55 / 100
55
しおりを挟む
旅の僧侶を見送った後、私と良太は黙々と夜の支度を始めた。
夕暮れ時のやわらぎ亭は、一日の中でも特に好きな時間帯だ。
昼間の喧騒が嘘のように静まり返り、西の空から差し込む柔らかな光が店の中を橙色に染めていく。
囲炉裏の火がぱちぱちと心地よい音を立て、炊き場から出汁の香りがふわりと漂ってくる。
そんな穏やかな空気の中で、私はただひたすらに料理と向き合う。
この時間が私にとっては、何よりも心が安らぐひとときなのだ。
「おし乃さん。今夜の献立は何にいたしましょうか?」
洗い物を終えた良太が私の隣にやってきて尋ねた。
その顔には、料理を作ることが楽しくて仕方がないという気持ちがありありと浮かんでいる。
「そうねえ……。今日は少し肌寒いから、身体が温まるものがいいわね。……そうだ、けんちん汁なんてどうかしら」
「けんちん汁ですか!」
良太の目がきらりと輝いた。
「ええ。大根、人参、ごぼう、里芋、こんにゃく、そしてお豆腐。色々な具材を胡麻油で香ばしく炒めてから、たっぷりの出汁で煮込むの。野菜の旨味がぎゅっと凝縮されて、それはそれは滋味深い味わいになるわ」
「美味しそうです……! それに栄養も満点ですね!」
「ふふ、そうよ。昔お寺で生まれた料理だから、精進料理の基本でもあるの。旅の僧侶様と出会った今日の締めくくりにはちょうど良いかもしれないわね」
「はい! ぜひ作り方を教えてください!」
私と良太は、早速けんちん汁の準備に取り掛かった。
まずは野菜の皮を剥き、それぞれの食感が生きるように大きさを揃えて切っていく。
大根と人参はいちょう切りに。
ごぼうは笹がきに。
里芋は六方むきにして、ぬめりを取る。
豆腐は一度布巾で水気を切ってから、手で大きく崩す。
この手で崩すというひと手間が、豆腐に味を染み込ませる大切なこつなのだ。
「良太。野菜は切れたかしら?」
「はい! こちらに!」
「じゃあ、この大きな鍋に胡麻油を熱してくれる? たっぷりとね」
「はい!」
鍋から胡麻油の香ばしい匂いが立ち上ってきたら、まずはごぼうから炒め始める。
ごぼうの香りが油に移ったら、次に大根と人参。
最後に里芋とこんにゃくを加えて、全体に油が回るまで丁寧に炒めていく。
「こうして最初に油で炒めることで、野菜の旨味を中に閉じ込めることができるのよ。それに、コクも出て味わいが深くなるわ」
「なるほど……。勉強になります!」
野菜がしんなりとしてきたら、昆布と椎茸でとった精進の出汁をたっぷりと注ぎ入れる。
アクを丁寧に取りながら、野菜が柔らかくなるまでことことと煮込んでいく。
やがて野菜の甘い香りが湯気と共に立ち上り始めたら、崩した豆腐を加える。
そして醤油と塩で味を調える。
味付けは、あくまでも薄味に。
野菜本来の優しい甘みを殺さないように。
「……よし、できたわ。味見をしてみてくれる?」
私は小皿にけんちん汁を少しだけ取り分け、良太に差し出した。
彼はふうふうと息を吹きかけながら、その汁を一口すする。
「……ん……!」
その目が驚きに大きく見開かれた。
「お、美味しいです……! なんて優しい味なんだろう……。野菜の一つ一つの味がちゃんと生きていて、それがお出汁と一緒になって……身体中に温かいものがじんわりと広がっていきます……!」
「ふふ、よかったわ。これならお客さんたちも喜んでくれるかしらね」
「はい! 絶対に喜びます!」
良太は力強くそう言った。
その顔は、自信とそして喜びに満ち溢れていた。
夜の帳が下り、やわらぎ亭にぽつぽつと灯りがともる頃。
店の暖簾をくぐって、いつもの常連さんたちが次々とやってきた。
「よう、おし乃ちゃん! 今夜も美味いもん頼むぜ!」
火消しの弥之助さんが威勢の良い声を上げる。
「あら、弥之助さん。いらっしゃい。今夜はとびきり身体が温まるものをご用意しておりますわよ」
