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クラス転移と外れスキル
06 スタンピード①
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やあ。
練習場で派手に小林を吹っ飛ばした俺だよ。
これで皆も少しの間、平穏な日々を送れるだろうね。
と、思っていたんだが……そうはならなかった。
何故かって?
大量の魔物が王都へと向かって来ているからだよ。
騎士団の人が言うにはスタンピードって言う定期的に発生する魔物の大量発生らしい。
こういった現象は別の世界でも経験があるが、ありゃ凄いぜ。
言っちゃえば魔物の津波だ。
飲みこまれればまず命はない。
あ、俺は違うよ。
俺にとってはあの程度の雑魚集団、簡単に消滅させられるからね。
けど並みの冒険者や騎士にとってはこの世の終わりみたいな大事件だ。
ゴブリンみたいな雑魚魔物だけじゃなくてワイバーンとか上位の魔物も混ざっているからそうもなる。
そんなやべぇのが来ているともなれば、騎士団どころか勇者も駆り出されるというもの。
王都が陥落すれば王国は機能不全に陥るだろうし、訓練途中の俺たちを使ってでもこの街を守ろうとしているんだろう。
まあ、あの国王のことを考えると自分の保身が最優先なのかもしれないが。
何はともあれ、そう言うわけで俺たち勇者は平穏とは真逆の状況へと送り出されることとなった。
戦わなければ生き残れない状況へと強引にぶち込まれたのだ。
さーて、それじゃあいっちょ俺の本気見せちゃいますか。
「外れスキル持ちは下がっていろ! ここはシルベニア王国の王都である! 貴様のような足手まといは邪魔だ!!」
……と、言うことでね。
思いっきり後方待機にさせられちゃいました。
やることと言えば、予備の装備や回復用のアイテム類の運搬くらい。
もうね。とんでもねえほど退屈。
さぁてどうしよう。
勝手に動くとあとが怖いし、ここは素直に後方支援に徹するべきか?
エルシーちゃんが前にいる限り、王都が陥落するなんてこともないだろうし。
……いいや!
俺は、前へ出るぞ!!
前線で無双しちゃうもんね!!
「フライ!」
うへへ、飛行魔法であっという間に前線へと飛んで行ってやるぜ!
◇◇◇◇
スタンピードの発生から数時間が経過した。
魔物の波はいよいよ王都の目前にまで迫り、騎士団と勇者、そして冒険者を合わせた防衛部隊と接触することとなった。
「くそっ、なんで訓練も終わってない俺たちがこんなのと戦わないといけないんだよ……!」
「しかたないでしょ! これ全部が王都を襲ったら私たちだってただじゃ済まないんだから!」
「だけどよ……!! こんだけの数に勝てるわけねえよ!!」
多くの生徒が戦いながら愚痴をこぼす。
と言うのも、彼らの大部分は星二や星三のスキルの所持者であり、訓練だって満足に終えていない状態なのだ。
当然のことながら、これだけの魔物と戦うことなど想定もしていないのである。
事実、彼らのほとんどは魔物の群れの中でも比較的弱めな魔物と戦っていた。
危険度の高いハイオークやワイバーンなどとは戦えるはずもないのだから当たり前だ。
そんな中でも、例外となる人物はいた。
「大丈夫、皆は私が守るわ」
そう言って前へ出た柊もまたその内の一人。
彼女は率先して前へ出て、多くの魔物を斬り倒し続けていた。
それが結果的に他の生徒を守ることに繋がると理解しているのだ。
「柊さん……俺たちのためにそこまでして……。よし、俺たちだって負けちゃいられない……!」
そして同時に、彼女の勇敢な行動は彼ら全体の士気の向上にも繋がっていた。
同い年の女の子が前線で危険を冒してまで戦ってくれていると言うのに弱気のままでいられるかと、多くの生徒を奮い立たせる結果となっていた。
