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転生
6 番う *
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湊は、はっと目覚めた。アイザックの腕の中にいた。アイザックは湊を見つめている。
「ごめんなさい。僕、寝てた?」
「急に意識失ったからびっくりした。体、大丈夫?」
お尻に違和感はあるけど、特に問題ないようだ。体はさっぱりしている。
「アイザック様、僕が汚したシーツも代えてくれたの。体も綺麗にしてくれてありがとうございます」
「散々、出させちゃったから、体力持たなかったかな。湊さんが可愛すぎて、こちらこそごめんね」
はっとして、こっそり脚でアイザックの股間を確認する。
……勃ってる。
「こら、そんなところ確認して!」
アイザックは顔を赤らめる。
「ごめんなさい。僕ばっかり気持ち良くなって。……僕、これ、口でしてみてもいい?」
「え?!」
湊は布団をまくり上げ、アイザックを起こす。アイザックの脚の間に手と顔を近づける。
「すご……おっきい……」
湊は両手でアイザックの昂りを持ちあげる。ちゅっと口づけしぺろぺろ舐める。運命の番だからなのだろうか、先走りが甘くて美味しい。ぱくんと咥える。口に全部は入らないので根本を手でしごく。口をすぼめて、カリの所をひっかけるようにしゃぶった。先端を下でつつく。
「……」
上目遣いでアイザックの顔を確認する。
「……湊さん、その上目遣い……私のを湊さんの小さな口が咥えているなんて……視覚的に……あ……ごめ……く、口離してください……」
アイザックが動転しているのを見て、いい気分になって、じゅぽじゅぽしゃぶり続けた。
アイザックが息を飲み、湊の顔を離す。アイザックの精液が湊の顔にかかった。
「あ、湊さんごめんなさい」
アイザックは後ろ向きになり、手近のシーツで股間をくるんだ。アルファの吐精は長い。湊は顔の精液をティッシュでぬぐい取った。
吐精が終わり、アイザックはしょんぼりした顔でこちらを振り向いた。
「湊さん、ごめんなさい。湊さんのお顔に私は何てこと……」
湊はにこにこする。
「僕、初めてやったんだけど、気持ちよかった? 口に出してくれて良かったのに。僕飲んでみたかったな」
湊の笑顔にアイザックは驚いて湊を抱きしめる。
「湊さん、あなたって人は……」
湊もアイザックを抱きしめ返す。
「だって、僕達、恋人同士でしょ。僕、アイザックが気持ちよくなるようにしたい」
アイザックは湊の顔を見て、そして口付ける。
何度も口づけをしているうちに湊も高揚してくる。
「アイザック……、もっと触って……」
湊のおねだりにアイザックは張り切ってパジャマをはぎ始める。
唇から首筋、鎖骨、胸の飾りと舐めて吸って、舌で転がす。湊の体が火照り、フェロモンが香った。
またヒートになったみたい。
湊は発達不全だから、まだ完璧なヒートではないのだろう。すごく気持ちいいけど、完全に我を忘れる程ではない。でも、アイザックとセックスしていると、どんどん発達が促されているように思う。
「アイザック様……欲しい……」
アイザックは湊をひっくり返し、背後から抱きしめる。腰を引き、湊の後孔にアイザックの陰茎を挿入する。
ゆっくり挿入すると、愛液が溢れアイザックの陰茎はきゅうきゅうと締め付けられる。吐精したい気持ちをそらすために、湊の乳首や陰茎をくにくにと愛撫する。
「そんな、全部したらダメ……」
湊が快感でがくがくと震える。後孔はきゅうっと締まっている。
「湊さん、愛してる」
感情がこみ上げすぎて、アイザックは湊に愛を囁く。
「僕も、アイザック様のこと、愛してる。噛んで……番にして……」
湊の真っ白な項は、甘い香りを放っている。
アイザックは誘惑に逆らえず、ぺろりと舐めた。甘くて清潔な味がする。
項を舐められた湊は快感で震え、後孔はさらに締まる。
「……アイザック様……、噛んで……、噛んで……」
湊はさらに快感を求めてアイザックに強請る。
アイザックの犬歯が引き寄せられるように湊の項に突き刺さる。甘露のような湊の血液がアイザックの口の中に広がる。湊はアイザックに噛まれた項から全身に強い快感が走る。
2人、溶けあう……。もう、ずっと一緒……。
泣きそうなぐらいな幸せがお互いの体を満たした。アイザックは吐精し、湊は受け止めた。
隙間なく、ぴったりと重なり合い、身も心も1つになった幸せの中に2人はいた。
「ごめんなさい。僕、寝てた?」
「急に意識失ったからびっくりした。体、大丈夫?」
お尻に違和感はあるけど、特に問題ないようだ。体はさっぱりしている。
「アイザック様、僕が汚したシーツも代えてくれたの。体も綺麗にしてくれてありがとうございます」
「散々、出させちゃったから、体力持たなかったかな。湊さんが可愛すぎて、こちらこそごめんね」
はっとして、こっそり脚でアイザックの股間を確認する。
……勃ってる。
「こら、そんなところ確認して!」
アイザックは顔を赤らめる。
「ごめんなさい。僕ばっかり気持ち良くなって。……僕、これ、口でしてみてもいい?」
「え?!」
湊は布団をまくり上げ、アイザックを起こす。アイザックの脚の間に手と顔を近づける。
「すご……おっきい……」
湊は両手でアイザックの昂りを持ちあげる。ちゅっと口づけしぺろぺろ舐める。運命の番だからなのだろうか、先走りが甘くて美味しい。ぱくんと咥える。口に全部は入らないので根本を手でしごく。口をすぼめて、カリの所をひっかけるようにしゃぶった。先端を下でつつく。
「……」
上目遣いでアイザックの顔を確認する。
「……湊さん、その上目遣い……私のを湊さんの小さな口が咥えているなんて……視覚的に……あ……ごめ……く、口離してください……」
アイザックが動転しているのを見て、いい気分になって、じゅぽじゅぽしゃぶり続けた。
アイザックが息を飲み、湊の顔を離す。アイザックの精液が湊の顔にかかった。
「あ、湊さんごめんなさい」
アイザックは後ろ向きになり、手近のシーツで股間をくるんだ。アルファの吐精は長い。湊は顔の精液をティッシュでぬぐい取った。
吐精が終わり、アイザックはしょんぼりした顔でこちらを振り向いた。
「湊さん、ごめんなさい。湊さんのお顔に私は何てこと……」
湊はにこにこする。
「僕、初めてやったんだけど、気持ちよかった? 口に出してくれて良かったのに。僕飲んでみたかったな」
湊の笑顔にアイザックは驚いて湊を抱きしめる。
「湊さん、あなたって人は……」
湊もアイザックを抱きしめ返す。
「だって、僕達、恋人同士でしょ。僕、アイザックが気持ちよくなるようにしたい」
アイザックは湊の顔を見て、そして口付ける。
何度も口づけをしているうちに湊も高揚してくる。
「アイザック……、もっと触って……」
湊のおねだりにアイザックは張り切ってパジャマをはぎ始める。
唇から首筋、鎖骨、胸の飾りと舐めて吸って、舌で転がす。湊の体が火照り、フェロモンが香った。
またヒートになったみたい。
湊は発達不全だから、まだ完璧なヒートではないのだろう。すごく気持ちいいけど、完全に我を忘れる程ではない。でも、アイザックとセックスしていると、どんどん発達が促されているように思う。
「アイザック様……欲しい……」
アイザックは湊をひっくり返し、背後から抱きしめる。腰を引き、湊の後孔にアイザックの陰茎を挿入する。
ゆっくり挿入すると、愛液が溢れアイザックの陰茎はきゅうきゅうと締め付けられる。吐精したい気持ちをそらすために、湊の乳首や陰茎をくにくにと愛撫する。
「そんな、全部したらダメ……」
湊が快感でがくがくと震える。後孔はきゅうっと締まっている。
「湊さん、愛してる」
感情がこみ上げすぎて、アイザックは湊に愛を囁く。
「僕も、アイザック様のこと、愛してる。噛んで……番にして……」
湊の真っ白な項は、甘い香りを放っている。
アイザックは誘惑に逆らえず、ぺろりと舐めた。甘くて清潔な味がする。
項を舐められた湊は快感で震え、後孔はさらに締まる。
「……アイザック様……、噛んで……、噛んで……」
湊はさらに快感を求めてアイザックに強請る。
アイザックの犬歯が引き寄せられるように湊の項に突き刺さる。甘露のような湊の血液がアイザックの口の中に広がる。湊はアイザックに噛まれた項から全身に強い快感が走る。
2人、溶けあう……。もう、ずっと一緒……。
泣きそうなぐらいな幸せがお互いの体を満たした。アイザックは吐精し、湊は受け止めた。
隙間なく、ぴったりと重なり合い、身も心も1つになった幸せの中に2人はいた。
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