「おう、そいつは楽しみだ!」
やがてやわらぎ亭は、満席になった。
私は大きな椀に熱々のけんちん汁をたっぷりと盛り付け、客たちの前に運んでいく。
湯気と共に立ち上る胡麻油と野菜の香りに、あちこちから「おお……」という感嘆の声が漏れた。
「さあ、どうぞ。やわらぎ亭特製具沢山のけんちん汁です」
客たちは一斉に箸をつけた。
そして次の瞬間。
店の中は水を打ったように、静まり返った。
聞こえるのは汁をすする音と野菜を噛む、しゃくしゃく、という心地よい音だけ。
誰もが無言で夢中になって、けんちん汁を味わっている。
その光景は料理人にとって、何よりも嬉しい最高の賛辞だった。
やがて一番に椀を空にした弥之助さんがぷはーっ、と大きな息をついた。
「……うめえ……! うめえよ、おし乃ちゃん……!」
その一言を皮切りに、あちこちから賞賛の声が次々と上がり始めた。
「本当だ! こんなに滋味深いけんちん汁は初めてだぜ!」
「野菜の甘みがたまらねえな! それに、この豆腐! 味がよーく染みてる!」
「身体の芯からぽかぽかしてきやがった! こりゃあ風邪も吹き飛んじまうぜ!」
客たちの、幸せそうな顔、顔、顔。
その笑顔を見ているだけで、私の心もぽかぽかと温かくなってくる。
良太も客たちの賞賛の声を自分のことのように、嬉しそうに聞いていた。
そんな和やかな空気に包まれていた、その時だった。
店の戸がそっと開いた。
入ってきたのは見慣れない一組の若い夫婦だった。
年の頃は二十代半ばだろうか。
身なりは質素だが、清潔でどこか品がある。
ただ、その表情は二人とも暗くそして疲れ切っているように見えた。
「……いらっしゃいませ」
私が声をかけると、二人はびくりとしたように顔を上げた。
そして夫の方がおずおずと口を開いた。
「あの……。こちらで食事をいただくことはできますかな……?」
その声はか細く、そしてどこか自信なさげだった。
何か深い事情を抱えている。
私は一目でそう察した。
「ええ、もちろんですとも。どうぞこちらへ。今温かいけんちん汁ができたところですわ」
私は二人を店の隅の落ち着いた席へと案内した。
そして何も聞かずに、ただ熱々のけんちん汁と炊きたてのご飯を二人の前にそっと置いた。
二人はしばらくの間、ただ黙って目の前の膳を見つめていた。
やがて妻の方がぽろり、と一筋涙をこぼした。
「……あなた。……温かい……」
「……ああ。……本当に温かいな……」
夫はそう言うと、震える手で箸を取った。
そしてけんちん汁を一口口に運ぶ。
その瞬間、彼の強張っていた顔がほんの少しだけ和らいだように見えた。
「……美味しい……」
妻も後を追うように汁をすする。
その目から涙があとからあとから溢れ出してくる。
けれどそれは悲しみの涙ではなかった。
凍てついていた心が温かい料理に触れ、ゆっくりと解けていくような。
そんな安堵の涙のように私には見えた。
私は何も言わずに、ただ二人が食べ終わるのを静かに待っていた。
やがて二人は椀の中のものを一滴残らず、綺麗に平らげた。
そして顔を見合わせると、どちらからともなく、ふっと小さな笑みを浮かべた。
それは本当にささやかな、けれど心からの笑顔だった。
「……女将殿」
夫の方が私に向かって静かに頭を下げた。
「……我々は故郷を追われ、江戸へ出てきたばかり。この先どうして生きていけばよいのか途方に暮れておりました。……けれど、今この一杯の汁をいただき、なんだかもう少しだけ頑張れるようなそんな気がしてまいりました。……本当に、ありがとうござった」
「……とんでもないことですわ。お腹が空いては元気も出ませんから」
私はにっこりと微笑んだ。