「はああぁぁっ!!」
――ザギンッ
剣姫スキルによって得られた縮地と斬撃強化の能力が、柊の動きを人間離れしたそれへと変貌させる。
自分の体よりも遥かに大きい魔物を容赦なく斬り伏せていくその姿はまさしく英雄のそれであり、勇者と呼ぶにふさわしい活躍を見せていた。
美しい容姿と所持スキルから、彼女が剣姫と呼ばれるのもきっとそう遠くはないのだろう。
もっとも、彼女がどれだけ強かろうと勇者としてはまだまだひよっこであることに変わりはないのだが。
現に今、彼女の前にはただならぬ気配を持つオークが立っている。
その存在に彼女は気付けずにいた。
「オマエ ツヨイナ」
「っ!! 魔物が……喋った……!?」
突然目のまえの魔物がしゃべり始めたことに柊は驚きを隠せない様子だ。
それもそのはず。
魔物の中には強化個体と呼ばれる希少なレア個体が存在し、人語を話したり通常種よりも強力な能力を持っていたりするのである。
訓練で教えられていたため、知識としては知っていたその存在。
しかしその数は限りなく少ないため、実際にこうして相対するとは考えてもいなかったのだ。
「ナンダ オレミタイ ナノハ ハジメテカ? ナラ オモッタヨリ ラクニ カテソウダ」
「この魔物……他とは違う……! 皆、気を付けて!!」
我に返るなり、咄嗟に周りへと警戒を促す柊。
困惑はしながらも今できる最善を考えての行動だった。
だが、自分よりも常に周りのことを考える彼女の性格が結果的に自らを苦しめることとなる。
「ハハハ! マズハ ジブンノ シンパイヲ スルベキ ダッタナ!」
「なっ!? そんな、いつの間に……!」
柊は自分の周囲に植物のツルが伸びていることに気付いた。
それは瞬く間に彼女の体へと巻き付いて行く。
――ギチッギチッ
「くっ……」
強く巻き付いたツルはまるで意思を持っているかのように動き、彼女の体を締め上げた。
「クルシイカ? ダガ オレノノウリョクハ コノテイドジャ ナイゾ!」
にやりと勝ち誇ったような笑みを浮かべるオーク。
かと思えば、柊の体に巻き付いていたツルが謎の液体を彼女の体へとぶちまけた。
――ジュー……ジュー……
「えっ……!? な……なんなのこれ……!?」
来るであろう痛みに耐えようとしていた柊。
しかし彼女の予想とは裏腹に、痛みはいつまで経ってもやってこない。
その代わりに、彼女の装備が音を立てながら溶け始めていた。
「ソウビヲ トカス エキタイダ! コレデ オマエノ ヤワハダヲ シュウモクニ サラシテヤル!」
「う、嘘……待って、駄目……!」
抜け出そうと藻掻く柊だが、強く巻き付いたツルはほどけそうにない。
むしろ彼女が暴れれば暴れるほど、ツルはより強く彼女の体へと巻き付こうとする。
それどころか、ツル自体が彼女の体をより魅力的に見せようと動き続けていた。
胸当てが溶けたことでツルは彼女の豊満な胸へと巻き付き、その大きさを強調させている。
更には彼女のむっちりとした太ももから登って行ったツルは、今にも露わになってしまいそうな下腹部へと伸びていた。
「んぅっ……」
「ヘタニ アバレナイホウガ イイ。ヨケイニ キツク ナッテイクゾ。オマエノソノ ドスケベナカラダガ ヨリイッソウ キョウチョウ サレルダケダ」
「ド!? ドスケベ……!? こ、この変態オーク……!!」
「ハハハ! オークハ ミナ ヘンタイ! バトウニモ ナッテイナイゾ!」
頬を染めながら叫ぶ柊に対し、オークはあざ笑うように返事をする。
その間にもツルは彼女の体を辱めようと動き続け、液体は装備を溶かし続けている。
このままのペースであれば彼女の大事な部分が完全に露わになってしまうのもそう遠くはないだろう。
「委員長……! くっ……駄目だ、ツルが邪魔で近づけない……!」
近くにいた他の生徒や騎士が彼女を助け出そうとするも、いつの間にかその数を増やしていた大量のツルに阻まれてしまう。
「あぁっ……♥ だ、駄目……そんなところ……。うぅっ、皆……見ないで……」
結局、助けが来ることもなく彼女の装備はほぼ溶けきり、大事な部分が晒されることとなってしまった。
と同時に、待ってましたと言わんばかりにツルが動きだす。
――シュルシュル
ぱるんと揺れる彼女の大きな乳房の先端。
ぷっくりと膨れ、その存在をこれでもかと主張する桃色の突起へとツルが巻き付いていく。
そして、きゅうぅぅっっと強く締め上げた。
「んぁっ……♥ や、やだ……なんでこんな、こと……」
「エロイカラニ キマッテルダロ! デケエチチ! デケエチクビ! イジラナイナンテ アリエナイ!!」
興奮した様子のオークは快楽によがりつつも今なお抵抗しようとしている柊の姿をさぞ楽しそうに眺めている。
実際のところすぐさま行為に及ばずに前戯を行っていることから、彼がそう言う癖を持っていることは明らかだった。
「ドウダ チクビデ キモチヨクサレル キブンハ」
「こ、こんなの……全然気持ち良くなんて……んはぁっ♥」
「ハハハ カラダハ ショウジキ ダナ。ダガ マダマダホンバンハ コレカラ。コノ ゴクブトノツルガ オマエノナカヲ グッチャグチャニ スルンダカラナ!!」
「んなっ!?」
それまでの抵抗が嘘のように、柊の表情が硬直する。
彼女の目の前に突き出されたのは明らかに男性器だったのだ。
一瞬にして、彼女はその先に起こることを理解してしまったのである。
「ハハハ! ソノカオ ソノゼツボウニ ソマッタ カオガ サイコウニ エロイ!」
「い、嫌……やめて……! 私、初めてなのに……こんなの嫌……!」
無数のツルが彼女の足を広げようとする。
それに抵抗しようと力を入れる柊だが、無意味。
能力値の伸びきっていない彼女ではツルに抗うことはできず、ガバっと足を開かされてしまうのだった。
「テイコウシテモ ムダダ。オレノツルハ オマエニハキレナイ。モチロン ホカノ ヤツラニモナ。ダカラ アキラメロ。タスケナンテ コナイゾ」
「そんな……それだけは駄目……! お願いです、離してください……! 嫌、嫌だ……誰か、誰か助けて……!!」
今にもナカへと入って来そうなツルチンポを睨みながら、柊は懇願する。
そしてただひたすら願い、祈った。
きっと自分の強化のためにひたすら魔物を倒し、勇者レベルを上げて能力値を伸ばすことに徹していればこうはならなかったのかもしれない。
剣姫にはそれだけのポテンシャルがあるのだから。
けれど、そうはならなかった。
彼女は己の信念のために戦い続けたのだ。
そうやって他人のために戦い続けてしまったのだ。
その結果、他の生徒を守るために戦った勇敢な少女の末路はオークにレイプされて処女喪失と、いくらなんでも残酷すぎる結末となってしまった。
それがこの世界の掟。
強い者が弱い者を蹂躙し、好き放題にする。
それが許されてしまうのが、この野蛮で暴力的な世界の常識であり掟だった。
……しかし、だからこそ、力を持つ者であればこの状況を覆せる。
それもまたこの世界の道理であった。
「よっと、そぉいっ!」
――ズドンッ
突如、空から落ちてきた人影。
それは担いだ双剣で瞬く間にツルを斬り裂いて行く。
「ナ!? ナンダオマエハ!?」
「俺? 俺は……通りすがりの外れ勇者だよ」
そう言うと、一人の勇者は無双を始めたのだった。
■■■■■■■■
TIPS:柊委員長は真面目で清楚そうに見えて日々自分で乳首弄りをしているドスケベエロ女である。
練習場で派手に小林を吹っ飛ばした俺だよ。
これで皆も少しの間、平穏な日々を送れるだろうね。
と、思っていたんだが……そうはならなかった。
何故かって?
