98 / 101
98 エピローグ
しおりを挟む
それから一週間が経った頃。
魔龍神王による攻撃で半壊してしまった拠点も多くの魔物たちや咲による復旧作業の結果、突貫工事とは言えそれなりに経済活動を再開できる程には回復していた。
また意識不明だったゼルも目を覚ましており、より一層穏健派に活気が戻るのだった。
しかし残念ながら失ったものも決して少なくはない。
拠点はいくらでも建て直せるが、魔将や魔龍神王によって殺された者はもう二度と戻って来ることは無いのである。
とは言え、それでも彼らは前を向き続けた。
死んでいった仲間たちや罪の無い人々のためにも、今を生きねばならないのだ。
そんな中、二人はこの拠点から離れ旅に出ることを選んでいた。
当然このまま彼らと共に生きて行くことだって出来たし、彼らも魔龍神王を討ち取った英雄である彼女らを温かく迎え入れることだろう。
それでも二人の決意は揺るがなかった。
元の世界に帰るための方法を探すためにはその選択が最善であったのだ。
「……なんや、もう行ってまうんか? あまり長い付き合いじゃないけども、こう……いざ別れるとなるとなんか寂しいな。もっとゆっくりしてってもええんやで?」
「お気持ちは嬉しいですけど、もし帰る方法があるのであれば出来るだけ早めに見つけたいんです」
二人にはこの世界で過ごす程に元の世界での記憶が薄れて行く実感があった。
そのため、このままでは元の世界での大事な思い出や大切な人の記憶も思い出せなくなってしまうのではないかと言う焦りもあったのである。
「……そっか。ならこれ以上は引き留めんわ。達者でな二人共!」
ゼルは杖で体を支えながらも、これでもかと言う程の声量で別れの挨拶をするのだった。
下手に未練を残させるよりはスッパリと爽やかに終えた方が彼女らのために、何より自分のためになると思っての行動だったのだが……。
「ゼルさんも、お大事にしてくださいね……!」
「おう、たりまえや! 誰にモノ言っとると思って……あイタァ!?」
「ゼルさん!?」
無理に大声を出したせいで傷が開いてしまう。
まだ彼の体は全快では無いのだ。それどころか本来は歩くことすらままならないはずの状態であった。
そんな状態でそれだけの声を出してしまえば、当然体にも悪影響が出るというものである。
「だ、大丈夫や……けど、大きい声はもう出さん……絶対に。んじゃ改めて、咲、桜……二人共、達者でな」
「はい、ゼルさん……皆さんも、どうかお元気で!」
「短い間でしたけど、ありがとうございました!!」
ゼルや見送りに来ていた魔物たちに別れの挨拶を済ませた後、二人は地図を見ながらアルタリア王国の国境へと向かって歩いていった。
「さて、ひと段落ついたからひとまずフェーレニアに行ってレイナさんに挨拶しよっか。今後どれくらいアルタリア王国に戻ってこられなくなるかもわからないし」
「そうだね。それにエレナちゃんにも会いにいかないと」
「よし、決まり! それじゃ、まず最初の目的地はフェーレニアということで!」
そう言うと咲はケツァライザーに変身した。
「えっ……」
その瞬間、桜はこの後何が起こるのかを瞬時に理解してしまい顔を青く染めた。
「歩いて行ったらどれだけかかるかわからないから、飛んで行こうと思うんだけど……駄目かな?」
「……それなら、またあの状態になれば解決だね」
しかし今の桜には秘密兵器と言えるものがあった。
彼女の言う「あの状態」と言うのは、魔龍神王との戦いの時に手に入れた彼女らの新たな力である合体形態のことだ。
「そっか。それならもう桜も怖がることは無いね」
「それ、本当に根本的な解決になってるのか……?」
一方でその会話を聞いていたカルノンは根本的な部分が何も解決していないことに気付いていた。
そう、いくら二人がアルティメットデュアルライザーに変身したところで……。
「ああっぁ怖い! 高い!」
結局のところ桜自身が高所に飛びあがっていること自体は全く変わらない事実なのである。
そんなこんなで移動だけでも大変な旅にはなってしまいそうだが、固い絆と深い愛で結ばれた二人ならばいかなる困難があろうと乗り越えられるだろう。
もちろん、その旅路は決して楽しいだけのものではないことも確かである。悲しいことも、苦しいことだってあるかもしれない。
それでもこの二人ならきっと何とかなると、そう思わせるものを彼女らは確かに持っていたのだった。
「あっ、そうだ! ねえねえ咲ちゃん!」
「ん、なに? どうかしたの?」
「確か帰ってきたら『もっと凄いの』をしてくれるって……」
「あっ……えっと、それは……」
咲はあの時完全にノリと勢いでそう口走っていたことを思い出す。
「まさか、あれだけ派手に言っておいて何もする気はないだなんて、そんな酷いことないよね……?」
「えっと、その……」
「ふふっそれじゃあ今夜、私がお手本を見せてあげるから……また今度を楽しみにしてるね?」
「は、はい……精進します」
もはや反論することも出来ず、咲は桜に言いくるめられてしまう。
……やはりこの旅は咲にとっては試練の旅になるのかもしれない。
ともかく、二人の旅はまだまだ続くのだ。
いつかきっと元の世界に戻れるその日まで……!
【固有能力『変身』を使いヒーロー活動をしていた私はどうやらファンタジーな異世界でも最強のようです】 完
※お知らせ
最終話が98話でキリが悪いので、あと2話おまけを追加してぴったり100話にしようと思います。
魔龍神王による攻撃で半壊してしまった拠点も多くの魔物たちや咲による復旧作業の結果、突貫工事とは言えそれなりに経済活動を再開できる程には回復していた。
また意識不明だったゼルも目を覚ましており、より一層穏健派に活気が戻るのだった。
しかし残念ながら失ったものも決して少なくはない。
拠点はいくらでも建て直せるが、魔将や魔龍神王によって殺された者はもう二度と戻って来ることは無いのである。
とは言え、それでも彼らは前を向き続けた。
死んでいった仲間たちや罪の無い人々のためにも、今を生きねばならないのだ。
そんな中、二人はこの拠点から離れ旅に出ることを選んでいた。
当然このまま彼らと共に生きて行くことだって出来たし、彼らも魔龍神王を討ち取った英雄である彼女らを温かく迎え入れることだろう。
それでも二人の決意は揺るがなかった。
元の世界に帰るための方法を探すためにはその選択が最善であったのだ。
「……なんや、もう行ってまうんか? あまり長い付き合いじゃないけども、こう……いざ別れるとなるとなんか寂しいな。もっとゆっくりしてってもええんやで?」
「お気持ちは嬉しいですけど、もし帰る方法があるのであれば出来るだけ早めに見つけたいんです」
二人にはこの世界で過ごす程に元の世界での記憶が薄れて行く実感があった。
そのため、このままでは元の世界での大事な思い出や大切な人の記憶も思い出せなくなってしまうのではないかと言う焦りもあったのである。
「……そっか。ならこれ以上は引き留めんわ。達者でな二人共!」
ゼルは杖で体を支えながらも、これでもかと言う程の声量で別れの挨拶をするのだった。
下手に未練を残させるよりはスッパリと爽やかに終えた方が彼女らのために、何より自分のためになると思っての行動だったのだが……。
「ゼルさんも、お大事にしてくださいね……!」
「おう、たりまえや! 誰にモノ言っとると思って……あイタァ!?」
「ゼルさん!?」
無理に大声を出したせいで傷が開いてしまう。
まだ彼の体は全快では無いのだ。それどころか本来は歩くことすらままならないはずの状態であった。
そんな状態でそれだけの声を出してしまえば、当然体にも悪影響が出るというものである。
「だ、大丈夫や……けど、大きい声はもう出さん……絶対に。んじゃ改めて、咲、桜……二人共、達者でな」
「はい、ゼルさん……皆さんも、どうかお元気で!」
「短い間でしたけど、ありがとうございました!!」
ゼルや見送りに来ていた魔物たちに別れの挨拶を済ませた後、二人は地図を見ながらアルタリア王国の国境へと向かって歩いていった。
「さて、ひと段落ついたからひとまずフェーレニアに行ってレイナさんに挨拶しよっか。今後どれくらいアルタリア王国に戻ってこられなくなるかもわからないし」
「そうだね。それにエレナちゃんにも会いにいかないと」
「よし、決まり! それじゃ、まず最初の目的地はフェーレニアということで!」
そう言うと咲はケツァライザーに変身した。
「えっ……」
その瞬間、桜はこの後何が起こるのかを瞬時に理解してしまい顔を青く染めた。
「歩いて行ったらどれだけかかるかわからないから、飛んで行こうと思うんだけど……駄目かな?」
「……それなら、またあの状態になれば解決だね」
しかし今の桜には秘密兵器と言えるものがあった。
彼女の言う「あの状態」と言うのは、魔龍神王との戦いの時に手に入れた彼女らの新たな力である合体形態のことだ。
「そっか。それならもう桜も怖がることは無いね」
「それ、本当に根本的な解決になってるのか……?」
一方でその会話を聞いていたカルノンは根本的な部分が何も解決していないことに気付いていた。
そう、いくら二人がアルティメットデュアルライザーに変身したところで……。
「ああっぁ怖い! 高い!」
結局のところ桜自身が高所に飛びあがっていること自体は全く変わらない事実なのである。
そんなこんなで移動だけでも大変な旅にはなってしまいそうだが、固い絆と深い愛で結ばれた二人ならばいかなる困難があろうと乗り越えられるだろう。
もちろん、その旅路は決して楽しいだけのものではないことも確かである。悲しいことも、苦しいことだってあるかもしれない。
それでもこの二人ならきっと何とかなると、そう思わせるものを彼女らは確かに持っていたのだった。
「あっ、そうだ! ねえねえ咲ちゃん!」
「ん、なに? どうかしたの?」
「確か帰ってきたら『もっと凄いの』をしてくれるって……」
「あっ……えっと、それは……」
咲はあの時完全にノリと勢いでそう口走っていたことを思い出す。
「まさか、あれだけ派手に言っておいて何もする気はないだなんて、そんな酷いことないよね……?」
「えっと、その……」
「ふふっそれじゃあ今夜、私がお手本を見せてあげるから……また今度を楽しみにしてるね?」
「は、はい……精進します」
もはや反論することも出来ず、咲は桜に言いくるめられてしまう。
……やはりこの旅は咲にとっては試練の旅になるのかもしれない。
ともかく、二人の旅はまだまだ続くのだ。
いつかきっと元の世界に戻れるその日まで……!
