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忙しない季節とキスの痕(此木視点)
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ベッドで背後から抱きしめられたまま、じわじわと腕や手を撫でられた。
じれったい動きで腕を触り、指先や手の平をスリスリと擦られると、体が期待に震えた。胴に回された手も緩やかに脇腹を撫でて来る。
「敬久さん、もっと……触って欲しいです」
「うん……いっぱい触ろうね」
オレの手を名残惜しそうに握ってから離した。そのまま手を胸に這わせて、先端を探るように触った。
「ぅんッ……」
「今日は君の気持ち良い所を……沢山探したいなぁ」
敬久さんはオレを触るのを楽しんでいるのか、時折ふふっと小さく笑った。
「いつも、そこは……触っているじゃないですか……あっ……」
「うん……でも遥君なら……もっと気持ち良くなれると思うんだ」
「あっ……ゃ……」
服の上から胸の先端を指先で擦られると、彼の腕から体が逃げ出しそうになった。
「逃げたらダメだよ……今日は君を捕まえて離したくないんだ」
胴に回された手がグッとオレを押さえた。敬久さんに甘い言葉を囁かれると、ゾクゾクして体の奥が熱くなる。
「逃げたくは……ないんですが……あッ……」
「感じてる声……可愛い……」
「ぁ……んッ……!」
敬久さんは耳に舌を這わせ、耳たぶをチロチロと舌先で舐めた。彼の柔らかく熱い舌で舐められると気持ち良くて喘ぎ声が漏れ出た。
「んんッ……それ……好き……」
「はぁ……遥君って耳も感じやすいよね……」
「あ、あなたに……されているからですっ……」
「ふふっ……」
「あっ……」
耳の中に舌を入れて来たので、ビクッと体が跳ねた。体を押さえ込まれて胸の先端を撫でられ、耳は舌で攻め立てられ、気持ち良過ぎて下を触っていないのに達してしまいそうだ。
「ぁんッ……気持ち良い……んんっ……」
敬久さんがオレの反応を探りながら、ジュプジュプと大きな音を立てて耳の中を舐めた。唾液の卑猥な音と彼の吐息が耳の中に響いて頭がふわふわする。
「はぁ……はぁ……ゃ……ダメ……あぁっ……」
同時に胸の先端をカリカリと強めに引っ掻かれ、電気が走った様に体が仰け反った。触れられた場所全部が気持ち良くて息も絶え絶えになっていると、胴に回していた手が服の中に侵入して来た。
「あっ……んん……」
布越しに触られていたのとは異なる熱が這い上って来る。敬久さんの手が優しく脇腹を撫で、いつの間にか両手が服の中に入っていた。
「はぁ……遥君、服、脱ごうか……」
オレの耳から舌を引き抜いた敬久さんが切なそうな声で言った。
「ぅ……はい……」
まだ耳の中に舌の感触が残っている。敬久さんがTシャツを捲くり上げて来るので、オレは身をよじって脱いだ。
「下も……全部脱いで見せて欲しいな」
「ぜ、全部ですか……分かりました……」
敬久さんにねだるように言われてオレが断われるわけがない。ズボンと下着を自ら脱ぐと、彼は両手でオレの胸をやわやわと揉みながら満足そうに耳元で笑った。
「君の体は本当にキレイだね。肌もサラサラで手触りが良いし……血色が良くて健康的だし……」
「……あなたにそう言われると……照れます……」
オレの体を好んでくれているのは気恥ずかしいけれど素直に嬉しい。彼の表情は見えないけれど背中から視線を感じた。オレの体を興味深く見つめているのだろうか。
――されたことがないから分からないけれど……こういうのは、やっぱり……視姦と言うのではないのだろうか……
昨日も体をまじまじと見られたので照れてしまった。嫌なわけではないし、敬久さんになら好きなだけ見てもらって構わないけれど、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「……敬久さんはオレの体、見ていたいんですよね」
「うん。僕は君にすごく興味があるから……全部を見ていたい……」
「……今も……ですか?」
オレの胸を触る敬久さんの手にそっと触れた。
「もちろんだよ……」
敬久さんがオレの肩に顎を乗せ、甘い声で囁くのが堪らなかった。
「じゃあ、……好きなだけ見てください。今日は、どれだけ見てもらっても……構わないですから……」
絞り出すように言うと敬久さんはオレの胸を揉むのを止めて、ぎゅうぎゅうと抱きしめてくれた。間近で切なそうな息遣いを感じて、胸がキュンと締め付けられてしまう。
「はぁ……そんなに僕を甘やかしたら……君に何をするか分からないよ?」
「だって……今日はあなたとエッチなことがしたいんです。オレはあなたとなら、色んなことをしてみたい……」