大量の魔物が王都へと向かって来ているからだよ。
騎士団の人が言うにはスタンピードって言う定期的に発生する魔物の大量発生らしい。
こういった現象は別の世界でも経験があるが、ありゃ凄いぜ。
言っちゃえば魔物の津波だ。
飲みこまれればまず命はない。
あ、俺は違うよ。
俺にとってはあの程度の雑魚集団、簡単に消滅させられるからね。
けど並みの冒険者や騎士にとってはこの世の終わりみたいな大事件だ。
ゴブリンみたいな雑魚魔物だけじゃなくてワイバーンとか上位の魔物も混ざっているからそうもなる。
そんなやべぇのが来ているともなれば、騎士団どころか勇者も駆り出されるというもの。
王都が陥落すれば王国は機能不全に陥るだろうし、訓練途中の俺たちを使ってでもこの街を守ろうとしているんだろう。
まあ、あの国王のことを考えると自分の保身が最優先なのかもしれないが。
何はともあれ、そう言うわけで俺たち勇者は平穏とは真逆の状況へと送り出されることとなった。
戦わなければ生き残れない状況へと強引にぶち込まれたのだ。
さーて、それじゃあいっちょ俺の本気見せちゃいますか。
「外れスキル持ちは下がっていろ! ここはシルベニア王国の王都である! 貴様のような足手まといは邪魔だ!!」
……と、言うことでね。
思いっきり後方待機にさせられちゃいました。
やることと言えば、予備の装備や回復用のアイテム類の運搬くらい。
もうね。とんでもねえほど退屈。
さぁてどうしよう。
勝手に動くとあとが怖いし、ここは素直に後方支援に徹するべきか?
エルシーちゃんが前にいる限り、王都が陥落するなんてこともないだろうし。
……いいや!
俺は、前へ出るぞ!!
前線で無双しちゃうもんね!!
「フライ!」
うへへ、飛行魔法であっという間に前線へと飛んで行ってやるぜ!
◇◇◇◇
スタンピードの発生から数時間が経過した。
魔物の波はいよいよ王都の目前にまで迫り、騎士団と勇者、そして冒険者を合わせた防衛部隊と接触することとなった。
「くそっ、なんで訓練も終わってない俺たちがこんなのと戦わないといけないんだよ……!」
「しかたないでしょ! これ全部が王都を襲ったら私たちだってただじゃ済まないんだから!」
「だけどよ……!! こんだけの数に勝てるわけねえよ!!」
多くの生徒が戦いながら愚痴をこぼす。
と言うのも、彼らの大部分は星二や星三のスキルの所持者であり、訓練だって満足に終えていない状態なのだ。
当然のことながら、これだけの魔物と戦うことなど想定もしていないのである。
事実、彼らのほとんどは魔物の群れの中でも比較的弱めな魔物と戦っていた。
危険度の高いハイオークやワイバーンなどとは戦えるはずもないのだから当たり前だ。
そんな中でも、例外となる人物はいた。
「大丈夫、皆は私が守るわ」
そう言って前へ出た柊もまたその内の一人。
彼女は率先して前へ出て、多くの魔物を斬り倒し続けていた。
それが結果的に他の生徒を守ることに繋がると理解しているのだ。
「柊さん……俺たちのためにそこまでして……。よし、俺たちだって負けちゃいられない……!」
そして同時に、彼女の勇敢な行動は彼ら全体の士気の向上にも繋がっていた。
同い年の女の子が前線で危険を冒してまで戦ってくれていると言うのに弱気のままでいられるかと、多くの生徒を奮い立たせる結果となっていた。
「はああぁぁっ!!」
――ザギンッ
剣姫スキルによって得られた縮地と斬撃強化の能力が、柊の動きを人間離れしたそれへと変貌させる。
自分の体よりも遥かに大きい魔物を容赦なく斬り伏せていくその姿はまさしく英雄のそれであり、勇者と呼ぶにふさわしい活躍を見せていた。