【固有能力『変身』を使いヒーロー活動をしていた私はどうやらファンタジーな異世界でも最強のようです】 完
※お知らせ
最終話が98話でキリが悪いので、あと2話おまけを追加してぴったり100話にしようと思います。
12
あなたにおすすめの小説
無能勇者の黙示録~勝手に召喚されて勝手に追放されたので勝手に旅に出ます~
枯井戸
ファンタジー
力も強くない、足も速くない、魔法も使えないし、頭も大してよくない、どこにでもいるちょっとオタク趣味の主人公・東雲真緒が白雉国に勇者として転生する。
同期の勇者はそれぞれ力が強かったり、魔法が使えたり、回復ができたりと各々の才能を開花させ頭角を現していくのだが、真緒に与えられた才能は異世界転生モノでよく見る〝ステータスオープン〟のみだった。
仲間には使えないと蔑まれ、ギルドには落第勇者の烙印を押され、現地人には殺害されかけ、挙句の果てに大事な人を亡くし、見ず知らずの土地の最底辺で生きていくことになった真緒だったが、彼女はまだ〝ステータスオープン〟の可能性に気づいていないだけだった。
─────────────
※投稿時間は多少前後しますが毎日投稿は続けていくつもりです。
※タイトルは予告なしにガラリと変わる場合があるのでご了承ください。
※表紙は現在の主人公のイメージ図です。もしまた別の国へ行く場合、彼女の装いも変化するかもしれません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
精霊が俺の事を気に入ってくれているらしく過剰に尽くしてくれる!が、周囲には精霊が見えず俺の評価はよろしくない
よっしぃ
ファンタジー
俺には僅かながら魔力がある。この世界で魔力を持った人は少ないからそれだけで貴重な存在のはずなんだが、俺の場合そうじゃないらしい。
魔力があっても普通の魔法が使えない俺。
そんな俺が唯一使える魔法・・・・そんなのねーよ!
因みに俺の周囲には何故か精霊が頻繁にやってくる。
任意の精霊を召還するのは実はスキルなんだが、召喚した精霊をその場に留め使役するには魔力が必要だが、俺にスキルはないぞ。
極稀にスキルを所持している冒険者がいるが、引く手あまたでウラヤマ!
そうそう俺の総魔力量は少なく、精霊が俺の周囲で顕現化しても何かをさせる程の魔力がないから直ぐに姿が消えてしまう。
そんなある日転機が訪れる。
いつもの如く精霊が俺の魔力をねだって頂いちゃう訳だが、大抵俺はその場で気を失う。
昔ひょんな事から助けた精霊が俺の所に現れたんだが、この時俺はたまたまうつ伏せで倒れた。因みに顔面ダイブで鼻血が出たのは内緒だ。
そして当然ながら意識を失ったが、ふと目を覚ますと俺の周囲にはものすごい数の魔石やら素材があって驚いた。
精霊曰く御礼だってさ。
どうやら俺の魔力は非常に良いらしい。美味しいのか効果が高いのかは知らんが、精霊の好みらしい。
何故この日に限って精霊がずっと顕現化しているんだ?
どうやら俺がうつ伏せで地面に倒れたのが良かったらしい。
俺と地脈と繋がって、魔力が無限増殖状態だったようだ。
そしてこれが俺が冒険者として活動する時のスタイルになっていくんだが、理解しがたい体勢での活動に周囲の理解は得られなかった。
そんなある日、1人の女性が俺とパーティーを組みたいとやってきた。
ついでに精霊に彼女が呪われているのが分かったので解呪しておいた。
そんなある日、俺は所属しているパーティーから追放されてしまった。
そりゃあ戦闘中だろうがお構いなしに地面に寝そべってしまうんだから、あいつは一体何をしているんだ!となってしまうのは仕方がないが、これでも貢献していたんだぜ?
何せそうしている間は精霊達が勝手に魔物を仕留め、素材を集めてくれるし、俺の身をしっかり守ってくれているんだが、精霊が視えないメンバーには俺がただ寝ているだけにしか見えないらしい。
因みにダンジョンのボス部屋に1人放り込まれたんだが、俺と先にパーティーを組んでいたエレンは俺を助けにボス部屋へ突入してくれた。
流石にダンジョン中層でも深層のボス部屋、2人ではなあ。
俺はダンジョンの真っただ中に追放された訳だが、くしくも追放直後に俺の何かが変化した。
因みに寝そべっていなくてはいけない理由は顔面と心臓、そして掌を地面にくっつける事で地脈と繋がるらしい。地脈って何だ?
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる