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敵ということで宜しいですか?
4. チビという言葉②
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誤解は解けて褒め言葉ももらって。恥ずかしいような、申し訳ないような。今度は私の眉が下がってしまった。
『私こそ勘違いして。痛い思いさせちゃって、ごめんね....』
『ううん。まぁ、確かに痛かったけど。ますますチビに似てるって、俺嬉しくなっちゃった』
一生は面白そうに肩を揺らす。
『ますます?』
『うん。だって、こいつも遊んでる時、勢い余って頭から俺によく突っ込んでくるんだ。で、そのあと“ごめんね“って表情でクゥンって俺の顔のぞきこんで。....君、やっぱり似てる』
『............』
複雑な顔をすると『ふはっ』と一生が吹き出した。
『.....ふふ。まっ、いっか』
私も楽しくなってきて、一緒に笑った。
◇
『私、宮島 八重です。もうすぐあなたと同じ美花小学校の一年生になるの。これからよろしくね、一生くん』
私は改めて挨拶した。
そして、スッと手を差し出す。
『.....八重ちゃん、か』
一生はしばらく動かず、ただじっと私のことを見つめていた。
『........一生くん?』
『あ....うん。こちらこそ。これからよろしくね』
『ワン!』
けれど、すぐにハッとして私の手をとった。“チビ“は尻尾をパタパタ振りながら、『私もね』と言うように鳴いた。
『はは、わかってるって』
『うん。チビもこれから仲良くしてね』
私たちは、チビを振り返って再び三人で過ごした。
◇
ちなみにこの頃ーー。
両親たちもすでに打ち解けていて、八雲パパと私の父に至っては意気投合していた。
どうやら八雲パパも、菜々子ママを溺愛していて。父も母大好き夫婦だから、ものすごく気が合ったらしい。
母たちは母たちで、のほほんとした菜々子ママの人柄に惹かれ。さらには彼女が最寄りの駅前で料理教室をしていると知った母・重梨が興味を示して話し込んでいた。
重梨はお菓子作りが好きで、丁度スポンジケーキがうまく膨らむコツを知りたがっていて、その場で料理教室の体験を申し込んだくらいに。
こうして、私たち宮島家と大狼家は隣同士、非常に仲良く過ごし。それから家族ぐるみの付き合いを数十年と続けていく仲となったのだ。
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『私こそ勘違いして。痛い思いさせちゃって、ごめんね....』
『ううん。まぁ、確かに痛かったけど。ますますチビに似てるって、俺嬉しくなっちゃった』
一生は面白そうに肩を揺らす。
『ますます?』
『うん。だって、こいつも遊んでる時、勢い余って頭から俺によく突っ込んでくるんだ。で、そのあと“ごめんね“って表情でクゥンって俺の顔のぞきこんで。....君、やっぱり似てる』
『............』
複雑な顔をすると『ふはっ』と一生が吹き出した。
『.....ふふ。まっ、いっか』
私も楽しくなってきて、一緒に笑った。
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『私、宮島 八重です。もうすぐあなたと同じ美花小学校の一年生になるの。これからよろしくね、一生くん』
私は改めて挨拶した。
そして、スッと手を差し出す。
『.....八重ちゃん、か』
一生はしばらく動かず、ただじっと私のことを見つめていた。
『........一生くん?』
『あ....うん。こちらこそ。これからよろしくね』
『ワン!』
けれど、すぐにハッとして私の手をとった。“チビ“は尻尾をパタパタ振りながら、『私もね』と言うように鳴いた。
『はは、わかってるって』
『うん。チビもこれから仲良くしてね』
私たちは、チビを振り返って再び三人で過ごした。
◇
ちなみにこの頃ーー。
両親たちもすでに打ち解けていて、八雲パパと私の父に至っては意気投合していた。
どうやら八雲パパも、菜々子ママを溺愛していて。父も母大好き夫婦だから、ものすごく気が合ったらしい。
母たちは母たちで、のほほんとした菜々子ママの人柄に惹かれ。さらには彼女が最寄りの駅前で料理教室をしていると知った母・重梨が興味を示して話し込んでいた。
重梨はお菓子作りが好きで、丁度スポンジケーキがうまく膨らむコツを知りたがっていて、その場で料理教室の体験を申し込んだくらいに。
こうして、私たち宮島家と大狼家は隣同士、非常に仲良く過ごし。それから家族ぐるみの付き合いを数十年と続けていく仲となったのだ。
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