「この江戸の町は広うございます。きっとお二人のような真面目な方々を受け入れてくれる場所が必ず見つかりますわ。それまで、もしお腹が空いたら、またいつでもいらっしゃいな。温かい飯をご用意して、お待ちしておりますから」
私の言葉に二人は、何度も、何度も頭を下げた。
そして店を出ていくその背中は来た時とは比べ物にならないほどしっかりと前を向いていた。
私はその後ろ姿を温かい気持ちで見送った。
このやわらぎ亭が誰かにとってのそんなささやかな希望の灯りになれたのなら。
料理人としてこれ以上の幸せはない。
そんなことを思いながら、私はまた次の客のために心を込めて鍋を磨き始めるのだった。
夕暮れ時のやわらぎ亭は、一日の中でも特に好きな時間帯だ。
昼間の喧騒が嘘のように静まり返り、西の空から差し込む柔らかな光が店の中を橙色に染めていく。
囲炉裏の火がぱちぱちと心地よい音を立て、炊き場から出汁の香りがふわりと漂ってくる。
そんな穏やかな空気の中で、私はただひたすらに料理と向き合う。
この時間が私にとっては、何よりも心が安らぐひとときなのだ。
「おし乃さん。今夜の献立は何にいたしましょうか?」
洗い物を終えた良太が私の隣にやってきて尋ねた。
その顔には、料理を作ることが楽しくて仕方がないという気持ちがありありと浮かんでいる。
「そうねえ……。今日は少し肌寒いから、身体が温まるものがいいわね。……そうだ、けんちん汁なんてどうかしら」
「けんちん汁ですか!」
良太の目がきらりと輝いた。
「ええ。大根、人参、ごぼう、里芋、こんにゃく、そしてお豆腐。色々な具材を胡麻油で香ばしく炒めてから、たっぷりの出汁で煮込むの。野菜の旨味がぎゅっと凝縮されて、それはそれは滋味深い味わいになるわ」
「美味しそうです……! それに栄養も満点ですね!」
「ふふ、そうよ。昔お寺で生まれた料理だから、精進料理の基本でもあるの。旅の僧侶様と出会った今日の締めくくりにはちょうど良いかもしれないわね」
「はい! ぜひ作り方を教えてください!」
私と良太は、早速けんちん汁の準備に取り掛かった。
まずは野菜の皮を剥き、それぞれの食感が生きるように大きさを揃えて切っていく。
大根と人参はいちょう切りに。
ごぼうは笹がきに。
里芋は六方むきにして、ぬめりを取る。
豆腐は一度布巾で水気を切ってから、手で大きく崩す。
この手で崩すというひと手間が、豆腐に味を染み込ませる大切なこつなのだ。
「良太。野菜は切れたかしら?」
「はい! こちらに!」
「じゃあ、この大きな鍋に胡麻油を熱してくれる? たっぷりとね」
「はい!」
鍋から胡麻油の香ばしい匂いが立ち上ってきたら、まずはごぼうから炒め始める。
ごぼうの香りが油に移ったら、次に大根と人参。
最後に里芋とこんにゃくを加えて、全体に油が回るまで丁寧に炒めていく。
「こうして最初に油で炒めることで、野菜の旨味を中に閉じ込めることができるのよ。それに、コクも出て味わいが深くなるわ」
「なるほど……。勉強になります!」
野菜がしんなりとしてきたら、昆布と椎茸でとった精進の出汁をたっぷりと注ぎ入れる。
アクを丁寧に取りながら、野菜が柔らかくなるまでことことと煮込んでいく。
やがて野菜の甘い香りが湯気と共に立ち上り始めたら、崩した豆腐を加える。
そして醤油と塩で味を調える。
味付けは、あくまでも薄味に。
野菜本来の優しい甘みを殺さないように。
「……よし、できたわ。味見をしてみてくれる?」
私は小皿にけんちん汁を少しだけ取り分け、良太に差し出した。
彼はふうふうと息を吹きかけながら、その汁を一口すする。
「……ん……!」
その目が驚きに大きく見開かれた。
「お、美味しいです……! なんて優しい味なんだろう……。野菜の一つ一つの味がちゃんと生きていて、それがお出汁と一緒になって……身体中に温かいものがじんわりと広がっていきます……!」
「ふふ、よかったわ。これならお客さんたちも喜んでくれるかしらね」