「色んなこと……」
オレを抱きしめる腕の力が強くなった気がした。
じれったい動きで腕を触り、指先や手の平をスリスリと擦られると、体が期待に震えた。胴に回された手も緩やかに脇腹を撫でて来る。
「敬久さん、もっと……触って欲しいです」
「うん……いっぱい触ろうね」
オレの手を名残惜しそうに握ってから離した。そのまま手を胸に這わせて、先端を探るように触った。
「ぅんッ……」
「今日は君の気持ち良い所を……沢山探したいなぁ」
敬久さんはオレを触るのを楽しんでいるのか、時折ふふっと小さく笑った。
「いつも、そこは……触っているじゃないですか……あっ……」
「うん……でも遥君なら……もっと気持ち良くなれると思うんだ」
「あっ……ゃ……」
服の上から胸の先端を指先で擦られると、彼の腕から体が逃げ出しそうになった。
「逃げたらダメだよ……今日は君を捕まえて離したくないんだ」
胴に回された手がグッとオレを押さえた。敬久さんに甘い言葉を囁かれると、ゾクゾクして体の奥が熱くなる。
「逃げたくは……ないんですが……あッ……」
「感じてる声……可愛い……」
「ぁ……んッ……!」
敬久さんは耳に舌を這わせ、耳たぶをチロチロと舌先で舐めた。彼の柔らかく熱い舌で舐められると気持ち良くて喘ぎ声が漏れ出た。
「んんッ……それ……好き……」
「はぁ……遥君って耳も感じやすいよね……」
「あ、あなたに……されているからですっ……」
「ふふっ……」
「あっ……」
耳の中に舌を入れて来たので、ビクッと体が跳ねた。体を押さえ込まれて胸の先端を撫でられ、耳は舌で攻め立てられ、気持ち良過ぎて下を触っていないのに達してしまいそうだ。
「ぁんッ……気持ち良い……んんっ……」
敬久さんがオレの反応を探りながら、ジュプジュプと大きな音を立てて耳の中を舐めた。唾液の卑猥な音と彼の吐息が耳の中に響いて頭がふわふわする。
「はぁ……はぁ……ゃ……ダメ……あぁっ……」
同時に胸の先端をカリカリと強めに引っ掻かれ、電気が走った様に体が仰け反った。触れられた場所全部が気持ち良くて息も絶え絶えになっていると、胴に回していた手が服の中に侵入して来た。
「あっ……んん……」
布越しに触られていたのとは異なる熱が這い上って来る。敬久さんの手が優しく脇腹を撫で、いつの間にか両手が服の中に入っていた。
「はぁ……遥君、服、脱ごうか……」
オレの耳から舌を引き抜いた敬久さんが切なそうな声で言った。
「ぅ……はい……」
まだ耳の中に舌の感触が残っている。敬久さんがTシャツを捲くり上げて来るので、オレは身をよじって脱いだ。
「下も……全部脱いで見せて欲しいな」
「ぜ、全部ですか……分かりました……」
敬久さんにねだるように言われてオレが断われるわけがない。ズボンと下着を自ら脱ぐと、彼は両手でオレの胸をやわやわと揉みながら満足そうに耳元で笑った。
「君の体は本当にキレイだね。肌もサラサラで手触りが良いし……血色が良くて健康的だし……」
「……あなたにそう言われると……照れます……」
オレの体を好んでくれているのは気恥ずかしいけれど素直に嬉しい。彼の表情は見えないけれど背中から視線を感じた。オレの体を興味深く見つめているのだろうか。
――されたことがないから分からないけれど……こういうのは、やっぱり……視姦と言うのではないのだろうか……
昨日も体をまじまじと見られたので照れてしまった。嫌なわけではないし、敬久さんになら好きなだけ見てもらって構わないけれど、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「……敬久さんはオレの体、見ていたいんですよね」
「うん。僕は君にすごく興味があるから……全部を見ていたい……」
「……今も……ですか?」
オレの胸を触る敬久さんの手にそっと触れた。
「もちろんだよ……」
敬久さんがオレの肩に顎を乗せ、甘い声で囁くのが堪らなかった。
「じゃあ、……好きなだけ見てください。今日は、どれだけ見てもらっても……構わないですから……」
絞り出すように言うと敬久さんはオレの胸を揉むのを止めて、ぎゅうぎゅうと抱きしめてくれた。間近で切なそうな息遣いを感じて、胸がキュンと締め付けられてしまう。
「はぁ……そんなに僕を甘やかしたら……君に何をするか分からないよ?」
「だって……今日はあなたとエッチなことがしたいんです。オレはあなたとなら、色んなことをしてみたい……」
「色んなこと……」
オレを抱きしめる腕の力が強くなった気がした。
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