悪役令嬢の兇器はドス黒い鈍器《パイプ椅子》です ~前世は病弱、今世は物理最強。魔法もチートも私には勝てません~

みやもと春九堂@月館望男

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【第11部】トヨノクニ黄金狂時代(ジパング・ラプソディ) ~技術と筋肉の力技で、数百年分の文明開化を「強制執行」しますわ~

第119話 聖女の憂鬱:信仰心はリソースですか? AI「はい」 アリス「いいえ、それは『推しへの愛』です!」

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 オワリ城下の一等地に構えられた、V&C商会仮設本店。
 その最奥にある役員用サロンは、最高級の茶葉の香りと、深刻なため息に包まれていた。

 部屋の中央にある大理石のテーブルに突っ伏して、うねうねと奇妙な動きをしているのは、この国の救世主の一人、「豊穣の歌姫」ことアリスだ。
 彼女の周りには、全国から届いた木箱や包みが山のように積まれている。中身は、手編みの靴下から、最高級の絹織物、果ては「アリス大明神」と彫られた木像まで様々だ。

「う~ん……違うんだよなぁ……なんか違うんだよなぁ……」

 アリスが顔を上げると、その眉間には深いシワが刻まれていた。
 彼女の頭上には、青白い光の粒子で構成された少女――古代知性体人工知能イリスのホログラムが浮かび、無慈悲なグラフと数値を空間に投影している。

『理解不能。個体名「アリス」に対する信仰獲得率は、トヨノクニ西部において89.4%、中部においても急上昇中です。これは国家元首の支持率を遥かに凌駕する数値であり、極めて効率的な「支配基盤」が完成しつつあると評価できます』

 イリスの声は淡々としていたが、提示されたグラフは天井を突き破らんばかりの右肩上がりを示している。
 本来なら喜ぶべき数字だ。だが、アリスは頬を膨らませ、バンとテーブルを叩いた。

「だからぁ! 私は『支配』なんてしたくないんだってば! イリスちゃんは効率ばっかり!」

「まあまあアリスさん。イリスも悪気はないのです。ただ、彼女の計算によれば『アリスさんが現人神として君臨すれば、民衆の統制コストがゼロになり、物流も治安も最適化される』というだけで……」

 ミリアが苦笑しながらフォローを入れるが、アリスの不満は収まらない。

「それが嫌なの! ラノリアで聖女やってた時は、まさにそうやって『神輿』にされて、自由がなかったんだから……! 『聖女様のお言葉です』って言えば、みんな思考停止して従う。それは楽かもしれないけど、間違った方向に進んでも誰も止められないんだよ!? 私はみんなと笑い合いたいだけで、崇められたいわけじゃないの!」

 アリスの脳裏に蘇るのは、かつての「運営」に管理されていた日々の記憶だ。
 自分の言葉が勝手に解釈され、神の意志として利用される恐怖。彼女にとって「信仰」とは、一歩間違えれば人を縛る鎖になる危険な劇薬なのだ。

 対面のソファに深く座り、タケダ領から届いた瑞々しい桃のコンポートを優雅に口にしていたわたし、レヴィーネは、そんなアリスの様子を楽しげに眺めていた。

「贅沢な悩みね。……でも、言いたいことはわかるわ」

 わたしはフォークを置き、紅茶を一口啜った。

「イリス。人間の感情というのは、数値だけで管理できるものじゃないわよ? 無理やりに束ねた信仰は、いつか必ず暴走する。……ラノリアの『管理者』が失敗したようにね」

『……過去のデータ照合。……肯定。恐怖や盲信による統治は、長期的には反乱リスクを高める傾向にあります。しかし、現状の「信仰心」という莫大なエネルギーリソースを放置することは、熱力学的にも経済的にも損失です』

 イリスが瞬きもせず、合理の極みのような提案を投げ込んでくる。

『提案。アリスを「現人神」として法的に定義し、全寺社を強制的に傘下に収める「宗教統一令」の発布を推奨します。反対分子は、マスターミリアとレヴィーネ様の武力で排除すれば、3ヶ月で統一可能です』

「ストーップ!! イリスちゃん、思考が過激すぎるよ!?」

 アリスが悲鳴を上げて飛び起きた。

「武力制圧とか絶対ダメ! そんなの私が一番嫌いな『悪の教団』そのものじゃん! 私はね、もっとこう……サン・ルーチャのマテオ神父さんみたいな関係がいいの! 地域のみんなに頼りにされてて、でも特別扱いじゃなくて、一緒にご飯を食べて笑い合えるような……そういう『近所の頼れるお姉ちゃん』でありたいの!」

『マテオ神父……データ照合。個体識別名「隻腕のルチャドール」。……彼の活動規模は半径500メートル以内の局所的なものです。国家規模の展開には非効率的であり、アリス個人のリソースでは全土をカバー不可能です』

「むきーッ! 効率の話じゃないんだよぉ~!」

 頭を抱えて悶えるアリス。
 古代知性体人工知能の正論と、人間の感情論。平行線をたどる議論に、ミリアも困り顔で魔導計算機電卓を弾いている。

 ……やれやれ。頼もしいけれど、不器用な子たちね。
 わたしはため息をつき、助け舟を出すことにした。

「……だったら、アリス。あなたの『理想』と、イリスの『効率』を混ぜればいいんじゃない?」

「え?」

 わたしは鉄扇を開き、テーブルの上に広げられたトヨノクニの地図を指し示した。

「あなたが全員の神様になる必要はないわ。……各地に『マテオ神父』のような、信頼できるリーダーを見つけて、その人たちに現場を任せるのよ。あなたはそれを手伝う『応援団長』でいればいい」

 わたしの言葉に、ミリアの眼鏡がキラリと光った。
 彼女の中で、点と線が繋がったようだ。

「なるほど……『フランチャイズ方式』ですね!」

「ふらんちゃいず?」

「はい! 本部(アリスさん)は理念とノウハウ、そして『タカニシキ』や『牛乳』といった資材を提供します。その代わり、各支部寺社はそれぞれの地域の特色に合わせた運営を行い、民衆をケアするのです。……これならアリスさんの負担も減りますし、地域ごとの信仰も守られます!」

『……再計算中。……肯定。中央集権型ではなく、自律分散型のネットワーク構築。……リスク分散の観点からも合理的です。さらに、各拠点を物流と通信の中継局ハブとして利用することで、V&C商会の流通コストを40%削減可能です』

 イリスも納得したようだ。
 アリスの目が、パァッと輝き出した。

「そ、それだ! それだよみんな!」

 アリスが身を乗り出し、拳を握りしめる。

「私、そういう組織を作りたい! 上から目線の『教団』じゃなくて……みんなが助け合うための『組合ギルド』みたいなやつ! 神様は『主人』じゃなくて『推し』! 信仰は『義務』じゃなくて『推し活』! みんなが楽しくて、元気になれる場所を作るの!」

 議論に熱が入ってきた。
 アリスが理想を語り、ミリアがそれをシステムに落とし込み、イリスが「では、不正を行う支部の監視プロトコルを作成します」と物騒な補足を加える。
 三者三様の視点が、一つの巨大な組織図を描き出していく。

「……ま、話はまとまったようね」

 わたしは静かに席を立った。
 ここから先は、彼女たちの領分だ。わたしがいると、どうしても「物理的解決」の案ばかり出てしまうからね。

「ほどほどにしときなさいね。……悩みすぎるよりも、動いちゃった方が意外といい結果に繋がるものよ」

「あ、レヴィちゃん? どこ行くの?」

 アリスが振り返る。

「少し、散歩よ。……城の方で、話のわかる『うつけ者』と茶でも飲んでくるわ。あなたたちの悪巧みに、ハンコをもらってきてあげる」

 わたしはひらひらと手を振り、サロンを後にした。
 背後からは、イリスの無機質な声と、アリスの楽しげな声が響いている。

『警告。アリスの提案する「握手会」のカロリー消費量が計算と合いません。……過労死リスクがあります』
「そこは気合だよイリスちゃん! アイドルの基本!」

 ……やれやれ。この国はもっと騒がしくなりそうだわ。



 オワリ城、天守閣の最上階にあるテラス。
 そこは、城下町を一望できる絶景の場所だ。
 天下人オダ・ノブナガは、高欄に腰掛け、復興が進む街並みを肴に茶を啜っていた。

「……よう、レヴィーネ。良い風が吹いておるな」

「ええ。少し、相談があるのだけれど」

 わたしはノブナガの隣に腰掛け、持参した茶菓子(ミリア試作の羊羹)を差し出した。
 ノブナガはそれを一口で放り込み、ニヤリと笑った。

「相談だと? 貴様が改まって……また山の一つでも吹き飛ばす気か?」

「失礼ね。今日は真面目な『政治』の話よ」

 わたしは単刀直入に切り出した。

「ねえノブナガ。あなた、この国の『寺社勢力』についてはどう思っているの?」

「……ほう? 藪から棒になんじゃ」

 ノブナガは片眉を上げ、茶器を置いた。その瞳が、為政者の鋭さを帯びる。

「信仰は自由だ。この国の民には祈りも必要じゃし、生きるための指針にするものがあるのとないのとでは、民の『腰の強さ』が変わってくる。……余は、民が何を信じようと構わんよ」

「……なんか難しくなったわね。そうじゃなくて……そう、例えばだけど」

 わたしは前世の記憶にある、うろ覚えの歴史知識を引っ張り出した。
 第六天魔王。神仏をも恐れぬ破壊者。そんなイメージで語りかける。

「ヒエイ山を焼き討ちしたりとか、お坊さんを皆殺しにしたりとか、そういうことをしたくなったりしない?」

「ぶふっ!」

 ノブナガが茶を吹き出した。
 彼は目を丸くしてわたしを見つめ、そして呆れたように笑った。

「な、なんじゃその物騒な発想は! ……貴様、余をなんだと思っておるのだ? 破壊神か何かか?」

「え? 違うの? 『鳴かぬなら殺してしまえ』とか言いそうだけど」

「言わんわ! ……まあ、僧兵が武装し、関所を無断で作り、民から搾取し、本人は修行もせずに寺町に屋敷を持って女色に耽るような連中は、根切りにしてやろうかと思ったことはあったがな」

 ノブナガの目が、一瞬だけ鋭く細められた。
 そこには、為政者としての冷徹な怒りがあった。

「ちょっと、そんなのが坊さん名乗っているわけ? ぶっ潰した方がいいんじゃないの?」

「いやいや焦るな。そんなもんは一部よ。じゃが、それ故に目立ったし、連中が目の上のたんこぶであったことは確かだ。救済教だの虚無宗だので、貴様も宗教の面倒くささは理解しておるじゃろ。……まぁアレは脚本家とやらの差し金だったわけだが……」

「じゃあ別に、無差別に寺を焼いて回ったりとかはしたくならない?」

「ならんわ。……仏像を焼いたところで、腹は膨れんからのう」

 ノブナガが呆れつつも、ニヤリと笑う。
 どうやら、わたしの心配は杞憂だったらしい。この世界のノブナガは、わたしが思うよりずっと理性的で、話のわかる男だ。

「……で? 本題はなんじゃ? 貴様が宗教談義をしに来たわけでもあるまい」

「ええ。実はね、うちのアリスたちが、寺社勢力を『取り込みたい』らしいのよ」

「ほう? 巫女姫殿がそのような? 近頃は当人が生き神のごとく崇められておるとの話は耳にしたが……全て抱え込むつもりか?」

「違う違う。……牛乳と給食配送の『中継地点』にしたいんですって。なんか人工知能イリスの神の眼まで交えて、悪巧みしているわ」

「物流の拠点にする、か。……ふむ」

 ノブナガが顎をさすり、感心したように頷く。

「実際、朝廷に権力が集中していた頃は、税を集めるのにそのように扱っていたこともあったな。寺社は全国津々浦々にある。それを『血管』に見立てて、物資という『血液』を流すか。……理に適っておる」

「あと、寺子屋、でしたっけ? ミリアとしては寺社を教育機関にして、子ども達に読み書きそろばんを学ばせて、将来的にはトヨノクニHDの戦力にとかも考えているらしいわ」

 わたしの説明に、ノブナガの顔がパァッと輝いた。

「面白い! 実に見事な策じゃ! 寺社を国の手足として使い、民を富ませるとはな! 『教育』こそが国力の礎。それを宗教組織に担わせるとは、アリス殿も隅に置けん!」

 彼は扇子をパンと鳴らし、身を乗り出した。

「しかし、銭はどうする? それだけの規模となれば、莫大な金がかかるぞ」

「そんなもん、ミリアがなんとかするわよ。……それに」

 わたしは鉄扇で口元を隠し、声を潜めた。

「腐った寺を『掃除』すれば、隠し財産の一つや二つ、出てくるんじゃないかしら? ……ねえ、ノブナガ。さっき言っていた『根切りにしたい連中』、まだ残っているんでしょう?」

 わたしがニヤリと笑うと、ノブナガもまた、悪戯小僧のように、しかし凶悪に笑い返した。

「はっはっは! 違いあるまい! ……そうか、貴様、それを狙っておったか!」

 ノブナガは懐から書状を取り出し、筆を走らせた。
 『天下布武』ならぬ、『天下布食』の印が押された、特例認可証だ。

「よし、許可する! 好きにせい! やってみるがよい! 真っ当な寺社はアリス殿に任せるが……腐った連中、民を食い物にする『仏敵』どもは、貴様の好きにして良いぞ」

 彼は書状をわたしに投げ渡した。

「ただし、容赦するなよ? ……仏の顔も三度までと言うが、余と貴様の顔は一度で十分じゃろうからな」

「ええ。……きっちり『教育物理的な教育』をして差し上げますわ」

 わたしは書状を受け取り、テラスを後にした。
 背中でノブナガの高笑いが響いている。

 これで、お墨付きは得た。
 あとは、アリスたちの理想を邪魔するブラックな寺社を、わたしの物理とイリスの監査で粉砕するだけだ。

 待っていなさい、生臭坊主たち。
 神罰仏罰よりも恐ろしい、科学と筋肉の鉄槌を下してあげるから。
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