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やわらぎ亭の開店準備をしていると、店の戸がからりと開いた。
「ごめんください。……こちら、やわらぎ亭でよろしいかな?」
入ってきたのは見慣れない一人の若侍だった。年の頃は二十歳そこそこだろうか。まだどこか幼さが残る顔立ちだが、その背筋はぴんと伸び、目には強い意志の光が宿っている。
旅の途中なのか、少し身なりは汚れているが、その佇まいには育ちの良さが感じられた。
「いらっしゃいませ。……何かご用でしょうか?」
私が尋ねると、若侍は少し緊張した面持ちで口を開いた。
「拙者、奥州相馬中村藩の者。……実は江戸に来て探し人をしているのだが、手がかりが少なくほとほと困り果てておった。……そんな折、こちらの店の噂を耳にしたのだ。『やわらぎ亭の女将は千里眼の如き観察眼を持ち、どんな難題もその知恵で解決に導いてくれる』……と」
千里眼の如き観察眼。なんとも大袈裟な噂が一人歩きしているものだ。
私は苦笑しながらも、その実直そうな若侍を店の中へと招き入れた。
「噂は尾ひれがつくものでございます。私はただの飯屋の女主人。千里眼などという大層なものは持ち合わせておりませんわ。……けれど、お困りでしたらお話くらいはお伺いいたしましょう。さあ、どうぞこちらへ」
若侍は、相馬誠之助と名乗った。その真っ直ぐな瞳には、深い憂いの色が浮かんでいる。
私は彼に温かいお茶を差し出し、まずは旅の疲れを癒すように促した。
「して、探し人とはどのような方ですの?」
私の問いに、誠之助殿は少し俯きながら語り始めた。
彼が探しているのは、かつて相馬家に仕えていた彼の乳母だという。名を、おたえと言うらしい。
「おたえは、拙者が物心ついた頃からずっとそばにいてくれた。母を早くに亡くした拙者にとって、まさに母親代わりの存在であった。……しかし五年ほど前、おたえは病の夫の看病を理由に藩を辞し、江戸へ。それきり音信が途絶えてしまったのだ」
「それはご心配でしょう」
「うむ。夫もとうに亡くなったと風の噂で耳にした。なればこそ一刻も早く見つけ出し、再び藩邸に迎え入れたいのだ。父である藩主もそれを望んでおられる」
誠之助殿の声には、乳母を心から慕う温かい気持ちが溢れていた。
けれど、手がかりはあまりにも少ないという。この広い江戸で、たった一人を見つけ出すのは至難の業だろう。
「何か、おたえ殿の特徴や口癖などは?」
「うむ。……そうだな。おたえはいつも優しく笑っているような人であった。そして……そうだ。彼女は桜の塩漬けを作るのが滅法上手かった。春になるとたくさんの桜の花を塩漬けにしては、おむすびに混ぜ込んでくれたり、お茶請けに出してくれたり……。そのほのかな香りと塩気が忘れられぬ」
桜の塩漬け。それが唯一の手がかりか。
私は腕を組み、ううむ、と考え込んだ。
「誠之助様。まずは腹ごしらえをいたしましょう。腹が減っては良い知恵も浮かびませぬから」
私は彼の旅の疲れを癒すために、炊き場に立った。
鶏のひき肉を甘辛く煮詰めてそぼろを作る。卵はふわりと炒り卵に。それらを炊きたての白いご飯の上に美しく盛り付ければ、「鶏そぼろと炒り卵の三色丼」の出来上がりだ。あさりの出汁がよく効いた、熱々の味噌汁も添える。
「さあ、どうぞ。大したものではございませんが」
誠之助殿は、その素朴ながらも彩り豊かな丼を静かに見つめていた。そして、ゆっくりと箸を取る。
一口、また一口と口に運ぶうちに、彼の強張っていた表情が少しずつ和らいでいくのが見て取れた。
「……美味い。……温かくて優しい味がする。……まるでおたえが作ってくれた飯のようだ……」
その目にはうっすらと涙が浮かんでいる。私は何も言わず、ただ静かに彼が食べ終わるのを待っていた。
食事を終える頃には、誠之助殿の顔にはだいぶ落ち着きが戻っていた。
「女将殿。……かたじけない。心まで温まったようだ」
「いいえ。……さて、探し人の件ですが、私一人ではどうにも知恵が及びませぬ。よろしければ、この店の常連さんたちにも力を貸してもらえませぬか? 江戸の町のことなら、私などよりずっと詳しい者ばかりです」