「はい! 絶対に喜びます!」
良太は力強くそう言った。
その顔は、自信とそして喜びに満ち溢れていた。
夜の帳が下り、やわらぎ亭にぽつぽつと灯りがともる頃。
店の暖簾をくぐって、いつもの常連さんたちが次々とやってきた。
「よう、おし乃ちゃん! 今夜も美味いもん頼むぜ!」
火消しの弥之助さんが威勢の良い声を上げる。
「あら、弥之助さん。いらっしゃい。今夜はとびきり身体が温まるものをご用意しておりますわよ」
「おう、そいつは楽しみだ!」
やがてやわらぎ亭は、満席になった。
私は大きな椀に熱々のけんちん汁をたっぷりと盛り付け、客たちの前に運んでいく。
湯気と共に立ち上る胡麻油と野菜の香りに、あちこちから「おお……」という感嘆の声が漏れた。
「さあ、どうぞ。やわらぎ亭特製具沢山のけんちん汁です」
客たちは一斉に箸をつけた。
そして次の瞬間。
店の中は水を打ったように、静まり返った。
聞こえるのは汁をすする音と野菜を噛む、しゃくしゃく、という心地よい音だけ。
誰もが無言で夢中になって、けんちん汁を味わっている。
その光景は料理人にとって、何よりも嬉しい最高の賛辞だった。
やがて一番に椀を空にした弥之助さんがぷはーっ、と大きな息をついた。
「……うめえ……! うめえよ、おし乃ちゃん……!」
その一言を皮切りに、あちこちから賞賛の声が次々と上がり始めた。
「本当だ! こんなに滋味深いけんちん汁は初めてだぜ!」
「野菜の甘みがたまらねえな! それに、この豆腐! 味がよーく染みてる!」
「身体の芯からぽかぽかしてきやがった! こりゃあ風邪も吹き飛んじまうぜ!」
客たちの、幸せそうな顔、顔、顔。
その笑顔を見ているだけで、私の心もぽかぽかと温かくなってくる。
良太も客たちの賞賛の声を自分のことのように、嬉しそうに聞いていた。
そんな和やかな空気に包まれていた、その時だった。
店の戸がそっと開いた。
入ってきたのは見慣れない一組の若い夫婦だった。
年の頃は二十代半ばだろうか。
身なりは質素だが、清潔でどこか品がある。
ただ、その表情は二人とも暗くそして疲れ切っているように見えた。
「……いらっしゃいませ」
私が声をかけると、二人はびくりとしたように顔を上げた。
そして夫の方がおずおずと口を開いた。
「あの……。こちらで食事をいただくことはできますかな……?」
その声はか細く、そしてどこか自信なさげだった。
何か深い事情を抱えている。
私は一目でそう察した。
「ええ、もちろんですとも。どうぞこちらへ。今温かいけんちん汁ができたところですわ」
私は二人を店の隅の落ち着いた席へと案内した。
そして何も聞かずに、ただ熱々のけんちん汁と炊きたてのご飯を二人の前にそっと置いた。
二人はしばらくの間、ただ黙って目の前の膳を見つめていた。
やがて妻の方がぽろり、と一筋涙をこぼした。
「……あなた。……温かい……」
「……ああ。……本当に温かいな……」
夫はそう言うと、震える手で箸を取った。
そしてけんちん汁を一口口に運ぶ。
その瞬間、彼の強張っていた顔がほんの少しだけ和らいだように見えた。
「……美味しい……」
妻も後を追うように汁をすする。
その目から涙があとからあとから溢れ出してくる。
けれどそれは悲しみの涙ではなかった。
凍てついていた心が温かい料理に触れ、ゆっくりと解けていくような。
そんな安堵の涙のように私には見えた。
私は何も言わずに、ただ二人が食べ終わるのを静かに待っていた。
やがて二人は椀の中のものを一滴残らず、綺麗に平らげた。
そして顔を見合わせると、どちらからともなく、ふっと小さな笑みを浮かべた。
それは本当にささやかな、けれど心からの笑顔だった。
「……女将殿」
夫の方が私に向かって静かに頭を下げた。
「……我々は故郷を追われ、江戸へ出てきたばかり。この先どうして生きていけばよいのか途方に暮れておりました。……けれど、今この一杯の汁をいただき、なんだかもう少しだけ頑張れるようなそんな気がしてまいりました。……本当に、ありがとうござった」
「……とんでもないことですわ。お腹が空いては元気も出ませんから」
私はにっこりと微笑んだ。
「この江戸の町は広うございます。きっとお二人のような真面目な方々を受け入れてくれる場所が必ず見つかりますわ。それまで、もしお腹が空いたら、またいつでもいらっしゃいな。温かい飯をご用意して、お待ちしておりますから」
私の言葉に二人は、何度も、何度も頭を下げた。
そして店を出ていくその背中は来た時とは比べ物にならないほどしっかりと前を向いていた。
私はその後ろ姿を温かい気持ちで見送った。
このやわらぎ亭が誰かにとってのそんなささやかな希望の灯りになれたのなら。
料理人としてこれ以上の幸せはない。
そんなことを思いながら、私はまた次の客のために心を込めて鍋を磨き始めるのだった。
21
あなたにおすすめの小説
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する
克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。
さくらと遥香
youmery
恋愛
国民的な人気を誇る女性アイドルグループの4期生として活動する、さくらと遥香(=かっきー)。
さくら視点で描かれる、かっきーとの百合恋愛ストーリーです。
◆あらすじ
さくらと遥香は、同じアイドルグループで活動する同期の2人。
さくらは"さくちゃん"、
遥香は名字にちなんで"かっきー"の愛称でメンバーやファンから愛されている。
同期の中で、加入当時から選抜メンバーに選ばれ続けているのはさくらと遥香だけ。
ときに"4期生のダブルエース"とも呼ばれる2人は、お互いに支え合いながら数々の試練を乗り越えてきた。
同期、仲間、戦友、コンビ。
2人の関係を表すにはどんな言葉がふさわしいか。それは2人にしか分からない。
そんな2人の関係に大きな変化が訪れたのは2022年2月、46時間の生配信番組の最中。
イラストを描くのが得意な遥香は、生配信中にメンバー全員の似顔絵を描き上げる企画に挑戦していた。
配信スタジオの一角を使って、休む間も惜しんで似顔絵を描き続ける遥香。
さくらは、眠そうな顔で頑張る遥香の姿を心配そうに見つめていた。
2日目の配信が終わった夜、さくらが遥香の様子を見に行くと誰もいないスタジオで2人きりに。
遥香の力になりたいさくらは、
「私に出来ることがあればなんでも言ってほしい」
と申し出る。
そこで、遥香から目をつむるように言われて待っていると、さくらは唇に柔らかい感触を感じて…
◆章構成と主な展開
・46時間TV編[完結]
(初キス、告白、両想い)
・付き合い始めた2人編[完結]
(交際スタート、グループ内での距離感の変化)
・かっきー1st写真集編[完結]
(少し大人なキス、肌と肌の触れ合い)
・お泊まり温泉旅行編[完結]
(お風呂、もう少し大人な関係へ)
・かっきー2回目のセンター編[完結]
(かっきーの誕生日お祝い)
・飛鳥さん卒コン編[完結]
(大好きな先輩に2人の関係を伝える)
・さくら1st写真集編[完結]
(お風呂で♡♡)
・Wセンター編[完結]
(支え合う2人)
※女の子同士のキスやハグといった百合要素があります。抵抗のない方だけお楽しみください。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写と他もすべて架空です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる