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70話改訂版を未読の方は、そちらからお読みください。
***
船大工の男、名を留吉さんという彼は、その後すっかりやわらぎ亭の常連となった。
仕事の合間にふらりと立ち寄っては、亡き妻の思い出の味である煮っころがしを、それはそれは幸せそうに味わっていく。
その顔にはもう、以前のような寂しさの色はない。
心の中に、温かい灯りが再び灯ったのだろう。
「おし乃さんの煮っころがしを食うとよ、不思議と力が湧いてくんだ。天国のかかあに、『いつまでもめそめそしてるんじゃないよ』って、背中を叩かれてるみてえでな」
そう言って笑う留吉さんの顔は、実に晴れやかだった。
彼の笑顔を見るたびに、私と良太もまた、温かい気持ちになるのだった。
やわらぎ亭の評判は、留吉さんのような客たちの口コミによって、少しずつ、しかし確実に江戸の町に広がっていった。
「あそこの飯屋は、ただ腹を満たすだけじゃねえ。心を、満たしてくれる」
そんな嬉しい噂が、人々の間で囁かれるようになっていた。
***
そんなある日のこと。
店の開店準備をしていると、薬種問屋の若旦那、宗太郎さんが少し困ったような顔でやってきた。
「おし乃さん、おはよう。朝早くにすまないね」
「まあ、宗太郎さん。いらっしゃいませ。どうかなさいました?」
「いや、大したことではないんだが……。少し、おし乃さんの知恵を借りたくてね」
宗太郎さんはそう言うと、懐から小さな布袋を取り出した。
中には、乾燥させた、見慣れない草の葉が入っている。
ふわりと、独特の、少し癖のある爽やかな香りがした。
「これは……薬草ですか?」
「ああ。唐の国から新しく入ってきたものでね。『甘草(かんぞう)』という生薬なんだが、喉の痛みや咳に驚くほどよく効くんだ。薬効は確かなんだが……」
宗太郎さんは、そこで言葉を濁した。
「……この独特の香りが、どうにも江戸の人々には馴染みが薄いようでね。薬として煎じて出しても、『苦い』だの『飲みにくい』だのと言って、なかなか受け入れてもらえないんだ。何か、この甘草を美味しく、そして手軽に摂れるような方法はないものかと思ってね」
なるほど。良薬は口に苦し、とは言うけれど、飲んでもらえなければ意味がない。
これは、料理人の腕の見せ所かもしれない。
私は、布袋の中の甘草の葉を一枚、指でつまみ、香りを確かめた。
確かに、少し癖はある。けれど、決して不快な香りではない。むしろ、この爽やかさを活かせば、何か面白いものが作れそうだ。
「……宗太郎さん。少し、試してみたいことがありますの」
私はそう言うと、隣で興味深そうに話を聞いていた良太に、にっこりと微笑みかけた。
「良太」
「は、はい、おし乃さん!」
「あなたに、課題を出すわ。この甘草を使って、誰もが『美味しい』と言ってくれるような、新しい一品を考えてみてちょうだい」
「えっ……! お、俺がですか!?」
思いがけない言葉に、良太は目を丸くして驚いている。
その隣で、宗太郎さんも「良太君がかい?」と、意外そうな顔をしていた。
「ええ。今のあなたなら、きっとできるはずよ」
私は良太の目を、まっすぐに見つめて言った。
彼はこの数ヶ月で、驚くほどの成長を遂げた。技術はもちろんのこと、料理人としての心構え、そして何よりも、食べる人のことを想う優しい心が、確かに育っている。
もう、私の後ろに隠れているだけの見習いではない。
彼自身の力で、新しい味を生み出す時が来たのだ。
「……で、でも、俺なんかに……」
まだ少し、自信がなさそうな良太。
私は、その肩をぽんと叩いた。
「大丈夫。難しく考えることはないのよ。あなたがこれまで、このやわらぎ亭で学んできたこと、感じてきたこと。その全てを、この甘草にぶつけてごらんなさい。あなたの優しい心がこもっていれば、それは必ず、最高の料理になるわ」
私の言葉に、良太はごくりと喉を鳴らした。
そして、しばらくの逡巡の後。
彼は、ぐっと覚悟を決めた顔で、私と宗太郎さんに向かって、深々と頭を下げた。
「……はい! やらせていただきます! 必ず、宗太郎様にも、そして江戸の皆様にも喜んでいただけるような、最高の甘草料理を作ってみせます!」
その声にはもう、迷いはなかった。
一人の料理人として、新しい挑戦に立ち向かう、強い意志の光が宿っていた。
私は、その頼もしい姿を、ただ温かい気持ちで見守っていた。
宗太郎さんも、そんな良太の気迫に押されたのか、ほう、と感心したように息を漏らしている。
***
その日から、良otaの試行錯誤の日々が始まった。
彼は店の仕事が終わった後も、夜遅くまで炊き場に残り、一人で甘草と向き合っていた。
甘草を煎じてみたり、粉末にしてみたり、他の食材と組み合わせてみたり。
時には、あまりの難しさに頭を抱え、うーんうーんと唸っていることもあった。
けれど、彼は決して諦めなかった。
私は、そんな彼の努力を、あえて何も言わずに見守っていた。
これは、彼が自分自身の力で乗り越えなければならない壁なのだ。
私が口を出してしまっては、彼の成長の機会を奪うことになる。
がんばれ、良太。
私は心の中で、何度も何度も声援を送った。
そして、数日が過ぎた、ある日の夕方。
「おし乃さん……! できました……!」
良太が、少し興奮した様子で、私の元へ駆け寄ってきた。
その手には、湯気の立つ小さな椀が、大切そうに抱えられている。
「まあ、できたのね」
「はい! 俺の、今の精一杯です! どうか、味見をしていただけませんか!」
椀の中に入っていたのは、とろりとした、美しい飴色の餡だった。
ふわりと、甘く、そしてどこか爽やかな香りが立ち上る。
「これは……葛湯かい?」
宗太郎さんも、噂を聞きつけて、店に駆けつけてくれていた。
「はい。甘草を丁寧に煎じ、その煮汁と吉野葛を合わせて練り上げました。甘みは和三盆でほんのりと。それから、隠し味に、生姜の絞り汁を少しだけ加えております」
なるほど。甘草の爽やかな香りを、生姜の風味がさらに引き立てている。そして、葛のとろみが、喉を優しく潤してくれるだろう。
これは、なかなかのものかもしれない。
「……では、いただこうか」
宗太郎さんが、代表してその葛湯を一口、口に運んだ。
その瞬間。
彼の目が、驚きに大きく見開かれた。
「こ、これは……!」
「どうですかな、宗太郎様……?」
良太が、固唾をのんで尋ねる。
宗太郎さんは、しばらくの間、言葉もなく、ただその味を噛み締めていたが、やがて、至福の表情を浮かべた。
「……美味い……。これは、実に美味いぞ、良太君!」
その、心からの称賛の言葉。
良太の顔が、ぱあっと輝いた。
「甘草の独特の風味が、少しも嫌味になっていない。むしろ、和三盆の上品な甘さと生姜の爽やかさが一体となって、実に奥深い、気品のある味わいを生み出している。そして何より、この温かさが喉に、身体中に、じんわりと染み渡るようだ。……これは薬だ。いや、薬でありながら、最高の菓子でもある……!」
宗太郎さんは、夢中になったように、その葛湯を平らげていく。
その顔は、喜びと感動で輝いていた。
「良太君……! 君は、たいした料理人だ! この『甘草葛湯』、ぜひうちの店でも扱わせてはくれぬか! これならばきっと、江戸中の評判になること、間違いないぞ!」
「え……! ほ、本当ですか!?」
「ああ、本当だとも!」
良太は、信じられないといった顔で、私の方を振り返った。
私は、にっこりと微笑み、力強く頷いてみせる。
「……やった……! やりました、おし乃さん……!」
良太の大きな瞳から、ぽろり、ぽろりと、大粒の涙がこぼれ落ちた。
それは、彼の努力が報われた嬉し涙だった。
私は、そんな彼の肩を優しく抱きしめてやった。
私の自慢の一番弟子が、また一つ、大きな壁を乗り越えた瞬間だった。
***
その「甘草葛湯」は、宗太郎さんの薬種問屋で「やわらぎ亭の良太謹製・喉に優しい甘露湯」として売り出され、あっという間に江戸中の評判となった。
喉の調子が悪い時や、風邪の引きはじめに飲むと、たちどころに良くなると、大人気になったのだ。
そして、その評判は、思わぬところまで届くことになる。
ある日、やわらぎ亭に、一台の立派な駕籠が乗り付けられた。
中から現れたのは、いかにも高貴な身分とわかる、美しい奥方様だった。
そして、その奥方様が、私と良太に告げた言葉は、にわかには信じがたいものだったのだ。
***
船大工の男、名を留吉さんという彼は、その後すっかりやわらぎ亭の常連となった。
仕事の合間にふらりと立ち寄っては、亡き妻の思い出の味である煮っころがしを、それはそれは幸せそうに味わっていく。
その顔にはもう、以前のような寂しさの色はない。
心の中に、温かい灯りが再び灯ったのだろう。
「おし乃さんの煮っころがしを食うとよ、不思議と力が湧いてくんだ。天国のかかあに、『いつまでもめそめそしてるんじゃないよ』って、背中を叩かれてるみてえでな」
そう言って笑う留吉さんの顔は、実に晴れやかだった。
彼の笑顔を見るたびに、私と良太もまた、温かい気持ちになるのだった。
やわらぎ亭の評判は、留吉さんのような客たちの口コミによって、少しずつ、しかし確実に江戸の町に広がっていった。
「あそこの飯屋は、ただ腹を満たすだけじゃねえ。心を、満たしてくれる」
そんな嬉しい噂が、人々の間で囁かれるようになっていた。
***
そんなある日のこと。
店の開店準備をしていると、薬種問屋の若旦那、宗太郎さんが少し困ったような顔でやってきた。
「おし乃さん、おはよう。朝早くにすまないね」
「まあ、宗太郎さん。いらっしゃいませ。どうかなさいました?」
「いや、大したことではないんだが……。少し、おし乃さんの知恵を借りたくてね」
宗太郎さんはそう言うと、懐から小さな布袋を取り出した。
中には、乾燥させた、見慣れない草の葉が入っている。
ふわりと、独特の、少し癖のある爽やかな香りがした。
「これは……薬草ですか?」
「ああ。唐の国から新しく入ってきたものでね。『甘草(かんぞう)』という生薬なんだが、喉の痛みや咳に驚くほどよく効くんだ。薬効は確かなんだが……」
宗太郎さんは、そこで言葉を濁した。
「……この独特の香りが、どうにも江戸の人々には馴染みが薄いようでね。薬として煎じて出しても、『苦い』だの『飲みにくい』だのと言って、なかなか受け入れてもらえないんだ。何か、この甘草を美味しく、そして手軽に摂れるような方法はないものかと思ってね」
なるほど。良薬は口に苦し、とは言うけれど、飲んでもらえなければ意味がない。
これは、料理人の腕の見せ所かもしれない。
私は、布袋の中の甘草の葉を一枚、指でつまみ、香りを確かめた。
確かに、少し癖はある。けれど、決して不快な香りではない。むしろ、この爽やかさを活かせば、何か面白いものが作れそうだ。
「……宗太郎さん。少し、試してみたいことがありますの」
私はそう言うと、隣で興味深そうに話を聞いていた良太に、にっこりと微笑みかけた。
「良太」
「は、はい、おし乃さん!」
「あなたに、課題を出すわ。この甘草を使って、誰もが『美味しい』と言ってくれるような、新しい一品を考えてみてちょうだい」
「えっ……! お、俺がですか!?」
思いがけない言葉に、良太は目を丸くして驚いている。
その隣で、宗太郎さんも「良太君がかい?」と、意外そうな顔をしていた。
「ええ。今のあなたなら、きっとできるはずよ」
私は良太の目を、まっすぐに見つめて言った。
彼はこの数ヶ月で、驚くほどの成長を遂げた。技術はもちろんのこと、料理人としての心構え、そして何よりも、食べる人のことを想う優しい心が、確かに育っている。
もう、私の後ろに隠れているだけの見習いではない。
彼自身の力で、新しい味を生み出す時が来たのだ。
「……で、でも、俺なんかに……」
まだ少し、自信がなさそうな良太。
私は、その肩をぽんと叩いた。
「大丈夫。難しく考えることはないのよ。あなたがこれまで、このやわらぎ亭で学んできたこと、感じてきたこと。その全てを、この甘草にぶつけてごらんなさい。あなたの優しい心がこもっていれば、それは必ず、最高の料理になるわ」
私の言葉に、良太はごくりと喉を鳴らした。
そして、しばらくの逡巡の後。
彼は、ぐっと覚悟を決めた顔で、私と宗太郎さんに向かって、深々と頭を下げた。
「……はい! やらせていただきます! 必ず、宗太郎様にも、そして江戸の皆様にも喜んでいただけるような、最高の甘草料理を作ってみせます!」
その声にはもう、迷いはなかった。
一人の料理人として、新しい挑戦に立ち向かう、強い意志の光が宿っていた。
私は、その頼もしい姿を、ただ温かい気持ちで見守っていた。
宗太郎さんも、そんな良太の気迫に押されたのか、ほう、と感心したように息を漏らしている。
***
その日から、良otaの試行錯誤の日々が始まった。
彼は店の仕事が終わった後も、夜遅くまで炊き場に残り、一人で甘草と向き合っていた。
甘草を煎じてみたり、粉末にしてみたり、他の食材と組み合わせてみたり。
時には、あまりの難しさに頭を抱え、うーんうーんと唸っていることもあった。
けれど、彼は決して諦めなかった。
私は、そんな彼の努力を、あえて何も言わずに見守っていた。
これは、彼が自分自身の力で乗り越えなければならない壁なのだ。
私が口を出してしまっては、彼の成長の機会を奪うことになる。
がんばれ、良太。
私は心の中で、何度も何度も声援を送った。
そして、数日が過ぎた、ある日の夕方。
「おし乃さん……! できました……!」
良太が、少し興奮した様子で、私の元へ駆け寄ってきた。
その手には、湯気の立つ小さな椀が、大切そうに抱えられている。
「まあ、できたのね」
「はい! 俺の、今の精一杯です! どうか、味見をしていただけませんか!」
椀の中に入っていたのは、とろりとした、美しい飴色の餡だった。
ふわりと、甘く、そしてどこか爽やかな香りが立ち上る。
「これは……葛湯かい?」
宗太郎さんも、噂を聞きつけて、店に駆けつけてくれていた。
「はい。甘草を丁寧に煎じ、その煮汁と吉野葛を合わせて練り上げました。甘みは和三盆でほんのりと。それから、隠し味に、生姜の絞り汁を少しだけ加えております」
なるほど。甘草の爽やかな香りを、生姜の風味がさらに引き立てている。そして、葛のとろみが、喉を優しく潤してくれるだろう。
これは、なかなかのものかもしれない。
「……では、いただこうか」
宗太郎さんが、代表してその葛湯を一口、口に運んだ。
その瞬間。
彼の目が、驚きに大きく見開かれた。
「こ、これは……!」
「どうですかな、宗太郎様……?」
良太が、固唾をのんで尋ねる。
宗太郎さんは、しばらくの間、言葉もなく、ただその味を噛み締めていたが、やがて、至福の表情を浮かべた。
「……美味い……。これは、実に美味いぞ、良太君!」
その、心からの称賛の言葉。
良太の顔が、ぱあっと輝いた。
「甘草の独特の風味が、少しも嫌味になっていない。むしろ、和三盆の上品な甘さと生姜の爽やかさが一体となって、実に奥深い、気品のある味わいを生み出している。そして何より、この温かさが喉に、身体中に、じんわりと染み渡るようだ。……これは薬だ。いや、薬でありながら、最高の菓子でもある……!」
宗太郎さんは、夢中になったように、その葛湯を平らげていく。
その顔は、喜びと感動で輝いていた。
「良太君……! 君は、たいした料理人だ! この『甘草葛湯』、ぜひうちの店でも扱わせてはくれぬか! これならばきっと、江戸中の評判になること、間違いないぞ!」
「え……! ほ、本当ですか!?」
「ああ、本当だとも!」
良太は、信じられないといった顔で、私の方を振り返った。
私は、にっこりと微笑み、力強く頷いてみせる。
「……やった……! やりました、おし乃さん……!」
良太の大きな瞳から、ぽろり、ぽろりと、大粒の涙がこぼれ落ちた。
それは、彼の努力が報われた嬉し涙だった。
私は、そんな彼の肩を優しく抱きしめてやった。
私の自慢の一番弟子が、また一つ、大きな壁を乗り越えた瞬間だった。
***
その「甘草葛湯」は、宗太郎さんの薬種問屋で「やわらぎ亭の良太謹製・喉に優しい甘露湯」として売り出され、あっという間に江戸中の評判となった。
喉の調子が悪い時や、風邪の引きはじめに飲むと、たちどころに良くなると、大人気になったのだ。
そして、その評判は、思わぬところまで届くことになる。
ある日、やわらぎ亭に、一台の立派な駕籠が乗り付けられた。
中から現れたのは、いかにも高貴な身分とわかる、美しい奥方様だった。
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