漏れているのか、全く理解できないのだろう。
そのうろたえた顔が、何よりの答えだった。

「お前たちのことなんて、手に取るように分かるさ。仲間の価値も、物の価値も見抜けない、節穴の集まりだからな」

「貴様、もう一度言ってみろ!」

激しく怒るゼノを、アレックスが手で制した。
彼の視線は、俺の隣に立つリナに向けられている。
そして、彼女が身につけている装備へと、注がれていた。
その瞳には、もはや侮蔑の色はない。
そこには、露骨な嫉妬と、貪欲な光が宿っていた。

「その女は誰だ、新しい仲間か?それに、その装備、ただの物ではないな」

さすがにSランク冒険者だけあって、リナの装備が放つ尋常ではないオーラには気づいたようだ。
特に、同じ魔術師であるゼノは、リナが持つ杖とローブに釘付けになっていた。

「ばかな、ありえない。あの杖の素材は、世界樹の若枝だと!?それに、あのローブから感じるのは、海竜の鱗の魔力反応か!?どちらも、伝説級の逸品じゃないか!なぜ、そんな小娘が持っているのだ!」

ゼノは、信じられないといった様子で、わなわなと震えている。
癒し手であるリアもまた、リナの杖から発せられる強大な生命力を感じ取っているのだろう。
その目は、嫉妬と羨望で、醜く歪んでいた。
自分が持つ高価な杖が、まるでガラクタのように思えたに違いない。

「カイ、貴様、その装備をどこで手に入れた?まさか、盗んだのか?」

アレックスが、まるで犯罪者を見るような目で、詰問してきた。
自分たちが持ち得ないほどの装備を、俺のような追放者が持っていることが、よほど気に入らないらしい。
その考え方こそが、彼らが三流である証拠だった。

「盗んだだと?人聞きの悪いことを言うな。何度も言ったはずだ、俺には本物の価値を見抜く目がある、と。これらは全て、俺自身の力で見つけ出し、正当な対価を払って手に入れたものだ。君たちのような、目の前の宝物にすら気づかない連中には、一生かかっても無理だろうがな」

俺の言葉は、彼らの腐りかけたプライドを、木っ端微塵に打ち砕いたようだった。
アレックスは、しばらく黙り込んでいた。
やがて、苦虫を噛み潰したような顔で、重々しく口を開く。

「カイよ」

その声には、先程までの傲慢さは、かけらもなかった。

「話がある、パーティに戻ってこい。お前を追放したことは、俺の過ちだったと認めよう。今回に限り、特別に許してやる」

反吐が出そうだった。
許してやる、だと?
こいつは、まだ自分が上の立場にいると信じているらしい。
俺がいないとパーティが機能しないという現実を突きつけられてもなお、その腐ったプライドは健在のようだった。

「戻ってきてくれるなら、報酬も今までより上乗せしよう。そうだな、六等分にしてやる。その女も入れて、だ。どうだ、悪い話ではないだろう?」

六等分、か。
つまり、新入りのリナと同じ扱いということか。
どこまで、人を見下せば気が済むのだろう。

俺は、一瞬も迷わなかった。

「断る」

俺の即答に、アレックスは虚を突かれたような顔をした。
彼の中では、俺が泣いて喜んで許しを乞うとでも思っていたのだろう。
そして、再び仲間に入れてもらえることに、感謝するとでも考えていたに違いない。

「なんだと、今、何と言った?」

「聞こえなかったか?断ると言ったんだ。今さら戻ってこいと言われても、もう遅い」

俺は、ずっと心の中で繰り返していた言葉を、彼らの前ではっきりと口にした。

「俺には、リナという新しい仲間がいる。信頼できる、最高の相棒だ。君たちのような、仲間の価値も、物の価値も、何もかも見抜けない連中と、これ以上一緒にいるつもりは微塵もない」

俺がそう宣言すると、隣にいたリナは俺の腕にそっと手を添えた。
そして、力強く頷いてくれたのだ。
その温かさが、俺の決意をさらに固くした。

「そんな、カイ」

リアが、何かを言いたそうに、悲しげな声で俺の名前を呼んだ。
追放される時、最後まで何も言わなかった女だ。
俺が、密かに想いを寄せていた相手でもあった。
だが、今の俺の心は、彼女を見ても、もう何も感じなかった。
ただ、過去の思い出の残像が、そこにあるだけだ。

「カイ!貴様、この俺の温情を、無にするというのか!?俺たちがいなければ、お前など、ただの役立ずの鑑定士だろうが!」

プライドを完全に打ち砕かれたアレックスが、怒りの声を上げる。
その言葉が、もはや何の効力も持たない、負け犬の遠吠えにしか聞こえない。

「それは、もう過去の話だ。今の俺が誰なのか、これからお前たちは嫌というほど知ることになるだろう。せいぜい、Sランクという過去の栄光の看板にしがみついて、ゆっくりと落ちぶれていくといい」

俺はそれだけ言うと、呆然と立ち尽くす四人に背を向けた。
そして、リナと共にラトスの街へと歩き出したのだ。
背後から、アレックスの罵声が聞こえてきたが、もう俺の耳には届かなかった。

「カイさん、格好よかったです」

しばらく歩いた後、リナが誇らしげな顔で言った。

「そうか、なら良かった」

「はい。あの人たち、カイさんがいないと、本当に何もできないんですね。きっと、今頃ものすごく後悔してますよ」

「だといいんだがな」

俺は、苦笑した。
後悔、そう、あいつらには、俺という唯一無二の宝物を手放したことを、骨の髄まで後悔させてやる。
それが、俺の復讐なのだ。

街の門をくぐり、俺たちはまっすぐ冒険者ギルドへと向かった。
カウンターへ行き、坑道調査依頼の完了を報告する。

「おう、カイの兄さん!って、無事だったのか!?てっきり、もう、死んだものとばかり」

受付の男は、俺たちの姿を見て、幽霊でも見たかのように目を剥いた。

「ああ、見ての通りだ。依頼は、無事に完了した。坑道内の番人も倒し、内部の安全は確保しておいた」

「ば、番人だと!?あの廃坑に、そんなものがいたのか!?それに、安全を確保って、まさか、兄さんたちが、坑道内のモンスターを全部倒したって言うのか?」

「まあ、そんなところだ」

俺の言葉に、受付の男だけでなく、周囲で聞き耳を立てていた冒険者たちも、信じられないという顔でざわめき始めた。
すぐに鑑定士のポポロさんが奥から駆けつけて、俺から詳しい話を聞いた。
すると、彼は学者としての興奮を隠しきれない様子で言ったのだ。

「素晴らしい!あの『忌み地』とまで言われた廃坑を、たった二人で踏破するとは!カイ殿、あなた方はもはやただの新人ではない!この街の、英雄ですぞ!」

ポポロさんの大げさな言葉に、ギルド内は称賛と拍手で満たされた。
少し気恥ずかしかったが、悪い気はしない。
俺は、依頼の報酬である金貨1枚を、確かに受け取ったのだ。

「カイさん、これからどうしますか?」

リナが、少し興奮した面持ちで尋ねてきた。

「そうだな。まずは、今日の戦利品を、詳しく確かめるとしよう」

俺たちは、ギルドの隅にあるテーブル席に座った。
そして、鞄の中から、あの無骨な槌を取り出したのである。
神造武具、『ヘパイストスの槌』。
こいつが、これからの俺たちの冒険の、重要な鍵となるだろう。

俺は、改めて、槌に【神の眼】を向けた。
何か、新しい情報はないかと、期待したのだ。
すると、以前はなかった一文が、情報の最後に追加されていることに気づいた。

――――――――――――――――
【真名】ヘパイストスの槌
【種別】神造武具(レジェンダリー)
……(中略)……
【情報】この槌は、最高の武具を生み出すために、最高の素材を求める。
地下都市『ヴォルカノン』の奥深くには、神々の金属と呼ばれる『オリハルコン』の鉱脈が眠っている。
――――――――――――――――

「オリハルコン、だと」

その名を、聞いただけで、血が騒いだ。
神話の中にしか存在しないとされた、幻の金属。
それが、あの忘れられた都市に眠っているというのだ。

「決まりだな、リナ」

俺の視線を受け、リナもすぐに俺の考えを理解したようだ。
彼女の目もまた、新たな冒険への期待に、キラキラと輝いていた。

「はい!」

「次の目的地は、ヴォルカノンだ」
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