「本当か!? それはありがたい!」
私の提案に、誠之助殿の顔がぱっと明るくなった。
翌日。やわらぎ亭には私の呼びかけに応じて、いつもの常連さんたちが顔を揃えていた。火消しの弥之助さん、八百屋の忠吉さん、そしていつものようにふらりと現れた金さんも。
私が誠之助殿の事情を説明すると、皆うんうんと真剣な顔で頷いている。
「なるほどな。桜の塩漬けが得意な乳母殿、か」
「しかし、それだけじゃあちと手がかりが少なすぎるんじゃねえか?」
弥之助さんと忠吉さんが腕を組んで首を捻る。やはり、難しいか。
私がそう思いかけた、その時だった。
「……桜の塩漬け、ねえ……」
黙って話を聞いていた漬物屋のお涼さんが、ぽつりと呟いた。
「お涼さん、何か心当たりでも?」
「いや、まあ確かではないんだがね。……わしの知り合いに行商の婆さんが一人いてね。その婆さんが時々分けてくれる桜の塩漬けが、そりゃあもう絶品なのさ。わしが作るのとはまたひと味違う、上品な香りと塩加減でね」
「本当かい、お涼さん!」
「そのお婆さんの住まいはどちらに?」
誠之助殿が身を乗り出して尋ねる。
「確か、本所の裏手にある小さな長屋に一人で暮らしていると言っておったよ。……まあ、違っていたらすまないがね」
「いえ! それだけでも十分な手がかりです! お涼さん、ありがとう!」
一筋の光が見えてきた。私と良太、そして誠之助殿は、お涼さんに長屋の場所を詳しく聞くと、早速本所へと向かうことにした。
「おし乃ちゃん、これを持っていきな」
忠吉さんが、採れたての新鮮な野菜をいくつか見繕って渡してくれる。
「腹が減ったら何もできねえからな!」
「弥之助、お前もついていってやれ。万が一のことがあってはならん」
金さんの言葉に、弥之助さんも「おう」と力強く頷いた。
皆の温かい人情が、私の心をじんわりと温める。
本所の裏長屋は、思っていたよりもすぐに見つかった。その一番奥まった一角に、小さいけれど手入れの行き届いた一軒家があった。戸口には可愛らしい朝顔の鉢が置いてある。
「……ここだろうか」
誠之助殿がごくりと喉を鳴らす。私は代表して、そっと戸を叩いた。
「ごめんくださいまし」
しばらくして、中から「はい」という優しい声がして、ゆっくりと戸が開かれた。
現れたのは、腰の曲がった小柄な老婆だった。白髪を綺麗に結い上げ、その皺の刻まれた顔には穏やかな笑みを浮かべている。
「……どちら様で……」
老婆は私たちを不思議そうに見つめた。その視線が、私の後ろに立つ誠之助殿の顔に止まったその瞬間。
老婆の穏やかだった目が、驚きに大きく、大きく見開かれた。その手から持っていたほうきが、からりと落ちる。
「……若……。……誠之助……若……?」
そのか細く震える声。誠之助殿の目からも、ぽろぽろと大粒の涙がこぼれ落ちた。
「……おたえ……! おたえなのか……!?」
「はい……はい……。おたえでございます……。若……こんな老婆になるまで……お会いしとうございました……!」
二人は言葉もなく、ただ互いの手を握りしめ、涙を流していた。
五年という長い歳月を越えて、主君と乳母はこうしてようやく再会を果たしたのだ。
その感動的な光景を、私と良太、そして弥之助さんは、ただ黙って温かい気持ちで見守っていた。
私はこの日のために用意してきた重箱を開けた。中には桜の塩漬けを混ぜ込んだ、美しい桜おこわが湯気を立てている。
「さあ、お二人とも。積もる話もございましょう。まずはこれを召し上がってくださいな。再会を祝して」
私の言葉に、おたえ殿は涙で濡れた顔のまま、何度も、何度も頷いてくれた。
その日、本所の小さな長屋は久しぶりに、温かく幸せな笑い声で満たされた。
誠之助殿は、おたえ殿を連れて再び相馬の地へ帰るという。
おたえ殿の幸せそうな、その笑顔。それを見れただけで、私たちも自分のことのように嬉しかった。
人の縁とは本当に不思議で、そして温かいものだ。一杯の桜おこわが結んだ奇跡。
私は、そんなささやかな奇跡が生まれるこの江戸の町が、そしてこのやわらぎ亭という場所が、たまらなく愛おしいと思うのだった。
「ごめんください。……こちら、やわらぎ亭でよろしいかな?」
入ってきたのは見慣れない一人の若侍だった。年の頃は二十歳そこそこだろうか。まだどこか幼さが残る顔立ちだが、その背筋はぴんと伸び、目には強い意志の光が宿っている。
旅の途中なのか、少し身なりは汚れているが、その佇まいには育ちの良さが感じられた。
「いらっしゃいませ。……何かご用でしょうか?」
私が尋ねると、若侍は少し緊張した面持ちで口を開いた。
「拙者、奥州相馬中村藩の者。……実は江戸に来て探し人をしているのだが、手がかりが少なくほとほと困り果てておった。……そんな折、こちらの店の噂を耳にしたのだ。『やわらぎ亭の女将は千里眼の如き観察眼を持ち、どんな難題もその知恵で解決に導いてくれる』……と」
千里眼の如き観察眼。なんとも大袈裟な噂が一人歩きしているものだ。
私は苦笑しながらも、その実直そうな若侍を店の中へと招き入れた。
「噂は尾ひれがつくものでございます。私はただの飯屋の女主人。千里眼などという大層なものは持ち合わせておりませんわ。……けれど、お困りでしたらお話くらいはお伺いいたしましょう。さあ、どうぞこちらへ」
若侍は、相馬誠之助と名乗った。その真っ直ぐな瞳には、深い憂いの色が浮かんでいる。
私は彼に温かいお茶を差し出し、まずは旅の疲れを癒すように促した。
「して、探し人とはどのような方ですの?」
私の問いに、誠之助殿は少し俯きながら語り始めた。
彼が探しているのは、かつて相馬家に仕えていた彼の乳母だという。名を、おたえと言うらしい。
「おたえは、拙者が物心ついた頃からずっとそばにいてくれた。母を早くに亡くした拙者にとって、まさに母親代わりの存在であった。……しかし五年ほど前、おたえは病の夫の看病を理由に藩を辞し、江戸へ。それきり音信が途絶えてしまったのだ」
「それはご心配でしょう」
「うむ。夫もとうに亡くなったと風の噂で耳にした。なればこそ一刻も早く見つけ出し、再び藩邸に迎え入れたいのだ。父である藩主もそれを望んでおられる」
誠之助殿の声には、乳母を心から慕う温かい気持ちが溢れていた。
けれど、手がかりはあまりにも少ないという。この広い江戸で、たった一人を見つけ出すのは至難の業だろう。
「何か、おたえ殿の特徴や口癖などは?」
「うむ。……そうだな。おたえはいつも優しく笑っているような人であった。そして……そうだ。彼女は桜の塩漬けを作るのが滅法上手かった。春になるとたくさんの桜の花を塩漬けにしては、おむすびに混ぜ込んでくれたり、お茶請けに出してくれたり……。そのほのかな香りと塩気が忘れられぬ」
桜の塩漬け。それが唯一の手がかりか。
私は腕を組み、ううむ、と考え込んだ。
「誠之助様。まずは腹ごしらえをいたしましょう。腹が減っては良い知恵も浮かびませぬから」
私は彼の旅の疲れを癒すために、炊き場に立った。
鶏のひき肉を甘辛く煮詰めてそぼろを作る。卵はふわりと炒り卵に。それらを炊きたての白いご飯の上に美しく盛り付ければ、「鶏そぼろと炒り卵の三色丼」の出来上がりだ。あさりの出汁がよく効いた、熱々の味噌汁も添える。
「さあ、どうぞ。大したものではございませんが」
誠之助殿は、その素朴ながらも彩り豊かな丼を静かに見つめていた。そして、ゆっくりと箸を取る。
一口、また一口と口に運ぶうちに、彼の強張っていた表情が少しずつ和らいでいくのが見て取れた。
「……美味い。……温かくて優しい味がする。……まるでおたえが作ってくれた飯のようだ……」
その目にはうっすらと涙が浮かんでいる。私は何も言わず、ただ静かに彼が食べ終わるのを待っていた。
食事を終える頃には、誠之助殿の顔にはだいぶ落ち着きが戻っていた。
「女将殿。……かたじけない。心まで温まったようだ」
「いいえ。……さて、探し人の件ですが、私一人ではどうにも知恵が及びませぬ。よろしければ、この店の常連さんたちにも力を貸してもらえませぬか? 江戸の町のことなら、私などよりずっと詳しい者ばかりです」
「本当か!? それはありがたい!」
私の提案に、誠之助殿の顔がぱっと明るくなった。
翌日。やわらぎ亭には私の呼びかけに応じて、いつもの常連さんたちが顔を揃えていた。火消しの弥之助さん、八百屋の忠吉さん、そしていつものようにふらりと現れた金さんも。
私が誠之助殿の事情を説明すると、皆うんうんと真剣な顔で頷いている。
「なるほどな。桜の塩漬けが得意な乳母殿、か」
「しかし、それだけじゃあちと手がかりが少なすぎるんじゃねえか?」
弥之助さんと忠吉さんが腕を組んで首を捻る。やはり、難しいか。
私がそう思いかけた、その時だった。
「……桜の塩漬け、ねえ……」
黙って話を聞いていた漬物屋のお涼さんが、ぽつりと呟いた。
「お涼さん、何か心当たりでも?」
「いや、まあ確かではないんだがね。……わしの知り合いに行商の婆さんが一人いてね。その婆さんが時々分けてくれる桜の塩漬けが、そりゃあもう絶品なのさ。わしが作るのとはまたひと味違う、上品な香りと塩加減でね」
「本当かい、お涼さん!」
「そのお婆さんの住まいはどちらに?」
誠之助殿が身を乗り出して尋ねる。
「確か、本所の裏手にある小さな長屋に一人で暮らしていると言っておったよ。……まあ、違っていたらすまないがね」
「いえ! それだけでも十分な手がかりです! お涼さん、ありがとう!」
一筋の光が見えてきた。私と良太、そして誠之助殿は、お涼さんに長屋の場所を詳しく聞くと、早速本所へと向かうことにした。
「おし乃ちゃん、これを持っていきな」
忠吉さんが、採れたての新鮮な野菜をいくつか見繕って渡してくれる。
「腹が減ったら何もできねえからな!」
「弥之助、お前もついていってやれ。万が一のことがあってはならん」
金さんの言葉に、弥之助さんも「おう」と力強く頷いた。
皆の温かい人情が、私の心をじんわりと温める。
本所の裏長屋は、思っていたよりもすぐに見つかった。その一番奥まった一角に、小さいけれど手入れの行き届いた一軒家があった。戸口には可愛らしい朝顔の鉢が置いてある。
「……ここだろうか」
誠之助殿がごくりと喉を鳴らす。私は代表して、そっと戸を叩いた。
「ごめんくださいまし」
しばらくして、中から「はい」という優しい声がして、ゆっくりと戸が開かれた。
現れたのは、腰の曲がった小柄な老婆だった。白髪を綺麗に結い上げ、その皺の刻まれた顔には穏やかな笑みを浮かべている。
「……どちら様で……」
老婆は私たちを不思議そうに見つめた。その視線が、私の後ろに立つ誠之助殿の顔に止まったその瞬間。
老婆の穏やかだった目が、驚きに大きく、大きく見開かれた。その手から持っていたほうきが、からりと落ちる。
「……若……。……誠之助……若……?」
そのか細く震える声。誠之助殿の目からも、ぽろぽろと大粒の涙がこぼれ落ちた。
「……おたえ……! おたえなのか……!?」
「はい……はい……。おたえでございます……。若……こんな老婆になるまで……お会いしとうございました……!」
二人は言葉もなく、ただ互いの手を握りしめ、涙を流していた。
五年という長い歳月を越えて、主君と乳母はこうしてようやく再会を果たしたのだ。
その感動的な光景を、私と良太、そして弥之助さんは、ただ黙って温かい気持ちで見守っていた。
私はこの日のために用意してきた重箱を開けた。中には桜の塩漬けを混ぜ込んだ、美しい桜おこわが湯気を立てている。
「さあ、お二人とも。積もる話もございましょう。まずはこれを召し上がってくださいな。再会を祝して」
私の言葉に、おたえ殿は涙で濡れた顔のまま、何度も、何度も頷いてくれた。
その日、本所の小さな長屋は久しぶりに、温かく幸せな笑い声で満たされた。
誠之助殿は、おたえ殿を連れて再び相馬の地へ帰るという。
おたえ殿の幸せそうな、その笑顔。それを見れただけで、私たちも自分のことのように嬉しかった。
人の縁とは本当に不思議で、そして温かいものだ。一杯の桜おこわが結んだ奇跡。
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