美しい容姿と所持スキルから、彼女が剣姫と呼ばれるのもきっとそう遠くはないのだろう。
もっとも、彼女がどれだけ強かろうと勇者としてはまだまだひよっこであることに変わりはないのだが。
現に今、彼女の前にはただならぬ気配を持つオークが立っている。
その存在に彼女は気付けずにいた。
「オマエ ツヨイナ」
「っ!! 魔物が……喋った……!?」
突然目のまえの魔物がしゃべり始めたことに柊は驚きを隠せない様子だ。
それもそのはず。
魔物の中には強化個体と呼ばれる希少なレア個体が存在し、人語を話したり通常種よりも強力な能力を持っていたりするのである。
訓練で教えられていたため、知識としては知っていたその存在。
しかしその数は限りなく少ないため、実際にこうして相対するとは考えてもいなかったのだ。
「ナンダ オレミタイ ナノハ ハジメテカ? ナラ オモッタヨリ ラクニ カテソウダ」
「この魔物……他とは違う……! 皆、気を付けて!!」
我に返るなり、咄嗟に周りへと警戒を促す柊。
困惑はしながらも今できる最善を考えての行動だった。
だが、自分よりも常に周りのことを考える彼女の性格が結果的に自らを苦しめることとなる。
「ハハハ! マズハ ジブンノ シンパイヲ スルベキ ダッタナ!」
「なっ!? そんな、いつの間に……!」
柊は自分の周囲に植物のツルが伸びていることに気付いた。
それは瞬く間に彼女の体へと巻き付いて行く。
――ギチッギチッ
「くっ……」
強く巻き付いたツルはまるで意思を持っているかのように動き、彼女の体を締め上げた。
「クルシイカ? ダガ オレノノウリョクハ コノテイドジャ ナイゾ!」
にやりと勝ち誇ったような笑みを浮かべるオーク。
かと思えば、柊の体に巻き付いていたツルが謎の液体を彼女の体へとぶちまけた。
――ジュー……ジュー……
「えっ……!? な……なんなのこれ……!?」
来るであろう痛みに耐えようとしていた柊。
しかし彼女の予想とは裏腹に、痛みはいつまで経ってもやってこない。
その代わりに、彼女の装備が音を立てながら溶け始めていた。
「ソウビヲ トカス エキタイダ! コレデ オマエノ ヤワハダヲ シュウモクニ サラシテヤル!」
「う、嘘……待って、駄目……!」
抜け出そうと藻掻く柊だが、強く巻き付いたツルはほどけそうにない。
むしろ彼女が暴れれば暴れるほど、ツルはより強く彼女の体へと巻き付こうとする。
それどころか、ツル自体が彼女の体をより魅力的に見せようと動き続けていた。
胸当てが溶けたことでツルは彼女の豊満な胸へと巻き付き、その大きさを強調させている。
更には彼女のむっちりとした太ももから登って行ったツルは、今にも露わになってしまいそうな下腹部へと伸びていた。
「んぅっ……」
「ヘタニ アバレナイホウガ イイ。ヨケイニ キツク ナッテイクゾ。オマエノソノ ドスケベナカラダガ ヨリイッソウ キョウチョウ サレルダケダ」
「ド!? ドスケベ……!? こ、この変態オーク……!!」
「ハハハ! オークハ ミナ ヘンタイ! バトウニモ ナッテイナイゾ!」
頬を染めながら叫ぶ柊に対し、オークはあざ笑うように返事をする。
その間にもツルは彼女の体を辱めようと動き続け、液体は装備を溶かし続けている。
このままのペースであれば彼女の大事な部分が完全に露わになってしまうのもそう遠くはないだろう。
「委員長……! くっ……駄目だ、ツルが邪魔で近づけない……!」
近くにいた他の生徒や騎士が彼女を助け出そうとするも、いつの間にかその数を増やしていた大量のツルに阻まれてしまう。
「あぁっ……♥ だ、駄目……そんなところ……。うぅっ、皆……見ないで……」
結局、助けが来ることもなく彼女の装備はほぼ溶けきり、大事な部分が晒されることとなってしまった。
と同時に、待ってましたと言わんばかりにツルが動きだす。
――シュルシュル
ぱるんと揺れる彼女の大きな乳房の先端。
ぷっくりと膨れ、その存在をこれでもかと主張する桃色の突起へとツルが巻き付いていく。
そして、きゅうぅぅっっと強く締め上げた。
「んぁっ……♥ や、やだ……なんでこんな、こと……」
「エロイカラニ キマッテルダロ! デケエチチ! デケエチクビ! イジラナイナンテ アリエナイ!!」
興奮した様子のオークは快楽によがりつつも今なお抵抗しようとしている柊の姿をさぞ楽しそうに眺めている。
実際のところすぐさま行為に及ばずに前戯を行っていることから、彼がそう言う癖を持っていることは明らかだった。
「ドウダ チクビデ キモチヨクサレル キブンハ」
「こ、こんなの……全然気持ち良くなんて……んはぁっ♥」
「ハハハ カラダハ ショウジキ ダナ。ダガ マダマダホンバンハ コレカラ。コノ ゴクブトノツルガ オマエノナカヲ グッチャグチャニ スルンダカラナ!!」
「んなっ!?」
それまでの抵抗が嘘のように、柊の表情が硬直する。
彼女の目の前に突き出されたのは明らかに男性器だったのだ。
一瞬にして、彼女はその先に起こることを理解してしまったのである。
「ハハハ! ソノカオ ソノゼツボウニ ソマッタ カオガ サイコウニ エロイ!」
「い、嫌……やめて……! 私、初めてなのに……こんなの嫌……!」
無数のツルが彼女の足を広げようとする。
それに抵抗しようと力を入れる柊だが、無意味。
能力値の伸びきっていない彼女ではツルに抗うことはできず、ガバっと足を開かされてしまうのだった。
「テイコウシテモ ムダダ。オレノツルハ オマエニハキレナイ。モチロン ホカノ ヤツラニモナ。ダカラ アキラメロ。タスケナンテ コナイゾ」
「そんな……それだけは駄目……! お願いです、離してください……! 嫌、嫌だ……誰か、誰か助けて……!!」
今にもナカへと入って来そうなツルチンポを睨みながら、柊は懇願する。
そしてただひたすら願い、祈った。
きっと自分の強化のためにひたすら魔物を倒し、勇者レベルを上げて能力値を伸ばすことに徹していればこうはならなかったのかもしれない。
剣姫にはそれだけのポテンシャルがあるのだから。
けれど、そうはならなかった。
彼女は己の信念のために戦い続けたのだ。
そうやって他人のために戦い続けてしまったのだ。
その結果、他の生徒を守るために戦った勇敢な少女の末路はオークにレイプされて処女喪失と、いくらなんでも残酷すぎる結末となってしまった。
それがこの世界の掟。
強い者が弱い者を蹂躙し、好き放題にする。
それが許されてしまうのが、この野蛮で暴力的な世界の常識であり掟だった。
……しかし、だからこそ、力を持つ者であればこの状況を覆せる。
それもまたこの世界の道理であった。
「よっと、そぉいっ!」
――ズドンッ
突如、空から落ちてきた人影。
それは担いだ双剣で瞬く間にツルを斬り裂いて行く。
「ナ!? ナンダオマエハ!?」
「俺? 俺は……通りすがりの外れ勇者だよ」
そう言うと、一人の勇者は無双を始めたのだった。
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TIPS:柊委員長は真面目で清楚そうに見えて日々自分で乳首弄りをしているドスケベエロ女である。
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